プログラミングは就活で有利になる?活かせる就職先やどこまで必要か解説

この記事では、プログラミングスキルを活かせる就職先を「業界」「職種」「業種」の3つの観点からわかりやすく解説しますので、参考にしてみてください。

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1. プログラミングスキルを活かせる就職先①:業界別
プログラミングスキルは、IT企業の中だけでなく、さまざまな業界で求められる汎用性の高いスキルです。特に近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進み、業界を問わずシステム開発やデータ活用のニーズが高まっています。
そのため、エンジニアとしてのキャリアを描く際には、「どの業界で働くか」を理解しておくことが非常に重要です。同じエンジニア職でも、業界によって担当する技術領域や仕事内容、求められるスキル、働き方が大きく異なるためです。
ここでは、プログラミングスキルが特に活かしやすい主要な業界を紹介します。各業界の特徴を知ることで、自分の興味や将来像に合った就職先を見つけやすくなります。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界は、プログラムそのものを製品として提供する企業が集まる業界です。業務アプリケーションや業務効率化ツール、OS・ミドルウェア、セキュリティソフトなど、開発領域は多岐にわたります。
自社で企画〜開発〜運用まで一貫して行う企業が多く、プログラミングスキルを最大限に活かしながら、開発者としてキャリアを積みたい学生に人気の業界です。技術トレンドの変化が速いため、新しい言語・フレームワークにも積極的に触れられる環境が整っています。
企業例
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・富士通
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・日立製作所
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・NTTデータ
-
・オラクル
-
・サイボウズ
企業向けシステム、業務アプリ、金融・官公庁システム、クラウドサービスなど、多様なソフトウェアを開発する企業が含まれます。社会インフラを支える大規模システムから、業務効率化ツール、一般向けスマホアプリまで幅広く扱う企業が多くなっています。
ハードウェア業界
ハードウェア業界は、PC・スマートデバイス・家電・産業機器・半導体などの「モノ」を作る企業で構成されています。
一見するとプログラミングとは関係が薄いように見えますが、実は多くの企業が組み込みソフトウェアや制御プログラムを自社で開発しており、C言語・C++・Python などを使った低レイヤー開発のニーズが高い業界です。
動作の高速化、機器の自動化、通信制御など、ハードとソフトの両方に関わる開発ができるため、「モノづくり×プログラミング」を実現したい人に適しています。
企業例
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・ソニー
-
・パナソニック
-
・シャープ
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・東芝
PC・スマホ・家電・半導体などの機器を製造する企業が中心です。機器と連動する組み込みソフトの開発も多く、ハードとソフトの両面に強い企業が多い業界です。
Web・インターネット業界
Web・インターネット業界は、Webサービスやスマホアプリ、SNS、オンライン広告、クラウドサービスなど、インターネットを基盤としたサービスを提供する企業が中心です。
ユーザーが直接利用するサービスの開発が多いため、フロントエンドからバックエンド、アプリ開発、インフラ構築まで幅広いスキルが活かせます。
開発スピードが早く、少人数チームでサービスを改善していく文化が強いため、最新技術に触れたい・サービスを育てたい・裁量を持って働きたい学生に向いています。
企業例
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・楽天
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・LINEヤフー
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・サイバーエージェント
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・メルカリ
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・クックパッド
Webサービス、アプリ、広告プラットフォーム、ECサイト、SNSなど、ユーザー向けのオンラインサービスを提供する企業が中心となっています。フロントエンド・バックエンド両方の開発が多く、デザインやマーケティング部門と連携して仕事をすることも多くなっています。
通信・インフラ業界
通信・インフラ業界は、ネットワーク・回線・クラウド基盤など、社会のインフラを支える企業で構成されています。
大規模なネットワークを安定して運用するためには、監視システムや自動化ツールの開発が欠かせず、プログラミングスキルは非常に重要です。
