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1.未経験の新卒でもSEになることは可能
未経験でSEになれるか不安に思う人もいるようですが、新卒から未経験でSEになることは可能です。若手人材が欲しい企業は新卒を歓迎していますし、IT業界は慢性的なIT人材不足に悩まされているため、未経験を採用する企業は珍しくありません。
「IT関連のスキルに自信がない」という人もいますが、入社後の研修が充実してる企業であれば、働きながら技術を学べます。
文系の新卒もSEになれる?
「SEは理系の仕事」というイメージを持つ人もいますが、文系であっても新卒からSEを目指せます。募集対象を理系に限定していない企業であれば、文系・理系に関係なくSEとして採用される可能性があるでしょう。
その理由としては、SEに求められるのはITの知識だけではないからです。たとえば、クライアントや社内の非エンジニア社員と打ち合わせを行う際は、相手の話を聞き出したりシステムについて分かりやすく説明したりする能力が求められます。そのため、コミュニケーションスキルがある学生は、文系・理系に関わらず企業に評価されるでしょう。
関連記事:システムエンジニアには文系出身者もなれる?就職するのに必要な知識を解説
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2.新卒でSEになるための準備
新卒でSEになることは可能ですが、誰でもなれるというわけではありません。ここでは、新卒でSEになるためにしておきたい準備の流れを見ていきましょう。
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・SEの業務内容を理解する
・SEに求められるスキルを理解する
・SEに必要な資格や言語の勉強をする
・企業を探す
・選考対策をする
それぞれの詳細はこれから解説しますが、まずはSEの業務や求められる能力を把握しておくことが大切です。「なんとなくかっこいいから」という理由で受けて内定をもらい、実際働き始めてからギャップを感じて早期退職、なんてことになるとせっかくの新卒キャリアを棒に振ってしまいます。そのため、客観的にSEという職種が自分にできそうかどうかを判断することから始めましょう。
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3.そもそもSEとは?
SEとは、「システムエンジニア」のことです。クライアントや社内の他の部署のメンバーとのヒアリングを通し、要求に応じた最適なシステムの設計図を作成する職種です。プログラムの仕様書やソフトウェアの設計書の作成、プログラミングなどを担当します。
SEが自らプログラムを記述する場合もありますが、基本的にプログラミングはプログラマーに依頼することが多く、SEはプログラマーをまとめるリーダーのような役割ともいえるでしょう。プログラミングにかかる予算や人材管理などもSEの仕事です。
SEとプログラマーの違い
SEとプログラマーは、仕事内容が異なります。SEの仕事内容は、クライアント(※)の要望にもとづいてシステムの設計を行うことです。これは、開発全体では上流部分の工程にあたります。一方、プログラマーは、SEが作成したシステムの設計に基づいてシステムをプログラムする工程を担当します。これは下流の工程にあたります。
このように、SEとプログラマーでは担当する業務が違うため、求められるスキルは同じではありません。SEはクライアントの要望をヒアリングし、それをシステムの設計に落とし込んだり、開発工程においてプログラマーをマネジメントしたりすることから、コミュニケーション能力が不可欠です。
プログラマーに求められるのは、SEが作成した設計を稼働させるためのシステムを実装するスキルです。機能が追加された際にも対応できるよう、プログラムを書き換えるスキルも必要になります。
※ここでいうクライアントとは、受託開発を行う企業の場合は顧客企業、自社サービスを開発する企業やサービスを企画する部署などのメンバーが該当します。
社内SEとは?
