AIエンジニアの就職先は?仕事内容や必要なスキル

AIエンジニアの就職先は?仕事内容や必要なスキル
AIエンジニアに就職したい方に向けて、仕事内容や就職先を紹介します。 最近では、医療や農業といったあらゆる産業でAIの活用が進み、AIエンジニアはニーズの高い職業です。AIエンジニアに就職した場合、最先端の技術を駆使して新しいサービスを生み出すやりがいがあるでしょう。 この記事では、AIエンジニアとして働く大変さにも触れています。具体的に仕事をイメージしたい方はぜひ参考にしてください。

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1. AIエンジニアに就職した場合の仕事内容

はじめに、AIエンジニアの仕事内容について解説します。

データの準備

AIエンジニアは、機械学習やディープラーニングの学習工程に必要なデータの準備を行います。
具体的には、AIシステムがデータを正確に「意味のあるデータ」として判別できるように準備します。動物の画像を判別させるのであれば、その画像が「犬」なのか「猫」なのかという「正解のデータ」を用意し、AIが学習できる環境を整えるのがその例です。正解のデータを用意して学習させる手法を「教師あり学習」と呼びます。

AIシステムの開発

AIエンジニアはPythonなどのプログラム言語を使ってAIシステムの開発を行います。
PythonはAIに関するアルゴリズムなどのライブラリを多く持っており、AIシステムの開発で必要になるアルゴリズムの実装を効率的に行えるのが利点です。ライブラリとは、アルゴリズムや関数のかたまり(あらかじめ作られた部品のようなもの)のこと。プログラムの中で呼び出せば、0からプログラミングしなくても機能を実装でき、より効率的な開発が可能となります。

関連記事:ライブラリとは?利用メリットや利用時の注意事項も紹介

テスト・検証

開発したAIシステムの品質を担保するためにテスト・検証を行うのもAIエンジニアの仕事です。

まず、開発したAIシステムに準備した学習データで学習をさせ、本番のデータで稼働させます。次に、本番データを使って期待した動作をするかをチェック。たとえば、動物の画像を判別させる画像認識AIシステムであれば、動物の画像を使って正しい判別ができるか判定します。

予想通りの動きをしない場合や判定の精度がよくない場合は、再度AIシステムの開発やデータの準備に戻って修正を行います。

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2. AIエンジニアに就職するのに必要な知識・スキル

次に、AIエンジニアに就職するのに必要な知識・スキルについて解説します。

機械学習やディープラーニングの知識

機械学習やディープラーニングは、AIエンジニアに必須の知識・スキルです。これらはひと昔まえから存在する知識体系ですが、近年はコンピュータの処理速度の進化により、実装が可能になりました。AI開発の土台となる知識であるため、AIエンジニアへの就職を目指すのであればまずはじめに学習すると良いでしょう。

データ分析の知識・スキル

AIエンジニアにはデータ分析の知識・スキルも必要です。
AIシステムの開発工数の多くは、データ関連の作業(データの準備や加工など)に費やされるといわれています。AIシステムに使うデータは「データセット」と呼ばれ、データセットの量と質がAIシステムの精度や性能を左右するからです。
AIシステムにとっては準備されるデータが非常に重要であり、AIエンジニアはデータ分析の知見を持っていなければいけません。

Pythonなどのプログラミング言語を用いたAI実装スキル

AIシステムの開発は主にPythonなどのプログラミング言語を使って行うため、AIエンジニアにはプログラミング言語の知識が必要です。
また、AI実装ではさまざまなAIのアルゴリズムを利用するので、アルゴリズムの種類やアルゴリズムが格納されているライブラリの知識も求められるでしょう。

関連記事:【学生向け】Pythonは何ができるの?就活には有利になる?

AIを適用する分野に関する知識

AIは適用が進んでいる分野とそうでない分野があります。たとえば、画像認識技術を使ったスマートフォンの顔認証や音声認識技術を使った自動翻訳はすでに実用化されており、適用が進んでいます。

AIには効果が出やすい分野とそうでない分野があるため、AIエンジニアはAIがどのような分野に適用しやすいか熟知している必要があるでしょう。

数学的な知識

AIシステムを運用するには数学的な知識も必要です。特に、微分積分や線形代数、統計学、確率論といった分野の知識が求められます。

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3. AIエンジニアへの就職に向いている人

では、AIエンジニアへの就職はどのような人に向いているのでしょうか。

数学に抵抗がなく論理的思考ができる人

AIエンジニアには数学的な知識が必要であるため、理系分野に苦手意識がないことが前提となります。また、データや数字を取り扱う際は、物事を筋立てて考える論理的な思考力が必要です。

新しい知識・技術を学ぶ意欲がある人

AI業界は技術の進歩が早く、AIエンジニアとして活躍するには新しい知識を吸収し続ける向上心が大切です。変化の多い環境に対応し、好奇心をもって物事を捉えられる人はAIエンジニアの素養があるでしょう。

AIエンジニアが高度な技術を求められる職種であることを考えると、新卒であってもプログラミングやIT分野の基礎知識がある人、またそれを身につける意欲がある人が就職を成功させられる可能性が高いです。

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4. AIエンジニアとして就職するやりがいと大変さ

続いて、AIエンジニアとして就職するやりがいと大変さをお伝えします。

AIエンジニアに就職するやりがい

AIエンジニアのやりがいは、最先端の技術に触れながら働けることです。AI分野では最先端の技術を扱っており、次々と新しい技術が生まれる環境の中で仕事ができます。
就職後は、今までになかった技術を駆使して新しいサービスやプロダクトを生み出したり、先端技術を身につけて自身の市場価値を上げたりするやりがいがあるでしょう。

