プログラミングを扱う仕事とは?きついと言われる理由&目指す方法を紹介

プログラミングを扱う仕事とは?きついと言われる理由&目指す方法を紹介
近年は、プログラミングを扱う仕事へのニーズが急激に高まっており、就職を希望する学生は増加傾向にあります。一方で、プログラミングを扱う仕事は「きつい」という声を聞き、不安を感じる学生もいるでしょう。 この記事では、「きつい」と言われる理由を解説。また、プログラミングを学ぶことで目指せる仕事や年収、就職のメリットのほか、これからプログラミングの学習を始める学生向けにおすすめの言語や学習法も紹介します。

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1. プログラミングとは

「プログラミング」とは、コンピュータへの仕事の指示を書き出す作業です。そして、その指示をまとめた指示書のようなものを「プログラム」と呼び、プログラムを書くためのコンピュータ専用の言語を「プログラミング言語」と呼びます。

ここでは、プログラミングが実際にどのようなシーンで活用されるのかについてや、プログラミング学習に向いている人について解説します。

プログラミングが活用される場面

プログラミングは幅広い場面で活用されています。たとえば、私たちの身近にあるLINE、Amazon、YoutubeといったあらゆるWebサービスやモバイルアプリケーション、ゲームなどは、プログラミングを活用して開発が行われています。また、電化製品に組み込まれるシステムの開発や企業の業務用システムの開発にもプログラミングは欠かせません。

プログラミングを扱う仕事に向いている人

プログラミングは文系・理系問わず習得が可能ですが、一般的に以下のような特性がある人が適性が高く、習得しやすいとされています。

地道な作業が苦にならない人

プログラミングによって開発されるアプリケーションやゲームの完成形はきらびやかに見えるかもしれませんが、そこに至るまでの製作工程は失敗と修正を繰り返す地道な作業です。そのため、同じ作業をコツコツと行うことに苦を感じず取り組める人が、プログラミングに向いています。

継続的に学べる人

IT技術は流行り廃りのサイクルが非常に速いため、エンジニアは常に最新の情報をインプットした上で、それを使いこなさなければなりません。
たとえばプログラミング言語の場合、1年前までは主流だったものが今ではほとんど使われていない、といったことが起こり得ます。一度習得した言語スキルだけで活躍し続けることは難しいでしょう。
したがって、自分の意志で積極的に新しい技術や情報を学べる人がプログラミングを扱う仕事に向いているといえます。

人とのコミュニケーションに苦手意識がない人

「プログラミングを扱う仕事=黙々と作業をする」と考える方もいるかもしれませんが、実際には、コミュニケーションを必要とする場面も少なくありません。

たとえば、プログラミングを使って何かを開発する場合、一人ですべてを行うことはほとんどなく、チームで役割分担をしながら進めていくのが基本となります。メンバー間でのコミュニケーションをスムーズに行うことができなければ、予定に齟齬が生じるなど、さまざまなトラブルが発生してしまう可能性が高まるでしょう。

また、クライアントから依頼されたシステムやアプリケーションを開発する場合、クライアントからニーズを引き出したり、要望をどのように実現するかを論理的に説明したりするための、コミュニケーション能力が必要になります。

そのため、苦手意識を持たずに人とコミュニケーションを取れる人が、プログラミングを扱う仕事に向いているといえるでしょう。スキルを習得をするうえでも、論理的に考え、的確な質問をするにはコミュニケーション能力が必要です。

関連記事:プログラマーの適性はある?ない?向いている人の性格をチェック

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2. プログラミングを扱う仕事が「きつい」と言われる理由

プログラミングを扱う仕事は「きつい」と言われることが少なくありません。その代表的な理由としては、以下の2つが挙げられます。

納期前はスケジュールがタイトになりがち

プログラミングの仕事には、クライアントにシステムを納品する期限、つまり納期があります。急な仕様変更や予測できないバグへの対応が必要になったとしても、基本的に納期は変更できないため、スケジュールがタイトになってしまうことは少なくありません。システムのクオリティを維持しながらも納期を厳守するために、企業によっては、長時間残業や休日出勤を余儀なくされる場合もあることが、プログラミングを扱う仕事は「きつい」と言われる要因の一つとなっています。

