フロントエンドエンジニアは新卒・未経験でもなれる?採用される5つの方法

フロントエンドエンジニアは新卒・未経験でもなれる?採用される5つの方法
フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションにおいて、ユーザーが閲覧したり操作したりする部分を設計・構築します。新卒を歓迎する求人も多いため、ITに関心がある人や新しい知識を追うのが好きな人に向いている職種です。 この記事では、フロントエンドエンジニアの仕事内容や給与、新卒で採用されるために身につけておくと良いプログラミング知識を紹介します。

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1. フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやサービスにおいて、ユーザーが実際に閲覧・操作する部分である「フロントエンド」を開発する職種です。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドはWebサイトの視覚的な部分で大きな役割を果たします。フロントエンドエンジニアの主な仕事は、ユーザーやクライアントの利用しやすさを考慮してUIやCMSを構築することです。

UIを構築する

UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーが触れる表示画面などのことで、ユーザーとサービスの接点となる部分を指しています。フロントエンドエンジニアは、主にWebデザイナーが制作したデザインをもとにUIを構築していきます。

CMSを構築する

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、HTMLなどの知識がなくても簡単にWebサイトの制作や更新ができるシステムのことです。世界的に有名なCMSとして、WordPressが挙げられます。

最近では更新のしやすさなどからCMSを導入する企業が増えています。新卒で入社する勤務先によっては、CMSの構築やカスタマイズもフロントエンドエンジニアの仕事に含まれるでしょう。

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フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い

フロントエンドエンジニアと似た名前の職種に、「バックエンドエンジニア(またはサーバーサイドエンジニア)」という仕事があります。

バックエンドとは、サーバーやデータベースなどユーザーの目には見えない仕組みを指しており、それらのシステムを開発するのがバックエンドエンジニアです。

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアは、使用するプログラミング言語が異なりますが、職場によっては一人のエンジニアが兼任する場合もあります。

関連記事:フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いとは?それぞれの適性や将来性を解説

フロントエンドエンジニアの年収

レバテックキャリアの募集を参考にすると、フロントエンドエンジニアの年収は新卒では約300〜400万円、全体では約500〜600万円です。

また、国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本における給与所得者の平均給与は443万円となっており、フロントエンドエンジニアの給与は比較的高いことがわかります。

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フロントエンドエンジニアの適性

未経験の新卒からフロントエンドエンジニアに採用されるには、自分に適性があるかどうかを見極めることが大切です。ここでは、フロントエンドエンジニアに向いている人の特徴をいくつか紹介していきます。

プログラミングが好き

プログラミングが好きな人ほど、フロントエンドエンジニアに向いています。Webサイトやアプリケーションなどサービスをつくっていくには、プログラミングを使った作業が不可欠です。

プログラミングには、トライアンドエラーを繰り返し行う粘り強さが求められます。コツコツと作業を進めることや論理的な思考が得意な人は、フロントエンドエンジニアに向いている可能性が高いでしょう。

反対に、地道な作業が苦手でプログラミングを好きになれない人は、フロントエンドエンジニアの仕事を続けるのは難しいかもしれません。

新しい技術に関心がある

新しい技術に関心があるのも、フロントエンドエンジニアに向いている人の特徴です。IT技術や流行りのデザインは、非常に速いスピードで変化しています。

そのため、エンジニアとして成長しながら結果を出し続けるには、最新の技術やデザインについて自ら学ぶ姿勢が欠かせません。

新しい情報を収集するのが好きな人や勉強が苦にならない人は、フロントエンドエンジニアへの適性があるといえるでしょう。

人を喜ばせるのが好き

フロントエンドエンジニアは、人を喜ばせることが好きな人に向いています。
フロントエンドエンジニアは、ユーザーやクライアントにとって利用しやすいサービスをつくるのが仕事です。自分が開発したものが直接ユーザーの目に触れることは、大きなやりがいにつながります。

人とコミュニケーションをとるのが好き

コミュニケーション力が高い人は、フロントエンドエンジニアとしてスムーズに仕事を進められるでしょう。
フロントエンドエンジニアはWebデザイナーがつくったデザインをもとにWebサイトを構築します。そのため、Webデザイナーとは密なやりとりが必要です。

人とコミュニケーションをとるのが好きな人や相手の話に耳を傾けられる人は、フロントエンドエンジニアに向いています。

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2. 新卒からフロントエンドエンジニアを目指せる?

