
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.IT企業は大きく5つに分類される
IT(Information Technology)とは、コンピュータやインターネットを通した情報・通信技術の総称です。IT業界は、こうした通信技術を活用して人々の生活を豊かにするサービスなどを提供・開発している企業が集まる業界のことを指します。
IT業界と一口にいっても、さまざまな会社が存在しています。IT業界はおもに5つに分類されますので、それぞれの特徴について見ていきましょう。
関連記事:IT企業へ新卒就職するためには?自分に合った業界・職種を見つけて就活しよう
Web・インターネット業界
インターネット業界には、インターネットに関連するサービスを提供する以下のような企業が含まれます。
-
・企業向けにネットワークの構築やWebサイトの制作などのサービスを提供するBtoB企業
・個人向けにECサイト・SNSなどのプラットフォームを提供するBtoC企業
近年では、一般の人が当たり前にインターネットを活用しているため、インターネット業界では、BtoC型のさまざまなサービスが生まれています。
関連記事:Web業界の市場規模は急速に拡大中!活躍できる職種&トレンドを紹介
情報処理サービス業界
情報処理サービス業界で行われるのは、企業向けの情報システムやWebサイト上で利用するサービスの開発です。
さまざまな業種の企業や行政から依頼を受け、業務で必要なシステムの開発・提供を行っています。
なお、顧客の業務内容に合わせたシステムの設計・開発を行う企業をSI(システムインテグレーター)企業または、SIer(エスアイヤー)といいます。
SIerではクライアント企業の業務の進め方について改善策を提案したり、経営課題を抽出したりなど、コンサルティング業務に携わるケースもあるようです。
通信インフラ業界
固定電話・携帯電話・インターネット・無線通信などの通信インフラを扱う業界もIT業界に分類されます。通信は現代社会にとって生活基盤として欠かせないものである一方、新規参入が難しいのも特徴です。
また、近年は携帯電話の市場競争が激しく、2020年には政府による「携帯電話料金の値下げ」要請を受けて、各社が料金プランを一斉に引き下げを行うなどの動きもありました。
通信インフラ業界では、ネットワークエンジニアがネットワークの設計・構築・運用・監視などを行っています。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界には、コンピューターを動かすためのプログラムである「ソフトウェア」の開発・提供を行っている企業が属しています。
一口でソフトウェアといっても、以下のような多種多様の製品が提供されています。
-
・Word、Excelなどのアプリケーションソフト
・OS(オペレーションシステム)
・グラフィック制作ソフト
・経営管理ソフト
・顧客情報管理ソフト
・勤怠管理ソフト
また、近年ではクラウド上に存在するソフトウェアをインターネット経由で、活用できるSaaS(サース)というサービスも普及しています。
上記のように、ソフトウェア業界では、顧客のニーズに合わせてさまざまな種類・方法で製品を提供しているのが特徴です。
関連記事:ソフトウェア業界とは?今後の動向と活躍している職種について
ハードウェア業界
ハードウェアとは、パソコンやスマホなどのデバイスやキーボード、マウスなどの周辺機器などを指します。したがって、ハードウェア業界に属する企業では、各種機器や回路の開発・製造や販売に携わっているのが特徴です。
なお、近年では家電やゲーム機器にも高度なプログラムが搭載されるようになり、コンピュータ以外の製品を扱うメーカー企業とハードウェア系企業の境目は曖昧になりつつあります。
関連記事:IT業界とは?5つの分類と職種例、業界動向について解説
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2.IT企業で活躍する主な職種と仕事内容
IT業界で活躍する職種は大きく分けて「エンジニア系」「営業・コンサルタント系」「マネジメント系」「マーケティング系」の4つに分類されます。それぞれの仕事内容、求められるスキルなどについて確認していきましょう。
エンジニア系
エンジニア系は、システムエンジニア・インフラエンジニア・プログラマー・Webデザイナーなど、直接的に商品・サービスの開発に携わる仕事です。
プログラミングやデザインなどの開発スキルに限らず、クライアントから要望を聞き出したり、ほかのメンバーと円滑に仕事を進めたりするコミュニケーション能力が求められます。
関連記事:SEとは?システムエンジニアの仕事内容・年収と就活のコツを解説
プログラマー
プログラマーは、プログラミングによってソフトウェアを作成する職種です。一般的にはシステムエンジニアが設計した仕様書をもとに、作業を進めていきます。
プログラマーはエンジニア系のなかでも募集が多く、未経験者でも比較的目指しやすい職種です。企業やサービスによって扱うプログラミング言語が異なり、さまざまなプログラミング言語を扱えたり、最新の言語を扱えるプログラマーが市場価値が高い傾向にあります。
