IT業界に属する4つの業界と、IT業界に向いている人の3つの適性とはIT業界とは?新卒が目指せる職種と必要なスキルについて

最終更新日:2021年8月31日

近年では、IT業界が急速に発展していることが広く知られるようになりました。現在就職活動を行っている人や、これから就職活動を控えている人は、将来性の高い企業としてIT業界に属する会社を志望する場合も少なくないでしょう。しかし、具体的にIT業界とはどのような業界で、どのような職業が存在しているのでしょうか。ここでは、IT業界の定義、市場規模、将来性、新卒が目指せるIT業界の職種、そしてIT業界で働く人に求められる適性・スキルについて解説します。

1. IT業界とは

まず、IT業界の定義、市場規模、そして将来性について解説します。

IT業界の定義

IT(Information Technology)業界は、日本語では「情報通信産業」と訳されます。情報技術を活用した商品・サービスを提供する様々な企業の集まりを指し、それらの企業は「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」「情報処理業界」「インターネット・Web業界」の4つの業界にさらに分類されます。このようにIT業界は細分化されており、それぞれの業界の働き方や従業員に求められるスキルなどは大きく異なります。

・ソフトウェア業界:主にコンピューターやアプリケーションなどの目に見えないプログラム開発を行う業界
・ハードウェア業界:主に電子機器類などの目に見える機械・設備の製造を行う業界
・情報処理業界:クライアントのシステム開発から保守・運用までを請け負う企業(SIer企業)と、一定期間必要な人数のエンジニアを派遣する企業(SES企業)が属する業界
・インターネット・Web業界:Webサイト、Web広告、SNSなどの開発を行う業界

IT業界の市場規模

株式会社矢野経済研究所の発表(※)によると、日本国内の民間企業におけるIT市場規模は、2011年以降右肩上がりの成長を続けており、2019年度は12兆8,900億円であることが判明しました。2020年度以降は、新型コロナウイルスの影響を受けてテレワーク環境の整備に向けた設備投資などが好調である一方、業界全体は業績不振の影響を受けて市場規模は縮小すると予想されています。

※参考:株式会社矢野経済研究所「2021年度の国内民間企業のIT市場規模は前年度比4.3%減の12兆3,500億円と予測」

IT業界の将来性

AI、IoT、クラウドなど様々な新しい技術が生まれたことにより、あらゆる業界にIT技術が影響を及ぼすようになりました。例えば、オンライン決済サービス・資産管理用システムなど、IT技術を生かした金融サービスである「Fintech(Finance Technology)」の誕生はその一例として挙げられます。このように、今後もIT技術はあらゆる業界と結びついていき、大きく発展することが予想されています。

その一方で、日本では国内のIT人材不足が重大な問題です。経済産業省の発表(※)によると、2030年には約79万人不足すると言われています。今後IT人材を増やす施策を講じなければ、日本のITレベルは世界と大きく差をつけられてしまうでしょう。

※参考:経済産業省「IT 人材需給に関する調査」p.1より

2. 新卒が目指せるIT業界の職種

次に、新卒が目指せるIT業界の職種について解説します。各職種の年収情報は、レバテックキャリアに掲載されている募集情報を参考にしています。

システムエンジニア

システムエンジニアとは、システム開発の工程において主にクライアントからのヒアリング、設計書の作成、完成したシステムのテストを行う仕事です。また、システム開発を行うチームをまとめるリーダーのような役割を担う場合もあります。しかし、システムエンジニアの定義は企業によって異なるため、注意が必要です。

クライアントから的確にニーズを引き出すためのコミュニケーションスキル、設計書を作成するためのプログラミングスキル、そしてチームをまとめるためのマネジメントスキルなど、幅広い知識・技術が求められます。システムエンジニアの平均年収は、約450~550万円です。

プログラマー

プログラマーとは、上述したシステムエンジニアが作成した設計書を元に、実際にプログラムを作成するプログラミングを行う仕事です。開発するシステムによって使用されるプログラミング言語が異なるため、習得した言語の数が多いほど様々な仕事に関わることができます。プログラマーの平均年収は、約400~500万円です。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、Webサイト・アプリケーションなどのデザインをする仕事です。クライアントに依頼されたWebサイト・アプリケーションを開発する場合もあれば、一つの企業の専属のデザイナーとして働くという場合もあります。Webに特化したデザイン技術に加えて、Webサイト・アプリケーションを構築するためのコーディング・プログラミングスキルが求められます。Webデザイナーの平均年収は、約400~500万円です。

3. IT業界に向いている人の適性

最後に、IT業界に向いている人の適性について解説します。

新しいことを勉強することが好きである

IT業界は非常に速いスピードで変化しているため、新しい情報・技術が次々と生まれています。数年前まで最も人気を誇っていたプログラミング言語が、現在ではほとんど使われなくなってしまった、ということがよく起こります。

つまり、IT業界で働くエンジニアやデザイナーがクライアントに最良の制作物を提供し続けるためには、最新の知識・技術を積極的に身につける必要があります。好奇心が旺盛で、自ら新しいことを学びたいという意欲的な姿勢を持っている人こそ、IT業界で活躍できると言えるでしょう。

論理的思考力がある

論理的思考力は、エンジニアやデザイナーにとって最も重要な能力の一つです。設計書の作成、プログラミング、デザインのレイアウトなど、様々な場面でロジカルに考えることが求められます。これらの作業は、一つでもミスがあった場合に成立しない仕組みなっているためです。したがって、IT企業も論理的思考力があるかどうかを重要な採用基準に設定しています。なんとなくなどの感覚で動いてしまう人は、IT業界には向いていないと言えるでしょう。

コミュニケーションに苦手意識がない

IT業界で働く人はずっとパソコンと向き合って仕事をしているというイメージを持っている人も少なくありませんが、実際には人とのやり取りが重要な業務の一部を占めています。例えば、クライアントから正確にニーズを引き出すため、またチームでしっかりと連携してプロジェクトを進めるために、コミュニケーションスキルが必須になります。コミュニケーションに苦手意識がない人こそ、IT業界に向いていると言えるでしょう。

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