JavaScriptとは?できることや将来性・勉強方法を解説

JavaScriptとは?できることや将来性・勉強方法を解説
ITエンジニアとしての就職を検討している学生の中には、Webアプリの開発に興味があり、Web業界への入社を目指している方もいるでしょう。Webアプリ開発にはさまざまなスキルが必要ですが、なかでも必須とされるのがJavaScriptです。しかし、プログラミング未経験者にとっては、「何からはじめたらいいの?」「習得するのが難しそう」など、不安に感じる部分も多いはずです。 そこで今回は、これからJavaScriptを学習する方に向けて、JavaScriptの概要やできること、おすすめの学習方法などにまとめました。本記事を読めば、JavaScriptの学習をスムーズに始められ、Web業界への就職に一歩近づくことができるでしょう。

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1. JavaScriptとは?

まず、JavaScriptの概要やJavaとの違いについて解説します。

JavaScriptとは?

JavaScriptはプログラミング言語の1つです。主にWebブラウザ上で動作し、Webページに動きをつけるために使われます。ChromeやFirefoxなど各ブラウザにはJavaScriptのエンジンが組み込まれており、HTML上で操作してWebページに動画や画像を埋め込みます。

JavaScriptはWebアプリ開発では必ずと言って良いほど使われています。たとえば、世界的に有名なTwitterやYouTube・Amazonなども、JavaScriptによってページに動きをつけているWebアプリです。

JavaScriptとJavaの違い

JavaScriptとJavaはどちらもプログラミング言語です。しかし使われる場面や言語の構成などはまったく異なります。Javaは業務システムやAndroidアプリなどの開発で多く使われる言語です。偶然名前が似てしまっただけで特に関連性はないので、混同しないようにしましょう。プログラミング言語はそれぞれ用途が異なるため、自分が開発したいものに合わせて選択することが大切です。

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2. Webアプリの仕組みについて

続いて、Webアプリの仕組みについて解説します。Webアプリがどのように動いているか知ることで、WebアプリにおけるJavaScriptの役割が理解できるはずです。

動的なページとは?

Webアプリの仕組みを理解するには「静的なページ」と「動的なページ」を知る必要があります。

「静的なページ」とは、誰がどのタイミングでアクセスしても表示内容が一切変わらないページのことです。たとえば企業サイトの企業概要ページなどは「静的なページ」が多いでしょう。「静的なページ」の表示はHTMLをそのまま出力するだけでよく、プログラムを必要としません。

「動的なページ」とは表示内容が変わる可能性のあるページのことです。たとえばAmazonなどのECサイトのトップページが「動的なページ」にあたります。Amazonのトップページでは、ポイント数や商品情報などがその時の状況によって変化します。「動的なページ」は「サーバサイド」と「フロントエンド」の2箇所でそれぞれプログラムが動くことで、表示内容をその都度変更しています。

サーバサイドとは?

サーバサイドとは、サーバ側の処理のことです。Webアプリの裏側ではサーバが動き、動的なページを表示するためのデータを作成しています。たとえば、AmazonなどのECサイトではポイント数や商品名などのデータが必要です。これらのデータをサーバサイドのプログラムが作成し、ブラウザに渡しています。サーバサイドではPHPやPython・Rubyなどの言語が使われることが多いです。

フロントエンドとは?

フロントエンドとは、Webブラウザ側の処理のことです。Webページが表示された後、ユーザーの操作内容などに応じてWebページの一部の変更を行います。たとえば、TwitterなどのSNSでは、「いいね」ボタンをユーザーがクリックしたら、フロントエンドのプログラムが「いいね」ボタンが赤くなるよう変更しています。フロントエンドではJavaScriptが使われています。

Webアプリが動くまでの流れ

ここまで解説したことを踏まえて、Webアプリが動くまでの一連の流れを整理します。

まず、ブラウザがWebサーバ(サーバサイド)と通信し、動的なページを表示するのに必要なデータを要求します。次に、Webサーバ(サーバサイド)でPHPなどのプログラムが動き、必要なデータを作成してブラウザに返却します。ブラウザはもらったデータを元に、Webページを作成して表示します。

その後、ユーザーがWebページ内で何か動作を行ったとします。すると、フロントエンドでJavaScriptが動きます。JavaScriptはHTMLを変更し、ユーザーの動作に応じてWebページに動きをつけます。