関連記事:プログラマーとして就職するには?適性がある人の特徴や就職先を解説
システムエンジニア
システムエンジニアとは、おもに顧客の要望をヒアリングし、開発するシステムの要件定義や設計を行う仕事です。システム開発の上流工程に携わるだけでなく、開発工程の管理なども行う重要な役割を担っています。
システムエンジニアとして活躍するには、プログラミングスキルだけでなく、マネジメントスキルやコミュニケーション・プレゼン能力など幅広い能力が求められます。
関連記事:SE(システムエンジニア)はどんな職業?仕事内容や向いている人を解説
Webエンジニア
Webエンジニアは、Webサイト関係のシステム制作に携わる職種です。
Webサイトの機能開発やシステム・アプリケーションの設計・開発・運用・保守など、Web系の開発に関しては網羅的に行います。
一般的には、Webサイトのデザインを担当するデザイナーと組んで開発を進めていきますが、なかにはデザインも一括して担当するWebエンジニアもいるようです。
Webエンジニアとして活躍するには、プログラミングスキルはもちろん、データベースに関するスキル・知識や迅速に問題を解決できる論理的思考力などが求められます。
関連記事:Web系エンジニアは未経験でもなれる?学生のうちにやるべき3つのこと
インフラエンジニア
インフラエンジニアとは、システムやインターネットを使用するために必要なIT基盤の設計・構築や運用、保守などを行う職種です。
インフラエンジニアの作業範囲は幅広く、担当する領域によって以下のような職業に細分化されます。
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・サーバーの構築や設計などに関わるサーバーエンジニア
・インターネット環境の構築、整備、保守などに関わるネットワークエンジニア
・セキュリティ環境の構築、整備、保守などに関わるセキュリティエンジニア
インフラエンジニアとして活躍するには、システムを構築するためのプログラミングスキルはもちろん、サーバーやネットワーク、セキュリティなど担当する領域の専門知識が求められます。
関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・必要スキルと就活のポイントを紹介
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、AWSやAzure、GCPといったクラウドサービスを使って、システムの構築・運用を行う職種です。
インフラエンジニアの一種であり、クラウドサービス上でサーバーやネットワークを仮想環境で設計・管理し、柔軟性に富んだインフラを構築することがメインの仕事となります。
コスト最適化やセキュリティの設計も重要な業務で、従来のインフラエンジニアと比べて、より自動化・高速化したシステムの設計が求められます。
関連記事:クラウドエンジニアとはどんな職種?仕事内容・必要資格と新卒入社のコツを紹介
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリの「ユーザーが直接触れる部分」の開発を担当します。
HTML、CSS、JavaScriptといったプログラミング言語を用いて、見た目の美しさと使いやすさ・操作性をよくするための設計、仕様開発が求められます。
近年ではさまざまなフレームワークを使った高度なUI開発も一般的になっており、デザイナーやバックエンドエンジニアと連携しながら、より良いユーザー体験を作っていくことが重要です。
関連記事:未経験からフロントエンドエンジニアになるには?ロードマップと必要スキルを解説
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、Webサイトやアプリの「裏側」を支えるシステムを作る仕事です。ユーザーが入力した情報をサーバーに送ったり、データベースから情報を引き出したりと、目には見えない処理を担当します。
使用言語はJava、Python、Rubyなどが多く、APIの設計やデータのやりとりなども行います。システム全体の安定性やセキュリティを意識しながら、正しく・速く動く仕組みを支える役割です。
関連記事:バックエンドとは?フロントエンドとの違いを必要スキル・言語とともに解説
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを行う職種です。
機能的な部分の作成を担当するWebエンジニアとは異なり、プログラミングによって外観や見せ方といったデザインの部分を作成する役割を担います。
Webデザイナーとして活躍するには、デザインを形にするプログラミングスキルはもちろん、グラフィックツールに関する知識や配色、レイアウトに関する知識が必要です。
営業・コンサルタント系
営業・コンサルタント系は、社内の関係者とクライアントの橋渡し役となる仕事です。クライアントに対して自社で開発した商品・サービスについて説明するほか、クライアントが抱えている課題をIT技術を用いて解決する方法を提示します。
実際の商品・サービスを開発することはありませんが、クライアントに正確な説明をするためにITの深い理解と知識が必要です。
営業職・セールスエンジニア
