Javaの人気を支えている3つの特徴について徹底解説学生向け|Javaとは?就職で役立つ特徴や活用事例をチェック

最終更新日:2021年6月25日

Javaはさまざまな分野で利用されている人気の高いプログラミング言語です。将来的にITエンジニアを目指している学生さんであれば、気になっている方も多いでしょう。本記事では、Javaの特徴から「どんな業界・分野で利用されているのか」といったJavaの活用事例、おすすめの勉強方法まで、就活に役立つ情報をご紹介します。
「Javaってどんな言語なの?」「Javaができると就職活動に有利になる?」など、Javaに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。気になる情報がきっと見つかるはずです。

1. Javaとは?特徴をチェック

Javaはさまざまな分野で利用されている人気の高いプログラミング言語です。技術者の数をみても、他のプログラミング言語を圧倒しています。なぜそれほど多くの人に支持されるのか、多くの現場で利用されるのか、その理由をJavaの特徴から探っていきます。

さまざまな環境で実行できる

Javaの特徴を表す言葉の1つに「write once, run anywhere」というものがあります。日本語に訳すと「一度書いたプログラムはどこででも実行できる」といった意味合いです。

「それってすごいの?」と思う方もいるかもしれませんが、これはかなり重要なことです。世の中にはWindowsやMac・LinuxといったOSが存在しています。また、同じWindowsでも、32ビット版や64ビット版など、細かな違いが多数あります。

例えばスマホを利用していると、OSのアップデートに伴いアプリが使えなくなることがありますが、それはアプリが最新のOSに対応していないことによる不具合です。

実行する環境が異なると正常に動かない、というのが一般的なプログラムの世界です。つまり、プログラムの実行環境が変わるたびに、プログラムを開発しなおす必要があるのです。

一方でJavaは、一度書いたプログラムはWindowsであろうと、Macであろうと動かすことができます。

それを支えているのが「Java仮想マシン」という技術です。Javaが実行できる環境には必ずこのJava仮想マシンが含まれており、OSなどの違いを吸収してくれます。そのため、プログラム側でマシンの違いに対応する必要がなくなるというワケです。

「安定して動いているプログラムは出来る限りそのまま使い続けたい」というのは、多くの開発現場に共通する思いです。(下手に手を加えて動かなくなると一大事なんです…)それが比較的容易に実現できるということが、Javaが支持されている一番の理由です。

処理速度が比較的早い

スマホやパソコンは日々進化し、それに伴い処理すべきデータの量も増え続けています。そのため、処理速度が早いというのは、プログラミング言語にとって重要な要素の1つです。

例えば動画を例に考えてみてください。皆さんがはじめてスマホを手に入れた時と現在を比較してどうでしょう?画質は大きく進化していますよね。そんな高画質な動画でも、各種サービスを利用すれば簡単にシェアすることが可能です。それを見えないところで支えているのが、処理速度の早いJavaなどのプログラムです。

なお、Javaの処理速度が比較的早いのはコンパイル型言語だからです。世の中のプログラミング言語には、処理の早い「コンパイル型言語」と、処理は遅いが手間の少ない「インタープリタ型言語(PythonやRubyなど)」が存在しています。それぞれにメリットがあるため、適材適所で使い分けられています。

大規模開発向き

Javaはオブジェクト指向のプログラミング言語です。オブジェクト指向についての詳しい説明をするためには「クラス」や「メソッド」といった専門用語に関する解説が必要となるためここでは省略しますが、ざっくりと言えば「誰が読んでもわかりやすいプログラムを作るための考え方」です。

大規模開発で作られたシステムは長い期間使われることが多く、改修したいと思ったタイミングには、当時の担当者はすでに退職しているということも少なくありません。開発に関する資料が残されていれば良いのですが、資料がアップデートされていないということも多々あります。そのため、「誰が読んでもわかりやすいプログラム」で書かれていることは、多くの人がプログラム作成に関わる開発現場にとって非常に重要なポイントです。

オブジェクト指向の考え方で開発されていることによって、誰がプログラムを書いても結果的に比較的読みやすいモノになります。だからこそ、Javaは多くの開発現場で採用され、人気のプログラミング言語の1つとなりました。

なお、オブジェクト指向の考え方はJavaの他、C++やRuby・Pythonなどさまざまなプログラミング言語で採用されています。

2.就活前にチェック|Javaはどんな分野・業界で使われている?