高度なセキュリティ・可用性・耐障害性が求められるため、ITインフラの根幹を支える仕事をしたい人に向いている業界です。社会貢献性も高く、景気に左右されにくい安定感があります。
企業例
-
・NTTドコモ
-
・KDDI
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・ソフトバンク
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・さくらインターネット
ネットワーク回線、サーバー、データセンター、クラウド基盤などITの土台となるインフラを提供する企業です。ネットワーク技術・サーバー運用・セキュリティなどの知識が重要になります。
情報処理サービス業界
情報処理サービス業界は、企業の依頼を受けてシステムを開発するSIer(エスアイヤー)や、ITコンサルティング企業、SES企業などが含まれます。
企業の課題をヒアリングし、その解決のためにシステムを設計・実装・運用するため、技術スキルだけでなくコミュニケーション力や提案力も求められます。
扱うプロジェクトは金融・公共・医療・製造など多岐にわたり、プログラミングを通じて幅広い業界のシステムに関われることが強みです。
企業例
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・TIS
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・SCSK
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・NECソリューションイノベータ
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・富士ソフト
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・オージス総研
企業や自治体に対して、システム開発・運用・保守などを請け負う、いわゆるSIerと呼ばれる企業がここに該当します。顧客の課題をヒアリングし、要件定義から設計・開発・テストまで一連の工程に関わることが特徴です。
IT業界以外の就職先
プログラミングスキルは、IT企業以外でも幅広く求められています。製造業では IoT 化・自動化が進み、金融業ではデータ分析やリスク管理システム、流通業では物流最適化システムなど、企業独自のシステム運用は必須になっています。
そのため、社内システムエンジニア(社内SE)、データ分析担当、RPA 推進、マーケティング部門などでプログラミングスキルを活かすことが可能です。
「IT企業以外で働きたいけれど、プログラミングも活かしたい」という学生にとって、有力な選択肢となる領域です。
企業例
近年、さまざまな業界や企業でIT人材は求められています。例えば、
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・トヨタ(製造 × IT活用)
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・三菱UFJ銀行(金融 × システム開発・データ分析)
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・イオン(小売 × ECシステム・POS改善)
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・ANA(航空 × 業務システム・運行管理IT)
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・各省庁・自治体(公共 × デジタル化推進)
といった、製造・金融・小売・物流・航空・官公庁など、特に業界業種に制限はありません。サービスそのものはITサービスではないものの、DX推進・システム部門・データ分析部門でプログラミングスキルを必要とする企業も増えてきています。
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2. プログラミングスキルを活かせる就職先②:職種別
プログラミングスキルを活かせる職種は数多くあります。ここでは、代表的職種と求められるスキルについても紹介していきますので、どのようなIT人材を目指すか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
関連記事:【徹底解説】IT業界にある18職種ごとの年収やキャリアパス、辛いことを紹介
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリの画面部分の開発を担当します。HTML/CSS/JavaScript を使ってユーザーが操作する部分を形にしていくため、デザインやUIに関心がある人にとって魅力的な仕事です。
視覚的な表現やアニメーションに興味があり、ユーザーにとって使いやすい画面を追求したい人に向いています。また、新しい技術の登場が早い分野でもあるので、最新のトレンドをキャッチアップするのが好きな人にも適した職種です。
関連記事:フロントエンドエンジニアに新卒でなれる?なる方法や必要な知識を紹介
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、ログイン機能やデータ処理、決済、APIなど、サービスの裏側の仕組みを開発する役割を担います。複雑なロジックを考えたり、データベース設計を行ったり、安定した動作を実現するための調整を行うため、論理的な思考が得意な人に向いています。