このように、Webアプリではサーバサイドとフロントエンドのプログラムがそれぞれ動作しています。

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3. JavaScriptでできること

では、JavaScriptではどのようなことができるのでしょうか?代表的な活用方法を紹介します。

ポップアップウィンドウの表示

ユーザーの入力内容や動作に合わせてポップアップウィンドウを表示できます。ポップアップウィンドウは、サイトに関する注意書きや外部リンクなどに使用されます。JavaScriptではポップアップの表示タイミングや位置・サイズなどを細かく調整することが可能です。

アニメーションの作成

Webページ上にアニメーションを作成することが可能です。たとえば、自動スクロールボタンをクリックしたらページを下までスクロールさせたり、スライドショーを実装し複数の画像を順番に表示させたりできます。Webページにアニメーションをつけることで、ユーザー体験の向上が期待でき、リピーター獲得につながります。

フォームに入力された内容の確認

お問い合わせフォームや会員登録フォームに入力された内容の確認も可能です。内容に不備があれば、Webページ上に問題箇所を赤字で表示したりアラートを出力したりできます。なお、入力内容の確認はサーバサイドでも改めて行うことが多いです。ただ、フロントエンドで基本事項だけでも確認した方が、サーバサイド側のプログラムを動かす必要がなくなり効率が良くなります。

サーバと通信して情報を取得

Ajaxという機能を使うことで、サーバサイドと通信して情報を取得することが可能です。基本的にWebアプリでは、サーバサイドが動いてからフロントエンドが動きます。しかしAjaxを使うことで、フロントエンドが動いている間に再びサーバサイドを動かすことが可能です。これにより、Webページが表示されてからも、一部の情報を後から更新できます。一部だけ後で更新するようにすれば、Webページ全体の表示を速くできるというメリットがあります。

拡張機能の作成

Chromeなどのブラウザにある拡張機能はJavaScriptによって作られています。拡張機能を導入することで、ブラウザに機能が追加されより便利に使用可能です。拡張機能には複雑なものもあれば、一部の機能のみ提供する単純なものもあります。JavaScriptをある程度勉強したら、拡張機能を作ってみるのも良いでしょう。

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4. JavaScriptの習得がおすすめの理由

JavaScriptは初心者におすすめのプログラミング言語です。なぜ初心者におすすめなのか、理由を詳しく解説します。

初心者でも学習を始めやすい

JavaScriptは開発環境の構築が不要であり、ブラウザとテキストエディタさえあればすぐに学習できます。PHPやPython、Javaなどの言語は、自分のパソコンでプログラムを実行するための環境を構築しなければなりません。必要なソフトをインストールしたり、設定を変更したりする必要があり、初心者はこの段階でつまずくことも多いです。JavaScriptの場合、ブラウザにJavaScriptのエンジンが組み込まれているため、プログラムを実行するための準備が不要です。

多くのWebアプリで使われている

Webアプリのフロントエンドで使うプログラムは、JavaScriptほぼ一択です。そのためJavaScriptを習得すれば、多くのWeb系企業の求人に応募できます。プログラミング言語の中には昔は多く使われたが、現在は下火になっているものも多くあります。たとえばObjective-CはiOSアプリで使われていましたが、最近ではSwiftが人気を集めており徐々に入れ替わりが起きています。JavaScriptはライバルとなる言語がなかなか現れないため、長年活躍し続けています。

フレームワークやライブラリが豊富

JavaScriptはフレームワークやライブラリが豊富です。フレームワークやライブラリは、良く使うプログラムや機能を使い回ししやすいようにパッケージ化したものです。フレームワークやライブラリを活用することで、Webアプリ開発の効率を上げることができます。フレームワークの中ではAngularVue.js、ライブラリの中ではjQueryReactが特に人気です。

開発の参考にできる情報が多い

JavaScriptは1995年に登場してから現在まで活躍している言語です。長年多くのエンジニアがJavaScriptを使ってきたため、開発の参考にできる情報が多いのもメリットでしょう。JavaScriptについて解説している書籍・サイトは数多くあり、疑問点などをすぐに調べることができます。

実はサーバーサイドでも動かすことができる

JavaScriptは基本フロントエンドで使う言語ですが、実はNode.jsというツールを使えばサーバーサイドでも動かすことが可能です。つまり、フロントエンドとサーバーサイドの両方でJavaScriptが使えます。現状は対応サーバが少ない関係でJavaScriptをサーバーサイドで使う企業は少ないですが、今後増える可能性はあるでしょう。

