新卒で組み込みエンジニアに就職する方法と注意点を解説

新卒で組み込みエンジニアに就職する方法と注意点を解説
組み込みエンジニアは、家電や自動車、産業機器などに搭載されるコンピューターの制御プログラムを開発するエンジニアです。

C言語などを用いてハードウェアとソフトウェアをつなぐ役割を担い、高い専門性が求められる職種となっています。一見ハードルが高い職種ですが、現在はエンジニア不足の影響で新卒や未経験者の採用も増加中です。本記事では、組み込みエンジニアの仕事内容や必要スキル、新卒で目指すためのポイント、志望動機の例文まで詳しく解説します。
無料
まずは登録してみる

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

1. 組み込みエンジニアとは?

組み込みエンジニアとは、デジタル家電、自動車、および制御機器などの製品に組み込むソフトウェアを開発する職種です。ここでは、組み込みエンジニアの仕事内容や活躍する業界について説明します。

組み込みエンジニアの仕事内容

基本的には他のITエンジニアと似ている部分が多く、ソフトウェア開発における要件定義から基本設計、詳細設計、開発、テストなどを行います。主な違いは、ハードウェアを使用する点です。ハードウェアの仕様に合わせたソフトウェアの設計・開発、ハードウェアと連結させた上での結合テストなどの業務が発生します。

新卒のうちは、仕様書に沿ったテストの実施や軽微なバグの修正など、比較的簡単な業務からスタートすることが多いと考えられます。経験を積むにつれて、要件定義や設計などの上流工程を任されるようになるでしょう。

組み込みエンジニアが活躍する業界

組み込みエンジニアの活躍分野は多岐にわたります。ここからは、組み込みエンジニアが活躍する業界を3つ見ていきましょう。

家電業界

組み込みエンジニアの仕事として特にイメージしやすい分野は、家電業界でしょう。
家電業界での組み込みエンジニアは、洗濯機や冷蔵庫、AV機器などの身近な家電や、カーナビを含む車載機器などを制御するシステムを開発します。

消費者にとって身近な製品をインターネットとつなげるIoT技術により、遠隔操作や家電同士の連携などが可能になります。また、センサーを活用して機器を自動で制御することも可能です。

情報・通信機業界

情報・通信機器業界で働く組み込みエンジニアは、スマートフォンやWi-Fiルーターなどの通信機器をより速く、快適に使えるようにする仕事を担当します。たとえば、5G(第5世代通信)のような高速通信を支えるシステムの開発もその一つです。
常に安定した通信を実現するため、高い信頼性と精密な制御技術が求められるのが特徴です。

産業機械業界

産業機械業界で活躍する組み込みエンジニアの主な仕事は、工作機械や産業用ロボットなどの制御システムを設計・開発することです。
家電や自動車、さらにはロケットの部品に至るまで、これらの製品はすべて工作機械によって生み出されています。近年はスマートフォン需要の拡大に伴い、生産設備の自動化が進み、組み込み技術の重要性がさらに高まっています。高品質な製品を安定的に生産するためには、高い汎用性と堅牢性を備えたシステム設計が欠かせません。

未経験でも新卒で組み込みエンジニアになれる?

結論から言うと、未経験でも新卒から組み込みエンジニアになることは十分可能です。
組み込み分野は人材不足が深刻であり、基礎的なプログラミングスキルや理系の知識があれば、入社後の研修で学べる企業が増えています。

なお、大学や専門学校で電子回路や制御系の授業を受けている経験のある学生が多く採用される傾向にあります。ただ、新卒で採用する企業は、即戦力よりも学ぶ姿勢や技術理解の高さを重視する傾向があるので未経験でも興味を持ち、自分なりの努力をアピールすれば採用のチャンスは十分にあります。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

2. 新卒はやめとけ?組み込みエンジニアになる注意点を解説

続いて、「新卒でなるのはやめとけ」と言われることも多い新卒組み込みエンジニア。ここでは、新卒で組み込みエンジニアになる際の注意点ややめとけと言われる理由を紹介していきます。