また、表には見えない部分をしっかりと作り込み、堅牢で安全なシステムを構築することにやりがいを感じるタイプの人にも適しています。
関連記事:バックエンドエンジニアとは?仕事内容・必要スキルと効果的な就活対策を紹介
WEBエンジニア
WEBエンジニアは、Webサービスの開発全般を担当し、フロントエンド・バックエンドの両方に関わるケースが多い職種です。サービス全体を通して技術を身につけたい人や、幅広い領域を経験したいと考える人に向いています。
仕様変更や改善をスピーディーに行う現場も多いため、柔軟に動ける人や、サービスを育てることに楽しさを感じる人に適した仕事です。
関連記事:WEBエンジニアとは?仕事内容ややりがい、向いている人の特徴を解説
プログラマー
プログラマーは、設計書をもとに実際に動くプログラムを作成することに特化した職種です。コードを書くことが中心のため、プログラミングが純粋に好きな人に向いています。
細かい修正を丁寧に積み重ねたり、バグを地道に追いかけたりすることが多いため、集中して作業するのが得意な人や、コツコツと技術を磨いていきたい人に適した仕事です。エンジニアとしての基礎をしっかり固めたい人にも向いています。
関連記事:新卒がプログラマーになるには?後悔しない方法と就活に向けてやりたいこと
システムエンジニア
システムエンジニアは、クライアントの要望を聞き取り、「どんなシステムを作るか」を決める上流工程を担う職種です。設計書の作成やチーム管理も行うため、コミュニケーション力や調整力が求められます。
技術に加えて、顧客と関係性を築きながらプロジェクトを推進したい人、全体を俯瞰してシステムを考えることが好きな人に適しています。開発だけでなく、仕事の幅を広げたい人にも向いている職種です。
関連記事:SEの業務内容とは | 勤務形態や有利な資格などについて解説
社内SE
社内SEは、自社内で使われるシステムやネットワークを管理・改善するポジションです。開発業務が中心の企業もあれば、運用・保守がメインの企業もありますが、いずれも社内の課題に向き合い、ITを使った改善を進めていく点が特徴です。
人と関わりながら業務効率化を推進することに興味がある人や、外部ではなく自社の業務を深く理解しながら働きたい人に向いています。派手さはないものの、会社を内部から支える重要な役割です。
関連記事:新卒で社内SEはやめた方がいい?難しい理由と就活での対策を解説
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーはシステム開発プロジェクト全体を管理する役割で、予算・進捗・品質・メンバーを統括するポジションです。開発の実装自体を担うわけではありませんが、技術への理解やエンジニアとのコミュニケーション能力が必須になります。
プロジェクト全体の計画設計、リスク管理、クライアント折衝など多面的な調整力が必要で、経験を積んだエンジニアがキャリアアップとして目指すことが多い職種です。
関連記事:プロジェクトマネージャーとは?仕事内容・必要スキルと未経験から目指す方法
AIエンジニア
AIエンジニアは、機械学習・深層学習などの技術を用いてAIモデルの設計や開発を行う、近年注目を集めている職種です。データの前処理や特徴量設計、アルゴリズム選定、モデルの学習・評価など人工知能に関する専門的なスキルが求められます。
使う言語はPythonをはじめ、TensorFlowやPyTorchといったフレームワークを扱うことが多い職種です。AIサービスの需要が高まっているため多くの企業で重宝される一方、数学・統計・プログラミングの知識が必要なため難易度は高めです。
新卒で目指す場合は、研究経験やAI関連のポートフォリオがあると評価されやすくなります。
関連記事:新卒でAIエンジニアになるには?AIエンジニアの仕事内容も解説
インフラエンジニア
インフラエンジニアはサーバー・ネットワーク・クラウド環境など、システムが動作する基盤を構築・運用する職種です。ユーザーからは見えないものの、ITサービスを安定して提供するために欠かせない存在です。
Linuxサーバーの操作やネットワーク設定、クラウド(AWS・GCP・Azure)の構築、保守運用などが業務の中心となっています。プログラミングよりも環境構築や設定作業が多いですが、スクリプト言語(ShellやPython)を用いた自動化仕様の開発も行います。
新卒でも需要が高く、インフラ専門の研修を用意する企業も多いため、未経験から挑戦しやすい職種のひとつです。
関連記事:インフラエンジニアの仕事とは?必要な資格や向いている人についても解説
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、企業が扱う大量のデータを安全・効率的に管理するためのデータベースの設計・運用を行う職種です。SQLを使ったデータ操作や、データ構造の最適化、バックアップや障害復旧などを担当します。
データベースシステムの性能改善を行うこともあり、高度な専門性が求められます。特にこの職種のある企業は大量のデータを扱う大手企業になっており、扱うデータ量も多く大変やりがいのある仕事です。
扱う技術はMySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Serverなど多岐にわたります。ユーザーには見えませんが、システム全体の安定性に直結する重要な役割で、新卒でも基礎知識があれば採用されるケースがあります。
