IT企業で評価されるESの書き方解説!志望動機の説得力を高めるコツも

IT企業で評価されるESの書き方解説!志望動機の説得力を高めるコツも
アプリ・システムの開発や生成AIの活用など、需要と将来性が高まり続けているIT企業への就職を希望する学生は多いです。ポテンシャル採用の就活であれば、プログラミング未経験でも内定がもらえるチャンスがあり、将来のキャリア形成にも役立ちます。 しかしIT企業からの内定を勝ち取るためには、採用担当者が合格を出したくなるようなES(エントリーシート)を作成しなければなりません。プログラミングやアプリ開発の経験がなく、IT企業に応募するESでどのようにアピールすれば良いのか迷う方は非常に多いです。 そこで今回の記事では、IT企業で評価されるESの書き方について、IT業界の特徴や職種などの基本情報を説明しながら解説していきます。プログラミング未経験の文系の学生でもIT企業から内定をもらえる書き方のコツを紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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1.IT企業で評価されるESを書くために基本情報を押さえておこう

IT企業で評価されるESを作成するためには、まずIT業界やIT系職種の基本情報を押さえておくことが重要です。

IT業界について理解を深めておくことは、業界研究・企業研究にも役立ち、どのIT企業からも評価されるES作りにつながります。企業選びの軸を定め、あなた自身がどのようなIT企業・IT系職種を志望するのかを決めるためにも、ぜひ参考にしてください。

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2.IT企業の特徴とは?5つの業界の特徴を解説

IT業界を大きく分けると、主に5つの業界に分類されています。
 

  • Web・インターネット業界

    情報処理サービス業界

    通信インフラ業界

    ソフトウェア業界

    ハードウェア業界


それぞれの業界で業務内容は大きく異なり、働き方にも違いがあるので、それぞれの業界の特徴を押さえておきましょう。

Web・インターネット業界

Web・インターネット業界は、Webサイト構築やWebアプリ開発など、Web上で使うさまざまなサービスを提供する業界です。企業のホームページ制作やESサイト構築のほか、SNSやソーシャルゲーム開発にも携わります。スマートフォンの普及によってSNSやECサイトを利用するユーザーが増えたことで、IT業界の中でも最も成長している分野です。

IT技術の革新が最も早く反映される業界でもあるため、好奇心が強い方や変化に適応できる方、集中力や向上心を持った方が求められる傾向にあります。Web・インターネット業界は未経験から挑戦しやすいため、新卒採用で営業職やエンジニア職を募集する企業も多いです。

情報処理サービス業界

情報処理サービス業界は「SI業界」とも呼ばれ、Webサイト上で使用するサービスの開発や、企業が使用する情報システムの設計・運用などに携わります。個人ユーザーではなく企業を顧客として、組織が抱える課題をITを通じて解決に導くのが特徴です。時には私たちの暮らしのインフラを支える大規模なシステムを手掛けることもできます。

情報処理サービス業界では、企業の担当者とのやり取りが多く発生するため、コミュニケーション能力や人当たりの良さが求められる業界です。顧客企業が抱える課題を発見する力や、解決に導く力などの課題解決力を持った学生も選考では有利になるでしょう。

通信インフラ業界

通信インフラ業界は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社を代表とする、通信インフラを扱う業界です。2018年には楽天が参入、2020年からは次世代の通信規格である5Gが登場し、今後の発展にも期待が高まっています。大手3社の通信回線を借り受け、格安SIMや格安スマホなどのサービスを提供するMVNOと呼ばれる事業者も含まれます。

通信インフラ業界では、私たちの生活にとって欠かせない通信インフラを支えていることから、責任感を持った学生や、地道に努力できる学生が求められる傾向にあります。通信障害などの突発的なトラブルに対処するため、臨機応変に行動できる学生も高評価です。

