IT未経験の新卒でもネットワークエンジニアとして活躍できるのか?代表的なキャリアを紹介新卒でも活躍できる?ネットワークエンジニアのキャリアを解説

最終更新日:2021年3月23日

ネットワークエンジニアとは、ネットワークの設計・構築・運用保守に携わる技術者のことです。高度なスキルと幅広い知識が必要とされる専門性の高い職種ですが、新卒でも採用活動がされています。ただし、プログラマーやSEと比較すると募集数は少ないでしょう。
ここでは、ネットワークエンジニアの仕事内容や求められるスキル、新卒から一人前のネットワークエンジニアになるまでのキャリアパスについて解説していきます。

1. ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアとは、企業や自治体などのシステム開発現場や、携帯キャリアやISPなどの通信インフラを提供する企業において、ネットワークの設計・構築・運用保守を担うエンジニアです。
企業や自治体の情報システム部門、システム開発ベンダー、通信インフラ企業などに勤務します。主な仕事内容は下記の通りです。

要件定義/設計

システムを利用するユーザーの要件をまとめ、ネットワークの構成や回線種別、ルーターやスイッチなどネットワーク機器の台数やスペック、機器の設定値などを整理し、設計書にまとめていく仕事です。
ユーザーの要件次第では、ネットワークの知識だけでなくサーバーやセキュリティ・システム管理など、幅広い知識が必要となります。

構築/テスト

作成した設計書に従って、ネットワーク機器の設置・設定を行います。
また、構築が終わったらテストを行い、ネットワーク機器が設計書の通りに動作し、求められる性能や故障時の挙動、運用保守のしやすさなどが要件通りであることを確認します。

運用保守

ネットワークは構築して終わりではありません。ネットワークを利用するシステムが長期間継続してサービスを提供できるよう、ネットワーク機器の定期的なメンテナンスや、障害対応などを実施します。

新卒入社の場合は、上記のうち主にテストや運用保守から業務に携わるケースが多いでしょう。経験を積むにつれて構築や設計などの業務も行わせてもらえるようになります。

2. ネットワークエンジニアに必要な知識とスキル

ここでは、新卒がネットワークエンジニアを目指す際に身につけておくべき知識とスキルを解説します。ネットワークエンジニアは、ITインフラの根幹となるネットワークを扱う専門性の高いエンジニアで、下記の知識やスキルを身に付ける必要があります。

ネットワークの知識

ネットワークエンジニアの主な担当範囲となるネットワークや、ネットワーク機器の知識は基本であり必須といえるスキルです。
新卒のうちから積極的に学習し、体系的にネットワークの知識を身に付けることが重要です。

サーバーやWebシステムなどの基礎知識

ネットワークエンジニアとして滞りなく設計や構築を行うためには、ネットワークだけでなく、サーバーの基礎知識も必要となります。
また、Webシステムや、データベースシステムなど、システムの種類に応じた適切なネットワークの組み方を覚えていく必要があります。

コミュニケーションスキル

システム開発はひとりで行うことはできません。
顧客と良好な関係を築き、プロジェクトマネージャーやサーバー開発チームなど、多くのメンバーとコミュニケーションを取りながら、足並みを揃えて開発を進める必要があります。
スムーズに開発を行うために、ネットワークエンジニアにとってコミュニケーションスキルは重要です。

Office製品などを使ったドキュメンテーションのスキル

ネットワークエンジニアに限らず、ITエンジニアはWordやExcelなどのOffice製品を使って設計書や報告書などのドキュメンテーションを行います。
Office製品は今後も使い続けるため、新卒のうちに確実に習得しておきたいスキルです。

新卒ネットワークエンジニアのスキルの身に付け方

繰り返しになりますが、ネットワークエンジニアは非常に専門性の高いエンジニアです。
新卒のうちはネットワークのスキルが不足している場合が多いため、設計や構築といった本格的な業務に携わることは難しいでしょう。まずは運用保守や、手順書に沿ったテスト実施、議事録作成などの基本的な業務をこなすことで経験を積み、自主的な知識のインプットと合わせて、焦らずに徐々にスキルアップしていくことが重要です。

3. ネットワークエンジニアにおすすめの資格

ネットワークエンジニアになるには必ずしも資格が必要というわけではありませんが、スキルを身に付けるために、新卒のうちに資格取得の勉強をしておくことは大変有効です。
ネットワークエンジニアが取得するべきおすすめの資格は下記の通りです。

シスコ技術者認定試験

シスコ技術者認定試験は、世界最大手のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ社が実施する、ネットワークの技能を認定する資格です。
技能レベルに応じて3段階の試験が用意されていますが、新卒はまずは基礎レベルの技能を問われるCCNA(Cisco Certified Network Associate)取得を目指しましょう。

シスコ社のネットワーク機器は、事実上のデファクト・スタンダードになっているため、新卒のうちにぜひ取得しておきたい資格です。

基本情報技術者

基本情報技術者は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している国家試験「情報処理技術者試験」の試験区分のひとつで、ITエンジニアとして必要な基本的知識と技能を認定する資格です。ネットワークの知識を含め、システム開発に必要な基礎知識を幅広く問われる試験で、CCNAと同様に新卒のうちに取得しておきたい資格です。

ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、基本情報技術者と同様の「情報処理技術者試験」の試験区分のひとつで、高度IT人材としてネットワークの企画から運用保守まで高い専門知識を保持していることを認定する資格です。
合格率が15%に満たない難易度の高い資格(※)であるため、合格には知識だけでなく実務経験も必要となりますが、自信のある方は新卒のうちからチャレンジしてみるのも良いでしょう。一般的にはエンジニア経験を5年以上積んだ人が取得を目指す資格です。

※参考:情報処理推進機構(IPA)ネットワークスペシャリスト試験(NW)

4. ネットワークエンジニアの将来性とキャリアパス

ネットワークを含めたITインフラの世界は、オンプレミスからAWSやMicrosoft Azureなどのクラウドへ移行しつつあります。しかし、ネットワークはITインフラの根幹とも言える基礎的かつ普遍的な技術であるため、システムがクラウド化されても需要が高く、実際にクラウドでシステムを設計するためにはネットワークの設計スキルが必要です。
このように、ネットワークエンジニアは技術の移り変わりに強く、将来性の高い職種であるといえます。

ネットワークエンジニアの代表的なキャリアパスは下記の通りです。

・1年目~2年目:ネットワークの運用保守、テスト
・3年目~5年目:ネットワークの設計、構築
・5年目以降:ネットワークの提案・要件定義、ITスペシャリスト、プロジェクトマネージャーなど

新卒の場合、いきなり設計や構築の仕事に携わることは難しく、運用保守やテストなどの基本的な業務経験を通じて技術力を身につけ、その後構築、設計、要件定義と徐々に上流工程に携われるようになります。

上流工程を経験すると、顧客とのコミュニケーションや提案活動に関わるチャンスも生まれます。さらに、ネットワークの技術を極めるITスペシャリストになるか、プロジェクトを統括するプロジェクトマネージャーになるかなど、幅広いキャリア選択が可能になります。

5. まとめ

ネットワークエンジニアはITインフラの根幹を担う専門性の高い職種で、ネットワークの設計から運用保守までを一貫して行う、クラウド時代においても将来性の高いエンジニアです。新卒向けの簡易な仕事から徐々に構築、設計など難易度の高い仕事を行い、3年程度の経験を積むことで一人前になれます。学生のうちに技術系の資格を習得しておくことで技術力や意欲のアピールにつながるため、関心のある学生さんは学習をおすすめします。

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