SEについて調べていると、「社内SE」という職種名を目にすることがあるでしょう。
社内SEとは、事業会社に所属し自分が勤める企業の社内システムを手掛けるエンジニアです。SEが顧客が使うシステムを開発する一方で、社内SEは自社の課題をシステムの導入・改修によって改善する役割を持っています。また、一般社員からの問い合わせ(パソコンの使い方など)に対応するヘルプデスクとしての役割を担うのも特徴です。
社内SEには、「ユーザーとの距離が近い」「経営的な視点を持ってシステム開発に携われる」といったメリットがあります。しかし、残念ながら新卒向けの求人はそれほど多くありません。社内SEは経験者を求める企業が多いため、新卒から目指す場合は、まずSEとして就職して実績を積むのが良いでしょう。
関連記事:社内SEに新卒で就職するメリットとは?仕事内容や必要なスキルも紹介
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SEに向いている人・向いていない人
続いて、SEに向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。
関連記事:新卒必見!SEに向いている人、向いていない人の特徴を徹底解説
SEに向いている人
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・コミュニケーション能力の高い人、人と話すことが好きな人
・論理的思考力の高い人
・問題が起きても、落ち着いて的確に対処できる人
SEとして働く際は、チームで1つのプロジェクトに取り組むことになるため、周りのメンバーと円滑にコミュニケーションを取ることのできる人材が求められます。また、高い論理的思考力を持っていることや、問題が起きた際も落ち着いて的確に対応できる、適応力のある人が向いていると言えるでしょう。
SEに向いていない人
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・作業の大雑把な人
・勉強し続けることが苦手な人
SEは緻密な作業が求められる仕事なので、大雑把に仕事に取り組みたい人には向いていないかもしれません。また、最新技術を常にキャッチアップしながら仕事をする必要があるため、勉強し続けることが苦手な人も向いていないと言えるでしょう。
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4.新卒SE就職の準備①:SEの業務内容を理解する
ここから、新卒でSEに就職するためにしておきたい準備を5つのステップで解説します。
最初のステップは、まずSEの業務内容を詳しく理解することから始めましょう。
顧客への提案
SEはまず、「IT活用が不十分であるために業務がうまくいっていない」といった顧客(依頼主)の課題を把握します。それを踏まえて、ITを活用した業務の効率化や、新しいIT技術による課題の解決策を提案します。
システム開発
顧客に提案し、システム導入が決定した後は、開発を行います。一般的には、下記の工程に沿って開発を進めます。
要件ヒアリング
顧客に対して、現在行っている業務をシステム化するための要件や要望をヒアリングし、システムの仕様を明確にしていきます。システムはこのとき決定した仕様に沿って開発されるので、要件ヒアリングは非常に重要な工程です。
基本設計
基本設計とは、ヒアリングした内容をもとに、クライアントのニーズを実現させるためのシステムを設計する工程です。業務の流れを洗い出し、どのような機能をシステムに持たせるのかを決めます。また、ネットワークの構成や管理画面のレイアウト、UIなど、基本的な仕様も設計します。
詳細設計
詳細設計とは、どのような仕組みや技術を利用して実行予定のシステムを実現するかを掘り下げ、より具体的に決めて設計する工程です。
プログラマーが実装するために使用するプログラムの設計書を誰が見ても誤解なく理解できるように作成し、効率良くプログラミングに取り掛かれるようにします。そのため、SEには開発全般に関する知識や経験だけではなく、プログラミングの知識も必須であるといえます。
システム構築
次にシステム構築を行っていきますが、システムの構築自体は基本的にプログラマーがプログラミング言語を使って行います。システムエンジニアは、システム構築スケジュールの進捗管理、エラーやバグなどの品質管理、サブシステム(プログラムのかたまり)の連携などを担当します。
システムテスト
システムの構築が完了した後は、顧客の実際の業務に適用する前にテストを行います。テストでは、要望どおりにシステムが開発されているか顧客と一緒に確認し、結果によってはシステムを修正します。
運用・保守
システム開発が完了すると、運用・保守を行います。システムが稼働した後も、エラーやバグによりシステムに障害が発生する場合があるためです。
SEは状況に応じてシステム修正などの対応を行い、継続的にシステムが運用できるよう支援します。また、バックアップやハードウェアの点検などの定期的な保守作業も仕事のうちです。
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5.新卒SE就職の準備②:SEに求められるスキルを理解する
