新卒エンジニアに人気な企業は?主な職種や年収も解説

新卒エンジニアに人気な企業は?主な職種や年収も解説
新卒でエンジニアを目指している就活生のなかには「どの企業にエントリーしたらいいのかな」「そもそも新卒でエンジニアになれる?」といった様々な悩みや疑問があると思います。

そこで本記事では、エンジニア新卒を募集している企業ランキングや自分にあった募集の見極め方、エンジニアに向いている人の特徴などについて詳しくご紹介します。

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1.【2025年版】エンジニア新卒の人気企業ランキング

新卒エンジニアを募集している企業は数多くありますが、そのなかでも人気の高い企業はあ下記の5つです。
 

  • ・LINEヤフー株式会社

    ・株式会社NTTデータグループ

    ・株式会社ディー・エヌ・エー

    ・株式会社サイバーエージェント

    ・株式会社メルカリ


各企業の特徴や募集内容などについて詳しくご紹介します。

※ランキングは、2025年レバテックルーキーが行ったデスクリサーチを基に作成

LINEヤフー株式会社

LINEヤフー株式会社は、日常生活に密着したサービスを提供するIT企業として、エンジニアから高い人気を誇ります。

検索、メッセージング、決済など、多様な領域に展開しており、スケーラビリティやセキュリティなどの技術的課題に取り組む機会も豊富です。

社内のエンジニア文化が成熟しており、研修制度やメンター制度も充実。技術成長を重視したい新卒エンジニアにとって魅力的な職場環境といえるでしょう。

インターン情報については、こちらをご覧ください。

株式会社NTTデータグループ

NTTデータグループは、日本最大級のSIer企業として、金融、官公庁、通信など幅広い業界のシステム開発を手がけています。

大規模なプロジェクトに携われるチャンスが多く、プロジェクトマネジメント力やドキュメント力なども身につけられるのが特長です。

技術的スキルだけでなく、チームで動くための調整力や論理的思考も鍛えられるため、安定感とキャリアの広がりを重視したい学生におすすめです。

インターン情報については、こちらをご覧ください。

株式会社ディー・エヌ・エー

ディー・エヌ・エー(DeNA)は、エンタメ系サービスやモバイルアプリ、AI・ヘルスケア領域などを強みに持つ企業です。

技術力に裏付けられたサービス開発を重視しており、若手のうちから裁量を持ってプロダクト開発に関われる風土となっています。

スピード感と挑戦を重視した社風があるため、自らのアイデアを形にしたいエンジニア志望者にとっては理想的な職場といえるでしょう。

インターン情報については、こちらをご覧ください。

株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントは、Web広告、ゲーム、メディアといったインターネット領域での多角的な展開を行っている企業です。

エンジニアは、技術カンファレンスへの登壇や社内勉強会を通じてスキルアップできる環境にあり、常に最新技術に触れられます。

挑戦意欲のある学生や、成長意欲の高い人材が活躍できる土壌が整っており、「攻め」のキャリアを志す学生におすすめです。

インターン情報については、こちらをご覧ください。

株式会社メルカリ

株式会社メルカリは、日本発のグローバルテック企業として、CtoCマーケットプレイスでの成長を続けています。アジャイル開発やDevOps文化が根付いており、技術選定やアーキテクチャ設計などにも若手が関われる風土が魅力です。

英語を使ったチームとの連携や海外展開もあり、グローバル志向の学生にとっては視野を広げるチャンスが豊富にあります。

インターン情報については、こちらをご覧ください。

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2.自分に合った新卒エンジニア募集の見極め方

ここでは、数多くある新卒エンジニア募集のなかから、自分に合った募集を見極める方法をご紹介します。

仕事における「譲れない条件」を決めて探す

エンジニアとしてのキャリアをスタートするうえで、自分が仕事に求める「譲れない条件」を明確にすることは非常に重要です。たとえば、リモートワークの可否、扱いたいプログラミング言語、チーム開発の文化、研修制度の有無など、人によって重視するポイントは異なります。

求人票を読むときは、仕事内容だけでなく働き方や社風にも注目しましょう。自分が大切にしたい価値観を明らかにすることで、ミスマッチを防ぎ、納得のいく就職先選びができます。