新卒で組み込みエンジニアはやめとけと言われる理由

新卒で組み込みエンジニアになるのはやめとけと言われる理由を紹介します。

Web系に比べて開発スピードが遅いから

組み込みエンジニアの仕事は、実際の機械や電子部品を動かすためハードウェアと深く関わっています。そのため、ソフトウェアを変更してもすぐに動作を確認できないことが多いです。
一方でWebエンジニアのような分野では、プログラムを更新すればすぐに結果を確認できるためスピード感があります。したがって、組み込み開発では検証やテストに時間がかかるため、進捗が遅いと感じてしまう人もいるのです。特にテンポよく成果を出したい方にとっては、少しじれったく感じる環境かもしれません。

独学で学びにくいから

組み込み開発は、ソフトウェアとハードウェアの両方を理解する必要がある分野です。
たとえば、C言語などのプログラミング言語に加えて、電子回路やセンサーの仕組み、信号処理などの知識も求められます。
そのため、Webアプリのようにパソコン1台あれば学べるというわけにはいかず、学習環境を整えるのが難しいのが現状です。実際の基板やマイコン(小さなコンピューター)を使って動作を確認する必要があるため、初学者が一人で練習するにはハードルが高い面もあります。
とはいえ、最近では教育用のマイコンボードも普及しており、初心者でも学びやすい環境が少しずつ整ってきています。

歴史の長い企業が多く、昔ながらの開発体制の場合もあるから

組み込みエンジニアが働く企業の多くは、電機メーカーや自動車メーカーなどの大手企業です。これらの企業は長い歴史を持っており、その分昔ながらの開発体制が残っている場合もあります。
例えば、手順が細かく決められていて新しい開発ツールを導入しにくかったり、上司の承認を経ないと変更ができなかったりするケースもあります。
そのため、自分のアイデアをすぐに形にしたい人や、最新技術にどんどん触れたい人にとっては物足りなく感じることがあります。一方で、大規模プロジェクトでの開発経験を積める点や、品質管理が徹底している点は、大手メーカーならではの強みともいえます。

文系だと組み込みエンジニアになってから苦労する?

文系出身の方でも、組み込みエンジニアとして活躍することは十分可能です。ただし、理系で学んできた人に比べると、最初はつまずきやすい部分があるのも事実です。
電気回路や物理の知識、プログラムとハードの関係など、理系学生は大学在学中に学んできた内容でも、文系学生にとっては初めて触れる概念が多いため、最初のうちは理解に時間がかかります。
ただ、入社後の研修やOJTで基礎から学べる企業も多く、実際に文系出身で活躍しているエンジニアもたくさんいます。大切なのは、ものづくりへの興味や技術を学びたいという姿勢です。学ぶ意欲を持ち続ければ、文系でも十分にキャッチアップできる環境が整っています。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

3. 新卒で組み込みエンジニアとして配属される方法

新卒エンジニアとして配属される方法はいくつかありますが、そのなかでも最も効率的かつ確実な方法は以下の4つです。
 

  • ・アルバイト・インターンから採用してもらう

  • ・メーカーのエンジニア採用にエントリーする

  • ・メーカーと取引のあるSIerにエントリーする

  • ・就活エージェントに相談してみる


それぞれ詳しく解説します。

アルバイト・インターンから採用してもらう

組み込みエンジニアとしての第一歩を踏み出すには、学生のうちにアルバイトやインターンシップで現場を体験しておくという手があります。多くのメーカーや開発会社では学生向けのインターンを実施しており、実際の開発フローや使われるツールに触れられる貴重な機会になります。

特に、C言語を使ったプログラムの修正やテスト業務を体験できるインターンでは、自分の適性や興味を確かめる良いチャンスになります。また、インターン中に意欲や理解度をアピールできれば、そのまま新卒採用に結びつくケースもあります。

ただし、組み込みエンジニアの募集枠は比較的少なく、理系学生を中心に採用している企業が多いのが現状です。そのため、文系学生の方は早めに応募情報をチェックし、学習意欲や基礎スキルを示せる準備をしておくことが大切です。

関連記事:インターンシップに参加するメリットは?インターンへの参加方法についても解説

メーカーのエンジニア採用にエントリーする

組み込みエンジニアとしてキャリアを築きたい場合は、自動車メーカーや家電メーカー、産業機器メーカーなどのエンジニア職を目指すのが一般的です。こうした企業の募集要項には「組み込み開発」「ファームウェア設計」といった言葉が記載されていることが多く、自分の興味や得意分野に合っているかを確認しやすくなっています。