IT企業における営業職は、自社が開発したソフトウェアやWebサービスなどを顧客に提案する仕事です。
一般的な営業と仕事内容は変わりませんが、自社サービスやプロダクトの魅力をわかりやすく顧客に説明しなければならないため、IT関連全般の知識が求められます。
セールスエンジニアは、自社が開発したソフトウェアやWebサービスなどの商材に関して、技術面の専門的な内容を説明する役割です。
一般的には、営業職に同行し、商材の技術面に関する専門的な部分を説明したり、専門領域からの提案・調整を行ったりします。場合によっては、実際にシステム開発を担当するエンジニアがセールスエンジニアとして顧客の要望を聞く場合もあるようです。
セールスエンジニアとして活躍するには、ITに関する深い知識が必要なのはもちろん、提案力やコミュニケーションなどの対人スキルが求められます。
関連記事:セールスエンジニアとはどんな職種?仕事内容・必要スキルと就活のポイント
カスタマーサクセス
カスタマーサクセスは、サービスを導入した顧客が継続的に価値を得られるよう支援する職種です。いわゆる既存営業をイメージしていただくと良いでしょう。
自社サービスの使い方のサポート、課題解決の提案、アップセル(顧客の単価向上)などを通じて、契約の継続やLTV(顧客生涯価値)の最大化を目指します。営業とサポートの中間に位置づけられる役割で、特にSaaSビジネスでは重要な存在です。
ITコンサルタント
ITコンサルタントはクライアント企業における経営課題に対して、ITを活用した解決策を提案する仕事です。
クライアント企業が抱えるさまざまな悩み・課題をヒアリングによって浮き彫りにし、改善策として、システムの導入やIT関連の社内環境・制度の刷新などを提案します。
ITコンサルタントとして活躍するには、システム・ツールへの深い理解などIT関連の総合的な知識はもちろん、クライアント企業の業界知識や迅速な問題解決に向けた論理的思考力など、幅広い知識・スキルが求められます。
マネジメント系
マネジメント系は、プログラミングマネージャーやプログラミングリーダーなど開発に関わる管理職に該当する仕事です。
商品・サービス開発のプロジェクトを円滑に進めるために、人員、スケジュール、タスクの管理などを行います。
管理・開発側の立場として正確に仕事内容を理解し、適切に指示を出して会話するための高いITスキルとコミュニケーション能力はもちろん、チームを引っ張っていくためのリーダーシップやマネジメントスキルも必要です。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体の進行管理を行う仕事です。プロジェクトの予算やスケジュールを決め、納期までに完了できるよう、進捗状況を管理します。
職業というよりも役職的な意味合いが強く、プロジェクトに携わるエンジニアのなかから、経験や適性をみて管理役を任されるイメージです。
プロジェクトマネージャーには、IT関連の総合的な知識はもちろん、プロジェクトを円滑に進めるためのマネジメント能力や、社内外の担当者と連携をとるためのコミュニケーション能力などが求められます。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト制作のプロジェクト全体をまとめる職種です。
企画立案から進行管理、クライアントとの調整までを行います。デザイナーやエンジニア、ライターなど多くの関係者と協力しながら、目標達成のためにチームを動かす調整力が求められます。
プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)
PMMは、プロダクトの価値を市場に届ける役割を担う職種です。競合や市場の調査、ターゲット分析、価格戦略、販売戦略などを設計し、営業・マーケ・開発の橋渡しを行います。主に開発物のマーケティング、ビジネス的側面に責任を持ち、プロダクト開発とマーケティングの両方に深く関わるポジションで、戦略的思考と調整力が求められます。
ブリッジシステムエンジニア
ブリッジシステムエンジニアは、海外のシステム開発会社と連携してプロジェクトを進める場合に自社との橋渡し役になる仕事です。
国内からオンラインツールを使用して2社間の調整を行うケースと、海外企業に常駐するケースの大きく2通りの働き方があります。
ブリッジシステムエンジニアには、システム開発に関するIT知識はもちろん、ビシネスレベルの英語力や調整役としての交渉能力なども求められます。
マーケティング系
マーケティング系は、Webマーケターやデータアナリストなど、収集したデータを元にマーケティングを行う仕事です。近年はIT技術の進歩に伴い、膨大な量の顧客データを容易に入手できるようになりました。
しかし、データは収集しただけでは役に立たないため、データを解析して企業の意思決定の判断材料にできる状態にするのがマーケティング系職種の役割です。
Webマーケター
Webマーケターは、顧客にWeb関連の集客施策を提案し、利益向上に貢献する仕事です。
基本的にはまず、ヒアリングによってクライアントの課題を抽出し、解決に向けて最適な集客方法を提案します。さらに、集客に使用するツールの導入やアカウント設計、施策の効果測定や改善案の提案まで、幅広い業務に携わるのが特徴です。