関連記事:データベースエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性について解説
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業内ネットワークやインターネット接続環境を設計・運用する職種です。ルーターやスイッチなどの機器を扱い、通信が安定して行えるよう構成します。
セキュリティ対策やトラブル対応も業務に含まれ、技術的な理解と冷静な判断力が求められます。ネットワーク関連ではCisco製品を扱う企業が多くなっており、CCNAなどの資格が評価される傾向にあります。サービスの裏側を支えるためユーザーからは見えませんが、あらゆるITサービスの基盤となる重要な職種であり、新卒でも配属されるケースのある職種です。
関連記事:ネットワークエンジニアに新卒でなる方法|企業選びのポイントまで解説
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、企業のシステムが不正アクセスやウイルスなどの攻撃から守られるよう、脆弱性診断やセキュリティ設計を行う専門職です。万が一情報漏洩が起これば企業の信頼を大きく損なうため、極めて重要な役割を担います。
ネットワークやOS、アプリケーションの構造を深く理解する必要があり、セキュリティの最新トレンドを追う姿勢も欠かせません。近年はサイバー攻撃の高度化により需要が急増しており、専門性の高い人気職種のひとつです。新卒で配属された場合は、セキュリティ部門の研修から少しずつ知見をつけていき、徐々に企業のセキュリティ全般やネットワークの保守運用へとキャリアを伸ばしていくケースが多くなっています。
関連記事:セキュリティエンジニアに新卒でなるには?必要なスキルや向いている人の特徴
データサイエンティスト
データサイエンティストは、企業が保有するデータを分析し、ビジネス上の意思決定や課題解決に活かす職種です。統計学・機械学習・プログラミング(主にPythonやR)を用いてデータを解析し、売上予測や顧客分析などを行います。
分析結果をわかりやすく可視化し、経営層やマーケティング部門にわかりやすく提案する役割も担うため、論理的思考力やコミュニケーション力も重要です。
高度な専門職ですが、新卒でも数学・統計・プログラミングの基礎があればポテンシャル採用されるケースも増えています。
関連記事:新卒からデータサイエンティストになれる?未経験でも目指せる理由
Webデザイナー
Webデザイナーは、顧客からの要望に沿ってWebサイトのデザインを行う職種です。フロントエンドエンジニアとは異なり、デザインに特化しているのがWebデザイナーの特徴です。
Webサイトの見た目や配色だけでなく、ユーザーの利便性や運用後の情報追加・更新のしやすさなども考えてデザインを考えます。Webデザイナーになるには、Webサイト開発に使用されるHTML・CSS・JavaScriptなどの言語スキルが必要です。
これらは、プログラミング未経験者も比較的学びやすい言語とされています。プログラミングスキル以外にも、顧客の要望を形にするデザイン力や企画力も求められますが、Webデザイナーは文系の就活生も目指しやすい職種といえるでしょう。
関連記事:Webデザイナーへの就職は厳しい?仕事内容や7つの必要なスキルを解説
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3. プログラミングスキルを活かせる就職先③:業種別
一口にIT系の企業に就職すると言っても、職種とは別で、業務形態や仕事の受注形態によって企業は分類できます。具体的には、IT系の企業は「自社開発」「受託開発」「SES」の3つに大別でき、それぞれの特徴も把握しておくと、就職先を検討しやすくなるはずです。
自社開発
自社開発企業はその名の通り、自社で運営するサービスやアプリケーションなどを開発しています。
市場のニーズなどを踏まえて1からサービスを開発するのが最大の特徴で、自社開発企業では社内で担当が分けられ、工程ごとに各部署が連携してサービスを開発する流れです。
自社開発企業には、誰もが知っている認知度の高い有力企業・サービスもあれば、ベンチャーがBtoB向けに立ち上げたサービスなど、規模はさまざまです。
規模感の違いはありますが、各種Webサービスを提供する会社を総称して「Web系企業」と呼ぶこともあるので覚えておきましょう。
なお、自社開発企業はクライアントの要望をもとにサービスを開発するものではないため、納期に追われにくいという特徴もあります。
関連記事:新卒で自社開発のIT企業に就職できる?就活対策からスケジュールまでわかりやすく解説
受託開発
受託開発企業は、クライアントの要望をもとにシステムを自社内で開発して納品する業務形態の企業です。
発注者である企業や自治体などから依頼を受け、アプリケーションや社内システムなどの制作を請け負い、期限までに納品します。開発するサービスによっては複数の企業に業務を下請けに出し、数百人規模で開発に臨むケースもあります。
エンジニアの就職先にはさまざまな企業・職種があるものの、受託開発会社は間口が広いため、新卒の就職先として候補に挙がりやすいのが特徴の一つです。受託開発のなかでも、企業向けシステムを開発する会社(SIer:システムインテグレーター)は比較的人気を集めています。
新卒でITエンジニアを目指す際は、受託開発企業か後述するSESがおすすめです。
関連記事:受託開発とSESの違いとは?エンジニアが働くメリット・デメリットを解説
SES