幅広い企業の募集を見てみる

エンジニア求人を探す際は、最初から志望企業を絞り込みすぎず、業界や企業規模の異なる募集を幅広く見てみることが大切です。

スタートアップから大手、SIerや自社開発系など、それぞれに特色があり、働き方や求められるスキルも異なります。初めての就活では、自分に合う環境を明確にするのが難しいものです。だからこそ、比較対象を増やすことで「自分が何を重視しているか」に気づけるきっかけになります。

第三者による口コミも確認する

企業の公式サイトや求人票だけではわからない「リアルな職場の雰囲気」や「新人に対するフォロー体制」を知るには、就活サイトの口コミやOB・OG訪問が有効です。

現場で働いている先輩の声からは、面接だけでは見えにくい実情が見えてきます。また、企業ごとに評価されやすいポイントや、逆に合わない人の特徴なども知ることができます。

就職後のギャップを減らすためにも、第三者視点の情報を活用することは非常に有効です。

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3.新卒エンジニアの求人を見つける方法

ここでは、新卒エンジニアの求人を見つける方法を3つご紹介します。

就職情報サイト

リクナビやマイナビなどの就職情報サイトは、幅広い業界・職種の新卒求人が集まっており、エンジニア志望の学生にとっても有効な情報源です。

検索機能を活用すれば、職種や勤務地、企業規模など自分の希望条件に合った求人を効率的に探すことができます。また、企業の説明会やエントリーの受付もサイト上で完結できるため、就活の管理もしやすいのが特長です。

初めての就職活動では、まずこれらのサイトから情報収集を始めるとよいでしょう。

就活イベント

合同説明会やエンジニア職に特化したイベントに参加すると、さまざまな企業と直接話す機会が得られます。説明会では会社の雰囲気や、働くエンジニアのリアルな声を聞けることも多く、ネット上の情報だけでは得られない“空気感”をつかむのに役立つでしょう。

また、その場で企業の人事とつながれることもあり、選考へとスムーズにつながるケースも少なくありません。企業理解を深める場として積極的に活用しましょう。

関連記事:就活におけるセミナーと説明会の違いは?参加するメリットや探し方を解説

就職エージェント

就職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーが希望や適性をもとに企業を紹介してくれます。特に、エンジニア職に特化したエージェントでは、IT業界に精通したアドバイザーが相談に乗ってくれるため、どんな企業が自分に合っているか迷っている人にもおすすめです。非公開求人を紹介してもらえる場合もあり、自分では見つけられなかった魅力的な求人に出会えることもあります。面接対策や書類添削などの支援も受けられるのが強みです。

プログラミングスクール経由

プログラミングスクールの中には、学習カリキュラム終了後に企業紹介を行ってくれるところもあります。

スクール経由での就職は、エンジニア未経験者にとって、学習と実践の橋渡しとして非常に心強い選択肢です。企業側も「基礎がある人材」として評価してくれる傾向があるため、未経験スタートでも自信を持って臨めるようになります。

短期間でスキルを身につけたい人にとって、効率的なキャリア形成が期待できます。

関連記事:ITスクールがプログラミング習得におすすめの理由と選び方を解説!

アルバイトやインターンシップ経由

アルバイトやインターンとして実際に開発業務に携わることで、企業に自分の能力を知ってもらう機会が生まれます。そのまま新卒採用につながることもあり、選考時にも有利になるケースがあります。

現場での経験は、実務の理解を深めるだけでなく、「自分がこの業界に合っているかどうか」の判断材料にもなります。興味のある企業や業務があれば、まずは短期のインターンやアルバイトから始めてみるのもおすすめです。

関連記事:インターンシップに参加するメリットは?就活で有利にするための方法まで解説

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4.エンジニアの新卒採用の動向

エンジニアという職業に対する知名度が高まるにつれて、エンジニアになりたいと考える学生も増えてきているようです。実際エンジニアの新卒採用の市場は、どのような状況になっているのでしょうか?まずは新卒採用の動向について簡単にご説明します。