特に下流工程は激務になることが多い

システム開発には、上流工程と下流工程があります。上流工程とは、クライアントからのヒアリングや要件定義、基本設計のことです。また、その先の工程である内部設計、コーディング、テストは下流工程に分類されます。

たとえば、上流工程で仕様内容が変更された場合、下流工程で対応するための方向転換を迫られることがあります。上述のとおり、納期前など時間に余裕がない場合は、長時間労働など、無理を強いられることも。プログラミングを扱う仕事のなかでも、特に負担が大きくなりがちなため、下流工程は「きつい」と言われることが多いようです。

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3. プログラミングを学ぶことで目指せる仕事と年収

プログラミングを学ぶことで目指せる仕事の種類は数多く存在します。ここでは、プログラミングを扱う代表的な職種と、それぞれの平均年収を紹介するので、ぜひ仕事選びの参考にしてください。

なお、ここで記載している平均年収は、レバテックキャリアを参考にしています。経験年数やスキル、企業によっても差があるため、あくまで参考数値としてご覧ください。
また、新卒の年収は、いずれの職種も約250~300万円が相場とされています。

プログラマー

プログラミングを扱う仕事の代表例として、プログラマーが挙げられます。
プログラマーとは、システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、プログラミングを行う仕事です。プログラミング言語には数多くの種類があり、担当する分野によって求められる言語は異なります。プログラマーを目指す学生は、自分が携わりたい開発分野や方向性を明らかにしたうえで、必要な言語を習得すると良いでしょう。

専門的なスキルが求められるプログラマーですが、「未経験OK」「ポテンシャル重視」で採用する企業も多く、プログラミングを扱う仕事のなかでも、就職を目指しやすい職種とされています。
なお、後述するシステムエンジニアと混同されがちですが、システムエンジニアはプログラマーの上位職種で、プログラマーとしてスキルを磨いたのちに目指すのが一般的です。

プログラマーの平均的な年収相場は約300~400万円とされています。

関連記事:プログラマーになるには?就職先や求められるスキルを解説!

システムエンジニア

システムエンジニアもプログラミングを扱う代表的な仕事の一つです。
システムエンジニアは、主に上流工程と呼ばれる要件定義・設計・開発を行う職種です。具体的には、クライアントからニーズを聞き出し、それをもとに最適な仕様を考え、設計や開発を行います。また、企業にもよりますが、開発チームをまとめる役割を担うこともあるようです。
そのため、システムエンジニアの仕事で活躍するには、プログラミングスキルだけでなく、IT全般の幅広い知識やコミュニケーション能力、マネジメント能力なども必要です。
システムエンジニアの平均年収は約500~600万円が相場とされています。

関連記事:新卒未経験や文系でSEになれる?就活に向けてやるべきこと

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、コンピューターシステムを運用するためのサーバーの設計や構築、運用・保守を担当する仕事です。具体的には、アクセス速度の向上やデバイスの多様化、セキュリティ強化のために、サーバーの新設・入れ替え、メンテナンスなどを行いITシステムのインフラを支えます。
したがって、サーバーエンジニアには、サーバーやセキュリティに関する全般的な知識やプログラミングスキルが求められます。さらに、急速に進む「クラウド化」に対応するための知識やスキルも必要です。
サーバーエンジニアの平均年収は約400~500万円とされています。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの開発、設計、運用、管理を担う仕事です。膨大な量のデータをまとめ、顧客が使いやすい形に整理したり、データを引き出したりするためのシステムの構築や運用を行います。

データベースエンジニアには、データベース製品に関する知識やプログラミングスキルのほか、高い堅牢性を持つデータベースを構築するためのセキュリティ関連の知識が求められます。また、顧客に有用なデータベースを構築するためには、ビジネスに関する知識も必要です。そのほか、数値・事例をもとに冷静に物事を判断できる客観性や論理的思考力も欠かせません。
データベースエンジニアの平均年収は約500~600万円です。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、WebサイトやWebサービスの開発において、フロントエンド(ユーザーが目にする部分)の設計・構築を担当する仕事です。Webデザイナーによるデザインをもとに、プログラミング言語による実装を行うのが基本ですが、企画やデザインに関わる場合もあります。

フロントエンドエンジニアの仕事をするには、HTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語やUI/UX設計のスキルが必要です。また、CMS構築やサーバーサイドで使用されるJava・PHP・Rubyなどのプログラミング言語の知識があると幅広い業務に対応できるフロントエンドエンジニアとして重宝されます。
フロントエンドエンジニアの平均年収の相場は約500~600万円です。

関連記事:未経験の新卒がフロントエンドエンジニアとして採用されるには?