Webマーケターとして活躍するには、IT・Webに関する知識やマーケティングに関する知見はもちろん、クライアントへ施策を提案するためのプレゼン能力や、施策の効果を正しく測定するための分析能力などが求められます。
データアナリスト・データサイエンティスト
データアナリストは、ビッグデータから抽出したデータを分析し、企業の商品開発やマーケティングに取り入れることで、企業の成長や利益につなげる仕事です。
また、データアナリストの仕事内容に加え、顧客の事業戦略や解決といった上流工程にも携わるのがデータサイエンティストです。
データ活用に携わる職業という意味では、2つの職種は類似点も多いですが、データサイエンティストはよりコンサル的な動き方が求められます。
ここでご紹介したのは一例ですが、そのほかにもIT業界の職種は複数存在します。気になる方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:IT業界の仕事の種類とは?業界の将来性や年収、求められるスキル
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3.IT企業に就職するメリット
IT企業に就職するメリットをいくつか紹介します。IT企業に就職するかをどうか悩んでいるという学生は、メリットデメリットを確認したうえで検討してみるとよいでしょう。
関連記事:情報学部における理系と文系の年収差とは?おすすめの職種と就活対策を解説
自由な働き方が多い
IT企業は、比較的柔軟な働き方ができるのが特徴です。具体的には、社員が自身で日々の始業・終業の時刻を決められる「フレックスタイム制」や、自宅で働ける「リモートワーク制」を導入する企業も増えています。
これらの制度を活かして、自分にとって理想の生活リズムを整えられるのは、IT企業で働く魅力の一つといえるでしょう。
実力で昇給・昇進できる企業が多い
IT業界の多くの企業では、年功序列ではなく、実力主義を採用しています。したがって、自身の努力次第で、年齢に関係なく昇進・昇給を実現できます。
積極的に新しいことに挑戦できる人や、継続的に勉強してスキルアップしていける人はやりがいを感じやすい環境だといえるでしょう。
人材の採用に積極的な企業が多い
IT業界では人手不足を課題としており、人材を積極的に募集する企業が増えています。
そのため、未経験者や異業種からの転職者を柔軟に受け入れる企業が多く、スキルを身につける意欲があれば比較的就職先を見つけやすいでしょう。
新卒の採用にも積極的な企業が多く、スキルに自信がなくてもポテンシャルがあれば採用してもらえる可能性はあるので、チャレンジしてみるのもおすすめです。
専門的なスキルが身につく
IT企業で働くことによって、自然とITに関する知識・技術が身につきます。IT業界は成長傾向にあるため、スキルを身につければより条件のよい企業への転職も叶うでしょう。
また、専門的なスキルがあれば、フリーランスとして独立する道も考えられます。フリーランスになれば、場所や時間を選ばない自由な働き方ができるだけでなく、自分の裁量次第で会社員時代よりも高い収入を目指せます。
個人でも通用する需要の高いITスキルを習得できるのは、非常に大きなメリットといえるでしょう。
新しいサービスに関われる
IT業界には、今までの常識を変える革新的なサービス・システムを開発している企業も多く存在します。今まで社会になかったサービスを次々に生み出しているため、就職後、新しいサービスの創出に関わる機会があるかもしれません。
実際、IT企業で働いている人のなかには、自分が携わったサービスを通して人々の生活がより便利になったり、働き方が変わったりするのをみて、やりがいを感じる人もいるようです。
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4.IT企業に就職するデメリット
最先端の技術やサービスに関わることができ、華やかな印象もある一方で、認識しておくべきデメリットとも言える特徴もあります。入社したあとに「思っていたのと違った……」となることを避けるためにも、デメリットをあらかじめ把握しておくことは大切です。
常に勉強を続けなければいけない
IT業界は競争が激しく、最新情報・技術の移り変わりも非常に速いです。
したがって、IT企業で働く人は常に新しい技術・情報を勉強する姿勢を持つ必要があり、日々の業務時間以外にも、スキルアップに時間を割かなければなりません。
実力主義のIT業界では、努力次第で昇給・昇進できる反面、勉強が苦手な人やルーティンワークを好む人が活躍するのは難しいといえるでしょう。
福利厚生、教育制度が充実していない可能性がある
IT業界は他業界と比較すると歴史が浅く、ベンチャー企業やスタートアップといった設立して間もない企業が多い傾向です。
そのため、福利厚生が整っていない場合もあり、安定的な働き方を希望する人にとってはデメリットといえます。
また、教育制度が整っていない企業も多く、わからない部分は自分で調べて解決できる能力がないとIT業界で活躍するのは難しいでしょう。
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5.IT企業の年収はどれくらい?