SESは「System Engineering Service」の略で、客先常駐とも呼ばれる業務形態です。
所属する企業からクライアントの企業に派遣され、システム開発業務に携わります。SESは都度さまざまな案件に参加できる働き方で、依頼を受けた企業などへ出向き、開発の一部を担当したり、サポートしたりするポジションで仕事をします。
さまざまな案件やポジションを経験できる反面、作業環境や労働条件が不安定な場合もあるため、この点は注意が必要です。SESも新卒からITエンジニアを目指しやすいため、選択肢として入れておいて損はないでしょう。
関連記事:SESとは?仕事内容や年収、派遣やSIerとの違いを解説
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4. プログラミングが就活で有利になるのはなぜ?
就活生がプログラミングを学ぶべき理由を7つ解説します。就活を有利に進めたいと考えている人は、積極的にプログラミングを学びましょう。
IT人材は人手が不足しており需要が高いから
技術革新や世の中が便利になっていくスピードは目覚ましく、その背景にはプログラミングスキルが大きく貢献しています。プログラミングスキルを持つ人材への需要は非常に高く、IT業界や市場の規模は今後も拡大していくでしょう。
そして、日本社会では深刻なIT人材の不足が問題視されています。「IT人材需給に関する調査(20p)」によると、IT人材は2023年時点で約33.7万人不足しており、2030年には最大で79万人不足するようです。
このような状況から、ITスキルを持つ人材の価値は非常に高く、企業はスキルを持つ人材の積極的な採用を進めています。さらに、現在IT化が進んでいない業界におけるIT化の動きも加速する見込みであることから、プログラミングは業界や企業を問わず欠かせないスキルと言えるのです。
プログラミング以外の能力も身に付くから
プログラミングを学ぶと、言語自体の習得だけでなく、以下を中心にさまざまな能力が身につきます。
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・問題解決力
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・論理的思考力
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・アイデアを形にする力
プログラミングは、コードが一文字でも間違っているとエラーが発生し、思い通りの挙動をしてくれません。エラーを解消する過程で、原因に対する仮説検証や、エラーを防ぐためのコーディングをどのようにすべきかなどを考えるため、自然と問題解決力や論理的思考力が養われるのです。
また、プログラミングスキルを身につけることで、「もっと効率的に業務を進めたい」「こんな機能があれば便利なのに」など、自分が考えたアイデアを形にすることも可能になります。
プログラミング学習を通して培われるこれらの能力は、就活でアピールできるだけでなく、一人のビジネスパーソンとして、就職後の仕事に役立てられるでしょう。
具体的な成果をアピールしやすいから
プログラミングは、目に見える成果を形として示しやすいスキルです。自作のアプリやWebサイト、開発したツールなどをポートフォリオとして提示すれば、「自分がどんなことをできるか」を採用担当者に分かりやすく伝えることができます。
また、GitHubなどのコード共有サービスを活用すれば、コードの品質や取り組み姿勢をアピールすることも可能です。自己PRだけでなく、実際の成果物として技術力を示せる点が、他の学生との差別化につながります。
関連記事:GitHubとは?エンジニア必須のツールGithubはこれを読めばまず安心
将来のキャリアが広がるから
プログラミングスキルを学べば、取り得るキャリアの選択肢は相当広がります。
プログラミングを扱う職種は多岐にわたり、業界や扱う製品・サービス・業態などは異なったとしても、根底にあるスキルさえあれば就職は十分可能です。広い視野で就活を進めれば、内定獲得の確率も上げられるでしょう。
就職後に関しても、自身の適性に合わせてキャリアチェンジしたり、専門性を高めて希少性の高い人材を目指したりできるため、ほかの仕事に比べて活躍の幅は広い傾向です。
なお、総務省による「令和5年度版情報通信白書(74p)」では、2021年の情報通信産業(IT業界)の名目国内生産額は、不動産、商業に次いで約52兆7,000億円と報告されています。
今後、IT技術はあらゆる業界と結びついてさらなる発展を遂げると予測されており、プログラミングスキルを持つ人材の活躍の場はますます増加するでしょう。その分、多様なキャリアを歩めることが期待できるのです。
開発経験をそのまま仕事に活かせるから
プログラミング学習で身についた知識やスキルは、実際の開発現場でもそのまま活用できる点も大きな強みです。Webアプリの制作やインターンを通じたチーム開発の経験などは、企業が求める実務に非常に近く、即戦力として評価されやすくなります。
また、自分で作ったサービスやアプリがある場合、その開発過程・工夫点・改善ポイントを具体的に説明できるため、面接での説得力も向上します。学習経験がそのまま実務の準備になるため、未経験でもポテンシャルがあるとみなされて採用されやすく、就活を有利に進められる可能性があがります。
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5. 文系・未経験でもプログラミングを学んで就活は可能?