IT業界全体は慢性的な人材不足

経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によると、日本では2018年時点で約20万人のIT人材が不足しており、2030年には最大で約80万人のIT人材が不足すると推測しています。

AIやIoT、ブロックチェーンといった先端領域に関する技術革新は日を追うごとに発展し、IT業界のさらなる成長が期待されていますが、その一方でIT人材は慢性的に不足しており、需要と供給にギャップがあるのが現状です。

企業の新卒採用ニーズは増加している

上記のようなIT人材不足の背景があり、企業ではエンジニアのニーズが年々高まっています。

一方で、優秀なエンジニアは企業に所属せずとも個人として仕事を獲得できるため、フリーランスに転向する人も少なくありません。こうした優秀なエンジニアを採用するには費用も高く、ライバルも多いですし、一度採用したエンジニアが離職しないように待遇を上げるなどの対策をしているので、優秀なエンジニアの中途採用はなかなかハードルが高いとされています。

こうした背景により、未経験であってもポテンシャルのある学生をエンジニアとして採用しようと新卒採用に力を入れる企業が増えてきています。

新卒はスキルよりもポテンシャル重視

中途市場ではスキルや経験で採用・不採用を決めることがほとんどですが、新卒の場合はスキルよりもポテンシャルや人柄を重視する傾向があります。経験やスキルに関係なく、入社後に能力開発を行うことを前提として採用し、自社でエンジニアを育成する企業が増えているのです。

もちろん、プログラミングスキルがあるに越したことはないので、学生のうちからプログラミングを学んでおけば他の就活生よりも一歩リードできることでしょう。ただ、スキルや経験がなければエンジニアになれないのか?というと、そうではないということはぜひ知っておいてください。

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5.文系でも新卒でエンジニアになれる?

新卒や未経験でエンジニアを目指す方からの質問として多いのが、「文系でもエンジニアになれますか?」というものです。エンジニアは理系出身者が就く仕事というイメージが強いかもしれませんが、文系出身者もエンジニアとして活躍しています。

「IT人材白書2020」によると、データサイエンスやAI、IoTなどに携わる先端IT従事者のうち、30.2%がIT・情報系以外の文系出身者という結果でした。このようにIT人材の10人に3人は文系出身者のため、「文系だから」「情報系の学部を出ていないから」という理由でエンジニアへの就職をあきらめる必要はありません。

文系からエンジニアになりたいという方はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
関連記事:文系出身でもエンジニアになれる5つの理由とは?向き不向きの特徴も解説

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未経験から新卒でエンジニアになるために必要なスキル

未経験の新卒でエンジニアになることも可能であると解説しましたが、エンジニアとして活躍するには相応のスキルが求められます。

ここでは、エンジニアになるために必要なスキルを3つ解説します。

コミュニケーション能力

エンジニアとして活躍していくにはコミュニケーション能力が欠かせません。

「エンジニア=パソコンに向かって黙々と作業する」イメージの人も多いでしょう。しかし、開発の現場ではチームのメンバーと協力しながらプロジェクトを進めるため、頻繁にコミュニケーションをとっています。

チームメンバーの話を理解し、自分の考えをわかりやすく伝えるコミュニケーション能力が欠かせません。

一人のビジネスパーソンとして、円滑なコミュニケーションを取れる能力は必須と言えるでしょう。

学び続ける姿勢

IT業界の技術は日々進化しているため、エンジニアには、最新技術や先端領域の動向などをキャッチアップして学び続ける姿勢が欠かせません。

特定のプログラミング言語を取得すれば働き続けられるものではなく、スキル取得後も学び続ける必要があります。

知的好奇心が高く、新しいことを学ぶのが苦にならない・学び続ける姿勢も、エンジニアに必要なスキルの一つです。

最後までやり遂げる力

エンジニアには、最後までやり遂げる力や忍耐力も必要です、

システムを開発する工程においては、毎日がエラーとの戦いと言っても過言ではありません。また、納期に追われる側面もあるため、実装を任された機能の開発を期限内に済ませる必要があります。