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、その名のとおり、セールス(営業)とエンジニア(技術職)の両方の要素を兼ね合わせた仕事を担当する職種です。営業担当者とともに客先に出向き、技術的な側面から自社の製品やサービスについて説明するほか、顧客の要望を聞き新たな提案や自社製品・サービス導入後のサポートなども行います。
営業の要素も持つセールスエンジニアには、プログラミングスキルやIT知識に加え、コミュニケーションスキルやプレゼンテーション力が求められます。
セールスエンジニアの平均年収は約500~600万円です。

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4. プログラミングを扱う仕事を目指すメリット

ここでは、プログラミングを扱う仕事を目指すメリットについて解説します。

多様な働き方ができる

プログラミングを扱う仕事は、比較的働き方の自由度が高いという特徴があります。たとえば、プログラマーやWebデザイナーなどは、パソコンさえあれば業務を行うことも可能です。ほかの業界と比べ、新たな価値観をいち早く取り入れる企業や効率性を重視する企業が多く、在宅勤務を積極的に導入していることも少なくありません。ワークライフバランスを実現しやすいだけでなく、ライフステージが変わっても、働き続けやすい環境があるのは大きなメリットといえるでしょう。

また、高いスキルを身につければ独立してフリーランスという働き方を選択することも可能です。ただし、フリーランスの場合は、自ら営業して案件を獲得し、進行スケジュールもすべて自分で管理しなければなりません。一定の収入を得るためには、プログラミングスキルだけでなく、幅広い知識、人脈、高い営業力なども必要なため、新卒はまずは就職をして経験を積んでからフリーランスを目指すのが良いでしょう。

プログラミングを扱う仕事の需要は高い

IT技術の急速な進歩・普及に伴い、プログラミングを扱う仕事の需要は増加しています。一方で、日本は慢性的なIT人材不足に陥っており、経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課の「IT分野について」p1によると、この状況が今後も続けば、2030年には不足するIT人材の人数が78.9万人にまで膨れ上がるとの予測も。そのため、プログラミングスキルを持つ人材を積極的に採用する企業は少なくありません。

新卒からプログラミングを扱う仕事に就職し、経験を積めば、将来的に高度なスキルを持つ市場価値の高い人材となることができるでしょう。もちろん、転職も有利に進めることができます。

論理的思考力を身に付けられる

プログラミングを扱う仕事への就職を目指し、スキルを身につける過程で論理的思考力を養うことができます。プログラミングは一つでもロジックの組み間違いがあればエラーが起こり、正確には作動しません。また、発生したバグの原因を突き止めるためには論理的に考え、プログラムを見直す必要があります。そのため、プログラミングを学んでいるうちに、必然的に物事を論理的に考える習慣を身につけることができるでしょう。

ITトレンドへの理解が深まる

先述したとおり、IT業界のトレンドは目まぐるしいスピードで変化し、アップデートされています。プログラミングを扱う仕事で活躍するには、常に最新の情報をキャッチアップしていくことが大切です。当然、就職を目指す段階でも、常にトレンドにアンテナを張り、興味を持ったこと・必要なことに関しては自ら学ぶ努力が欠かせません。学びを継続していくうちに、ITトレンドの理解を深めていくことができるでしょう。

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5. 文系・未経験でもプログラミングを扱う仕事を目指せる

プログラミングを扱う仕事は、専門的なスキルを必要とするため、「文系・未経験では就職が難しいのでは」と不安に思う方もいるでしょう。しかし、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)社会基盤センターが発行した「IT人材白書2020」p190によると、現在、活躍中のIT人材のなかで最終学歴の専攻分野がIT・情報系以外の文系や理系などの出身者の割合は64%。この結果から、文系・未経験でもプログラミングを扱う仕事への就職を目指すことが十分に可能なことがわかります。

