メーカー系、ユーザー系、独立系とは?SIerの種類を知って就職活動に活かそう独立系IT企業とは?優良企業の選び方と年収・将来性を紹介

最終更新日:2021年9月6日

近年、企業でのIT活用は一般的になり、さまざまな企業でITシステムは導入されています。通常ITシステムの顧客への導入・開発はSIerと言われるIT企業が行います。SIerはハードウェアをメーカーから調達し顧客に導入し、同時にOSなどのソフトウェアやパッケージシステムなどを導入して顧客のITシステムを開発します。このようにITシステム構築の際にSIer企業は重要な役割を果たします。
そんなSIerはメーカー系やユーザー系、独立系などに分類でき、それぞれ特徴が異なります。この記事では、独立系IT企業(独立系SIer)について、他のSIerとの違いや、仕事内容、メリット・デメリット、優良企業の選び方、年収・将来性などを解説します。

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1. SIer 企業の種類

はじめに、SIer企業の種類について解説します。

メーカー系SIer

メーカー系SIerは、コンピューターや家電などのハードウェアメーカーの情報システム部門などが分社独立した、子会社などの企業を指します。したがって、親会社のハードウェアやソリューションを含めたITシステム提案が可能です。幅広い提案、システム開発など、ITに関してトータルで顧客課題に対応することができます。

ユーザー系SIer

ユーザー系SIerは、流通、製造、商社、金融などの大手の一般企業の情報システム部門が独立した、子会社などの企業を指します。主に親会社やグループ会社向けのITソリューション提案やシステム開発・保守などを行います。力のある企業は、親会社やグループ会社以外の一般企業に対してもITソリューション提案やシステム開発・保守などのビジネスを行います。

独立系SIer(独立系IT企業)

独立系SIerとは、メーカー系SIerやユーザー系SIerとは異なり、親会社はなく独立資本の企業です。「独立系IT企業」とは、一般的に独立系SIerを指します。
独立系SIerは、親会社の意向などの影響を受けずに経営を行うことができる点が最大の特徴と言えるでしょう。一方で、親会社の資本で恩恵を受けるメーカー系SIerやユーザー系SIerとは異なり、比較的中小規模の企業が多いという特徴もあります。

コンサル系SIer

コンサル系SIerは、ITシステム開発工程の中でも主にコンサルティングを行うSIerです。したがってITの導入企画や戦略立案などを得意とし、主にシステムの構築や開発の前の工程までを行います。なお、上流工程とは、開発などよりもっと前の段階のシステム適用検討などを行う工程を指します。

外資系SIer

外資系SIerは、海外資本企業のSIerです。米国やヨーロッパなどに本社がある会社の日本法人などが多いでしょう。多くはグローバル企業であり、規模やブランド力もあり、力のあるSIerです。外資系は、日本の企業とは制度面で異なる点があり、能力主義や成果主義に基づき個の力が重視されます。

2. 独立系SIer企業の仕事内容

次に、独立系SIer企業の仕事内容について解説します。

独立系SIer企業での仕事内容は、基本的には他のSIer企業の仕事内容と大幅には変わりません。SIerの仕事は基本的に顧客の課題に対しITシステムの導入、開発・保守を行うことです。したがって顧客に対するITの提案、ヒアリングなどの要件定義、設計、開発、運用といった内容が仕事になります。

ただし、独立系SIer企業の特徴として、親会社などの資本関係がなく独立しているため、ITシステム開発の際に、独立した判断で進めることができる点が挙げられます。例えばメーカー系SIerの場合、親会社の製造するハードウェアを導入をする必要があるため、それに合わせたスキルやシステム構築が必要になりますが、そういった制約がなく独自の判断でシステムを構築できます。

3. 独立系SIer企業のメリット・デメリット

次に、独立系SIer企業のメリット・デメリットについて解説します。

メリット

親会社が存在しないため制約を受けない

親会社の関係する製品の制約がない
親会社があるメーカー系SIerなどの場合、親会社がハードウェアの製造やソリューションの開発などを行っているケースがあります。この際には、親会社とのビジネス上の理由から、ITシステム開発時には親会社のハードウェアやソリューションを活用する必要があります。つまり、コスト的に他社のハードウェアやソリューションを使った方が顧客に対してより良い提案ができる場合も、親会社との関係から制約が発生する場合があるのです。

また、同時に親会社の競合企業の製品活用を避ける必要もあります。独立系SIerは親会社がないため、このような制約がなく、ITシステム開発時にハードウェアやソリューションなどの製品を自由に選択できるため、より顧客目線の提案やシステム開発を行えます。

親会社からの業務内容の制約がない
ユーザー系SIerの場合、親会社が使用するITシステムの開発が最優先とされるケースがあります。したがって人やシステムなどのリソースも親会社の意向も踏まえた上で計画・運用する必要があります。独立系SIerの場合、このような業務の制約がないため、幅広い業界の仕事をすることができます。

デメリット

大規模な資本を持つ親会社が存在しないため、独立採算企業として、単独の資本で経営を行う必要があります。自由である反面、メーカー系と比較して資本力が低く、不況の際などに雇用面(給与や賞与カットなど)の安定性が課題になる場合があります。

4. 新卒時に優良企業(独立系SIer)を選ぶポイント

次に、新卒時に優良企業(独立系SIer)を選ぶポイントを解説します。

規模の大きい企業を選ぶ

一般的に企業規模が大きい企業は経営が安定している場合が多く、中長期的に安心して働ける可能性が高いでしょう。したがって、規模の大きな大企業に就職した方が雇用面で安定性を担保できます。

また、規模の大きな企業であれば、大規模なITシステム開発プロジェクトも多く、幅広いシステム開発に携われるチャンスがあります。

業界での強みがある企業を選ぶ

特定の業界に強みを持っているか、技術力に強みを持っているかなどを確認すると良いでしょう。何らかの強みを持っている企業はその領域のシェアが高い場合が多く、経営が安定している傾向にあります。

5. 独立系SIerの年収・将来性とは?

最後に、独立系SIerの年収と将来性を紹介します。

年収 

レバテックキャリアの募集では、SIer企業の年収は約400万円~700万円が平均と言えるでしょう。これはあくまでもプログラマーやシステムエンジニア職の平均給与であり、プロジェクトマネージャーやコンサルタントなどの職種にキャリアアップすれば、独立系SIerで1,000万円以上の年収を得ることも可能です。
新卒採用の場合は年収約300万円〜400万円程度が一般的と言えるでしょう。

将来性

独立系SIerだから将来性が高いということはなく、しっかりと将来性の高い企業を選ぶことが大切です。将来性は、今後需要が伸びる領域に力を入れているかで推測すると良いでしょう。例えば、クラウドやAI、データサイエンス、デジタルトランスフォーメーション、セキュリティなどに力を入れている企業は、これらの需要の高まりに伴って企業規模が大きくなる可能性があります。

6. まとめ

新卒でITエンジニアを目指す際、候補の一つとして挙げられるSier。そのSIerには5つの種類が存在します。その中でも親会社のない独立系SIerは、メーカー系SIerやユーザー系SIerと異なり、自由な戦略を打ち出したり、縛られたりせずに仕事ができる特徴がある。SIerを志望する際にはそれぞれの特徴を踏まえた上で独立系SIer含めた各種SIerの選択をすべきでしょう。

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