新卒未経験からフロントエンドエンジニアとして採用されることは可能です。また、エンジニアというと「理系の仕事」というイメージを持つ人もいますが、フロントエンドエンジニアは文系でも目指せます。

前述したフロントエンドエンジニアの適性がある人、デザインの知識やセンスがある人は、強みとして選考でアピールしましょう。

学生のうちに身につけておくべきWeb系の知識

就活を有利に進めるなら、学生のうちに一定の知識を身につけておくのもおすすめです。
新卒が働き始めてすぐに高度なスキルを求められることはあまりありません。しかし、プログラミング言語に触れた経験があれば仕事への適性や意欲をアピールできます。

新卒が学習しておくと良い内容をまとめているので、参考にしてください。

プログラミング

フロントエンドエンジニアは、HTML・CSS・JavaScriptなどのフロントエンドを開発するプログラミング言語を扱います。

HTML・CSSは、基礎的な言語としてWebサイトの骨組みを構築する際にほぼ必ず活用されています。JavaScriptは、クリックしたボタンの色や形を変化させるなど、動的な処理をWebサイトやサービスに加えるための言語です。

ほかにもさまざまなプログラミング言語がありますが、フロントエンドエンジニアを目指すなら、まずはこの3つから学習しましょう。

UI・UX

UIはユーザーとWebサイトやサービスの接点を意味し、具体的にはユーザーが閲覧・操作する画像やフォント、ボタンなどが含まれます。UXはWebサイトやサービスを利用したユーザーがどのような体験をするか、その際の満足度などの総称です。

ユーザーが利用しやすいコンテンツを開発するためにも、フロントエンドエンジニアはUI・UXについて学ぶ必要があります。

CMS構築

フロントエンドエンジニアには、CM構築・カスタマイズに関する知識も必要です。

最近ではCMSを導入している企業も多く、知識があれば仕事に役立てられます。WordPressなどの有名なCMSを使ったWeb制作を経験しておくとよいでしょう。

SEO

SEO(検索エンジン最適化​​​​)とは、検索エンジンを通してサイトを訪れる人を増やすことでWebサイトの効果を上げる手法です。具体的には、WebサイトをGoogleなどの検索結果に上位表示させることを意味します。

フロントエンドエンジニアには、SEOを考慮してWebサイトを構築することが求められるため、SEOの知識が役立ちます。

バックエンドの知識

PHPやRubyなどバックエンドで扱うプログラミング言語にも触れておくのもおすすめです。サーバー側の仕組みを構築するのはバックエンドエンジニアの仕事ですが、知識があればよりスムーズに連携して仕事を進められます。

フロントエンドとバックエンドどちらものスキルを持っていると仕事の幅が広がり、エンジニアとしての価値を高められるでしょう。

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フロントエンドエンジニアを目指す新卒におすすめの学習方法

フロントエンドエンジニアに求められるプログラミング知識を身につけるための、具体的な学習方法を紹介します。

プログラミングスクール

プログラミングスクールでは、カリキュラムに沿って実践的なプログラミングスキルを身につけられます。わからないことがあればいつでも講師に質問できるため、未経験からでも学びやすいのが魅力です。

最近ではオンライン型のスクールも増えているため、生活スタイルに合わせて受講方法を選べます。

新卒向けプログラミングスクールのレバテックカレッジなら、プログラミング未経験から3カ月でWebアプリケーションの開発スキルを身につけられます。フロントエンドエンジニアに限らず、現場で活躍できるエンジニアを目指す新卒の方は、ぜひ利用を検討してください。

長期インターンシップ

エンジニア職種を対象とした長期インターンシップに参加すると、実際の仕事現場を体験しながらプログラミングを学べます。

インターンシップでは、現役のエンジニアからアドバイスをもらえたり、職場のリアルな雰囲気を感じられたりするのが魅力です。

関連記事:エンジニアのインターンに参加するメリットは?選考を突破するコツも解説

独学

書籍や学習サイトを活用して、プログラミングを独学で学ぶこともできます。独学のメリットは、低コストで自分のペースで学習を進められること。基礎知識であれば、無料の学習サイトやアプリケーションも活用できます。

いきなりスクールに通ったり、長期インターンシップに参加したりするのに抵抗感がある人は、まず独学から始めてみるのがおすすめです。

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3. 新卒でフロントエンドエンジニアに採用される5つの方法

新卒からフロントエンドエンジニアとして採用されるための方法として、以下の5つがあります。

・新卒採用に応募する
・長期インターンシップに参加する
・プログラミングスクール経由で就職する
・ポートフォリオでアピールする
・資格を取得する

就活対策としてどのようなことができるのかを見ていきましょう。

新卒採用に応募する

新卒からフロントエンドエンジニアを目指す一般的な方法は、新卒採用に応募することです。就職サイトなどから、新卒向けの求人を探して応募しましょう。新卒向けの就活エージェントに相談して求人の紹介を受けるのも一つの方法です。

就活エージェントでは、自分で探せなかった非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。就活全般に対するアドバイスや選考対策もしてもらえるので、一人で就活を進めるのが不安な人は利用するとよいでしょう。