とはいえ、IT業界は就職先として学生からの人気が高い業界。まったくスキルがない状態で内定を勝ち取るのは困難でしょう。文系・未経験者でも、最低限、基本的なスキルや知識は自身で学んでおく必要があります。

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6. 未経験者におすすめの仕事で役立つプログラミング言語

ここでは、文系の未経験者におすすめの仕事で役立つプログラミング言語を3つご紹介します。

HTML

HTMLとは、Webサイトのテキストやレイアウトの構造・骨組みを定義するためのマークアップ言語です。HTMLを使用することで、タイトル・見出し・写真の配置やフォントのサイズなどを指定することができます。HTMLの習得難易度は比較的易しいとされており、初心者が最初に学ぶ言語としておすすめです。
普段、私たちがブラウザで見ているWebページのほとんどが、HTMLで作られています。Web系の開発に携わりたい方は習得しておくと仕事で役立てることができるでしょう。

関連記事:HTML入門者がまず知っておきたい基礎知識を徹底解説!

CSS

HTMLでWebサイトの骨組みを作成した後は、各パーツに色や形をつけていく必要があります。その際に利用されるプログラミング言語がCSSです。
HTMLとCSSは、プログラミング言語の中では最も基礎的なものです。どちらも初心者が習得しやすい言語なので、セットで身に付けておくと良いでしょう。

JavaScript

JavaScriptは、Webサービスにおいてユーザーが見たり操作する部分を開発するための言語です。たとえば、Webサイト上でカーソルをボタンの上に合わせた際に色が変化したり、画面をスクロールするとアイコンが合わせて動いたりするなどの動的な処理の多くは、JavaScriptを用いて行われます。
先述したHTMLやCSSと比べると難易度はやや上がりますが、初心者でも十分に習得可能です。幅広い現場で使用されている非常に汎用性が高い言語のため、習得しておけば就職後に仕事で役立てることができます。

関連記事:JavaScriptとは?できることや将来性・勉強方法を解説

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7. プログラミングを扱う仕事で役立つスキルを学ぶ方法

最後に、プログラミングを扱う仕事で役立つスキルを身につける方法を紹介します。

書籍や学習サイトを活用する

プログラミングを扱う仕事で役立つスキルを身につける方法として一般的なのは、書籍や学習サイトなどを活用する方法です。独学は低予算で学習を進めることができる上に、勉強する場所やペースも自身で調整することができます。手軽に学びを始めることができるので、プログラミングを経験してみたい方やまずは基礎的な知識を身につけたいという方におすすめです。

ただし、プログラミング学習はその難易度の高さから、挫折率が非常に高いといわれており、特に独立の場合は、不明点を自ら調べたり、モチベーションを保つ努力をしたりする必要があります。身近に質問できる人がいない状況で一人で学習を進めるのが不安な方や、根気強く学ぶのが苦手な方は、スクールに通うなど、ほかの方法も検討すると良いでしょう。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールに通うことで、カリキュラムに沿って、効率的に仕事に役立つプログラミングスキルを学ぶことができます。また、プログラミング学習を挫折してしまう最大の原因とされている「疑問点を誰かに聞くことができない」という点に関しても、講師に質問しやすい環境が整っているため安心です。プログラミングに対して苦手意識を持つ文系の学生でも、しっかりとプログラミングを学ぶことができるでしょう。

最近では、オンライン・オフラインと学習環境を自由に選択できるスクールが増えてきています。また、スクールにもよりますが、カリキュラムを終えた後、就職支援を受けられることも少なくありません。

上記のとおり、スクールには数多くのメリットがありますが、その一方で、費用が比較的高額というデメリットも。カリキュラムを終えるまでに、学費が安く設定されているところでも約20~30万円、高いところでは60~70万円ほどかかるといわれています。また、スクールによって勉強できる言語やサービス内容が異なるため、複数のスクールをよく吟味したうえで自分にあったスクールを選択することが大切です。

レバテックでは、大学生・大学院生向けに月額29,800円(税込)でプログラミングを学べるレバテックカレッジを運営しています。現場で活躍するエンジニアが考案した「確実に成長できる」オリジナルカリキュラムで、未経験者でも3カ月でWebサービスの開発に必要なスキルを身につけることが可能です。