続いて、SEを目指す新卒が把握したい、SEに求められるスキルを紹介していきます。
顧客の要望をシステム化する論理的な思考力
論理的な思考力とは、ものごとを整理しながら筋道立てて考える力のことです。顧客の要望を適切にシステムに反映するには、顧客の課題を正しく把握し、最も適切な選択を行わなければなりません。
また、システム化の内容を顧客に対して正確に分かりやすく説明する際にも、論理的な思考力が必要とされます。
コミュニケーション能力
SEにとって、コミュニケーション能力は非常に重要です。システム仕様の確定やテストの際は、顧客と頻繁にやり取りを行う必要があります。またプロジェクトはチームで行うため、メンバーとの円滑なコミュニケーションも必要とされます。新卒であっても、一定レベルのコミュニケーションスキルは必須といって良いでしょう。
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システム開発に関する技術力
SEには、システム開発を行う技術力も求められます。具体的には、ハードウェアやソフトウェア、プロジェクトマネジメントに関する知識に加え、プログラミング言語やデータベースを扱う技術力が必要です。
研修制度が整った企業では、新卒はそれほど技術力を求められませんが、プログラミングスキルや基礎知識があった方が即戦力として評価を得られます。
プロジェクト管理能力
受託案件の場合はクライアントの要求する納期に間に合うように、社内開発の場合は自社内の開発スケジュールに沿うように、開発プロジェクトを進める必要があります。そのため、SEにはプロジェクトを管理するマネジメント能力が必要です。具体的には、滞りなく業務が進むようにスケジュールの管理をしたり、特定のメンバーにだけ負担がかかることを防いだりする力が求められます。
プロジェクトに関わるメンバーとの円滑なコミュニケーションを計ったり、社内では間に合わない業務を外部に回したりすることも、SEの仕事です。
ヒアリング力
SEは、クライアントや社内のメンバーに対してヒアリングを実施してニーズや課題を把握し、それを落とし込んだシステムを設計する役割を持ちます。
クライアントのニーズや課題に対する理解が浅いと、求められていたものと成果物にズレが生じてしまい、クライアントの期待に応えられません。
例えば、「処理速度を向上したい」というクライアントの要望をそのまま要件としてプログラマーに伝えるだけでは、予算が膨れ上がってしまいクライアントの不満につながりかねません。なぜ処理速度を向上したいのか、処理速度が遅くなっている原因は何か、突き詰めてヒアリングすれば、処理速度の問題ではなく解決すべき問題が他に見つかるかもしれません。SEには、要望をそのまま聞くだけではなく、クライアントが抱える根源的な問題を解決できるヒアリング能力が必要です。
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6.新卒SE就職の準備③:SEに必要な資格や言語の勉強をする
続いてのステップでは、新卒でSE就職するにあたって、あると良い資格や言語の勉強しましょう。必ず必要な資格や経験はありませんので、持っていると就職活動を有利に進められるような資格やプログラミング言語を紹介していきます。
SE就職であると良い資格
SEを目指す新卒におすすめなのは、「ITエンジニアの登竜門」と呼ばれる基本情報技術者試験です。すでに基本情報技術者試験を取得している人は、さらに上のレベルの応用情報技術者試験を目指しましょう。
これらの資格は新卒SEになってから1〜3年目で取得することの多い資格なので、大学中に取得できれば幸先の良いスタートダッシュを切ることができます。
関連記事:基本情報技術者は就職に有利?試験内容やおすすめの職種を紹介
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SEを目指す新卒が学びたいプログラミング言語
新卒は原則としてポテンシャル採用の対象となっているため、入社時にそこまで高いスキルを求められることはありません。
ただ、実践的なスキルがあるとアピール材料が増え、ほかの応募者と差をつけられます。就活までに余裕がある場合は、以下のようなプログラミング言語の基本を学習しておくと良いでしょう。
JavaScript
JavaScriptは、Webアプリケーション開発に多く用いられるプログラミング言語です。フロントエンドで動作する言語で、JavaScriptを使えばWebページに動きをつけられます。
学習に関しては、構文がシンプルで学びやすい言語といわれており、WebサイトやWebアプリケーション開発に携わるSEを目指す新卒におすすめできます。
関連記事:JavaScriptとは?できることや将来性・勉強方法を解説
PHP
PHPもJavaScriptと同じく、Webアプリケーション開発によく用いられるプログラミング言語です。JavaScriptがユーザーが目にする画面に動きをつける役割を持つ一方、PHPはユーザーの目に触れないサーバーサイドで動作するのが特徴です。
PHPも構文が分かりやすく習得の難易度は低いため、JavaScriptと合わせて学習しても良いでしょう。