そのため、システム開発の現場では、トラブルの原因を探って解決に導く粘り強さ・最後までやり遂げる力が求められるのです。

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6.エンジニアに向いている人の特徴

エンジニアに必要なスキルは先ほど解説したとおりですが、ここでは、エンジニアに向いている人の特徴を3つ紹介します。

ものづくりが好きな人

エンジニアは、ものづくりが好きな人にピッタリです。物理的なものづくりではありませんが、ソフトウェアやシステムの開発にも、モノづくりの側面があります。

チーム一丸となって一つのプロジェクトを進めるというエンジニアの仕事の特性上、一人でものづくりをする以上の達成感を得られるでしょう。

また、自分が携わったシステムがユーザーの役に立つ喜びも、エンジニアならではです。

論理的思考力がある人

普段から論理的に物事を考える人は、エンジニアに向いていると言えます。

システムの設計・開発にあたり、挙動の一つ一つに対して筋道を立てて、課題解決に向けたプロセスを考える必要があります。当然、各機能を実現させるプログラミングには論理的思考力が欠かせません。

日頃から物事の理由を考えたり、因果関係を明らかにして人に分かりやすく説明したりするのが得意な人は、エンジニアに向いている可能性が高いでしょう。

疑問や課題を調べることが好きな人

普段から、疑問に感じたことや課題・問題点を調べることが好きな人もエンジニアに向いていると言えます。

エンジニアの業務はエラー解消の日々であると紹介したように、分からないことは「ググる」習慣が身についてます。エラーの原因を論理的思考で仮説を立て、自ら調べて問題解決する連続により、システムの機能開発が実現するのです。

毎日のふとした疑問を調べないと気が済まない性格の人も、エンジニアに向いているでしょう。

関連記事:新卒必見!SEに向いている人、向いていない人の特徴を徹底解説

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7.エンジニアに向いていない人の特徴

一方で、エンジニアに向いていない人はどんな人でしょうか?エンジニアに不向きな人の特徴を3つご紹介します。

地道な作業が苦手な人

エンジニアはエラーを解消できずに1日が終わることもあるため、地道な作業が苦手な人はエンジニアが向いていないかもしれません。

エラーの解消に限らず、入社して間もない頃は、同じ作業の繰り返しになることもあるでしょう。このような下積み期間があるからこそエンジニアの基礎体力が身につくと言えるものの、地道な作業が嫌になってしまう人は続けられないかもしれません。

新しいことを学ぶのが苦手な人

エンジニアは最新技術のキャッチアップをし続ける必要があるため、新しいことを学ぶのが苦手な人はエンジニアに向いていない可能性があります。

既存の技術を使うだけでは、自身のスキルの幅は広がりません。また、システムの機能要件によっては、今まで使用していないプログラミング言語を扱うこともあります。

最新の技術に関心を持てない人は、新しい技術を使ったシステム開発に対応できません。そして、既存技術だけに頼るようではエンジニアとして市場価値を高めるのは難しいでしょう。

そのため、学び続けるのが苦手な人もエンジニアに向いていない可能性があります

コンピュータ関連に苦手意識がある人

そもそも、コンピュータ関連に苦手意識がある人はエンジニアにならないほうがよいでしょう。

「エンジニアは一般的な職種に比べて年収が高いから」「IT系の仕事はかっこいいイメージがあるから」などの理由でエンジニアを目指すと、現実とのギャップに苦しむ可能性が高いです。

IT業界に身を置く以上は、コンピュータ周りの理解が一定程度あり、テック系トレンドへの興味関心を持てる人のほうが適性があると言えます。

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8.エンジニアの主な職種と年収

未経験からエンジニアへの就職を希望するのであれば、まずはエンジニアの職種を理解しておきましょう。ここでは、エンジニアの代表的な11の職種を解説します。

なお、各職種で掲載している平均年収は、厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」またはレバテックキャリアの求人情報を参照しています。

システムエンジニア

システムエンジニアとは、システム開発における上流工程と呼ばれる「要件定義」「外部・内部設計」などを担当するエンジニアです。

クライアントから開発するシステムの要望を詳しくヒアリングし、聞き出した内容をもとにプログラマーが開発を行うための設計書を作成します。システムエンジニアがプログラミングをする機会はあまりないものの、会社によっては開発も担当する場合があります。

