IT業界のトレンドや業界の種類などを研究して、自分に合った就職先を選択しよう学生向け | IT業界研究 業界の概要から将来性までを解説

最終更新日:2021年9月15日

みなさんは、IT業界にどんなイメージをお持ちでしょうか?
IT業界の規模は年々拡大しており、将来性の高さからも注目されている業界です。学生さんの中にも、IT業界に興味があり、就職を視野に入れているという人も多いでしょう。
一言でIT業界といってもさまざまな種類があり、それぞれ特徴や仕事内容が異なります。就職活動の際には、まずはしっかりと業界研究をして、自分の目標を明確にすることが大切です。
ここでは、IT業界の種類、業界の規模やトレンド、業界の課題と将来性について解説します。

1.  IT業界の種類

まず、IT業界の種類について解説します。IT業界は、大きく以下の5種類の業界に分けられます。

インターネット・Web業界

インターネット・Web業界とは、インターネット上でWebを中心にさまざまなサービスを提供する業界のことです。Webサイトの構築やWebサービスの開発が主な仕事で、具体的には企業のポータルサイトの構築やECサイト・SNS・ソーシャルゲームなどを開発します。
スマートフォンの普及などによりECサイトやSNSの利用が拡大しており、急成長している業界です。

情報処理サービス業界

情報処理サービス業界では、企業や自治体などのITシステムの開発が行われています。金融・製造・流通業などあらゆる業種でITシステムが活用されており、システムエンジニアやプログラマーなど多くのITエンジニアがシステム開発に携わっています。

通信業界

通信業界とは、固定電話・携帯電話・インターネット・無線などの通信インフラを扱う業界のことです。主にネットワークの技術が必要とされ、ネットワークエンジニアがネットワークの設計や構築・運用・監視などを行います。IT全体の今後の成長を支える重要な業界です。

ソフトウェア業界

ソフトウェア業界は、会計管理や人事管理などの、ある程度型の決まった処理を行う各種ソフトウェアパッケージの開発を担います。これらのパッケージソフトはさまざまな企業が導入しており、最近ではクラウドサービス化が行われるなど、多くのソフトウェア開発ビジネスがあります。

組み込みソフトウェア業界

組み込みソフトウェア業界では、パソコンやスマホ・周辺機器といったハードウェアに組み込まれているシステムの企画・設計・開発を行います。最近では、自動車や家電などにもITが活用されており、需要が高まっている業界です。組み込みソフトウェア業界のITエンジニアは、組み込みエンジニアと呼ばれます。

2.  IT業界の市場規模とトレンド

つぎに、IT業界の市場規模やトレンドなどについて解説します。

IT業界の市場規模

2020年のIT業界の市場規模(※)は、12兆9102億円でした。その内、ソフトウェア全体は7兆4923億円、SI(システム開発)は4兆9435億円となっています。また、2018年は11兆5838億円、2019年は12兆642億円と年々拡大傾向であり、技術革新などもめざましく将来性のある業界です。

※参考:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」2. 情報サービス業より

IT業界のトレンド

ビッグデータ・AI

スマホの顔認証などのセンサー技術の進化や、ECの拡大により、膨大なデータが取得できるようになりました。さまざまな情報がビッグデータとして蓄えられ、企業ではデータのビジネスへの活用が進んでいます。
AIの学習機能によってこれら膨大なデータを瞬時に解析することができるようになり、個人に応じた商品のリコメンドや売上の予測など、今までなかった新しいサービスが提供され始めています。この分野の技術進化は非常に早く、これからもさらに発展していくでしょう。

5G

5Gとは「第5世代移動通信システム」のことで、低遅延通信・高速大容量・多数同時接続の3つの特徴があります。特に高速・低遅延通信は、リアルタイムの正確な制御を可能にし、遠隔手術や完全自動運転などを実現すると考えられています。
2020年から、医療・モビリティ・建設・農業などの分野を中心に5Gを活用した実証実験が多く行われ始めており、実用に向けた準備が着々と進んでいます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

DXとは、ビッグデータ・AIや5Gなどのデジタル技術を活用し、ビジネスを大きく変革することです。たとえばAmazonは、通販サイトなどから取得できる膨大な消費者の購買データをAIで分析し、売れ筋商品のリコメンドを行なったり、消費者ニーズをつかみAIスピーカーなどを市場に送り出したりしています。これにより市場シェアを大きく伸ばし、さらに全く新しい製品により新市場を作り出すことができるのです。

3.  IT業界の課題と将来性

最後に、IT業界の課題と将来性について解説します。

IT業界の課題

労働時間が長い

IT業界における長時間労働は昔から指摘されており、特に工程がシステム構築やテストなどの佳境に入ると、残業時間が長くなる傾向にあります。最近では作業効率化ツールの導入などにより、さまざまな見直しが行われてはいますが、それでも繁忙期や納期前には残業が続くことが多く、現在も労働環境の改善が課題となっています。

IT人材不足

現在、IT人材は17.1万人以上不足している状況です。今後も人材不足はさらに加速し、2030年には最大で78.9万人不足すると予想されています。(※)
ITエンジニアを目指す人の数や採用枠は増えてはいますが、それを上回る人材不足状態が続いており、IT業界の大きな課題の一つとなっています。

※参考:経済産業省「IT 人材需給に関する調査」p27,31より

IT業界の将来性

市場が拡大している

AIなどの技術発展により、IT業界だけでなく、社会のさまざまな場面においてITの活用が拡大しています。今後はさらに活用が進み、ITによる自動化はあらゆるところで必須となるでしょう。これらの新しい技術の導入とともに、ITを活用するためのパソコンやスマホなどもさらに社会に浸透していくため、市場の拡大は継続すると考えられます。

最新技術の適用が早い

最新技術である5GやVRなどの活用が進み、今までになかった新しいサービスが普及しはじめています。技術革新のサイクルが早いため、数年先には6Gなど次の新技術が現れるでしょう。IT業界は、現在では思いつかないような技術やサービスの出現が想定される、将来性のある業界と言えます。

4. まとめ

新卒にとって、求人の多さや将来性のある業界は非常に魅力的です。市場が拡大し続けており、人材需要の高いIT業界では、安定した収入が期待できるでしょう。また、新しい専門的な技術を身につけることで、転職などの際も有利になります。これらはIT業界で働く大きなメリットです。
ただし前述したように、IT業界といっても多種多様な業種がありますので、まずは業界研究や自己分析をしっかりと行ったうえで自分が目指す方向性を決め、就活を進めていきましょう。

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