関連記事:PHPとは?HTMLとの違いや学生が学習するメリットを解説
C言語
C言語は、OSや家電製品などの組み込みソフト、業務用ソフトウェア開発などに多く用いられる言語です。
C言語を扱うには、メモリやCPUの知識が必要となるため、習得の難易度は高めです。ただ、C言語は古くからあるプログラミング言語であるため、参考書や学習サイトが充実している点ではプログラミング初心者が取り組みやすい言語といえます。
また、C言語はJavaやJavaScript、PHPなどさまざまな言語に影響を与えているため、C言語を習得すると関係する言語の学習がスムーズになるでしょう。
Java
JavaはOSに依存しない汎用性の高さで知られるプログラミング言語です。スマートフォンやパソコン、IoT機器、企業の基幹システムなどさまざまなシステムの開発に用いられており、習得すれば多くの現場で活躍できるでしょう。
ただ、Javaはコーディングのルールの複雑さからプログラミング言語の中でも難易度が高いとされており、プログラミング未経験者とって学習のハードルは高め。すでにほかのプログラミング言語を学んだ経験がある人、学習時間が十分に確保できる人におすすめです。
関連記事:学生向け|Javaとは?就職で役立つ特徴や活用事例をチェック
プログラミング言語の学習方法
プログラミング言語を学ぶ方法は、大きく独学で学ぶかスクールで学ぶかの2つの方法があります。それぞれ解説します。
独学で勉強する方法として最も手軽なのは、書籍を利用することです。プログラミングに関する書籍は数多く販売されているため、自分が学びたいことやレベルに合わせて選べます。また、セミナーの動画やアプリを利用するのも手です。
・スクールに通う
講師に教えてもらえるスクールに通う方法のメリットは、直接質問できること。分からないところはその場で講師に聞けるため、独学に比べて学習に躓きにくく、モチベーションを保ちやすいでしょう。
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7.新卒SE就職の準備④:SE就職するための企業を探す
SE業界について理解し自分でも挑戦できそうだと感じたら、続いては実際に企業を探します。SE業界といってもさまざまな会社があるので、自分のキャリアや興味に合わせた企業を選ぶようにしましょう。
SE就職できる企業には何がある?
そもそもSE職をおいている企業にはどういった企業があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
SIer
SIerとは、システムの設計から開発、運用までを一貫したサービスとして提供する事業者のことで、大手から中小企業までさまざまな規模があります。
SIerには、金融や製造など特定の業界や、販売システムや人事システムなど特定の領域のシステム開発に特化した企業もあれば、幅広い業界のシステム開発に対応する企業もあります。
日本のIT業界はピラミッド型の多重下請け構造になっており、1次請け(元請け)の企業が請け負った案件の一部を2次請け、3次請けと何層にもわたって再委託されています。間に入る企業のマージンが引かれていくため、下の階層にいくほど受け取る利益は少なくなります。その結果、そこで働く労働者の賃金が低くなりがちになったり、少ない予算でプロジェクトを遂行するために過剰な労働を要求されたり…といった問題が生じています。
ですが、全ての2次請け以降の企業がそういった環境であるわけではありません。
2次請け以降の企業では、多くのプロジェクトに関われることや、プログラミングスキルを高められることなどのメリットがあります。経験や技術が身につくと、クライアントとの打ち合わせに参加でき、1次請けの企業と似た業務にも携われるでしょう。
関連記事:新卒でSIerに就職するには?必要な知識やスキルについて解説
関連記事:独立系SIerとは?メリット・デメリットや優良企業の選び方を紹介
Web系企業
Web系企業は、自社のサービスをWebサイトやWebアプリで提供し、自ら開発を行う事業者のことです。スタートアップやベンチャーなどの中には、新しい技術を取り入れるWeb系企業が比較的多いという特徴があります。
関連記事:Web系企業におけるエンジニアの仕事とは?新卒向けに解説
ITベンダー
ベンダー(vendor)とは、製品を提供する企業のこと。ITベンダーとは、ソフトウェアやシステムなどのIT製品を販売・提供する企業を指します。
IT業界のITベンダーには、ソフトウェアベンダーやハードウェアベンダーなどの種類があります。
ソフトウェアベンダーは、ウイルス対策やお絵かきソフトなどのソフトウェア販売を手掛けている企業を指します。ハードウェアベンダーは、パソコンや周辺機器などのハードウェアを販売する企業です。
一般企業(事業会社)の情報システム部門
製造業や商社など、さまざまな業界の一般企業(事業会社)の情報システム部門も、SEの就職先の一つです。一般企業(事業会社)の情報システム部門に就職した場合は、社内SEとして自社のシステムの開発・運用を手がけます。
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人気SE企業にはどんな企業がある?
