ITエンジニアになるための第一歩はエンジニアの種類を理解すること!仕事内容や年収をチェック学生向け|ITエンジニアの種類を徹底解説!就職しやすいのは?

最終更新日:2021年9月15日

ITエンジニアというと、どのような仕事を思い浮かべますか?近年、高い需要が続くITエンジニアですが、実はその役割や分野によってさまざまな種類が存在します。就職活動を始める際には、まずITエンジニアの種類や仕事内容についてよく理解し、自分が目指す方向性を明確にすることが重要です。
本記事では、ITエンジニアの種類や仕事内容・平均的な年収などをご紹介していきます。「ITエンジニアに興味があるけど、具体的に何をするのかよくわからない……」という学生は、ぜひ参考にして就職活動に役立ててください。

1. 就職活動にはエンジニアの種類の理解が欠かせない

ITエンジニアへの就職を目指す場合、まず大切なことはエンジニアの種類を理解することです。それは、ITエンジニアと一口に言ってもさまざまな職種があり、必要とされる知識や適正・仕事のスタイルなどが大きく異なるからです。

たとえば、Webサービス開発もITエンジニアの仕事ですし、家電製品の組み込みソフトウェア開発もITエンジニアの仕事です。ITエンジニアの仕事は、非常に幅広い分野にまたがっています。

「とりあえずIT系ならなんでもOK」といった軽い気持ちで就職してしまうと、自分のイメージと実際の仕事内容にギャップを感じ、早々と退職するなどということになりかねません。そんなミスマッチが起きないようにするためにも、まずはITエンジニアの種類をしっかりと理解し、自分が進むべき道を明確にする必要があります。

2. 学生向け|9種類のITエンジニアの仕事内容や年収をチェック

本章では、新卒でも目指しやすい9種類のITエンジニアの職種について、仕事内容や必要な知識、平均的な年収などをご紹介していきます。

システムエンジニア

システムエンジニアとは

システムエンジニアとは、システム開発に従事する技術者のことを指します。ただし、このシステムという言葉は非常に曖昧なため、システムエンジニアという言葉も幅広い意味で使われています。

たとえば、WindowsなどのOSはオペレーティング・システムの略です。企業では生産管理システムなどが使われます。Web会議システムなども身近な存在となりました。それぞれ役割が全く異なるものですが、同じシステムという言葉が使われています。そして、これらのシステムを開発する技術者のことをすべてシステムエンジニアと呼びます。

このように、システムエンジニアの定義は非常に曖昧で、携わる分野や業界によって仕事の領域も大きく異なってきます。

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアの仕事と言うと、プログラミングを想像する方もいるかもしれませんが、実際にはプログラムを書くのは仕事のほんの一部です。プログラムをほとんど書かないシステムエンジニアも存在します。

システムエンジニアの定義は曖昧ということは前述した通りですが、大まかな仕事の流れは共通して以下のようなものです。

顧客へのヒアリング

システムの概要を設計

顧客と意識のすり合わせ

システムの詳細を設計

プログラミング

テスト

納品

保守・改修

企業によって、1人のシステムエンジニアが上記全ての業務を担ったり、それぞれのフェーズを別々のエンジニアが担当したりするなど、仕事のスタイルは異なります。なお、プログラミングのみを担当する技術者のことをプログラマーと呼びます。多くの場合、システムエンジニアが顧客へのヒアリングをしてからシステム全体の設計をし、それをもとにプログラマーが実際にプログラムを書きます。

システムエンジニアの年収

厚生労働省による「平成30年賃金構造基本統計調査」を参照すると、システムエンジニアの平均年収は475万円(※)です。ただし、キャリアや企業によって年収は大きく異なり、新卒時の給与も幅があります。

※参考:レバテックキャリア システムエンジニア(SE)とは?仕事内容や年収、キャリアパスまで徹底解説

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアの仕事内容

多くの人が利用しているSNSサービスやWebサイトなどの目に見える部分(フロントエンド)を、HTMLやCSS・JavaScriptといったプログラミング言語を使って開発するのがフロントエンドエンジニアです。

文字を入力したり、ボタンをクリックしたりと、直接ユーザーの目に触れる部分のため、興味を惹くような優れたデザイン性が求められます。人気のサービスとなるか否かは、フロントエンドにかかっていると言っても過言ではないでしょう。

基本的にはデザイナーが考えたイメージを具体的な形にしていくのがフロントエンドエンジニアの仕事ですが、プロジェクトによってはデザイン的な部分を担うこともあります。そのため、センスがよくデザインに精通していると仕事の幅がさらに広がります。

フロントエンドエンジニアとして新卒採用された場合、まずは資料作りやプログラミングの手伝いといった簡単な仕事からスタートするのが一般的です。そこで基礎知識を学びながら技術を身に付け、やがてはデザイナーと一緒に画面を作り込んでいく仕事を担当するようになります。