ソフトウェア業界

ソフトウェア業界は、パソコンやスマートフォンにインストールして使用するソフトウェアの開発・販売を手掛ける業界です。文書作成ソフトや表計算ソフトをはじめ、Web会議システムや会計ソフトなどの開発に携わります。従来はソフトウェアを個別に購入する販売形態が主流でしたが、近年ではSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)と呼ばれる販売形態がトレンドとなっています。SaaSは月額課金制によってソフトウェアの使用権を購入するもので、いわゆるサブスクサービスの一つです。

ソフトウェア業界では、ソフトウェアの開発に携わるエンジニア職、自社のサービスを販売する営業職・マーケティング職が求められています。エンジニア職ではプログラミングの経験や適性、営業職・マーケティング職ではコミュニケーション能力や学習意欲があると高く評価されやすいでしょう。

ハードウェア業界

ハードウェア業界は、パソコン本体や周辺機器、スマートフォン、ゲーム機などの物理的な製品を販売・製造する業界です。近年ではIT技術を搭載した家電や自動車、医療機器などが数多く登場しており、ハードウェア業界の中でも多様化が進んでいます。今後もモノとインターネットがつながるIoT(Internet of Things)が進むことにより、高い将来性も期待できます。

ハードウェア業界はIT業界の中でも、メーカーとしての色が強く、ものづくりが得意な学生が重宝される傾向にあります。基礎的なプログラミングスキルも必要ですが、未経験で採用する企業も少なくありません。手先が器用な学生やコツコツ作業することが苦にならない学生に向いている業界です。

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3.IT企業で活躍できる主な職種

IT企業で募集されている職種には、新卒採用で多くの企業が募集する「総合職」のほかにも、以下のような職種が存在します。
 

  • システムエンジニア(SE)

    プログラマー

    営業職


どの職種に応募するかによって、求められるスキルや評価されるESも異なってくるので、ここで確認しておきましょう。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、Webサービスやソフトウェアの開発業務に携わる、IT企業の技術職です。開発する製品に応じたプログラミング言語を駆使しながら、仕様書に沿ったサービスを実現するのが仕事です。ただし、IT企業のイメージによくあるパソコンに向かって黙々と作業するだけの職種ではなく、開発を依頼する顧客企業とのやり取りも発生します。顧客企業とのコミュニケーションを取りながら、求める要件や仕様を言語化し、プログラムを作るプログラマーに依頼する流れになります。

ベンチャー企業をはじめとして、システムエンジニアがプログラマーを兼ねている企業も少なくないため、自分でもプログラムを書く場面は多々あります。そのためプログラミングスキルも重視されるものの、顧客企業と円滑に意思疎通を図れるコミュニケーション力や提案力、傾聴力などが評価される職種です。

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、現場でプログラムを書くのが仕事です。プログラミングの専門スキルが求められる職種なので、独学でプログラミングを勉強したことがある学生や、情報系出身の学生が選考で有利になる傾向があります。未経験からプログラマーを募集している企業も多いので、文系の学生でも内定を獲得できるチャンスがあります。

プログラマーの募集に応募する際には、その企業の開発業務で使用するプログラミング言語を身につけているのが理想です。開発実績や資格を持っていない場合でも、独学中であることをアピールすることで高い志望意欲をアピールできます。

営業職

営業職はIT業界以外の仕事と同じように、自社の製品を必要とする顧客に販売することが役目です。専門的なプログラミングスキルは不要ですが、顧客企業が抱えている課題を解決・提案するための広範囲に及ぶ知識が求められます。専門知識を身につけることで、ITコンサルタントなどの上流工程の職種へステップアップすることも可能です。

営業職の応募では、コミュニケーション力や課題解決力が高く評価されるほか、企業の製品・サービスについて深く理解しようとする姿勢が好印象に映ります。事前に深く企業研究を行い、どのような商品をどのような顧客に販売しているのかをイメージしておくと、ESが書きやすくなるでしょう。