エントリーの際には、C言語の学習経験やマイコンを使った電子工作、ロボット制作などの具体的な経験をアピールできると有利です。専門知識が浅くても、自分で動かすことが好き、仕組みを理解したいといった意欲を伝えることで、採用担当者に強い印象を残すことができます。

メーカーと取引のあるSIerにエントリーする

メーカーは学生にも人気が高く、就職の難易度が高いのも事実です。そこで、メーカーと取引のあるSIerへ就職するのも組み込みエンジニアとして働く一つの手です。

ただし、その場合は組み込みエンジニアとして働けるのかどうか、プロジェクトへ希望して入ることができるのかや、実装を担当できるのかなどをしっかりと確認する必要があります。

SIerで組み込みエンジニアとして実績を積んでからメーカーへ転職するという道もあるため、エントリーの間口は広げると就職しやすいでしょう。​

就活エージェントに相談してみる

組み込みエンジニア職を目指したいものの、自分に合った企業を見つけるのが難しい場合は、就活エージェントを活用するのもおすすめです。

特に、ものづくりや技術職に強い就活エージェントでは、エンジニア職の非公開求人や、職種ごとの適性を踏まえたキャリアアドバイスを受けられます。自分では見落としていた企業を紹介してもらえる場合もあり、視野を広げる意味でもおすすめな方法です。

また、応募書類の添削や面接対策の支援も受けられるため、準備に不安を抱える学生にとっては大きな安心材料になります。エージェントは複数併用も可能なので、自分に合うサービスを見つけましょう。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

4. 新卒で組み込みエンジニアになるために必要なスキル・知識

新卒で組み込みエンジニアになるために必要なスキル・知識は多くありますが、そのなかでも重要なのは下記の5つです。
 

  • ・プログラミングスキル

  • ・コミュニケーションスキル

  • ・アセンブリ言語についての理解

  • ・リアルタイムOSについての知識

  • ・ハードウェア知識


それぞれ詳しくご紹介します。

プログラミングスキル

組み込みエンジニアを目指す上で、プログラミングスキルは必須です。特にC言語は、組み込み開発現場で今なお主流であり、多くの製品で使用されています。

C言語を使っての基本的な制御構文やポインタの扱い、ハードウェアとのインターフェースを意識したコードの書き方に慣れておくことをおすすめします。

また、C++やPythonなど他の言語に触れることで、柔軟な考え方や設計力も身に付けられるでしょう。大学の授業だけでなく、個人開発や競技プログラミングなどを通じて、実際に動作するプログラムを書く練習を積んでおくと面接時のアピールにも繋がります。

関連記事:プログラミングは就職に有利?必要なスキルや資格、おすすめ企業を紹介

コミュニケーションスキル

組み込みエンジニアは黙々とコードを書く仕事と思われがちですが、実際にはコミュニケーション力も非常に重要です。

開発現場では、ソフトウェアだけでなく、ハードウェア担当者や品質管理、製造チームと連携しながら製品を完成させていきます。そのため、自分の意図を分かりやすく伝える力や、相手の専門知識に配慮した説明力が求められます。

学生時代のグループワークや研究活動、アルバイトなどで、チームで協力しながら成果を上げた経験があれば、アピール材料になるでしょう。技術力とあわせて「協調性」や「伝える力」は、エンジニアでも大切なスキルです。

関連記事:エンジニアに必要なコミュニケーション能力と鍛え方を解説

アセンブリ言語についての理解

組み込みエンジニアとして活躍するためには、アセンブリ言語への基本的な理解があると有利です。
アセンブリ言語とは、コンピューターが理解する機械語(0と1で構成された命令)を人間にも読める形で書けるようにした、最も低レベルに近いプログラミング言語です。例えば、レジスタ(データを一時的に保持する領域)を直接操作することで、マイコンの動作を細かく制御できます。

現在の組み込み開発ではC言語が主流ですが、アセンブリを理解しておくことで、ハードウェアの仕組みや処理の流れをより正確に把握できるようになります。そのため、プログラムの最適化や不具合の原因を特定する際にも大きな助けとなります。

大学の授業や入門書で基礎を学びつつ、LEDを点灯させるなどの簡単なプログラムを実際に動かしてみると理解が深まります。アセンブリが得意でなくても、仕組みを理解しようとする姿勢やC言語との関係を意識して学んでいる点をアピールできれば、評価につなげることが可能です。