フロントエンドエンジニアの年収

フロントエンドエンジニアとしてキャリアを積んだエンジニアの平均的な年収レンジは350~700万円程度です(※)。

※参考:レバテックキャリア フロントエンドエンジニアとは?スキルや年収、求人例も徹底解説

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアの仕事内容

皆さんが何気なく利用している各種Webサービスですが、画面の裏ではさまざまな処理が走っています。例えばSNSで「いいね」ボタンを押した時、画面の裏側では「誰がいつどんな投稿にいいねを押したか」といった情報がデータベースに登録されています。

このような裏側の処理全般を開発・保守するのがサーバーサイドエンジニアの仕事です。PHPやRuby・Javaなどといったプログラミング言語を扱うため、プログラミングに関する知識やデータベースなど各種サーバーに関する知識が必要とされます。

新卒でサーバーサイドエンジニアに採用された場合、まずはプログラミングを担当することになるはずです。

サーバーサイドエンジニアの年収

レバテックキャリアに掲載されている求人情報から推測されるサーバーサイドエンジニアの年収は400~1,000万円です(※)。

※参考:レバテックキャリア 未経験からサーバーサイドエンジニアを目指す方法

データベースエンジニア

データベースエンジニアの仕事内容

データベースの設計・開発を主に担当するのがデータベースエンジニアです。データベースとは、大量のデータを検索・編集しやすいように保管したもので、私たちの生活のさまざまな場面で活用されています。たとえば、SNSや通販サイトなどのWebサービスは、データベースなしでは利用することができません。このように、多くの業界において、データベースの重要性はますます高まっています。

物理的にデータベースサーバーを構築することもあるため、データベースエンジニアにはハードウェアに関する知識も必要とされます。また最近では、クラウド上のサービス利用が増えており、各種サービスに関する知識も求められるようになりました。

新卒としてデータベースエンジニアに採用された場合は、まずは簡単なプログラミングや各種資料の作成、データベースの運用状況の確認といった、先輩エンジニアのサポート的な業務からスタートすることが多いでしょう。

データベースエンジニアの年収

経済産業省が2017年に調査した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、データベースエンジニアの平均年収は758.2万円です(※)。データベースエンジニアは専門性が求められる市場価値の高い職種のため、ITエンジニア全体で見ても平均より高い年収が期待できるでしょう。

※参考 レバテックキャリア データベースエンジニア転職で成功するには?必要なスキルや年収を解説

インフラエンジニア

インフラエンジニアの仕事内容

Webサーバーやデータベースサーバーといった、システムの基盤となる部分(インフラ)を設計、開発、設置するのがインフラエンジニアの仕事です。プログラムに関する知識はもちろんのこと、ハードウェアに関する知識や、物理的な設計能力なども必要とされます。

また、ITインフラがダウンすると業務に支障が出てしまい、場合によっては莫大な損害が出ることもあるため、各種サーバーの保守・運用も重要な仕事です。サーバーに何らかの異常を見つけた場合には、復旧作業も行います。

インフラエンジニアの年収

レバテックキャリアに登録されているインフラエンジニアの求人案件を見てみると、年収は700〜1,500万円ほどです(※)。高い専門性が求められるだけでなく、24時間・365日続くサーバーを保守・運用するハードな仕事のため、一般的なITエンジニアに比べて年収は高めとなっています。

※参考:レバテックキャリア インフラエンジニアとは|概要や仕事内容、求められるスキルなど詳しく解説

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事は、物理的な配線の設計、開発、設置などです。ただ単に線を繋げば良いというわけではなく、安定した通信を確保するためには適切な機器の選定や設置が必要になるため、ハードウェアに関する高い知識が求められます。また、プロトコルといった深い部分でのITに関する知識も必要です。配線時には、屋根裏に登って作業するといった体力的な作業も担当します。

新卒でネットワークエンジニアに就職した場合、まずは運用・保守といった現場作業を担当するのが一般的です。そこで十分な知識を身に付けた後、設計などを担当するようになります。

ネットワークエンジニアの年収

レバテックキャリアに掲載されている求人情報によると、ネットワークエンジニアの年収は400~700万円です(※)。

※参考 レバテックキャリア ネットワークエンジニアとは?仕事内容から年収まで詳しく解説

組み込みエンジニア

組み込みエンジニアの仕事内容

IT技術は、炊飯器や洗濯機といった家電製品などにも活用されており、さまざまな機能がプログラムによって制御されています。それらの制御プログラムを開発するのが組み込みエンジニアです。

パソコンやスマホ用のプログラムであれば、製品リリース後にアップデートすることも可能です。一方で、ネットワークに接続出来ない家電機器の場合、組み込んだプログラムを改修することは基本的に不可能です。システムが正常に作動するよう、組み込みエンジニアはあらゆる状況を想定してプログラミングを行う必要があります。