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5. JavaScriptのおすすめの学習方法

続いて、プログラミング初心者でも無理なく続けられるおすすめのJavaScript学習方法を紹介します。

プログラミングスクールに通う

もっとも効率の良い学習方法はプログラミングスクールに通うことです。プログラミングスクールとは大人向けの学習スクールのことであり、1からプログラミングを教わることができます。講師に分からない箇所を質問できる上に、効率的な学習計画も立ててくれるため挫折しにくいのがメリットです。

ドットインストールで学ぶ

ドットインストールは動画でJavaScriptを学べるサイトです。月額1,080円ですべての動画が閲覧できます。動画内で講師がJavaScriptの文法などを分かりやすく解説してくれます。書籍を読むのが苦手な方でも学習を続けやすいでしょう。

Progateで学ぶ

Progateはイラストや図が豊富な教材でJavaScriptを学べるサイトです。月額980円で公開中のレッスンをすべて閲覧できます。練習問題も多く掲載されているため、習熟度を確かめながら学習することが可能です。また、Progateのプレミアム会員に加入すれば、プロのエンジニアによるサポートも受けられます。独学でプログラミングを学ぶなら、ドットインストールかProgateを使うと良いでしょう。

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6. JavaScriptを学習する具体的な手順

JavaScriptを学習する具体的な手順について解説します。

Step1.HTML・CSSの基礎を学ぶ

JavaScriptはHTMLを操作する言語のため、先にHTML・CSSの基礎を学ぶ必要があります。HTML・CSSはJavaScriptに比べて難易度は低いといわれており、基本的にはタグなどの使い方を1つずつ覚えていけば良いだけです。HTML・CSSもProgateやドットインストールで学習できます。HTML・CSSを学ぶ際には、タグの使い方を暗記する必要はありません。参考サイトを確認しながらコードが書けるレベルで問題ないため、暗記することよりも、タグの意味を理解することに重点を置きましょう。

Step2.JavaScriptの文法を習得する

HTML・CSSの基礎を学んだら、JavaScriptの基礎文法を習得しましょう。JavaScriptはHTML・CSSに比べるとハードルが高いため、1人で分からない箇所を解決できない場合には、プログラミングスクールに通うのがおすすめです。

Step3.JavaScriptでHTMLを操作する方法を学ぶ

続いて、JavaScriptでHTML要素を書き換える方法を学びましょう。HTML操作は初心者にとっては混乱しがちな部分です。学んだ内容をノートにまとめていくなど、丁寧に進めていくことをおすすめします。独学が難しい場合は、やはりプログラミングスクールに通うのが良いでしょう。

Step4.jQueryを学ぶ

JavaScriptの基本を押さえたら、次はjQueryを学ぶのがおすすめです。jQueryはもっとも使われているJavaScriptフレームワークです。コード量を減らしてHTML操作を行うことができます。JavaScriptを習得している方の多くはjQueryも習得しています。jQueryに関してもProgateやドットインストールで学ぶことが可能です。

Step5.実際のWebサイトのソースを確認する

ある程度勉強したら、実際のWebサイトのソースを確認してみましょう。サイト内で右クリックし「ページのソースを表示」を選択するとWebサイトのソースが表示されます。ソースのJavaScript部分を確認し「どのような動作を行っているか」を考えたり、知らない書き方があったら調べてノートにまとめたりしましょう。

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7. JavaScriptの将来性について

最後に、JavaScriptの将来性について見ていきましょう。JavaScriptは現在需要があるのか、今後も需要は続いていくのか、勉強する上で気をつけるべきことはあるかなどを解説します。

JavaScriptの現在の需要は?

PYPL PopularitY of Programming Language」では、各プログラミング言語がどれだけ話題になっているかのランキングが掲載されています。ここではJavaScriptは3位です(2022年2月現在)。JavaScriptは他言語より注目度が高いことが分かります。フレームワークが充実していること、他に取って代わる言語が出現しないことなどから、Webアプリ開発において安定した需要があります。

JavaScriptの将来性は?

JavaScriptの将来性は高いと推測されます。JavaScriptの優秀性は業界内で広く認められているためです。また、JavaScriptはフロントエンドだけでなくサーバサイドやゲーム開発などにも活用でき、汎用性も高いです。今後活躍の場をさらに広げていく可能性もあります。

JavaScriptの基礎部分に関しては、一度習得すれば今後も使い続けることが可能です。ただし、ライブラリ・フレームワークや関連技術などは、時代によって変化します。習得した知識が古くなってしまうケースもあります。エンジニアに転職後も引き続き勉強を続け、知識をアップデートしていく必要があるでしょう。

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