リアルタイムOSについての知識

近年の組み込みシステムでは複数の処理を同時に進める必要があるため、リアルタイムOS(RTOS)に関する知識がますます重要になっています。

リアルタイムOSとは、決められた時間内に確実に処理を行うことを目的としたOSのことです。自動車のブレーキ制御や家電の温度管理のように、遅れてはいけない処理を正確に実行するために使われます。

リアルタイムOSを理解するためには、スケジューリング、割り込み処理(優先度の高い処理を即時に対応する仕組み)、タスク間通信といった概念をおさえておく必要があります。これらの概念を理解しておくことで、複数の機能を同時に動かすような複雑な組み込みシステムの設計にも対応できる力が身につきます。

大学では詳しく学ぶ機会が少ない分、自主学習や専門書を使った勉強、RTOSを搭載したマイコンボードでの実験などを通じて学ぶ学生も増えているので、ぜひ一度手にとって知識をつけておくようにしましょう。

ハードウェア知識

組み込みエンジニアは、ソフトウェアとハードウェアの橋渡しをする存在でもあります。そのため、ハードウェアに関する基礎知識を持っていると、製品開発の現場で非常に重宝されます。

たとえば、マイコンやセンサ、LEDなどの基本的な電子部品の役割や、GPIOやI2Cといったインターフェースの仕組みを理解しておくと、ソフトウェア設計の際に配慮が行き届くようになります。電子回路の実験やArduinoなどのボードを使った個人制作を通じて、楽しく学ぶことも可能です。

ハードウェアに関心を持っている姿勢は、組み込み分野における「適性」として企業側にも好印象を与えるポイントになります。

とはいえ、学業をしながらこれらのことを習得するのも簡単ではありません。また、人によって得た方がよいスキルなどは異なるため、迷った場合は就活エージェントに相談するのもよいでしょう。

レバテックルーキーはITエンジニア特化の就活エージェントです。あなたの希望やスキルをヒアリングして今行うべき選考対策をアドバイスしたり、あなたにぴったりの企業を紹介したりと、エンジニアの就活を一貫してサポートしています。
利用は無料ですので、組み込みエンジニアとして就職したい方は、ぜひ以下のボタンからレバテックルーキーに登録してください。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

5. 新卒で組み込みエンジニアになる方はどういう人が多い?

続いて、組み込みエンジニアになるのはどういう人が多いのかを紹介していきます。

ハードウェア等のモノづくりに興味がある人

回路や機械の仕組みなど、中身がどう動いているのかを知りたい好奇心が強いような人が該当します。小中学生の頃から電子工作キットでロボットやラジコンを作ったり、大学ではArduinoやRaspberry Piを使ってセンサー制御を行うなど、実際に手を動かしてモノを作ることを楽しむタイプです。

動かしたいと思った機能を自分で設計・実装できることに喜びを感じる人が多く、家電、車、ロボットなどのハードウェアに関わりたいという動機で組み込み業界を目指す人が多いです。

地道にコツコツと技術力を高めたいような人

派手さよりも、技術を磨き続けることにやりがいを感じる職人気質のタイプも組み込みエンジニアに多くいらっしゃいます。組み込み開発は動作確認やデバッグの繰り返しが多く、根気強く問題解決に取り組む力が求められます。
そのため、エラーの原因を丁寧に追い詰めたり、最適化を地道に進めるのが得意な人に向いています。

情報・電気・電子系などの理系学部出身者

大学でC言語やマイコン制御、電気回路、信号処理などを学んできた人はやはり多くなっています。
情報系ではソフトウェア制御やプログラミング技術、電気・電子系では回路設計やセンサ技術などを習得している方が多く、ハードウェアとソフトウェアの両方を理解してきた経験があるような学生が該当します。

また、研究室でロボット制御、画像処理、通信システムなどのテーマに取り組んだ経験を持つ人も多く、卒業研究の延長線上で組み込み開発に関心を持つケースもあります。

学生時代に開発・製作経験を積んだ人

実際に動くものを作る経験を積んだ人が多いのも特徴的です。ロボコン、電子工作サークル、制御系研究室、インターンシップなどで、モーター制御プログラムの開発やIoTデバイスの試作、車載システムのシミュレーションなどを経験したことのあるような学生が該当します。