文系・未経験の学生でもプログラミングを学んで就活をし、内定を獲得することは十分可能です。ここでは、その理由や実際にどういった勉強方法があるのかを解説していくので参考にしてみてください。
文系・未経験でもプログラミングを学べばエンジニアとして内定は取れる
文系・未経験であっても、プログラミングを学べばエンジニアとして内定を獲得することは十分に可能です。多くの企業では新卒学生に対して、技術力よりも論理的思考力、学習意欲といったポテンシャル面を重視しており、適切な学習を積めば文系学生でも問題なく評価されます。
特にエンジニアは人手不足が続いているため、未経験からチャレンジできる採用枠も多く、実際に文系からエンジニアとして活躍する社会人も年々増えています。
重要なのは、どれだけ学んだかがわかるポートフォリオを用意することです。実際に動くアプリやサイトを作り、開発プロセスや工夫した点を説明できれば、未経験でも強い説得力を持って選考を進められるでしょう。
プログラミングを学ぶ方法
プログラミングを学ぶ方法は本やWebサイト、動画などいくつかありますが、自分の状況や目的に合わせて選ぶことが大切です。
最も手軽に始められるのが、Progateやドットインストールといったオンライン学習サービスです。基礎文法の習得や簡単なアプリ開発であれば、これらのサービスを活用すればすぐにできるようになるでしょう。
より体系的に学びたい場合は、プログラミングスクールの利用も有効です。現役エンジニアのサポートやカリキュラムが整っており、短期間で実践的なスキルを身につけやすい点が魅力です。
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6. 就活でプログラミングスキルはどこまで必要?
続いて、就活でどのくらいのレベルのプログラミングスキルが必要なのかをみていきましょう。
企業が最低限できて欲しいと求めるライン
新卒採用において、最低限これだけはできてほしいと企業が期待するレベルは実はそれほど高くありません。多くの企業は入社後の研修を前提としているため、完璧なコーディング力よりも基礎文法の理解と自力で簡単なプログラムを書けることを求めています。
例えば
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・「変数」「条件分岐」「ループ」「関数」といった基本構文を理解しているか
-
・エラーが出たときに自分で調べながら原因を特定できるか
-
・Gitなどのバージョン管理や簡単なフレームワークに触れた経験があるか
-
・ライブラリやフレームワークを使って開発経験があるか
といった点が見られることが多く、これら全てを満たしていれば現場でもスムーズに実務へ移行しやすく評価されやすいです。
企業が重視するのは、知識量よりも自走できる学習姿勢とITへの興味関心なので、未経験や文系であっても積極的に成長していく姿勢を示せれば、選考で好印象を残すことができます。
選考を突破するために必要なレベル
選考を突破するためには、基礎知識に加えて、アウトプットとして形にした経験を示せるかどうかが大きなポイントです。企業は応募者がどれほど実践的にプログラミングを扱えるかを確認するため、ポートフォリオや制作物の有無を重視する傾向があります。
Webアプリ、簡単なサイト、自動化スクリプトなど、規模は小さくてもよいので自分やチームで考えて作ったものがあると、技術的理解力が具体的に伝わり、内定に大きく近づきます。
なお、面接では「どんな課題があって、どう調べて、どのように解決したか」というプロセスが重視されるため、成果だけでなく学習の過程も語れるように準備しておくことが重要です。
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7. プログラミングスキルを就活でアピールするコツ
IT業界では、スキルをどのように「見せるか」が重要です。たとえ高い技術力を持っていても、それをうまく伝えられなければ評価されません。この章では、プログラミングスキルを就職活動で効果的にアピールする方法を紹介します。ポートフォリオの作成や資格の取得、自己PR文の工夫など、今から取り組める方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、自分のスキルや取り組みを視覚的に伝える手段です。特に開発経験が少ない学生にとって、完成度の高いポートフォリオはスキルを証明する重要な材料となります。企業側も実績を確認できるため、選考時の判断材料として高く評価されることがあります。