ここでは、代表的なSE企業を紹介します。どういう企業でSE就職ができるのかイメージをつけるための、参考にしてみてください。
企業名 |
サービス・業務内容 |
日立製作所 |
・日本を代表する電機メーカー |
NTTデータ |
・データ通信やシステム構築に強みを持つ、国内最大手情報サービス事業 |
富士通 |
・コンピュータ、通信機器システム業界の最大手企業 |
SCSK |
・大手SIer。自動車の運転制御など車載システムの構築に強みがある |
野村総合研究所 |
・国内最大手のシンクタンク、ITコンサルティングファーム |
SE就職するための企業の探し方
続いて、新卒でSE就活するための企業の探し方を紹介します。
探し方は大きく分けて以下の4つに分かれます。
-
・求人サイト
・就活エージェント
・友人や知人の紹介
・大学のキャリアセンター
求人サイトを利用する
就職活動を開始したら、新卒向けの就活サイトに登録すると良いでしょう。新卒向けの就活サイトには新卒を対象とする求人が掲載されているため、効率良くSEを募集する企業を見つけられます。
就活エージェント
1人で就活を進めるのが不安な場合は、就職エージェントに登録するのもおすすめです。就職エージェントでは、就活の悩みを代理人であるエージェントに相談でき、自分に合った企業の紹介を受けられます。志望企業とは関係のないエージェントに相談するため、企業には聞きづらい年収や評判など、フラットにアドバイスをもらうことが可能です。
友人や知人の紹介
同じ学部・ゼミの先輩などから紹介してもらうという手もあります。IT人材は人手不足でどこも求職者を求めているため、知り合いに聞いてみると紹介してもらえる可能性もあるでしょう。
大学のキャリアセンター
大学併設のキャリアセンターに聞いてみるのもおすすめです。その大学に所属する生徒を企業側も欲しているからこそ大学側に求人を出しているため、選考に進みやすくなる確率も上がるかもしれません。
大学1,2年生ならインターンで経験を積むのもあり
大学1,2年生なら、長期インターンで就業経験を積んでみるのもおすすめです。就活時に就業経験をアピールできるので、ある程度先行を優位に高められる可能性があがります。
また、企業が開催するインターンでは、実際の仕事内容や企業の雰囲気を知ることができます。実際の業務を経験して自分の向き不向きが分ると、入社後のミスマッチ防止につながるでしょう。
インターンを通じて、自分の中でどういった企業が良いのか、どういう企業が嫌なのかのイメージをつけるようにしましょう。
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8.新卒SE就職の準備⑤:SEの選考対策をする
興味のある企業が見つかったら、次は選考対策に入ります。企業のことを事前に調査しておき、相手に自分の思いが伝わるように準備しておくようにしましょう。
Webテスト対策
まずはWebテスト対策です。一朝一夕でできるようになるものではないので、時間をかけてゆっくりと勉強しておくようにしましょう。
SEのWebテストでよく用いられるのはCAB(Computer Aptitude Battery)という適性検査です。検査は能力試験と性格診断から構成され、能力試験では暗算・法則性・命令表・暗号の4分野を通して論理的思考力が試されます。
受験形式はペーパーテストとWebテストがあり、Web形式の方が制限時間が短く難易度が高め。ペーパー・WebともにSPIや玉手箱などの適性検査より難しい問題が多く、SEを目指すなら事前に対策しておきましょう。
CABは市販の対策本が多数出ているので、練習問題を解きながら問題のパターンをつかむことが大切です。また、試験時間に対して出題数が多いため、制限時間を設けて問題を練習をするのも効果があります。
また、SPIなどのテストが科される企業もあるので、受ける企業を探しつつどちらの対策をしておくべきか決めるようにしましょう。
関連記事:SEに適性がある人の特徴とは?就職試験における適性検査を解説
志望動機を用意し、面接対策をする
続いて、企業に合わせた志望動機を事前に考えて準備します。いきなり面接に入ると普段の自分を出せない可能性もあるため、話す練習や受け答えの練習もこの段階でしておくようにしましょう。
企業に合わせた志望動機を用意しよう
企業に合わせた志望動機を用意するようにしましょう。その企業のサービスや業種、業務内容を把握したうえで、どうして自分がその企業で働きたいと思ったのかを整理しておくようにしましょう。特に、「なぜSEになりたいのか」「SEになって何をしたいのか」の2点は必ず聞かれます。そのため、自分の中でしっかりと言語化した上で面接に臨むようにしましょう。
また、自分の強みや弱みもよく聞かれる質問です。自分の強みを説明する際は、論理的思考力やコミュニケーション能力などSEの仕事に直結する能力を伝えるのが効果的です。具体的なエピソードを交えることで、回答に説得力を持たせましょう。
SE面接でよく出る質問例
・どうしてエンジニアになりたいと思ったのですか?