机上の勉強だけでなく、動かして試すことを通してエラー対応やチューニングを繰り返した経験を持っており「実際に自分の作ったプログラムでモノが動く楽しさ」を知っている人も多く組み込みエンジニアにいらっしゃいます。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

6. 新卒で組み込みエンジニアになるのに有利な資格

新卒で組み込みエンジニアを目指すのであれば、取っておきたい資格として「応用情報技術者試験」「ETEC(組み込み技術者試験制度)」「JSTQB認定テスト技術者資格」などがあります

本章では、その資格についてそれぞれ詳しく解説します。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしての基礎力に加え、設計や管理、セキュリティなどの応用的な知識が求められる国家試験です。

組み込み分野に特化した内容ではありませんが、アルゴリズムやネットワーク、システム開発手法など、組み込みエンジニアとして必要な幅広い知識を証明できるため、企業から評価されます。

試験勉強を通じて「技術の背景まで理解できているか」を問われるため、学習の過程そのものが実務への応用力につながるでしょう。

関連記事:応用情報技術者試験は就職に有利?就活生が知っておきたいメリットや活かし方

ETEC(組み込み技術者試験制度)

ETEC(Embedded Technology Engineer Certification)は、組み込み技術に特化した資格制度で、実務に即した知識を評価する点が特徴です。初級・中級に分かれており、CPU構造、リアルタイムOS、開発プロセスなど、組み込みエンジニアに不可欠な基礎知識を網羅できます。

ETECの資格を取得していることで、「組み込み分野に対する本気度」や「実務に即したスキルの理解」が企業に伝わりやすく、未経験でも即戦力の可能性を感じてもらいやすくなります。教材も充実しており、独学でも十分挑戦可能な点も魅力です。

JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQBはソフトウェアテストの国際資格で、品質保証や不具合の予防・検出に必要な知識を体系的に学べる点が強みです。

組み込みシステムでは、完成品の信頼性が何より重視されるため、テスト工程のスキルは非常に重要となります。JSTQBの取得により、仕様書の読み取りやテスト設計の基礎ができていると判断され、採用時の評価が高まるでしょう。新卒でも取得可能なFoundation Levelから始めることで、就職活動に向けた「品質への意識」や「チーム開発への貢献姿勢」を示すことができます。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

7. 【業界別】新卒で組み込みエンジニアになる志望動機の例文

本章では、新卒から組み込みエンジニアを目指す方に向けて、業界別で志望動機の例文を5つご紹介します。

自動車業界

私は、進化を続ける車載システムに魅力を感じ、自動運転や安全支援システムといった先端技術を支える組み込み開発に携わりたいと考えています。大学ではC言語を用いたマイコン制御の演習や自律走行ロボットの製作を通じて、センサー情報をもとに車体を制御するアルゴリズムを実装しました。その過程で、ソフトとハードが密接に連動して一つの動作を生み出す面白さを実感しました。

自動車は安全性と快適性の両立が求められる高度な制御システムの集合体です。御社の高い技術力のもと、ドライバーや社会全体の安心につながる制御技術の開発に貢献していきたいと考えています。

家電業界

私は、生活に身近な家電製品を通じて、日常に便利さと心地よさを届けたいと考えています。大学ではArduinoを使った温度センサー付き扇風機を制作し、室温に応じて風量を自動調整する制御プログラムを開発しました。その際、ユーザーが意識せずに快適に過ごせる動作を設計する中で、使いやすさを支える組み込み技術の奥深さを学びました。

御社の家電製品は機能性とデザイン性を両立していると感じており、また、ユーザー視点に立った開発思想にも共感しています。私もエンジニアとして、快適さを感じる動作を設計し、日常生活をより豊かにする製品づくりに貢献したいと考えています。

IT業界

私は、組み込み技術を基盤にIoTやクラウドと連携するシステム開発に携わりたいと考えています。大学ではIoTデバイスのプロトタイプ開発に取り組み、センサーで取得したデータをクラウド上で可視化する仕組みを構築しました。ソフトウェアと通信技術を組み合わせることで、モノが情報としてつながる面白さを体感しました。

IT業界では幅広い分野と関わりながら新しい価値を生み出せる環境があり、御社のように組み込みからクラウドまでを一貫して扱う企業に魅力を感じています。多様なプロジェクトで、連携する技術の要として貢献したいと考えています。