また、製品の制御プログラムにミスがあると、場合によっては火事などを引き起こす危険もあるため、正確性が求められます。家電製品の制御部分は物理的にコンパクトかつ低コストにおさえることも重要です。

このように、幅広い知識と高度な技術が必要とされるのが組み込みエンジニアです。機械を分解して調べたり、組み立て直したりなど、機械いじりが好きという人には向いているでしょう。最近ではIoTの普及により、組み込みエンジニアの需要が高まりつつあります。

組み込みエンジニアの年収

レバテックキャリアに掲載されている求人情報によると、組み込みエンジニアの年収は300~700万円ほどです(※)。

※参考 レバテックキャリア 組み込みエンジニアの将来性|人手不足と囁かれる理由をご紹介

テストエンジニア

テストエンジニアの仕事内容

テストエンジニアの仕事は、出来上がったプログラムをテストし、バグを見つけ出すことです。
どれだけ精巧に設計し、緻密にプログラミングをしたつもりでも、バグは必ずといって良いほど潜んでいます。そのため、テストはシステム作りで欠かせない作業の1つです。

かつてはプログラムを作成したシステムエンジニアやプログラマーが、テストを担当するのが一般的でした。しかし最近では、テスト専門のエンジニアを用意する企業が増えつつあります。バグが起きやすい箇所やバグが起きると致命的となる箇所を熟知しているテストエンジニアに業務を任せることで、効率的かつ確実にテストを実施することができるのです。

テストエンジニアとして新卒採用された場合、まずはテストの実施を担当することになるでしょう。テストケースにしたがってプログラムを動かし、結果を記録していきます。テストに関する知識が身に付くと、テストケースの作成やテスト計画の作成といった仕事を任されるようになります。

テストエンジニアの年収

レバテックキャリアに掲載されている求人情報によるとテストエンジニアの年収は350~800万円です(※)。

※参考:レバテックキャリア テストエンジニアに転職するためのスキル・知識とは?年収例も紹介

セールスエンジニア

セールスエンジニアの仕事内容

セールスエンジニアの仕事は、ITに関する知識で顧客が抱える問題を見つけ出し、それを解決することです。

そもそも企業向けのシステムなどは、各企業の状況に応じてカスタマイズすることが一般的です。そのためシステムの機能や値段は簡単には決まりません。
システムにいろいろな機能を詰め込めば値段は上がります。逆に機能を削れば価格は安くなりますが、システムが使いにくくなってしまうことも考えられます。価格と性能のバランスが取れたシステムを顧客に提案するのがセールスエンジニアなのです。

顧客にとって適切なシステムを提案するためにも、ITに関する知識は必要不可欠です。それがセールスではなくセールスエンジニアと呼ばれる理由です。

一方で、ITに関する知識だけではセールスエンジニアは務まりません。クライアントの業界の仕事の仕組みや成り立ちなどを理解していないと、適切な提案ができないからです。また、クライアントとの信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルも求められます。セールスエンジニアは、IT技術から業務効率化・クライアント側の業界知識・営業能力まで、幅広く身に付けておくことが必要です。

新卒採用としてセールスエンジニアの職に就いた場合、まずは資料の整理や顧客との連絡といった先輩社員のサポート業務を担当することが多いでしょう。営業やプレゼンの現場に立ち会うこともあるはずです。それらの経験を積んで、セールスエンジニアとして独り立ちします。

セールスエンジニアの年収

レバテックキャリアに掲載されている求人情報によると、セールスエンジニアの年収は400~1,200万円です(※)。卓越したコミュニケーション能力や幅広い知識を持つセールスエンジニアは、非常に市場価値が高い職種です。そのためITエンジニアの中でも年収は比較的高めとなっています。

※参考:レバテックキャリア 未経験からセールスエンジニアを目指すには?

3. 新卒が採用されやすいITエンジニアの種類と注意点

新卒採用の時点で「●●エンジニア募集」と細かく職種を区切っている企業は少ないですが、中でも採用が多いのがシステムエンジニアです。一般的には、ひとまずシステムエンジニアとして入社し、幅広い仕事を担当した後に、専門性を身に付けてキャリアチェンジしていく流れになります。

ただし、先にも解説しましたが、システムエンジニアという呼び方はさまざまな仕事を含んでいるということを理解しておきましょう。Webアプリケーションの開発だったり、組み込みシステムの開発だったり、就職した会社によって任される仕事はさまざまです。

就職活動の際には、まず自分がどんな事に興味を持っているのか、将来的にどうなりたいのかを明確にすることが大切です。その上で、自分の方向性に合った事業を展開している企業への就職を目指すとよいでしょう。

4. まとめ

ITエンジニアと一口に言っても、種類は沢山あり、仕事内容はそれぞれ大きく異なります。ITエンジニアへの就職を目指す場合には、ITエンジニアの種類を理解したうえで、自分がどんな仕事に興味があるか、将来どんなキャリアを描きたいのかを考えてから本格的な就職活動を始めることをおすすめします。

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