これからIT企業への就職を検討している方にとって、やはり気になるのは年収ではないでしょうか。
もちろん企業規模や職種によって年収の幅はありますが、厚生労働省が公開している「賃金構造基本統計調査(2019年調査)」をもとに試算(※)すると、システムエンジニアの平均年収は568万9000円、プログラマーの平均年収は425万8000円です。
国税庁による「令和2年分 民間給与実態統計調査」で報告されている日本の全産業の民間企業の給与所得者の平均年収は約433万円であり、IT企業は平均年収と比べてやや高水準の傾向にあることが分かります。
総合職入社の場合、新卒の場合はそこまでほかの業界と変わらないことも多いですが、実力主義の企業ではスキルや経験を身に着けていくことで年収を上げることが可能です。
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6.IT企業の就職に必要なスキル
IT企業に就職する際に必要なスキルについて解説していきます。
基礎的なITリテラシー
IT業界では特定のスキルだけでなく、基礎的なITスキルや知識が必要不可欠です。
文系出身や未経験者、営業に就職したい方であっても、最低限「Webサービスがどのように動いているか」「APIとは何か」「クラウドとオンプレの違いは何か」といったテーマについの知識が必要になります。また、ExcelやWord、パワーポイント、チャットツール(Slack、Teams)など、業務ツールを使いこなすスキルも最低限必要になります。
また、エンジニアとして就職したい場合はプログラミングスキルも必要になります。職種によって必要な言語やレベルは異なりますが、Web系であればJavaScriptやPHP、バックエンドではJavaやPython、モバイルアプリではSwiftやKotlinなどが求められることが多いですので、最低限これらのプログラミングスキルは身につけておく必要があります。
コミュニケーション能力
IT業界では「黙々と一人で作業をする仕事」というイメージを持たれがちですが、実際にはチームで動くことがほとんどです。そのため、コミュニケーション能力は技術力と並んで重視されます。
プロジェクトメンバーとの意見交換、進捗報告、顧客への提案・説明など、さまざまな場面で意思疎通が求められます。特にエンジニアの場合、自分の意図をわかりやすく伝える力や他者の意図を正確にくみ取る力が、開発のスムーズさや成果物の品質に直結します。また、業界用語や専門知識を持たない人とも関わる機会があるため、誰にでも伝わる表現ができることもポイントです。
分析力
分析力はIT業界における多くの職種で求められる基礎スキルのひとつです。
エンジニアであれば、システムの不具合や処理性能の問題に対し、ログやコードから原因を突き止めるための分析が必要になります。マーケターであれば、広告の効果測定やアクセス解析などの数値データを読み解き、施策の改善に活かす力が問われます。また、営業やカスタマーサクセスでも、顧客データや利用ログを通じて顧客の傾向を把握し、最適な提案につなげる必要があります。
さらに、分析に必要な頭の良さだけでなく、Googleスプレッドシートによる集計・グラフ作成、Google Analytics、SQLなどのツールについても、基本操作を習得しておくと強みになります。
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7.IT企業に向いている人の特徴
IT企業への就職を迷っている人は、自分に適性がありそうかどうかで決めることも選択肢の一つです。ここでは、IT企業に向いている人の特徴をご紹介します。
ITの技術やサービスに興味・関心がある人
IT企業に向いている人の特徴として、IT技術や業界の動向に興味・関心を持っている点が挙げられます。
AIやIoT技術を活用した製品など、IT技術は日々進歩しています。IT企業ではこうした最先端の技術を用いられることも多く、興味がある人にとっては大変魅力的な環境と言えるでしょう。逆に言えば、業界のトレンドや動向に興味がない人にとっては外的環境の移り変わりが激しいことが大変に感じるかもしれません。
学び続ける向上心がある人