産業機械業界

私は、製造現場を支える産業機械の制御技術に強い関心があります。大学では、モーター制御を行う実験や、センサー情報を用いたフィードバック制御システムの構築に取り組み、精度の高い制御を実現する難しさとやりがいを実感しました。

産業機械の分野では、安定稼働と高い信頼性を両立するために組み込みソフトウェアが大きな役割を果たしていると考えています。御社のように現場の生産性向上を支える技術を持つ企業で、より効率的で安全な制御システムを実現するエンジニアとして成長していきたいと考えています。

医療機器業界

私は、人々の健康や命を支える医療機器の開発に携わり、社会に貢献したいと考えています。大学では心拍センサーを用いたモニタリングシステムを製作し、データの取得から処理、表示までの一連の流れを構築しました。その際、わずかな誤差でも結果に影響する医療機器の難しさと、精度を支える組み込み技術の重要性を実感しました。

御社のように高い品質基準と信頼性を誇る企業で、安全性と確実性を追求する開発に携わりたいと考えています。人々の健康を守る製品を支えるエンジニアとして、自身の技術を社会に還元していきたいです。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

8. 【志望動機別】新卒で組み込みエンジニアになる志望動機の例文

続いて、志望動機別に新卒で組み込みエンジニアになる際の例文を4つ紹介します。

ものづくりへの興味をアピールするケース

私は小学生の頃から機械の仕組みに興味があり、分解や工作を通じて「どう動くのか」を探ることが好きでした。大学ではこの好奇心を生かし、マイコンを用いた自動走行ロボットの制作に取り組みました。
センサーで周囲の状況を判断し、モーター制御で進行方向を決める仕組みを自ら設計・実装する中で、組み込み技術の面白さを実感しました。

プログラムが実際のモノを動かす瞬間に大きなやりがいを感じ、この分野で技術を磨きたいと考えています。御社では製品の基幹を支える制御開発に携わり、ユーザーの生活を支える「動く技術」を追求していきたいです。

継続力をアピールするケース

私は一つのことを地道に続けて結果を出すことにやりがいを感じます。大学では制御工学の研究で、温度センサーの制御精度を上げるアルゴリズム改良に半年以上取り組みました。思うような結果が出ず何度も実験を繰り返しましたが、原因を一つずつ検証し続けた結果、最終的に誤差を従来の半分まで改善することに成功しました。

この経験を通じて、問題解決には粘り強い検証と細部へのこだわりが欠かせないことを学びました。組み込み開発の現場でも同じように、一つひとつの不具合を根気強く解決しながら、より精度の高い制御を実現できるエンジニアを目指します。

身近な製品を動かす技術への興味をアピールするケース

私は、普段使っている製品がどのように動いているのかを理解したいという興味から、組み込み技術に関心を持ちました。大学では授業で学んだC言語を応用し、家電のリモコン制御を再現するプログラムを自作しました。ボタン操作が赤外線信号として送られ、機器が反応する仕組みを体験したとき、「身近な便利さを支えるのが組み込み技術だ」と強く実感しました。
今後は御社の製品開発に携わり、ユーザーが当たり前に感じて使っている技術を支えるエンジニアとして貢献したいと考えています。

仲間との協力をアピールするケース

私はチームで協力しながら課題を解決することにやりがいを感じます。大学ではロボコンチームに所属し、ロボットのセンサー制御班を担当しました。大会直前にセンサーが誤検知するトラブルが発生しましたが、機構班や電装班と連携して原因を分析し、信号処理のタイミングを調整することで改善に成功しました。

この経験から、分野の異なる仲間と協力して一つの目標を達成する難しさと楽しさを学びました。御社でもハード・ソフト両面のエンジニアと協働しながら、チームとして高品質な製品づくりに貢献したいと考えています。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

9. まとめ

組み込みエンジニアは専門性が高いことから、「理系学生にしかなれない」というイメージを持つ方もいるでしょう。

しかし、IoTの普及で組み込みシステムの需要が高まっている今、文系や未経験の学生も組み込みエンジニアになれる可能性はあります。

組み込みエンジニアとしての就職を検討中の学生は、仕事内容やキャリアパスを正しく理解し、本当に自分がなりたい職種なのか判断することが重要です。

ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー

レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

就活アドバイザーに相談してみる