加えて、AIエンジニアには実力次第で収入アップできる魅力もあります。
現在、AIは世界中で注目を集める技術です。そんな状況の中、日本ではAIを扱える人材が不足しており、優秀なAIエンジニアに高い給与を支払う企業は少なくありません。高度なスキルを持つAIエンジニアの需要は高く、実力があれば若いうちから高収入を目指せるでしょう。

AIエンジニアの就職で大変なこと

AIエンジニアは常に新しい技術・知識を勉強し続ける必要があり、業務時間外にインプットを行うことも多々あります。AIは最先端の分野であることから求められる能力の水準も高く、休むことなくスキルを磨いていく大変さがあるでしょう。

また、比較的新しい職業であるAIエンジニアはキャリアが不明瞭だといわれています。AIコンサルタントになるといった道もありますが、企業によってはAIエンジニアのキャリアパスが明確ではなく、将来に不安を感じることがあるかもしれません。

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5. AIエンジニアの就職先と就職活動のやり方

ここでは、AIエンジニアの就職先と就職活動のやり方を解説します。

就職先

AIエンジニアの就職先としては、以下のような企業が想定されます。

IT企業

IT系スタートアップやベンチャー企業
IT系スタートアップやベンチャー企業は、最新のAI技術を使った独自のサービスを提供していることがあり、そのような企業でAIエンジニアを募集している場合があります。
スタートアップやベンチャー企業は、若手でも年齢になく活躍できる環境があるのが特徴です。

IT系メガベンチャー企業
IT系のメガベンチャーでもAIエンジニアを募集していることがあります。
メガベンチャーとは、ベンチャー企業が大企業へと進化した企業を指しています。ベンチャー企業と大企業両方の性質を持ち合わせ、ベンチャー企業と同様に若手が活躍できる環境があること、大企業のように福利厚生が充実していることが特徴です。

SI企業
SI企業はSIerとも呼ばれ、システムの構築や導入、運用を請け負う企業です。AI技術を活用したシステムを開発するSI企業では、AIエンジニアの採用を行っています。

 一般企業(事業会社)

新規事業にAIを活用したり、既存事業でAIを活用したサービスを開発したりしている一般企業では、AIエンジニアの採用を行っていることがあります。

外資系企業

外資企業でもAIエンジニアを募集している場合があります。外資系企業は、AI関連のスキルに加えて英語力を活かして働ける就職先です。

企業の研究所や大学

ビジネスに携わるAIエンジニアではありませんが、AI技術を研究する企業の研究所や大学でAI研究者として活躍する道もあります。

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就職活動のやり方

AIエンジニアとして就職するには、以下のような方法で就職活動を行います。

新卒向けの採用試験を受ける

新卒がAIエンジニアに就職するには、新卒向けの採用試験を受けるのが一般的。
採用試験では、応募書類の提出やペーパーテスト、適性検査などを経て、採用担当者や現場で働くエンジニアとの面接を受けるのがよくある流れです。最終面接では、役員や社長が面接官を務めることもあります。

応募書類にスキルをまとめる

AIエンジニアとして活かせるスキルがある場合は、履歴書やエントリーシートに記載しましょう。
新卒の場合、多くの企業で入社後の伸びしろを見越したポテンシャル採用が行われます。そのため、就職活動の時点で実践的な知識・スキルがなくても採用に至ることもあるでしょう。

ただし、AIエンジニアの場合は機械学習やディープラーニングなどの基礎知識やプログラミングスキルがあると有利になる可能性が高いです。今までに学んだ知識や取得した資格があれば、応募書類に記載してアピールの材料にしてください。

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6. AIエンジニアに就職した場合の年収・将来性

最後に、AIエンジニアに就職した場合の平均的な年収と将来性を解説します。

年収 

新卒採用の場合の年収は、300万円〜400万円が一般的でしょう。
レバテックキャリアの募集では、AIエンジニアの年収は約400万円~800万円と幅があり、ほかの職種と比較して高い傾向です。高度なAIスキルや大規模開発の上流経験、マネジメント経験を持つ人材では、年収1500万円を超えることもあります。

将来性

近年、AIエンジニアのニーズは高く、引き続きこの傾向は続くと予想できます。画像認識による顔認証や音声認識によるAIスピーカーなどはすでに実用化されており、今後もAIが活用される分野は増えていくでしょう。

AIの活用事例
  • ・顧客の質問に答えるチャットボット

    ・工場での不良品の検品

    ・建設現場での点検の自動化

    ・作物の生育状況の把握と収穫量の予測

    ・病気のリスク予測

    ・介護ロボット
     

AIの活用に伴いAIエンジニアが求められる機会も増えるため、これからAIエンジニアに就職する人には多くの選択肢が広がっています。

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7. まとめ

現在は多様な産業でAI技術が活用されており、AIエンジニアは需要が高い仕事です。就職先の選択肢はIT系のベンチャー企業から外資系企業まで幅広く、AIエンジニアとして経験を積んだ後はAIコンサルタントとしてAI導入のサポートを行う道もあります。
新卒でAIエンジニアを目指す場合は、応募書類に今までに学習したスキルや資格を記載しアピールにつなげましょう。

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