組み込みやIoTって何?新卒から組み込みエンジニアになる方法をご紹介!組み込みシステムとは?新卒から切り開く組み込みエンジニアへの道

最終更新日:2021年3月19日

インターネット技術や各種センサー端末の進化に伴い、家電などのモノをインターネットに接続するIoTの需要が拡大しています。そして、このIoTと密接に関係しているのが組み込みシステムです。
組み込みシステムを開発するエンジニアは、プログラミングスキルだけでなくハードウェアに関する深い知識も求められるため、ハードルが高いイメージがあるでしょう。しかし近年では、組み込みエンジニアの深刻な人材不足が続いていることから、未経験新卒からでも採用する企業が増えてきています。
本記事では、組み込みシステムの概要や仕事内容、新卒で組み込みエンジニアになるための具体的な方法などについて解説していきます。

1. 組み込みシステムとは

まずは組み込みシステムと、密接に関係するIoT(Internet of Things)について説明します。

組み込みシステムについて

組み込みシステムとは、機械や装置に搭載するコンピュータシステムのことを示します。他のシステムが汎用的なのに比べ、特定の機能を実現することに特化しているシステムです。代表的な製品としては、デジタル家電、医療用機器、および制御系機器などがあります。DVDレコーダーの自動録画機能やエアコンの自動温度調節などが身近な機能例です。

IoTについて

IoT(Internet of Things)は「モノのインターネット」と訳されます。家電などの製品をインターネットに接続することで、生活や仕事をより便利で豊かにする機能です。

このIoTの技術が登場するまで、従来の組み込みシステムの開発では、搭載された機器を制御することだけを考えて設計されていました。しかしIoTの出現で、機器とインターネットを接続し、データ連携などを実現する設計が求められるようになったのです。そのため、組み込みエンジニアはIoTの知識も携える必要があります。

2. 組み込みエンジニアとは

組み込みエンジニアとは、デジタル家電、自動車、および制御機器などの製品に組み込むソフトウェアを開発するITエンジニアのことです。
ここでは、組み込みエンジニアの仕事内容、新卒入社からの育成過程、年収、およびキャリアパス(企業が想定する社員の道筋)について説明します。

組み込みエンジニアの仕事内容

基本的には他のITエンジニアと似ている部分が多く、ソフトウェア開発における要件定義から基本設計、詳細設計、開発、テストなどを行っていきます。
主な違いとしてはハードウェアを使用する点です。ハードウェアの仕様に合わせたソフトウェアの設計・開発や、ハードウェアと連結させた上での結合テストを行うといった作業が発生します。

新卒のうちは、仕様書に沿ったテストの実施や軽微なバグの修正などの比較的簡単な業務からスタートすることが多く、経験を積むにつれて要件定義や設計などの上流工程を任されるようになるでしょう。

組み込みエンジニアの年収

経済産業省の調査結果によると、組み込みエンジニア全体の平均年収は約603万円(※)となっています。
また、新卒の組み込みエンジニアの年収は、レバテックキャリアの募集を参考にすると約300~400万円が目安となります。

※参考:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」p.7より

組み込みエンジニアのキャリアパス

新卒で入社すると、一般的には他のITエンジニアと同様、プログラマとしてキャリアをスタートさせることが多いです。テストや軽微なバグ修正などの作業を通じて、技術力と現場経験を身につけていきます。

その人自身のスキルにもよりますが、3年目~5年目になると要件定義や設計などといった上流工程を任されることになります。

さらに経験を積むと、マネージャーのような管理職か技術スペシャリストのような専門職の2つの道に分かれていくことが多いので、自分のスキルに合ったキャリアパスを選ぶとよいでしょう。

3. 新卒で組み込みエンジニアになるには

ここでは、企業が求める入社時のスキルや、新卒で組み込みエンジニアになるための戦略をご紹介していきます。

入社時に求められるスキル

一般社団法人「組込みシステム技術協会(JASA)」が、組み込みシステムの開発業者にアンケートした「新卒社員に求める技術知識と人物像」の調査結果から、入社時に求められるスキルをご紹介していきます。
必ずしも以下のスキルすべてを習得する必要はありませんが、就活を有利に進めるためにも、可能な限り学生のうちに習得しておくとよいでしょう。

言語スキル

企業が新卒社員に求めるプログラミング言語のスキルで、最も重要な言語はC言語(※)です。「必要なスキル」と回答した企業が約60%、「習得していればプラス」と回答した企業が約38%となり、合わせて約98%の企業が入社時にC言語を習得していることを求めています。

※参考:組込みシステム技術協会(JASA)「新卒社員に求める組込み技術知識と人物像調査報告書(2019年度版)」p.4より

保有資格

企業が新卒社員に求める保有資格で、最も有用とされる資格は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「基本情報技術者試験」(※)です。「必要な資格」と回答した企業が約20%、「習得していればプラス」と回答した企業が約75%となり、合わせて約95%の企業が入社時にこの資格を保有していることを求めています。

※参考:組込みシステム技術協会(JASA)「新卒社員に求める組込み技術知識と人物像調査報告書(2019年度版)」p.17より

ハードウェア知識

企業が新卒社員に最も求めるハードウェア知識は「回路図が読める」(※)ことです。「必要な知識」と回答した企業が約25%、「知っていればプラス」と回答した企業が約65%となり、合わせて約90%の企業が入社時に「回路図が読める」知識を求めています。

※参考:組込みシステム技術協会(JASA)「新卒社員に求める組込み技術知識と人物像調査報告書(2019年度版)」p.14より

組み込みエンジニアになるための戦略

求められるスキル全てを習得することが難しい場合、まずは「基本情報技術者試験」の資格を取得することをおすすめします。多くの企業が「取得しているとプラス」としている資格のため、就活時にアピール出来るだけでなく、試験勉強をすることで幅広い知識が身に付き、就職後のスキルアップにも役立ちます。

また、組み込みソフトウェアはC言語で書かれていることが多いため、C言語のプログラミングは経験しておくとよいでしょう。
学習方法は本・Webサイトの活用や、プログラミングスクールの利用などさまざまですが、独学では難しいという人は、基礎から丁寧に教えてもらえるプログラミングスクールへ通うことをおすすめします。

4. まとめ

組み込みエンジニアは専門性が高いことから、理系学生にしかなれない、または圧倒的に有利なイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、IoTの普及により組み込みエンジニア全体としての需要が高まっている今、文系や未経験の学生でも組み込みエンジニアとして就職することはできる。就職を検討している学生さんは、やキャリアパスを正しく理解して、本当に自分がやりたい仕事なのか判断することが重要です。

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