ITエンジニアを目指して就職活動をするのであれば、どんな分野・業界でどんなプログラミング言語が使われているのかをよく理解しておくことが重要です。本章では、Javaの具体的な活用例をご紹介していきます。

基幹システム開発

「基幹システム」と聞いてもいまいちピンとこない人も多いと思いますが、基幹システムは現代社会を支える大切なシステムです。そのため、IT技術者の多くが基幹システムの開発に関わっています。

製造業であれ、小売業であれ、サービス業であれ、ある程度の事業規模を誇る会社では、必ず何かしらのシステムが利用されています。顧客の管理・在庫の管理・出退勤の管理などを効率的に行うためにはシステムが欠かせないからです。

このように、企業活動に必要な情報を管理し、業務を支えるのが基幹システムです。基幹システムに不具合があると、企業活動に支障をきたす恐れがあり、場合によっては莫大な損害が発生してしまうこともあります。そのため、基幹システムには「安定して実行できる」ことが必要不可欠です。また業務を滞りなく進めていくためには、素早い処理能力も求められます。

そこで役立つのがJavaです。Javaは処理速度が比較的早く、多くの現場で使われてきた実績を持つ、信頼性の高い言語であることから、多くの基幹システム開発に用いられています。

Webサービス開発

Webサービスの開発でもJavaが利用されています。SNSや通販サイトなど、現代社会には欠かせないものとなったWebサービスですが、人気のサイトには世界中から毎日多くの人が訪れるため、システムの裏側では莫大な量のデータを処理しなくてはなりません。

また、サイトの人気を維持するためには、使いやすいということは重要な要素です。例えば「投稿するたびに30秒待たされる」というSNSがあったとしたら、使い勝手の悪さから人気は急落してしまうはずです。

そのため、処理速度が比較的早く安定して稼働するJavaがWebサービスの開発には多く利用されます。もともとは他言語で開発されていたサービスでも、処理速度をあげるためにJavaに移行したというケースも少なくありません。

また、不特定多数の人が利用するWebサービスでは、セキュリティ対策も重要です。Javaは多くの現場で利用された実績があるため、セキュリティ的にも強い言語とされています。そういった意味でも、多くのWebサービス開発の現場ではJavaが好まれます。皆さんも日常生活の中で、Javaで作られたサービスを利用しているはずです。

なお、エンジニアとしてWebサービス系の会社を目指す場合、プログラミングができるというのは必須の条件です。時間がとりやすい学生のうちに、しっかりとプログラミングを学び技術を身に付けておきましょう。

Androidアプリ開発

Java以外のプログラミング言語でもAndroidアプリの開発は可能ですが、汎用性の高さや技術者人口の多さから、多数のAndroidアプリ開発の現場でJavaが好んで用いられています。

日本国内においてはiPhoneユーザーの方が多いものの、世界に目を向けるとAndroidユーザーの方が多数派です。そのため、世界を視野に入れた場合、Androidアプリ開発の技術者は多くの需要があります。

Androidアプリ開発に必要な環境は比較的簡単に手に入りますし、インターネット上にはアプリ開発に役立つさまざまな情報が溢れています。「とりあえずJavaの練習用に何かやってみたい」という場合、Androidアプリの開発に挑戦してみるのはおすすめです。
作ったプログラムを公開することができれば、就職活動時のポートフォリオとしても役立ちます。

なお、iPhoneアプリの開発現場では、Swiftというプログラミング言語が用いられることが一般的です。iPhoneアプリ作成に関わりたい人にはJavaは不向きですので、その点はご注意ください。

組み込みシステムやIoTの開発

Javaの最大の特徴は、どんな環境でも実行できるという点です。その特徴が活かしやすいのが、組み込みシステムやIoTといった分野での開発です。

組み込みシステムとは、炊飯器や自動販売機など、単体で動くことを前提とした機器に組み込まれているプログラムのことを指します。炊飯器でタイマーをセットしたり、好みの炊き方が選べたりするのは、組み込みシステムによって制御されているからです。