長期インターンシップに参加する

長期インターンシップ中に企業の目に留まる結果を出すことで、企業から新卒社員としての内定をもらえたり、優先的な選考の案内を受け取れたりする可能性があります。

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プログラミングスクール経由で就職する

プログラミングスクールの中には、受講生の就職支援を行っているスクールもあります。フォローの手厚いスクールでは、受講生の成長度合いや学習意欲を積極的に企業に伝えてくれるケースも。
レバテックカレッジでも新卒向けの就職支援を行っているので、ぜひご相談ください。

ポートフォリオでアピールする

就活でスキルをアピールするには、ポートフォリオが有効です。ポートフォリオとは、自分の経験やスキルをまとめた作品集のことで、主にエンジニアやWebデザイナーを目指す人が自分のスキルを伝えるために作成します。

ポートフォリオには、自分の制作したWebサービスやWebサイトなどの成果物をいくつか掲載し、使用した言語やツール、制作物をつくろうと考えた背景、工夫した点などを記述するのが一般的です。

関連記事:エンジニア向け!就活で使えるポートフォリオの構成例と作成の注意点

資格を取得する

フロントエンドエンジニアを目指すなら、資格の取得もおすすめです。フロントエンドエンジニアになるために必須の資格はありませんが、資格を取得することで客観的なスキルの証明になり、新卒採用の選考において有利に働く可能性があります。

フロントエンドエンジニアに役立つ資格として基本情報技術者試験Webデザイン検定Webクリエイター能力検定などが挙げられます。

4. 新卒がフロントエンドエンジニアになるメリット

新卒からフロントエンドエンジニアになる場合には、いくつかの長期的なメリットが挙げられます。新卒からフロントエンドエンジニアを目指す人は、ぜひ参考にしてください。

最新のIT技術が身につく

フロントエンドエンジニアはプログラミングからデザインまで幅広い分野にかかわるため、進歩が激しいIT業界の中でも特に多様な技術に触れられます。

新しいものが好きな人にとっては最新の技術が身につく環境があり、刺激の多い仕事だといえるでしょう。

将来性がある

フロントエンドエンジニアを含むIT分野の仕事は、将来性があるといわれています。経済産業省が発表している「IT分野について」によると、日本国内のIT人材不足は2030年に最大で約78.9万人まで膨れ上がるとのこと。

昨今は新型コロナウイルスの影響を受けてWebサービスの重要度が増しているため、IT人材の需要は今後も伸び続けると期待できます。

転職しやすい

フロントエンドエンジニアを含むエンジニア職は、実力で評価が決まるのが一般的です。そのため、能力さえあれば年齢や経験年数に関係なく、自分が志望する企業や働きやすい環境を選べます。
新卒で入社した企業でスキルを身につけた後は、転職でより興味がある分野に進む道もあります。

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5. 新卒のフロントエンドエンジニアが知っておきたいこと

新卒からフロントエンドエンジニアを目指すなら、以下のような心構えが必要です。いざ働き始めた時に「想像と違った」とならないようにしておきましょう。

常に学び続ける必要がある

フロントエンドエンジニアは、自ら積極的に勉強しないと結果を出すのが難しくなってしまう仕事です。常に最新の技術や情報に触れられるというメリットは、一方で、常に学び続けることの重要性を意味しています。

最新の技術に関心が高く、学ぶことが好きな人にとっては問題でないかもしれません。しかし、そうでない人にとっては仕事以外の時間に勉強するのは大変だと感じるでしょう。

複数のデバイスやブラウザに対応する必要がある

フロントエンドエンジニアは、ユーザーがアクセスに利用するデバイスやブラウザのすべてに対応するシステムを開発しなければなりません。

対応するデバイス・ブラウザが多いほど開発やテストの工数も増えるため、面倒に感じてしまう可能性があります。

依頼主の感覚次第でやり直しが発生する

フロントエンドエンジニアの仕事は、依頼主の感覚次第でやり直しが発生するため注意が必要です。ここでいう依頼主とは、自社サービスを開発する企業の場合はサービスの企画担当者や営業職などのビジネス側の社員、また、受託開発の企業の場合は案件の依頼元である顧客企業を指します。
依頼主が希望する仕様書通りに開発しても「想像と違った」といった理由で満足してもらえないかもしれません。

フロントエンドエンジニア側に落ち度がない場合でも、修正作業が発生する可能性があるのは仕事の大変さの一つです。

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6. まとめ

フロントエンドエンジニアは新卒の未経験でも目指せる仕事です。特にプログラミングが好きな方や、デザイン、UI/UX設計への関心が高い方は適性があるでしょう。

本格的な就職活動をスタートする前に、HTMLやCSSなどのプログラミングスキルを習得しておくことで、選考を有利に進められます。独学のほか、オンライン学習サイト、プログラミングスクールなどを活用して、学生のうちから知識を身につけておくのがおすすめです。

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