IT企業で活躍するには、最新の技術をキャッチアップし続ける必要があります。そのため、就職後も継続して学習できる意欲と向上心のある人は、IT企業で活躍できる見込みが高いでしょう。
職種によっては、就職後もプログラミングを勉強したり、資格を取得したりするので、IT系の知識を吸収するのが楽しい、常に成長し続けたいという人はIT企業での仕事に喜びを感じられる傾向があります。
論理的思考力がある人
プログラミングを行うには論理的な思考が必要です。難解なプログラムも自分のなかで筋道を立てて考えられる思考力があれば、効率的に解決できます。
また、エンジニアが顧客の要望をもとにシステムの設計を組む際にも、なぜその設計を組むのか根拠を示して説明できるようにしなければなりません。
プロジェクトのメンバーと情報を共有する際にも、論理的な思考は不可欠であり、物事を順序立てて考えられる人はIT系の仕事に向いているでしょう。
チームで動ける人
IT企業ではチーム単位で仕事を進めることが多く、周りのメンバーと協力して動けるチームワークが求められます。
情報共有に漏れがあるとミスが増えるため、チームのメンバーと密にコミュニケーションをとって連携できる人はIT業界への就職に向いているでしょう。
また、職種によっては顧客と直接やりとりをするケースもあるため、コミュニケーション能力やプレゼン能力は重視されるスキルの一つといえます。
関連記事:IT業界に向いている人の特徴7選!就職するメリットやおもな職種もご紹介
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8.IT企業に向いていない人の特徴
IT企業は業界の流れが早い分、ついていけず苦に感じる人もいらっしゃいます。ここでは、IT企業に向いていない人の特徴を解説します。
受け身で仕事をしたい人
IT業界は、日進月歩で技術が進化する世界です。昨日まで使っていた技術やノウハウが明日には古くなることも珍しくなく、新しい言語やツール、知識の就職と活用が常に求められます。
そのため「与えられたことだけをやりたい」「指示がないと動けない」といった人は苦労しやすい傾向にあります。自ら調べる、自分の時間を使って学ぶ、必要に応じて外部の情報にアクセスする姿勢がなければ、技術や業務についていくことが難しくなります。自ら情報を収集して知識をつけるという成長意欲の有無が、長く活躍できるかどうかの鍵になります。
変化を嫌い、決まった作業だけを好む人
IT業界は、トレンドや技術の移り変わりが非常に激しい世界です。新しいフレームワークの登場、仕様変更、顧客ニーズの変化など、日々の業務の中でも常に変化への対応が求められます。
そのため、決まった作業だけを繰り返したい、変化があるとストレスを感じるという人は、業界内の変化についていけず苦労しがちです。特にスタートアップや成長フェーズにある企業では、昨日までと違うことを今日からやるといったスピード感が当たり前のようにあります。逆に言えば、変化を楽しめる人、柔軟に考えられる人には大きなチャンスが巡ってくる業界でもあります。
論理的思考が極端に苦手な人
IT業界では、物事を筋道立てて考える論理的思考力が求められる場面が多くあります。コードのバグを見つける、要件からシステム設計を組み立てる、データの異常を解析する、というような業務には、感覚や直感ではなく、論理的に要因を突き詰める思考が必要です。
論理的に話を組み立てたり、根拠を持って行動することが極端に苦手な場合、問題の本質を見落としたり、周囲との認識にズレが生じてしまう恐れがあります。
こういった考えが苦手な方や練習して身につけたいという意欲のない方は、IT業界の就職が少し難しいかもしれません。
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9.IT企業に就職するためにやるべきこと3選
新卒就活ではポテンシャルが重視される傾向にあるため、直接的なスキルの重要度はそこまで高くありません。ただし、ITに関する知識やスキルがある方がほかの学生よりも選考で有利になることは十分ありえるため、必ずIT企業に就職したい方は次に紹介することを行ってみるとよいでしょう。
プログラミングを学習する
IT業界にはさまざまな職種が存在しますが、プログラミングスキルは幅広い仕事で役立ちます。
一からプログラミング学習を始める人は習得難易度が比較的低く、需要が高い以下のプログラミング言語を勉強するのがおすすめです。
