コンシューマー向けハード会社だけでなく、PC向け・モバイル向けゲーム制作会社にも注目しようゲームプログラマーに新卒で就職?業界構造と必要スキルを解説

最終更新日:2021年9月15日

ゲームは、大きく分けてコンシューマー向け、PC向け、モバイル向けの3種類に分類されます。それぞれ開発を行う企業や、求められる技術が異なってくるので、新卒で就職する学生は、自分にとって、どの企業が就職先として適しているのか、業界研究を行う必要があります。ゲームの種類によっては、プログラミング技術にとどまらず、グラフィックスや数学・物理の知識を要するケースもあるからです。本記事では、ゲーム業界の構造を整理した後、求められるスキル、新卒として就職するためにできる対策について解説します。

1. ゲームの分類

まず、簡単にコンピュータ―ゲームの分類、及び、そこでゲームプログラマーが担う役割について解説します。

ゲームの分類

コンピュータ―ゲームは大きく分けてコンシューマー向け、PC向け、モバイル向けの3種類が挙げられます。コンシューマー向けとは、任天堂SwitchやSony PlayStationに代表されるゲーム機でプレーされるもので、幅広い層に向けたコンテンツが特徴です。次に、PC向けは、パソコン上でプレーされるコンテンツで、オフライン、並びにオンラインのゲームが含まれます。最後に、モバイル向けとは、スマートフォンやタブレットでプレーされるゲームです。具体的には、ソーシャルゲーム等が該当します。

ゲームプログラマーの仕事内容

ゲームプログラマーは、設計、コーディング、テストといった工程を担当します。全体のゲームデザインを行った上で、それを動作させるためのコーディングを行い、最後に想定通り動作するのかを検証する作業です。新卒で入社したゲームプログラマーは、主にテストや軽微なバグ修正などから任されるのが一般的と言えます。経験を積むにつれて任される開発範囲が広がったり、設計まで任されたりするようになります。

2. ゲーム業界の構造

ゲーム業界の中では、コンシューマー向けにゲーム機を提供する任天堂やソニーが高い知名度を誇ります。しかし、ゲームプログラマーとしての就職を目指す上では、必ずしもそのような企業だけにこだわる必要はなく、どのような企業でゲーム開発が行われているかを理解しておく必要があります。本章では、ゲーム業界の構造について整理します。

ゲームハード業界

任天堂、ソニー、マイクロソフトなどのハードウェアを開発する会社は、業界を牽引する存在です。ハードウェアの性能や仕様によって、ゲームの在り方そのものにも影響を与えます。ゲームタイトルに目を向けると、自社で内製するゲームもありますが、後述するゲーム会社が開発したものを販売する方式も採用しています。

ゲームソフト業界

コンシューマー向けにおいては、ゲーム会社がハード会社と契約し、開発したゲームを展開する構造になっています。例えば、セガサミー、コナミ、スクウェア・エニックスといった企業が知られています。ゲーム会社の中でも、販売・宣伝を行う「パブリッシャー」としての機能と、企画・開発を行う「デベロッパー」の機能が存在します。大手のゲーム会社は、これら二つの機能を両方備えているのが特徴です。「デベロッパー」に特化した独立系のゲーム制作会社も多く存在します。

モバイルアプリ業界

これまでに、グリー、ディーエヌエー等がモバイル向けゲームを展開してきました。スマートフォンやタブレットといった小さな画面でも楽しめるものや、隙間時間でもプレーできるソーシャルゲームなどが人気を集めています。

3. ゲームプログラマーに求められるスキルと知識

ゲーム会社や中小のゲーム制作会社(デベロッパー)では、新卒のゲームプログラマーを募集しています。人気のある企業では、あらかじめ基礎的な知識・スキルを備えている学生が歓迎される傾向にあるので、求められるスキルを身につけるよう準備しておく必要があります。

プログラミングスキル

前章で見たようにゲームには複数の種類があり、開発に用いるプログラミング言語も、それぞれ異なります。例えば、コンシューマー向けはC++、モバイル向けはSwiftやJava等のプログラミング言語を用いる場合が多く見られます。また、情報を保存するのにデータベースを用いたり、サーバーと情報を通信するためにネットワークの知識が求められたりするケースもあります。ゲームプログラマーを目指すには、基礎的なプログラミング経験を身に付けておくことが推奨されます。

ゲームエンジンを扱うスキル

近年のゲーム開発では、UnityやUnreal等のゲームエンジンを使うケースも多く見られます。ゲームエンジンは、ゲーム開発に必要な機能を備えているので、開発者は、そのソフトに注力できるのがメリットです。また、PC向け、モバイル向けの区別なく、同様のゲーム体験を得られるという利点もあります。ゲームエンジンには学生向けのライセンスも提供されているため、ゲームエンジンを使って自分でゲーム制作した経験があると、就職試験で評価されやすいと言えます。

デザイン、グラフィックスキル

ソーシャルゲーム等を開発する場合、デザイナー等と協業し、ユーザーの興味をひきつけるコンテンツを制作する場面が多くあります。そのような場合、デザインやグラフィックスの基礎知識を身につけておくと、デザイナーとの連携も円滑になるでしょう。

数学、物理の知識

高品質なPCゲームなど、物理法則に従ったプログラミングが求められるケースがあります。具体的には、複雑な挙動をする表現するのに、数学・物理の知識を応用してプログラミングを進めていきます。そのため、ゲーム会社によっては、理系の素養が高く評価される場合があります。
 

4. 新卒でゲームプログラマーとして就職するための準備

ゲームプログラマーとして就職するためには、学生時代から求められるスキルを身につけることが推奨されます。本章では、就職準備として一般的な方法を紹介します。

大学で学ぶ

必須ではありませんが、大学の情報系学科でプログラミングやIT技術を学ぶと、基礎的な知識を身につけるのが容易になります。数学・物理といった基礎を学んだうえで、情報科学を知ることは、今後長いキャリアを築く上でも、後々、有利に働くでしょう。

専門学校で学ぶ

専門学校の中には、ゲームに特化したカリキュラムが展開しているものがあります。大学に比べると、比較的少ない時間と予算で知識を獲得できるのが利点です。ゲームの企画、ゲームの開発、グラフィックスといったように、自分の興味がある分野に専門を絞って学べる点を好む人も多くいます。専門学校は、ゲーム業界に就職する人の最も一般的な方法の一つと言えるでしょう。

独学

近年は、書籍やオンラインスクールが多数存在するので、独学でプログラミングの基礎を学ぶ方法も一般的です。自身の好奇心や探求心に基づいて、自分のペースで学習を進めることが可能です。ゲーム開発に求められる創造性を発揮し、オリジナルの作品を開発するのに適しています。ただし、学習ハードルが高いため、まったくの未経験者にはおすすめしません。

5. まとめ

ゲームには、大きく分けてコンシューマー向け、PC向け、モバイル向けの3種類があります。新卒で就職する学生は、自分適した就職先を見つけるために業界研究を行うことをおすすめします。中にはグラフィックスや数学などのスキルを求められるケースもあるので、その場合は学生のうちに基本的な部分だけでも触れておくことで、就職活動に有利に働く可能性もあります。

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