Webデザイナーとして就職するには?仕事内容や適性、必要なスキルとは

Webデザイナーとして就職するには?仕事内容や適性、必要なスキルとは
デザインやモノづくりが好きという学生のなかには、将来的にWebデザイナーとして就職したいと考えている方も多いのではないでしょうか。では、具体的にWebデザイナーとはどのような仕事内容で、どんな人が向いているのか。この記事では、必要なスキルや学生のうちに準備しておくことは何なのか、といったことからはじめ、Webデザイナーとして就職したい方が知っておくべき情報を解説します。

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1.Webデザイナーとは

Webデザイナーとはどのような職種なのでしょうか。具体的な仕事内容や年収について解説します。

Webデザイナーの仕事内容

Webサイトの制作に関わる一連の業務がWebデザイナーの主な仕事内容です。具体的には、どのようなWebサイトを作成したいのかというクライアントなどからの要望を整理すること、その要望を元にワイヤーフレームという設計図の作成をすること、そして実際のデザインやコーディングなどの作業が該当します。

職場によって、クライアントから依頼を受けてWebサイトを制作することもあれば、メーカーなどに所属して自社のWebサイトの制作・運用を担当する場合もあります。いずれの場合でも、Webサイトを通してクライアントや自社の売上の向上、ユーザーからの問い合わせの増加を目的にデザインを行います。

Webデザイナーの年収

レバテックキャリアの募集を確認すると、Webデザイナーの平均年収は約300〜400万円であることが分かります。国税庁の発表(※)によると、日本全体の平均年収は467万円であると言われているため、日本全体の平均年収よりやや低い水準ではありますが、スキルや経験値によって年収を上げていくことも可能です。

またキャリアパスとして、将来的により年収の高いWebディレクターやフロントエンドエンジニアなどを目指すこともできます。

※参考:国税庁「1年を通じて勤務した給与所得者」

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2.webデザイナーとして就職するのは厳しいって本当?

Webサービスやアプリなどが普及するのにあわせて需要も高まってきているWebデザイナーですが、Webデザイナーとして就職するのはハードルが高い、または就職できたとしても続けていくのは厳しいという声もあるようです。それはいったい本当なのでしょうか?

未経験での正社員就職は難しい

Webデザイナーとして働くといっても、正社員から副業としてクラウドワーカー的な働き方までさまざまです。そのなかで、未経験から正社員でWebデザイナーになることはなかなか難しいようです。

理由としては、Webデザイナーを求めている企業は基本的には即戦力で活躍してくれる人材を求めており、未経験から育成していく体制や時間を確保できないケースが多いからです。インターンやクラウドソーシングなど、小さくても実務経験がある人の方が就職はしやすくなるといえるでしょう。

残業時間が長くなりやすい

また、Webデザイナーとして就職できたとしても、思っていたよりも大変だということでやめていく人もいるようです。制作会社などに勤務する場合、クライアントから依頼を受けてデザインを制作することになりますが、依頼されてから締め切りまでの期間が短い場合や、クライアントから何度も差し戻しがくる場合などは深夜・休日を問わず作業に追われる……ということも少なくはありません。

特に、Webデザイナーとしての経験が浅いうちは一つの案件に対してかかる時間も長くなりやすく、必然的に残業が増えていわゆるブラックな働き方になってしまうこともあるようです。

華やか、おしゃれそう、といったイメージだけでなく、働き方としてハードな側面もあることも理解したうえで就職しておかないと、後々後悔することになるため注意しておきましょう。

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3.Webデザイナーの主な就職先

Webデザイナーとして就職する際の主な就職先は、大きく分けて次のようなものがあります。

Web制作会社

Web制作会社は、クライアント先の企業からWebサイト・サービスの制作依頼を受けて、その要望通りの成果物を納品する会社です。Webデザイナーの代表的な就職先であると言われています。

上記で説明した通り、Web制作会社に勤めるWebデザイナーはクライアントから聞き出した要望を整理した設計図を制作し、それを元にデザインやコーディングをするという業務を担当します。ベンチャーから大企業まで、様々な規模や業界の会社のデザインに関わることで幅広いスキルを磨くことができるという魅力があります。

アプリ制作会社

アプリ制作会社は、クライアントの売上向上や課題解決を目的としたスマホ・タブレット上で利用されるアプリケーションの開発と納品を行う会社です。Webデザイナーの作業工程は、Web制作会社のWebデザイナーとほぼ同じ流れになります。

一般の事業会社(インハウスデザイナー)

「インハウスデザイナー」と呼ばれる、一般の事業会社に勤めるWebデザイナーも存在します。インハウスデザイナーは自社のWebサイト制作・運用、また社内で利用するWebサービスの開発などを行います。

Web制作会社やアプリ制作会社のように、様々な案件に関わることはできませんが、一つのWebサイト・サービスを長い時間手掛けることができるというメリットがあります。特定の商品・サービスや業界のデザインを追求したいという人に向いていると言えるでしょう。

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4.Webデザイナーに向いている人の特徴

Webデザイナーに適性があるのはどのような人なのでしょうか? 就職後のミスマッチを防ぐためにも、Webデザイナーに向いている人の特徴を知っておくようにしましょう。

こだわりが強すぎない

Webデザイナーの主な仕事内容はデザインをすることですが、決して画家のようなアーティストではありません。つまり、あくまでもクライアントなどが求めているものを制作する仕事であるということです。

一切のこだわりを捨て去る必要はありませんが、原則として相手の要望に沿った成果物を作成できる柔軟性が求められます。

コーディングに苦手意識がない

Webデザイナーはデザインに限らず、HTMLやCSSを用いたコーディングも業務の一部になります。デザインだけしたい、コーディングはしたくない、ということだと仕事の幅が狭くなってしまうため、Webデザイナーになるのであればコーディングは避けては通れない道です。