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4.IT企業に応募するESで評価を上げる書き方

続いて、IT企業に応募するESで高い評価を得るための書き方について、具体的に解説していきます。
 

  • IT業界の専門用語・専門知識を押さえておく

    IT業界で求められる人物像を把握する

    IT業界を志望する理由・その企業を志望する理由を書く


これらのポイントを押さえながら、応募するIT企業に合わせたESを作成しましょう。

IT業界の専門用語・専門知識を押さえておく

IT企業への志望意欲の高さをアピールするため、IT業界における専門用語・専門知識は一通り予習しておくのが大切です。IT業界では、他業種と比べて専門用語が多く学ぶことも多いですが、就活中に勉強しておくことによりライバルと大きく差をつけることができます。たとえば、SaaS、DX、生成AI、NFT、ブロックチェーン、メタバースなど。

ニュースサイトやSNSなどで頻繁に取り上げられているIT用語は、基本的な意味や使い方を押さえておくことをおすすめします。使い方がわからないまま無理にESに盛り込む必要はないですが、関心のある分野としてアピールできると採用担当者の興味を引くことができるでしょう。

IT業界で求められる人物像を把握する

IT企業に応募する際には、IT業界全体で求められる人物像について把握しておくのも効果的です。IT業界は非常に変化が激しい分野ですので、変化に適応する力や柔軟性が求められます。未経験であってもITに興味・関心があることをアピールできれば、内定を勝ち取りやすくなるでしょう。

また、「IT業界=コミュニケーション力が不要」とイメージされることも多いですが、実際にはそんなことはなく、社内でのやり取りや顧客企業との打ち合わせなどで、相手の気持ちを汲み取りながら接する姿勢が求められます。そのため人見知りであることや人付き合いが苦手なことをESの短所としてアピールするのは、避けた方が良いでしょう。

IT業界を志望する理由・その企業を志望する理由を書く

IT企業に応募する時には、他業種ではなくIT業界を選んだ理由、そして競合他社ではなくそのIT企業を選んだ理由について、根拠とともに伝えることも重要です。IT企業に限ったことではないですが、ESを提出する企業には「ほかの企業ではなく、貴社で働きたいです!」という熱意を伝えることが、ESの通過率を高めるコツです。

「将来性が高いと聞いたから」「待遇が良かったから」などのあいまいな根拠ではなく、「貴社が手掛ける●●というサービスをきっかけに、人生が変わった経験があるからです」のように、明確な根拠とともに志望理由を伝えるようにしましょう。

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5.IT企業のESで志望動機の説得力を高めるコツ

IT企業に応募する時のESでは、自己PRやガクチカと比べて、志望動機の書き方に迷ってしまう方が多いです。はっきりとした志望動機が書けなければ、応募への熱意が伝わりにくくなり、選考でも不利に働いてしまいます。
 

  • 過去・現在・未来の時間軸で書く

    その企業でしか実現できないことを伝える

    自分の強みとリンクさせながら伝える


ここでは上記の3つのポイントをもとに、志望動機の説得力を高めるコツをご紹介しましょう。

過去・現在・未来の時間軸で書く

志望動機でIT企業からの高評価を受けるためには、「過去・現在・未来」の3つの時間軸でアピールするのがコツです。つまり、IT業界に興味を持った過去の出来事、IT企業に入社するために取り組んでいる現在の活動、そしてIT企業に入社後はどのように働きたいのかという未来のビジョンです。

過去にどれだけプログラミングの勉強をしていたとしても、入社後の働くイメージができていなければ、企業研究が浅い学生と思われてしまいます。同様に、入社後のビジョンを熱く語る一方で、プログラミング学習などを現在何も取り組んでいなければ、熱意が疑われてしまうでしょう。

志望動機を作成する時には、「過去・現在・未来」の3つの時間軸でそれぞれアピールできているか、確認しながら書くようにしましょう。

その企業でしか実現できないことを伝える

志望動機に高い説得力を持たせるためには、その企業でしか実現できないことを盛り込むのもポイントです。競合他社が手掛けていない特徴的な事業を引き合いに出しながら、「別の企業ではなく、貴社だからこそ働きたい」という熱意が伝わるようにアピールすると良いでしょう。

そのためには、入念な業界研究・企業研究が欠かせません。応募企業が業界の中でどのような立ち位置にいるのか、その企業の特徴的な事業や取り組みは何なのかを研究することが、志望動機に厚みを持たせるコツです。うまく志望動機がまとまらない場合、もう一度企業研究に立ち返ってみるのもおすすめです。