-
・どうしてエンジニアになりたいと思ったのですか?
・学生時代に力を入れたことや、趣味はありますか?
・これまでに一番苦労したことは何ですか?
・長所と短所を教えてください
・弊社を志望した動機を聞かせてください
・将来的にどのようなエンジニアになりたいですか?
・入社したらどんな業務をしたいですか?
・現在興味のある技術はありますか?
・エンジニアになるためにどのような勉強をしてきましたか?
・最近気になったIT系のニュースは何ですか?
ほかにでてくるさまざまな面接質問例を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
関連記事:【未経験・新卒】エンジニア面接の質問23選と具体的な回答例を徹底解説
今後のキャリアを明確にしておく
システムエンジニアとして就職を考えると同時に、今後10年〜20年後のキャリアについてもある程度イメージを固めておけると良いでしょう。システムエンジニアのキャリアパスとしては、PM(プロジェクトマネージャー)、管理職、フリーランス、特定言語のスペシャリストなど、さまざまなものがあります。
まだイメージしづらい方も多いかもしれませんが、「こういうキャリアは嫌だ」「こう言う方向性が良い」くらいの粒度でも構いませんので、キャリアの方向性のイメージを持っておくことが大切です。
余裕があれば、ポートフォリオを制作する
システムやアプリケーションを開発した経験がある新卒の方は、成果物を掲載したポートフォリオをつくるのも良いでしょう。ポートフォリオとは、自身のスキルを伝えるための作品集のこと。ポートフォリオを提出すると、スキルを客観的にアピールできます。
なお、新卒採用はそこまで経験者を求めているわけではありません。そのためポートフォリオのレベルの高さや低さはそこまで関係なく、志望企業に志望度をアピールする効果の方が大きいです。
なお、ポートフォリオには、「どんな意図で作品をつくったのか」「どんな工夫をしたのか」などの説明を加えると、面接官に情報が伝わりやすくなるでしょう。
関連記事:エンジニア志望の大学生必見!ポートフォリオの重要性と作成方法
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9.新卒が気になるSEの年収・将来性・キャリア
最後に、SEの年収と将来性について解説します。新卒からSEになった後にはどんなキャリアが広がっているのか、ぜひチェックしてみてください。
SEの年収
レバテックキャリアの募集では、SEの年収は約300万円~700万円と幅があります。新卒採用の場合は、年収約300万円〜400万円が一般的です。
SEの将来性
近年、SEのニーズは非常に高い状態が続いています。ITシステムを導入する企業は増えており、将来的にもSEの仕事がなくなることはないでしょう。
関連記事:学生向け | IT業界研究 業界の概要から将来性までを解説
SEのキャリア
SEとして経験を積んだ後は、プロジェクト全体の管理を行うプロジェクトマネージャー(PM)になったり、特定の分野の技術を極めたスペシャリストになったりする道があります。
また、SEとして培った知識や経験を活かして、企業にシステムの改善や導入についてアドバイスを行うITコンサルタントになることも可能です。営業寄りの仕事に興味がある場合は、自社製品の説明や技術的な提案を行って商品を売り込むセールスエンジニアとして活躍することもできるでしょう。
また、ある程度スキルを身につけた後は、独立してフリーランスのSEとして働く選択肢も見えてきます。
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10.まとめ
SEは新卒から目指せる仕事で、意欲次第では文系から就職することも可能です。新卒採用を行う企業は入社時点で高いスキルを求めない場合が多いですが、プログラミングスキルやITの基礎知識があると選考でアピールできるでしょう。
就活までに余裕があれば、プログラミング言語を学んだり、資格を取得したりして、スキルを磨くのがおすすめです。就活が始まったら、面接対策やポートフォリオの制作を行い採用に近づきましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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