-
・Ruby
・JavaScript
・PHP
ただし、開発するシステム・サービスや職種によって、必要なプログラミング言語は大きく異なるため、用途に応じて適切な言語を習得する必要があります。
働きたい企業や就きたい職種が決まっている場合は、そこで必要とされるプログラミング言語を事前に調査してから学習を始めましょう。
関連記事:就活生がプログラミングを学ぶべき7つの理由とは?4つのおすすめ言語も解説
インターンシップに参加する
大学生・大学院生であれば、IT企業の長期インターンシップに参加するのもよいでしょう。インターンシップとは、学生が企業を訪問したり、一定期間実際に就労したりできる職場体験プログラムを指します。
インターンシップを実施しているIT企業のなかには、実際にシステム開発の業務に携わったり、グループで企画の案出しを行ったりなど、実践的なプログラムを用意している企業もあります。学生のうちから、IT企業で働く経験を積むには最適なイベントです。
プログラミングなどの実践的なスキルを身につけられるだけでなく、現場の空気感を体験できるため、入社後のミスマッチ回避にも役立つでしょう。近年では採用直結型のインターンも実施されており、通常の選考よりも早く内定を獲得できるチャンスもあります。
関連記事:プログラミング未経験でもインターンは参加可能?メリットと選ぶコツを解説
ESや面接対策をする
どのような企業に就職する際にも、ほとんどの選考フローで課されるのがES(エントリーシート)や面接です。
面接では志望理由を聞かれることが多いですが、どうしてIT業界だったのか、その企業で働きたいことはなにかをしっかりと自分の言葉で説明する必要があります。どの企業にでも当てはまりそうなことでは説得力がないため、前もって企業研究をしっかりと行い、ESや面接に向けて対策しておくようにしましょう。
関連記事:IT企業で評価されるESの書き方解説!志望動機の説得力を高めるコツも
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10.IT企業への就職で役に立つ資格
IT企業への就職に資格取得は必須ではありませんが、選考でアピールする手段として活用できます。また、資格勉強を通じて体系的にIT知識を学習できるのもメリットと言えるでしょう。
初心者でも比較的取得しやすいIT資格をご紹介します。就職の際に役立つ資格を知りたいという方は参考にしてみてください。
ITパスポート
ITパスポートとは、IPA (独立行政法人 情報処理推進機構)が行う「情報処理技術者試験」の一区分であり、ITの基本的な知識があることを証明する国家資格です。
ITパスポート試験はITの特定スキルではなく、IT分野の総合的な知識を広範囲に問う初心者向けの試験と位置づけられるため、IT企業への就職を目指す学生にとっては最適な資格と言えるでしょう。
関連記事:【初心者向け】ITパスポート試験の勉強方法は?独学で合格するためのコツ
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITパスポートよりも上位に位置付けられ、連続性がある試験内容です。主に、ITに関する基本的な知識と技術、ITシステムの設計や開発、運用に関する知識が問われます。
平均的な合格率は20%〜40%と、決して簡単に取得できる資格ではないですが、T人材として基本的な知識と実践的能力を証明できるでしょう。
関連記事:基本情報技術者就職は就活で有利?活かせる職業も解説
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11.文系・未経験でもIT企業への就職はできる?
IT業界と聞くと専門性が高く、理系でなければ就職するのは難しいイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、IT企業の間口は広く、学歴や出身学部に関係なくさまざまな人材が活躍しています。IT企業への就職と学歴・出身学部の関係性について詳しく解説するので、IT企業志望の就活生はぜひ参考にしてください。
関連記事:IT業界では文系も活躍できる?向いている人の特徴や就活のポイントを解説
文系の未経験者がIT企業に就職するのは難しい?