自分の強みとリンクさせながら伝える

IT企業のESで志望動機を書く時には、自分の強みとリンクさせることも忘れないようにしましょう。たとえばシステムエンジニアの職種に応募する場合には、傾聴力があるという強みや、初対面の相手と打ち明けるのが得意な性格を強調すると良いでしょう。プログラマーの職種に応募する場合、単純作業にコツコツと取り組んで大きな成果を残したエピソードを盛り込むのも効果的です。

自分の強みとリンクさせた志望動機を伝えることで、深く自己分析ができている学生という印象を与えます。自分の強みや適性をもとに、根拠を持って企業選びができているという印象にもつながるので、内定を勝ち取りやすくなるのです。

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6.IT企業に応募するESを書く時の注意点

最後に、IT企業へ応募するESを作成する時に、注意したい3つのポイントをご紹介します。
 

  • ESや志望動機の使い回しはNG

    待遇面を重視した志望動機は避ける

    企業の利益に貢献する姿勢が抜け落ちないように注意


ESが完成した後は、もう一度これらの注意点をチェックしてから、企業にESを提出するようにしてください。

ESや志望動機の使い回しはNG

ESの回答は、原則として一つひとつの企業に対して内容を変えながら書く必要があります。氏名・電話番号などの基本情報は使い回して構いませんが、志望動機や自己PRなどの項目は、なるべくコピペせずに回答を作成するようにしてください。別の企業で使ったESをそのまま使ってしまうと、応募企業の事業内容とは関係のない的外れな内容のまま提出してしまう危険性があります。

たとえば、以前ハードウェア業界の企業に応募するために作ったESを、ソフトウェア業界の企業への応募でそのまま使ってしまうと、採用担当者にはすぐに使い回しがバレてしまいます。コピペで作成したESは、熱意が低く適当な人物という印象を与えるため、内定を獲得することは非常に困難になるでしょう。

待遇面を重視した志望動機は避ける

IT企業に応募する時のESでは、福利厚生や教育制度、給与などの待遇面を重視した志望動機を作成しないように注意しましょう。IT業界はほかの業種と比べると、待遇面が良い傾向にありますし、働く上で待遇面を重視することは悪いことではありません。しかし就活という場で志望動機に書いてしまうと、事業内容や企業理念ではなく、待遇面だけで企業を選んだ学生という印象が残ります。

そうした学生を採用すると、より待遇が良い企業があればすぐにそちらへ転職してしまうのではないかと思われ、内定が見送られる原因になるのです。そのため志望動機をアピールする時には、待遇面以外をテーマとして回答しましょう。

企業の利益に貢献する姿勢が抜け落ちないように注意

IT企業のESは、企業の利益に貢献する姿勢が抜け落ちないように注意してください。企業はあなたを育てて一人前にするために採用するのではなく、将来自社の利益に貢献してくれることを期待して採用しています。そのため「入社後は一生懸命勉強します」「貴社の充実した教育制度に興味を持って応募しました」など、受け身の姿勢でスキルを教わろうとする志望動機は避けなければなりません。

企業は新卒で入社した社員に対して、即戦力として活躍することは求めていませんが、将来は自社を引っ張ってくれる存在になることを期待しています。そうした企業の心理を踏まえつつ、応募企業の役に立とうとする姿勢をアピールするのが大切です。

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7.まとめ

IT企業に応募する時のESでは、業界の専門用語や専門知識をある程度頭に入れておき、業界全体で求められる人物像を理解してから書き始めるのが大切です。特に書き方に迷いやすい志望動機の回答では、過去・現在・未来の時間軸で書くこと、その企業でしか実現できない仕事を盛り込むことを心がけると良いでしょう。

ただし、ほかの企業で使用したESの使い回しは避け、待遇面を重視した志望動機を書かないように注意してください。本記事で解説してきたIT業界の特徴やIT系職種も参考にしながら、IT企業からの内定を勝ち取るESを作成しましょう。

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