Web業界やSI業界で使われている言語の特徴と、学生のうちに勉強するべき内容を紹介プログラミング言語の特徴とは?新卒向けにおすすめの言語を紹介

最終更新日:2021年9月15日

世の中には数多くのプログラミング言語がありますが、それぞれに得意領域があり、それに沿った開発に利用されています。そのため、「これからプログラミング言語を学びたい」という人は、自分が目指す仕事や業界・目的に合った言語を選択することが重要です。
本記事では、Web業界やSI業界でよく使われているプログラミング言語の特徴と、学生のうちに勉強しておくべき内容・勉強方法について解説していきます。

1. プログラミング言語の基礎知識

まず、プログラミング言語に関する基礎的な知識について解説します。

プログラミング言語とは

プログラミング言語とは、コンピューターに実行させたいことを命令するためのコンピューター専用の言語です。プログラミング言語を使って、さまざまなアプリケーションやサービスを作ることができます。

プログラミング言語の種類

プログラミング言語には多くの種類がありますが、学生はまず下記の分類を覚えておきましょう。
 

  • ・コンパイラ型言語

    ・インタプリタ型言語

コンパイラ型言語

ソースコードをコンパイルすることで、コンピューターが理解できる機械語の実行ファイルに翻訳する言語です。プログラム実行前に翻訳するため、プログラムの実行速度が速いですが、デバッグがしにくいというデメリットがあります。主にJava・C言語・C++などが該当します。

インタプリタ型言語

コンパイルを行わずにプログラムを実行可能な言語です。動作確認をしながら書くことができ、デバッグがしやすいのが大きなメリットですが、コンパイラ型言語と比べて実行速度は遅くなります。JavaScript・Ruby・Python・PHPなどのスクリプト言語と呼ばれる言語はインタプリタ型言語の一種です。

プログラミング言語の用途

プログラミング言語は、主に下記のようなアプリケーション開発に利用されます。
 

  • ・業務アプリケーション開発

    ・Webアプリケーション/Webサイト開発

    ・組み込みアプリケーション開発

    ・ゲーム開発

業務アプリケーション開発

企業の基幹システムなどで動作する業務アプリケーションの開発を指します。
大規模なシステムではアプリケーションの規模も大きくなるため、処理性能や開発効率・再利用性の高いJavaやC言語などが使われます。

Webアプリケーション/Webサイト開発

Webブラウザを介して動作するWebアプリケーションやWebサイトの開発を指します。
迅速なリリースや安定性維持のために、開発効率が高く実績のあるJavaやPHP、Webページを表示するためのHTMLやCSS・JavaScriptなどが使われます。

組み込みアプリケーション開発

家電や制御用ロボットなどに組み込まれるアプリケーションの開発です。ハードウェアに合わせた効率的なプログラムを組む必要があり、JavaやC言語などが使われます。

ゲーム開発

スマホのゲームアプリやオンラインゲームなどの複雑で高難度の開発です。
処理性能が高く複雑な処理を得意とするC++や、サーバーサイドの処理を行うためのRubyやPHP、Web開発に必要なJavaScriptなどが使われます。

2. 代表的なプログラミング言語の特徴と難易度

IT業界の中でも、SIやWeb業界でよく扱われるプログラミング言語の特徴と習得難易度について解説します。

Java

Javaは、1995年に米国のサン・マイクロシステムズにより開発された言語です。Java仮想マシンがあればOSやハードウェアに依存することなく動作するため、汎用性が高く世界中で利用されています。コンパイラ型のオブジェクト指向言語であるため、処理性能や保守性が高く大規模開発向けと言えます。オブジェクト指向の知識が必要で、構文も複雑なため習得難易度が高い言語です。