システムエンジニアの平均年収は約550万円です。

関連記事:SEは未経験でもOK?新卒や文系で就職を目指すためのステップ

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書をもとに、実際にプログラミングして機能を実装するエンジニアです。プログラマーは、未経験からエンジニアに就職する際の王道ルートの一つとして人気があります。

システム開発の一部分の実装や、実装した機能が正しく動作するかテストする工程を任されることから始まり、経験を重ねるほど業務範囲が広がるイメージです。

プログラマーの平均年収は約550万円です。

関連記事:新卒・未経験からプログラマーになろう!必要な準備と就職先の探し方

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webサイトやモバイルサイトの設計や開発、運用、保守を行うエンジニアです。

Webエンジニアは、ユーザーが操作するブラウザ・見た目部分を開発する「フロントエンドエンジニア」と、ユーザーから見えないログイン機能やコメント機能といったロジック部分を開発する「バックエンドエンジニア」に大別されます。

フロントエンドエンジニアはデザインに関する一定の知識が求められ、開発過程と成果が目に見える特徴があります。

バックエンドエンジニアはプログラマー同様、未経験からエンジニアに就職する際の王道ルートの一つとして人気です。

Webエンジニアの平均年収は約550万円です。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、各種Webシステムやメールなどのサーバーの設計や構築を専門に扱うエンジニアです。

システムエンジニアやプログラマーと比較して、サーバーに関わる機器の取り扱いや配線などの物理的な作業も業務内容に含まれます。

プログラミングに関する知識だけでなく、取り扱い機器に関する知識やセキュリティ対策への理解も欠かせません。

サーバーエンジニアの平均年収は約400〜600万円です。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアとは、ITインフラであるネットワークの設計や構築、構築後の運用・保守を専門的に行うエンジニアです。

サーバーエンジニアと同様、ルーター・スイッチの設置、配線などの物理的な作業も行います。

ネットワークエンジニアの平均年収は約450〜650万円です。

関連記事:新卒でも活躍できる?ネットワークエンジニアのキャリアを解説

データベースエンジニア

データベースエンジニアとは、Webシステムやソフトウェアで処理されたデータを保存・整理するデータベースを設計・開発・運用するエンジニアです。

システムの規模によって扱うデータ量が異なるため、機能要件をもとにデータベースを開発する必要があります。

データベースエンジニアの平均年収は約400〜600万円です。

インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、各種システムのインフラを設計・開発するエンジニアです。

インフラを構成するサーバーやストレージなどのハードウェアや、OS・ミドルウェアなどの設計、構築、運用を行うほか、近年重要度が増しているネットワークもインフラの一部として担当します。

インフラエンジニアは、今まで紹介したサーバーエンジニア・ネットワークエンジニア・データベースエンジニアを内包するような業務を扱います。そのため、企業によってこれらの業務の線引きが異なり、インフラエンジニアはシステムの裏側を支えるための幅広い知識が求められる傾向です。

インフラエンジニアの平均年収は約500〜700万円です。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトの総責任者としてシステム開発の進行管理を行うエンジニアです。

開発するシステムの機能に応じて、予算やスケジュール、開発メンバーを決定し、プロジェクトを進めていきます。

顧客とのやりとりやチームメンバーとの円滑なコミュニケーションをとるのはもちろん、広い視野で物事を捉え、プロジェクトを成功に導くマネジメントスキルが欠かせません。

プロジェクトマネージャーの平均年収は約660万円です。

社内SE

社内SEは、社内で使用するシステムの開発や保守・運用、インフラ整備などを担当するエンジニアです。

社内SEは会社の経営戦略や事業戦略を把握した上で、業務効率の改善やコスト削減に役立つシステムの開発スキルが求められます。

ほかにも、職場によってはヘルプデスク・情シス担当として、「パソコンの調子がおかしい」といった社内の問い合わせに対応することもあります。自分が在籍する会社内で働くため、ユーザーとの距離が近く、直接感謝を伝えられることも多い職種です。