また、教室には成長するベンチャー企業のエンジニア内定者を中心としたメンターが常駐しており、わからないことをいつでも気軽に相談できます。さらに、オンラインでは、Zoomでの相談会を開催しているほか、Slack上でもメンターに質問することが可能。リーズナブルな価格で、一生もののスキルを身につけたい方におすすめのプログラミングスクールです。

長期インターンシップに参加する

プログラミングを扱う仕事で役立つスキルを身に付けるには、長期インターンシップへの参加も有用です。長期インターンシップとは、学生が興味のある企業で一定期間(3カ月以上が一般的)、実際の仕事を体験できる制度のこと。参加することで、現役エンジニアから指導を受けながら、実務に必要なプログラミングスキルを身に付けられます。また、プログラミングに限らず、社会人として必要なビジネススキルやマナーも学ぶことができるでしょう。

そのほか、インターンシップ先の企業で正社員になることを検討している場合、社内の雰囲気を肌で感じることもできます。企業の採用方針にもよりますが、インターンシップ中の頑張りが評価されれば、そのまま内定をもらえる可能性もゼロではありません。たとえ内定をもらえなかったとしても、周囲としっかりとコミュニケーションを取り、人脈を築いておけば就活を有利に進めやすくなるでしょう。

ただし、多くの場合、長期インターンシップに参加するには選考を通過しなければなりません。プログラミングを扱う仕事のインターンシップは人気が高いため、合格を勝ち取るには事前に最低限のプログラミングスキルを身に付けておく必要があるでしょう。

また、原則報酬を受け取りながら行う長期インターンシップは、スクールに通って生徒としてプログラミングを学ぶのとは異なります。一人の働き手としての責任が求められる点には注意が必要です。

プログラミング関連の資格を取得する

資格取得を目指して勉強をするのも、プログラミングの仕事で役立つスキルを身に付けるには効果的です。プログラミングを扱う仕事に就職するために必須の資格はありませんが、「◯◯の資格を取得する」という明確な目標があれば、モチベーションを保ちながら学びを続けやすくなります

また、資格の勉強では、知識やスキルを体系的に学べるというメリットも。未経験者でも、資格の勉強を通して着実に学習を進め、レベルアップしていくことができるでしょう。無事に資格を取得できれば、就職選考でスキルがあることを客観的に証明することもできます

就活に向けて、最初に取得を目指す資格としておすすめなのは、独学でも十分に取得を目指せる国家資格「ITパスポート」「基本情報技術者試験」です。どちらもITエンジニアとして働くうえで必要な基礎知識を網羅した内容で、社員の取得を推奨する企業も多いため、就職選考の時点で取得していれば高評価を得やすくなります。

そのほか、携わりたい開発分野で使用されるプログラミング言語の資格を取得しておくのも良いでしょう。代表的な資格としては、「PHP技術者認定試験」「Ruby技術者認定試験」「Oracle Certified Java Programmer」「C言語プログラミング能力認定試験」などがあります。プログラミング言語の資格は、多くの場合レベル別に複数の段階にわかれており、学習の進行度に合わせて受験できるので未経験者も挑戦しやすいでしょう。

関連記事:ITエンジニアを目指す大学生におすすめのプログラミング資格

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8. まとめ

私たちの身近にあるさまざまなサービスやアプリ、システムの開発に活用されているプログラミング。そのプログラミングを扱う仕事の種類は数多く存在し、いずれも高い需要があります。
プログラミングを扱う仕事は「きつい」と言われることも多いですが、目指すことで得られるメリットも数多くあります。メリット・デメリットをしっかりと理解したうえで、目指すか否かを決めることが大切です。

プログラミングを扱う仕事への就職を目指す学生は、言語の習得が必要不可欠。目指す仕事や携わりたい分野に合わせて言語を選択し身につけるとよいでしょう。
文系の学生であっても、プログラミングのスキルを身につけることは可能ですが、向き・不向きもあるので、適性を確認して学習に臨むことをおすすめします。また、学習する言語は、初心者向けのわかりやすい言語や、汎用性の高い言語からスタートしましょう。

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