C言語・C++

C言語は、1972年に米国のAT&Tベル研究所で開発された言語です。コンパイラ型言語で処理性能に優れており、OSやハードウェアとの親和性が高いという特徴があります。そのため、大規模な基幹システムや組み込み開発向けに利用されています。メモリアクセスを行う「ポインタ」の概念など、初心者には理解が難しい考え方・仕様がいくつかあります。C++はC言語をオブジェクト指向型に改良した言語です。

JavaScript

JavaScriptは、1995年にネットスケープコミュニケーションズで開発された言語です。Webブラウザ上(クライアント・サイド)で動作するインタプリタ型言語で、Webサイトの見やすさや入力フォームなど、Webサイトの表現性・操作性向上のために用いられます。構文が理解しやすく、Webブラウザで動作を確認しながらコーディングできるため、初心者向けの言語と言えます。

PHP

PHPは、1994年にラスマス・ラードフによって開発されました。JavaScriptと同様にWeb開発で使われる言語ですが、PHPはサーバーサイドで動作する言語です。フォームから入力されたデータや、データベースから読み出したデータを元に、動的にHTMLを生成することを得意としています。PHPは便利な関数が多く、変数のキャスト(型の変換)が不要なため、初心者でも理解しやすいでしょう。

Ruby

Rubyは、1994年にまつもとゆきひろ氏によって開発されたオブジェクト指向型言語です。シンプルなスクリプト言語であり、Ruby On Railsというフレームワークを使ってWebアプリケーションを効率よく開発することができます。オブジェクト指向の難易度はありつつも、スクリプト言語(インタプリタ型言語)の平易さと、日本発のため学習教材が多いという点で比較的習得しやすいと言えます。

Python

Pythonは、1991年にグイド=ヴァンロッサムによって開発された言語です。主にWebアプリケーション開発で使われており、InstagramやYouTubeなどもPythonによって開発されています。ゲームやAI・機械学習などの開発にも活用できる汎用性の高さが特徴です。Pythonはインタプリタ型言語であり、構文もシンプルなため初心者でも理解しやすいですが、AIや機械学習など高度なプログラミングを行う場合は数学的知識も必要です。

3. 学生におすすめのプログラミング勉強方法

最後に、これからプログラミングを本格的に学習する学生のために、おすすめの勉強方法を紹介します。

インタプリタ型言語(スクリプト言語など)から学習を始める

PHPやJavaScriptなどのスクリプト言語は、構文がシンプルなものが多いため、プログラミング未経験の初心者にはおすすめです。順次・分岐・反復といったプログラミングの基礎を習得することで、他の言語も習得しやすくなります。

アプリケーションを作成する

プログラミングの習得には、実際にアプリケーションを作成することが近道です。自分で作ったオリジナルのアプリケーションをポートフォリオとしてアピールできれば、就職活動で有利になる可能性もあります。

IT資格を取得する

IPAの基本情報技術者試験では、午後問題にプログラミングが出題(※1)されます。また、Javaの認定資格PHP認定資格も、言語仕様を体系的に学習できるためおすすめです。

※1参考:IPA 「試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など」p.3より

プログラミングスクールを活用する

短期間で確実にプログラミングを習得したいなら、スクールの活用も効果的です。現役ITエンジニアが講師をしているスクールも多く、わからないことは直接質問できるというメリットがあります。メンター制度などフォローアップがしっかりしているスクールを選ぶことがポイントです。

4. まとめ

プログラミング言語は大きくコンパイラ型とインタプリタ型に分類され、それぞれ特徴があり、得意分野も異なります。たとえば、SI業界やWeb業界へ就職する新卒プログラマーはJavaやC言語、JavaScript、PHPなどを主に取り扱うことになる場合が多いです。

プログラミング未経験の学生は、比較的難易度の低いインタプリタ型のスクリプト言語から学習をはじめ、プログラミングの基礎を学んでから、他の言語に応用していくのが良いでしょう。基本情報技術者や各プログラミング言語の資格を取得することも、プログラミングの体系的な知識を身に付けるために有効です。

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