社内SEは企業規模に左右されますが、平均年収は約400〜700万円の間になります。

関連記事:社内SEに新卒で就職するメリットとは?仕事内容や必要なスキルも紹介

テストエンジニア

テストエンジニアとは、開発したソフトウェアや電子機器が正常に動作するかテストをするエンジニアです。

具体的には、テストの範囲や優先順位を決める「テスト計画」の策定、テストする視点や技法を決める「テスト設計」を行った後、実際のテストを実施します。テストした結果を資料にまとめて、開発担当者に報告を行うのがテストエンジニアの概要です。

テストエンジニアの平均年収は350〜550万円です。

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、クライアントの課題に対してシステム導入を提案して、伴走しながら課題解決に貢献する職種です。

ITコンサルタントには、クライアントの業界内におけるポジションや企業内部の状況を把握し、適切なIT戦略を導き出す必要があります。

クライアントとコミュニケーションをとりながら情報を引き出していくため、ITの専門知識はもちろん、コミュニケーション能力が特に重視される仕事です。

ITコンサルタントの平均年収は約660万円です。

関連記事:新卒でITコンサルタントになるために知っておくべきこと7選

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9.エンジニアに就職してから考えられる4つのキャリア

最後に、エンジニアに就職してから考えられる4つのキャリアプランを解説します。

プロジェクトマネージャーなどの管理職ポジションに就く

キャリアプランの一つ目に挙げられるのが、プロジェクトマネージャーなどの管理職ポジションに就くものです。

そもそも、未経験からエンジニアになる場合は、プログラマーまたはWeb系エンジニア(バックエンドエンジニア)として就職することが多いでしょう。

システム開発の現場で機能を実装する部隊としてスキルを磨いた後、チームを束ねるポジションを担うのが一つ目のパターンです。

プログラマーとして現場を経験した後、システムエンジニアとして設計を中心とした上流工程を経験してプロジェクトマネージャーにキャリアアップするのは、エンジニアの王道キャリアといえます。

スペシャリストとしてスキルを磨く

管理職ポジションへのステップアップではなく、スペシャリストとしてスキルを磨くのも一つです。

開発するシステムや扱う分野によってプログラミング言語は異なり、2023年6月時点では人工知能・AI開発が特に盛んで、Pythonの人気が高まっています。需要の拡大が見込まれる分野は、スペシャリストとして活躍できるチャンスが相対的に高いでしょう。

スペシャリストとして活躍するキャリアプランをイメージしている場合は、今後の市場を踏まえた分野選択や言語習得が重要です。

転職してスキルの幅を広げて希少価値の高い人材を目指す

エンジニアとして希少価値を高める方法の一つに、スキルの幅を広げる考え方もあります。

一つの言語に特化せず、「複数言語を扱えるようになりたい」「開発するサービスや業界を変えたい」など、現状に満足することなく、転職して次のステージに向かうのも一つのキャリアプランです。

スペシャリストではなくゼネラリストを目指す方針ですが、市場価値を高める方法として、自身の肌に合うものを選ぶとよいでしょう。

フリーランスとして独立して自由な働き方を目指す
エンジニアのキャリアには、フリーランスとして独立して自由な働き方を目指すケースもあります。

エンジニアの業務は、作業環境さえ用意できれば働く場所を選びません。現に、拠点を海外に移してノマドワーカーのように働くエンジニアも増えています。

この場合、独立しても活躍できるほどのスキルが必要なのは言うまでもありません。また、仕事を獲得する営業スキルや人脈も必要です。

求められるスキルは管理職やスペシャリストなどとは異なるものの、何にも縛られずに働きたい人には、フリーランスとして活躍するキャリアも選択肢に入るでしょう。

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10.まとめ

日本ではIT人材が慢性的に不足しており、未経験の新卒からエンジニアになれるチャンスは十分あります。

知的好奇心や論理的思考力、コミュニケーション能力のある人はエンジニアとして活躍する素質を持っているので、プログラミングの学習や長期インターンシップなどでスキルを磨きましょう。ほかにも、IT関係の資格を取得することで、入社への熱意を伝えられます。

エンジニアの求人を探す際は、就職情報サイトだけに頼らず、就職エージェントも活用してさまざまな企業をチェックすることが重要です。

エンジニアとして就職した後のキャリアプランを見据えて、今日からできることを着実に始めましょう。

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