組み込みシステムはその性質上、さまざまなパーツの組み合わせによって作られます。予算やスペースなどの関係で、ハードウェアが変更されるといったことも普通です。

そこで役立つのが、Javaならではの「どんな環境でも実行できる」という特徴です。ハードウェアが変化しても、既存のプログラムを使い回すことができるので、開発にかかるコストを大幅に削減できます。また安定して稼働していたプログラムを再利用することで、システムの信頼性が担保されるというメリットも見逃せません。

最近ではIoTの普及によって、さまざまなモノがネットにつながるようになりました。そこでもJavaならではの実行環境を選ばないという特徴は役立っています。

3. Javaは就職活動に有利?

「ITエンジニアを目指すためにプログラミングを学びたい」という方にとって、Javaはおすすめの言語の1つです。というのも、Javaは求人数が圧倒的に多いからです。

レバテックキャリアが独自に分析した求人案件ランキングによると(※)、Javaは求人数トップを誇り、求人全体の約35%を占めています。2位のPHPで約16%ですから、Javaは他のプログラミング言語と比べても圧倒的な人気があることがわかります。これはつまり「Javaができると活躍できる分野が広い」ということです。

新卒採用時はもちろんですが、将来的なステップアップを考える上でも、需要の高いプログラミング言語を学んでおくことは有利です。ITエンジニアを目指したい方にとって、Javaは見逃せないプログラミング言語といえるでしょう。

なお、IT業界の中でもJavaがあまり使われない分野も存在しています。例えばAIの開発にはPythonが多く使われますし、iPhoneアプリ開発であればSwiftが一般的です。このように、Javaが一般的でない分野を目指す場合には、そこで使われる言語を学ぶことをおすすめします。

※参考:レバテックキャリア【2020年7月発表】プログラミング言語別求人案件ランキング

4. 学生向け|Javaおすすめの勉強法をチェック

つづいては、Java初心者におすすめの勉強法についてご紹介していきます。「就職活動の前に学んでおきたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

まずはとにかく触ってみる

プログラミングを学びたいと思ったら、まずはとにかくプログラムをさわってみることです。ネット上にはJavaの使い方に関するさまざまな情報があるので、それらを参考に、簡単なプログラムを実行してみてください。実行するだけであればそれほど難しくありません。

実際に触ってみると「プログラミングってこんなモノ」という感覚がつかめるはずです。

入門本を一通りこなしてみる

Javaについて体系的な知識を得るためには、人気の高いJava入門本を購入し、一通り勉強してみるのが効果的です。基本的な文法や、クラス・メソッドといったJavaの特徴をある程度理解できるようになります。

まずは「挫折しない」ということが大切なので、薄めの本を選び、サラッとこなすのがおすすめです。

オブジェクト指向の概念を学ぶ

Javaについてある程度の理解が進んできたら、オブジェクト指向の概念について学んでみましょう。より深いレベルでJavaを理解できるようになりますし、読みやすいプログラムを書くことにも役立ちます。

また、オブジェクト指向の概念はJavaのプログラミングだけでなく、ITエンジニアとして働くためにも重要な知識です。ぜひ挑戦してみてください。

学習サイトを利用する

プログラミングの勉強が初めてで、ハードルを出来る限り低くしたいという場合には、学習サイトの利用もおすすめです。例えば「Progate」であれば、環境の構築などは不要で、初心者向けチュートリアルに沿ってJavaを学ぶことができます。

本格的に学びたいならスクールもおすすめ

「独学だと挫折するかも…」という方や、本格的に学んで確実なスキルを身に付けたいという方には、プログラミングスクールの利用がおすすめです。独学に比べるとある程度のコストはかかりますが、それだけに真剣に取り組もうと思うものです。

5. まとめ

Javaは幅広い分野の開発に用いられているプログラミング言語であり、求人数も豊富であることから、エンジニアからの人気も高いです。そのため、ITエンジニアを目指したい学生は、学生のうちにJavaを学んでおくことでアドバンテージになる可能性が高いです。ただし、AIやiPhoneアプリ開発などでは使用頻度が低いため、それらの分野を目指す場合は注意が必要です。

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