関連記事:就活におけるポートフォリオの作り方は?構成やテンプレ、注意点も解説
学生が作るべきポートフォリオのポイント
学生の場合、チーム開発の経験がなくても、自主的に作成したWebサイトやアプリなどをまとめることができれば十分です。見た目の完成度だけでなく、「なぜ作ったのか」「どういう技術を使ったのか」といった背景もあわせて記載するとより伝わりやすくなります。
社会人が実務経験を活かして作る方法
実務経験がある場合は、過去に担当した案件の中から公開できる範囲の実績を整理して載せるとよいでしょう。「プロジェクトの目的」「自分の役割」「使った技術」の3点を明記することで、即戦力としてのアピールにつながります。GitHubなどのコード共有サービスを活用することも効果的です。
資格を取得する
資格は、一定の知識やスキルを客観的に証明する手段として非常に有効です。とくにIT業界では、初心者向けから上級者向けまで幅広い資格があり、自分のレベルに応じて取得することで成長意欲をアピールできます。ここでは、初心者〜上級者向けのおすすめの資格を紹介します。
初心者向けの資格
ITパスポートや基本情報技術者試験などの資格は、ITの基礎知識を身につけていることを示す材料になります。プログラミング未経験でも比較的取り組みやすく、IT業界を目指す第一歩としておすすめです。
関連記事:ITパスポートの勉強方法は?初心者でも独学で合格するためのコツ
関連記事:IT資格おすすめランキングTOP10!就活に役立つ初心者向け資格と注意点
上級者向け資格
すでにある程度のIT知識を持っている人なら、応用情報技術者試験やネットワークスペシャリスト試験などがおすすめです。これらの資格はより専門的な知識を問われる試験なので、取得していることでスキルの深さだけでなく、地道な努力や継続的な学習力も伝えることができます。インフラ系やセキュリティ分野を志望する方にも適しています。
自己PRや志望動機でスキルを強調する
どれだけスキルを持っていても、書類や面接でアピールできなければ意味がありません。自己PRや志望動機の中に、どんなスキルをどのように活かしたいかを具体的に盛り込むことで、説得力のある内容になります。経験が浅くても、学習の過程や今後の目標を交えて語ると、前向きな印象を与えられます。
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8. 就活や就職後に役立つプログラミング言語
ここでは、数あるプログラミング言語のなかでも、就活生に特におすすめな言語を4つ紹介します。これからプログラミングを学習する予定の人は、このなかから、自身の適性や将来のビジョンを踏まえて選ぶとよいでしょう。
Java
Javaは動作環境に依存せずに開発できる汎用性の高さから、多くの企業で採用されている人気のプログラミング言語です。
業務システムやWebアプリケーション、Androidアプリの開発などを中心に、さまざまな開発に用いられています。
なお、Javaを習得するにはオブジェクト指向というプログラミング独特の概念を理解する必要があり、難易度は決して低くはありません。しかし、Javaを使用できるITエンジニアの求人数は非常に多いため、習得すれば就活で有利になるでしょう。
なお、プログラミング未経験の就活生のなかには、JavaとJavaScriptを混同してしまう人もいますが、まったくの別物なので気をつけてください。
関連記事:学生向け|Javaとは?就職で役立つ特徴や活用事例をチェック
PHP
PHPは、動的にWebページを生成したり、サーバーサイドでデータを扱った処理をしたりする際に用いられるプログラミング言語です。
WebサービスやWebアプリ開発に特化した言語とされていますが、業務システムやゲーム開発に使用されることもあります。構文がシンプルなことに加え、書いたプログラムをすぐに実行でき動作確認しやすいという特徴があり、人気が高い言語です。
数あるプログラミング言語のなかでも、PHPの習得難易度は低いとされています。学ぶための書籍や参考となる情報も豊富にあるため、これからプログラミングを学ぶ就活生でも取り組みやすい言語といえるでしょう。