集中力と地道な作業を要求されるコーディングに苦手意識がある人は、Webデザイナーにあまり向いていないと言えるでしょう。

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求められているものを聞き出す力がある

クライアントが求めているものを制作するのがWebデザイナーの仕事だということは先ほどもお伝えした通りですが、クライアントはデザインに詳しくない場合がほとんどであり、「なんとなくこんな感じ」といった抽象的なオーダーがくるケースも珍しくはありません。

そうしたときに、クライアントが考えているイメージを言語化・視覚化しながら、求められているものと実際の制作物のイメージをすり合わせていくことがWebデザイナーには求められます。相手の言葉をそのまま受け取って作るのではなく、本当に求めているのは何か?といったことをしっかりヒアリングする能力もWebデザイナーには必要です。

流行や新しいものへのアンテナが高い

Webデザインの世界ではその時々で流行があり、「今っぽいデザインはどのようなものなのか?」「最近人気のデザインは?」など常に新たな情報へのアンテナを立てておく必要があります。流行り廃りがある分、少し前までは人気だったデザインからアップデートができていないと「古い、昔っぽい」などの印象をもたれてしまいます。

常に引き出しを増やし、アップデートし続けられるような流行への敏感さ・好奇心などを持ち合わせている人がWebデザイナーに向いていると言えるでしょう。

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5.Webデザイナーとして就職するために必要なスキル

続いて、Webデザイナーとして就職するのであれば必要になってくるスキルをご紹介します。

デザイン力

まず必須なのはデザイン力です。デザイン力というとかなり幅広い言い方になってしまいますが、配色やフォント選び、伝えたい情報に優先順位をつけて整理する力などが総合的に求められます。

また、Webサイトやアプリなど使う人がいるようなデザインの場合は、ユーザーが使うのに迷わないか、よりよい体験につながるかといったUIUX的なスキルも必要です。

デザインツールを扱える知識・スキル

Webデザインの現場で使われる、PhotoshopやIllustratorなどのAdobe Creative Suiteといったデザインツールに関する知識やスキルも必要です。アナログでのデザイン力があったとしても、こうしたデザインツールを使いこなすことができないとWebデザイナーとして働くことはできません。

また、デザインツールも日々新しいものが誕生していたり、細かなアップデートなどがあったりするため、そうした情報のキャッチアップも必要です。

コーディングスキル

デザインツールを使って作成したデザインを、実際にWebサイトやアプリ上に表示させるようにするためにコーディングが必要となります。基本的にはWebサイトの構造をつくるためのHTML、スタイルと呼ばれる見た目を整えるためのCSSの2種類の言語は習得しておかなければなりません。

また、Webサイトの表示に動きを加えるために、JavaScriptと呼ばれる言語も扱えるようになっておくと、より幅広いデザインを作成することができます。

関連記事:JavaScriptとは?できることや将来性・勉強方法を解説

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6.新卒でWebデザイナーに就職するために、学生のうちにやっておきたいこと

最後に、新卒でWebデザイナーに就職するために、学生のうちにやっておくべきことを解説します。Webデザイナーは技術職のため、技術力を身につける必要があります。

Webデザインの知識を身に付ける

Webデザインの知識とは、具体的にはWebサイトを制作する上で必要なレイアウト、色の配色、フォントなどについての知識です。書籍やオンライン学習サービスなどを通して独学で勉強することも可能ですが、一人で学習することが難しいと感じる場合は専門スクールなどに通うことをおすすめします。

デザインソフトの使い方を学習する(Sketch、Adobe XD、Photoshop、Illustratorなど)

Webデザイナーは「デザインソフト」と呼ばれるツールを使って業務を遂行するため、これらの使い方を学習することも必要になります。具体的には、Sketch、Adobe XD、Photoshop、IllustratorなどがWebデザイナーの使用する代表的なデザインソフトです。

SketchとAdobe XDは未経験者にも扱いやすいUIデザイン向けのツールであると言われています。この二つだけでも簡単なWeb制作は可能ですが、PhotoshopやIllustratorを使いこなすことができればより複雑なデザインを制作することができるようになります。

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HTML・CSSを学習する

上述した通り、Webデザイナーはデザインに限らずコーディングスキルも習得することで仕事の幅が広がり、他のメンバーとのコミュニケーションも円滑になります。

数多く存在するプログラミング言語の中でも、Webデザイナーがまず習得するべきものはHTML・CSSの二つです。HTML・CSSは共にWebサイトの骨組みと見た目を作る際に用いられるプログラミング言語であり、Webデザイナーにとっても必須のスキルであると言えます。

ポートフォリオを作成する

就職活動を有利に進めるためには、ポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオとは、日本語に直訳すると「書類をまとめるケース」を意味し、IT用語として使用する場合はエンジニア・Webデザイナー自身が手掛けた制作物をまとめる作品集を指します。

ポートフォリオを書類選考や面接時に企業へ提供することにより、自身のスキルや実績を証明することができます。Webデザイン、デザインソフト、コーディングなどについて学んだ後は、その知識を活かして実際のWebサイト・サービスを作成しましょう。

なお、企業によってはポートフォリオの提出が選考を受ける上で必須条件になっている場合があるため、事前に確認することをおすすめします。

関連記事:デザイナー志望の大学生必見!就職前の準備と将来性について

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まとめ

Webデザイナーはクライアントに依頼された制作物のデザイン、社内で使用するWebサービスの開発などを行う職種です。新卒でも目指すことは可能ですが、そのためにはWebデザインに関する知識やPhotoshopなどのツールの使い方などをある程度事前に身に着けておく必要があります。さらに、自分の作品をポートフォリオとして提出できれば、就職活動の確度も高まるでしょう。

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