Web業界の市場動向と、Webサービスの開発・運営を支える職種について解説Web業界の市場規模は急速に拡大中!新卒学生のチャンスとは?

最終更新日:2021年8月31日

Eコマースやソーシャルメディアに代表されるように、Webサービスは私たちの日常生活に欠かせないものになりました。Web業界の市場規模は1兆9000億円を超えており、今後も更なるモバイル機器の普及や、リアル世界との融合などによって、上昇トレンドは続くと見込まれています。本記事では、新卒学生向けに、Web業界の動向や目指せる職種について解説します。

1. Web業界とは?

Web業界とは、一般的にインターネットを介してサービスを提供する企業を指します。就職活動、旅行の予約、オンラインゲーム、ネット銀行など、日常生活でもWebサービスを利用する機会は多いのではないでしょうか。スマートフォンの普及と共に、いつでもどこでもインターネットが利用できるようになり、Webサービスは一気に身近なものになりました。

検索エンジンやポータルサイト、ソーシャルメディア、EコマースなどもWebサービスに含まれます。Google・Amazon・Facebook・Netflixといった、時代を代表する多くの企業がオンラインでのサービスを展開していることから分かる通り、Web業界は現代のビジネスには欠かせない存在です。

Webサービスは利用者の場所を問わないため、全世界に広めることも可能です。これまでには考えられないほど、多数のユーザーを獲得する可能性を秘めていると言えるでしょう。また、売り手と買い手、あるいはサービス提供者と利用者のマッチングをする仕組みも、Web業界の拡大と共に普及してきました。

2. Web業界の市場規模

インターネットを介して提供されるサービスの増加に伴い、Web業界の市場は拡大を続けてきました。その市場規模や、Web業界に含まれるビジネスモデルについて整理します。

拡大する市場規模

経済産業省の特定サービス産業動態統計調査(※)によると、インターネット付随サービス業における2020年の売上高合計は1兆9256億円に達しています。この業態には、課金・決済代行業務やコンテンツ配信、さらにはサイト運営業務なども含まれます。また、Webサービスを支えるサーバー管理やセキュリティ対策のサービスも対象となっています。前年比10.1%の増加であり、Web業界の市場規模が急速に拡大していることがわかります。

※参考:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」p26より

Web業界のビジネスモデル

Web業界では、新たなビジネスモデルが日々考案され、市場の拡大に寄与しています。これまでには存在しなかったサービスの登場により、利便性や効率性が向上し、より多くのユーザーがWebサービスを利用できるようになっています。

広告

メディア事業が代表的です。ユーザーを集客した上で、そのユーザーに訴求したい企業から広告費を得ます。テレビや新聞といったマスメディアに代わり、動画配信サイト、ポータルサイト、ソーシャルメディア、ニュースサイトといったWebサービスが広告業界に参入してきました。

販売

仕入れた商品を販売する直販系と、販売者と購入者をつなげるマーケットプレイス系のビジネスモデルが挙げられます。コロナ禍の影響でオンラインショッピングが浸透し、Eコマースは拡大を続けています。また、誰でも商品を出品・販売できるフリマアプリも普及してきました。

コンテンツ

物品に限らず、動画やゲームといったデジタルコンテンツも販売されるのがWeb業界の特徴です。特に、定額課金で利用し放題というサブスクリプション型のサービスが増加しています。

プラットフォーム

宿泊先を貸したい人と借りたい人をマッチングさせるAirbnb、自動車に乗りたい人と乗せたい人を引き合わせるUberのように、需要と供給を満たすプラットフォームが開発されています。余剰資産の稼働率を高めて、コストの最適化を実現できるのが利点です。

3. Web業界の職種

Web業界には、エンジニア系の職種に加えて、管理系や営業・マーケティング系の職種が存在します。キャリアパスとしては、新卒で就いた職種の専門性を高めていくケースと、途中で異なる職種にキャリアチェンジするケースが考えられます。

フロントエンドエンジニア

Webブラウザやスマートフォンを使うユーザーに対し、インタラクティブな操作ができる仕組みを開発する技術者です。優れたユーザー体験を実現するよう、見栄えや使い勝手につながる画面を実装します。主にHTML/CSS/JavaScriptを使用します。

サーバーサイドエンジニア

ユーザーの情報や配信するコンテンツをデータベースに格納したり、そのサービスに必要な機能を実装したりするのが役割です。ユーザーからの目に触れる部分ではなく、サーバー側で稼働するプログラムを開発します。よく使われる言語はPHP/Ruby/Java/JavaScriptなどです。

Webデザイナー

グラフィックの制作やUI(ユーザーインターフェース)の設計を通して、魅力的なWebサービスを開発します。フロントエンドエンジニアと協業して、デザインの考案に責任を持ちます。

Webディレクター

エンジニアやデザイナーをとりまとめて、Webサービス開発のプロジェクトを進行する役割です。プロジェクト管理や品質管理に責任を持ちます。新卒で採用されるケースは少なく、数年の経験を積んでから、Webディレクターにキャリアアップするのが一般的です。

Webマーケター

Webサービスの集客やブランド認知向上、売り上げ拡大の施策を実施します。マスメディアとは異なり、オンラインでの活動を中心に行うのが特徴です。デジタルツールを駆使して、見込み顧客に訴求するコンテンツ配信や広告出稿を行います。

4. 新卒学生が注目するべきWeb業界のトピックス

今後、市場がさらに拡大していくと予想される分野のビジネスモデルについて解説します。ぜひ就職活動の際の参考にしてください。

決済サービス

モバイル決済やキャッシュレス決済の普及が進んできました。リアルでもオンラインでも、支払いの手間を省き、利便性を高めるので、商品購入を後押ししてくれるサービスです。決済サービス運用業者は、一般的に決済手数料から収益を獲得するビジネスモデルを採用しています。

リアルとの融合(OMO・IoT)

オンラインで事業を展開してきた企業が、リアルでのサービスに進出しているケースが見受けられます。例えば、Eコマース企業が無人店舗を展開するように、リアルとオンラインでデータを統合して、新たなユーザー体験をもたらすのが狙いです。また、IoT(Internet of Things)技術によって、センサーやカメラを活用し、リアルの情報を自動的に収集・分析する手法も提案されてきました。

D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)

商品開発を行っていたブランドが、消費者と直接つながりを持って販売に携わるビジネスモデルを指します。消費者のニーズを商品開発に反映し、ブランド認知を高められるのが利点です。Eコマースの運営とマーケティング機能が協力し、事業を拡大していきます。

5G

5Gを活用した大容量・高速・低遅延のモバイル通信環境の普及が近づいています。これまでの通信回線では難しかった、動画やVR(仮想現実)の高速配信など、Webサービスにおける新たな使い方が期待されています。

AI・機械学習

顧客情報や売上情報といったデータを蓄積してきた企業は、AIの分析を活用し、人手では得られなかった新たな洞察を得ることができます。具体的には、売上予測によるプロセス最適化や、画像分析を活用したサービス提供などが考えられます。

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