バックエンドエンジニアとして活躍したい人は、PHPの学習が特におすすめです。
関連記事:学生向け!PHPを使ってできることや学習方法を徹底解説
Python
Pythonは、アプリケーション開発やAI・人工知能、データ解析などさまざまな用途に使用できるプログラミング言語です。
シンプルなコードで、先進的かつ高度な技術を扱えるため、世界的に高い人気を誇ります。
特に、AIや機械学習といった最新技術は近年急速に拡大しており、Pythonを使用できるITエンジニアの需要はますます拡大する見込みです。習得の難易度は中級レベルですが、身につければ就活を有利に進められるでしょう。エンジニアやプログラマーだけでなく、データサイエンティストやマーケティングなど、目指せる職種の幅も広がります。
関連記事:Pythonとは?Pythonの特徴や基礎構文について解説
Ruby
Rubyは日本で開発されたプログラミング言語です。
シンプルなコードで多様な機能を実現でき、ECサイトやSNSの構築、Webアプリケーションの開発など、おもにWeb系システムの開発に使用されています。
ベンチャーやスタートアップの自社開発企業ではRubyで開発するケースも多いため、スキルを磨けば即戦力として活躍できるでしょう。
汎用性があり需要の高い言語ですが、習得難易度は比較的低いのが特徴的です。また、外国で開発されたほかのプログラミング言語と比較すると日本語のドキュメントが多く、参考書籍も多数発行されているため、学びやすさの観点からもおすすめです。
関連記事:【Ruby入門】Rubyでできることから基礎文法、初心者におすすめの学習方法まで
C#
C#は、マイクロソフトが開発したプログラミング言語で、主にWindowsアプリケーションやWebサービスの開発に使われています。文法が整っていて読みやすく、初心者でも比較的習得しやすいのが特徴です。
C#が就活や就職後に役立つ理由は、業務システムや企業向けアプリケーションの開発に広く使われているからです。業務用アプリケーション開発や、Unityを使ったゲーム開発などの場面で活用されます。
また、企業の中には、既存の社内システムをC#で開発・運用しているところも多く、習得しておくと配属後すぐに活躍できる可能性があります。とくにSIer(システムインテグレーター)や受託開発の企業を志望する場合には、評価されやすい言語です。ゲーム業界を目指す人にもおすすめです。
関連記事:C#とは?C言語との違いやメリット、将来性について学生向けに解説!
案件・求人の多いプログラミング言語トップ3
上記4つのプログラミング言語は、学習のハードルや需要の高さなどから紹介していますが、実際に求人情報・案件として募集されているのはどのような言語が多いのか気になる人もいるでしょう。
レバテックフリーランスによる調査結果によると、レバテックが保有する案件データをもとに算出した案件数の多い言語トップ3は以下の通りでした。
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・1位:Java(5,564件)
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・2位:JavaScript(3,902件)
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・3位:PHP(2,836件)
Rubyは第5位、Pythonは第6位という結果で、求人数は比較的多いことが分かります。これからプログラミングを学習したいと考えている人は、これらをもとに検討してみてください。
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9. まとめ
学生のうちにプログラミングを学ぶことで、職種の選択肢が増えるだけでなく、問題解決能力や論理的思考力など、就活でアピールできるさまざまなスキルも身につけられます。
国内ではIT人材の需要が高まり続けているため、文系理系を問わず、プログラミングスキルを備える人材を積極的に採用する企業は増加傾向です。
就活を有利に進めたい人は、本記事で紹介したおすすめのプログラミング言語のどれかから学習を開始して、適性を判断することから始めてみましょう。
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