「文系の未経験者がIT企業に就職するのは難しい」というイメージを持つ人は多いですが、実際は、多くの文系出身エンジニアが活躍しています。
特に、新卒の場合、入社時に高度なIT知識がなくても問題としない企業が多く、そのような企業では、入社後の研修を充実させている場合が大半です。
新卒採用では、知識よりも熱意を重視する企業が多いので、現時点で知識がなくても、意欲や適性が認められればポテンシャル採用される可能性は十分あるでしょう。
さらに、IT企業では学歴よりもスキルが評価されるため、就職後もスキルを磨けば文系・理系に関係なくキャリアアップできます。
また、IT企業で働いているのはプログラマーやエンジニアだけではないため、営業職や事務職といった職種で活躍する道もあります。したがって、IT業界は文系・理系に関係なく就職できる業界だといえるでしょう。
関連記事:文系出身でSEを楽しいと思える理由と楽しめる方の特徴
高卒からでもIT企業への就職は可能
専門的なイメージの強いIT企業には、大卒資格がないと入社できないと考えている人が多いかもしれませんが、高卒からでもIT企業への就職は可能です。IT企業では学歴よりもスキルや経験が重視される傾向にあり、実際、学歴不問で求人情報を出しているIT企業も多く存在します。
また、IT人材不足の影響もあり、ポテンシャルを感じる未経験の高卒者を積極的に採用し、自社で教育する方針の企業も増加しています。
入社後も学歴に関係なく出世できる環境を用意している企業が多いため、高卒でありながら大卒よりも高い報酬をもらっているエンジニアも少なくありません。初任給もそこまで変わらないため、高卒からIT企業に就職して経験を積むのも、高収入を実現できる一つの手段といえるでしょう。
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12.文系・未経験からIT企業へ就職するための3ステップ
文系・未経験からIT企業へ就職するための3つのステップを解説します。
文系・未経験でもIT企業に就職できるのは事実ですが、理系出身者やプログラミング経験者と比較するとどうしても評価は下がってしまいます。
その差を埋めるための考え方や方法を紹介するので、文系・未経験からIT企業を志望している学生はぜひ参考にしてください。
関連記事:IT業界では文系も活躍できる?向いている人の特徴や就活のポイントを解説
IT技術やトレンドを積極的に学ぶ
文系・未経験の学生がIT企業に就職するために、まずはIT技術やトレンドについて理解を深めましょう。
文系・未経験のなかには、ITに関して漠然としたイメージしか持っていない人が大勢います。まずはそのイメージを解消し、具体的にどのような技術が活用され、どのような製品が提供されているのかを把握してください。
また、IT技術は日々進化していくため、継続的に学習を続けていく必要があります。最新の技術トレンドについていけるように、日常的にIT関連の情報を仕入れる習慣をつけましょう。
就職したい職業・企業を選定する
IT関連の知識が身についてきたら、どの分野の職業・企業に就職したいのか考えてみてください。
IT技術やトレンドについて調べていくなかで、興味のある分野がみつかれば、該当する業務に携われる職業・企業を探しましょう。
いくつか候補がみつかったら、その企業についてさらに深掘りしてリサーチを行います。その結果、自分のビジョンと企業の業務内容や社風がマッチするのであれば、志望する企業として相応しいといえます。
もし、なかなか自分が興味のある分野を見つけられなければ、条件面から逆算して企業を探してみるのもおすすめです。「未経験OK」や「文系からでもチャレンジOK」と記載してある企業をいくつかリストアップし、そのなかから志望する企業を選定しましょう。
評価につながる実績を作る
志望する企業がいくつか選定できたら、選考で評価につながる実績を用意します。
まずはプログラミングスキルを学習して、自分でシステムやソフトウェアを構築できるレベルを目指してください。時間に余裕があれば、独学で学習してもよいですが、難しければプログラミングスクールを活用して効率的に学習を進めましょう。
スキルが身についたら、実際にシステムやソフトウェアを構築します。できれば、志望する企業に関連性のあるシステムやソフトウェア、Webサイトなどを作成するのが望ましいです。
完成品を実績として提出できれば、熱意と勤勉さをアピールできます。IT人材としてのポテンシャルを伝えるには、十分効果的な方法なのでぜひ実践してみてください。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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13.まとめ
IT業界は今後も市場の成長が予想され、IT人材へのニーズも高まると考えられます。IT業界で活躍する職種は大きく分けて「エンジニア系」「営業・コンサルタント系」「マネジメント系」「マーケティング系」の4つです。
IT技術は常に進化を続けているため、どの職種でも新しい知識を学ぶ意欲のある人が活躍できるでしょう。
IT業界に就職するには、プログラミング学習や資格取得で知識を身につけ、選考でのアピール材料を増やすことが大切です。
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