ユーザー系を含む5種類のSIer企業とそれぞれのメリット・デメリットについて解説ユーザー系SIerのメリットは?他4種のSIer企業について

最終更新日:2021年9月3日

将来性のあるIT業界で働くことを希望する学生が増えている中で、SIerに関心がある人も多いでしょう。SIer企業はその形態により5つの種類が存在し、その一つが「ユーザー系」と呼ばれています。他4種類はどのようなもので、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは、SIerの種類、種類ごとのメリット・デメリット、そしてユーザー系SIerで働くために学生のうちにやるべきことについて解説します。

1. SIerの種類

まず、SIerの5つの種類について解説します。

ユーザー系

ユーザー系SIerとは、一般企業の情報システム部門が子会社として独立した企業を指します。情報システム部門とは、各企業のIT戦略の立案、基幹システムやITインフラの構築・運用・保守、また社内ユーザー向けのサポートを行う部門です。親会社が所属する業界によって、商社系や金融系など様々な企業が存在します。

メーカー系

メーカー系SIerとは、ハードウェアメーカーの情報システム部門が子会社として独立した企業を指します。上述したユーザー系と異なり、業界がメーカーに限定されているという特徴があります。

独立系

独立系SIerとは、親会社を持たず、独自の経営をしている企業を指します。ユーザー系・メーカー系と異なり親会社を持たないため、複数の業界をまたいで仕事をする場合もあります。

コンサル系

コンサル系SIerとは、クライアントの経営・業務状況を把握し、経営戦略に合わせてシステム構築を提案する企業を指します。例えば、クライアントが予算不足に悩まされている場合、コスト削減に貢献できるシステム・IT技術の導入を提案します。

外資系

外資系SIerとは、日本に事業を展開している海外企業を指します。活動範囲は国内市場に限定されず、グローバルな規模の仕事に関わっていくこともあります。また、社内のルールなども日本のような年功序列などの制度は存在せず、海外基準に設定されています。

2. SIerの種類ごとのメリット・デメリット

次に、SIerの種類ごとのメリット・デメリットについて解説します。

ユーザー系

ユーザー系SIerのメリットは、基本的に親会社から仕事の案件を受注できるため、経営が安定しやすいという点です。また、そのことにより全く新しいクライアント先に常駐するなども少ないため、環境が頻繁に変化するというストレスを免れることができます。
その一方で、システム開発において主に管理側の仕事を行うため、実際にシステムに導入するプログラムを開発するための幅広い知識やITスキルが身につきにくいというデメリットがあります。

メーカー系

メーカー系SIerのメリットは、基本的に親会社から案件を受注できるため経営が安定しやすく、また大きな環境の変化によるストレスを受けにくいという点が挙げられます。
その一方で、昔ながらの案件を担当する場合は古い技術をその案件のためだけに身につけなければならない、また自社製品以外のメーカー製品に触れる機会がほとんどない、などのデメリットがあります。このように、上述したユーザー系とメーカー系はメリット・デメリットが酷似しています。

独立系

独立系SIerのメリットは、様々な業界の企業と自由に仕事ができるため、幅広い知識や技術を身につけることができるという点です。また、小規模の企業が多いため、各社員の裁量権が大きいことも魅力の一つと言えるでしょう。
しかしその一方で、ユーザー系・メーカー系のように親会社から安定的に仕事を受注することはできないため、経営が不安定になりやすいというデメリットがあります。

コンサル系

コンサル系SIerのメリットは、仕事を通じて様々な業界のクライアントと関わることができるという点です。また、各クライアントが抱えている課題とその解決方法は千差万別であるため、案件ごとにクリエイティブさを発揮することができます。ルーティンワークが苦手な人にとっては、非常に魅力的な仕事であると言えるでしょう。
しかし裏を返せば、クライアントとのやり取りやチームマネジメントなど、業務上コミュニケーションが重要になる場面が非常に多いということです。コミュニケーションに苦手意識がある人にとっては、苦労を感じやすいというデメリットがあります。

外資系

外資系SIerのメリットは、国内市場に関わらず世界規模の案件に関わるチャンスがあるということです。また日本企業のように年功序列などのルールは存在せず、原則実力主義の企業が多いという特徴もあります。つまり、実力さえあれば年齢に関わらずグローバル市場に挑戦できるということです。
しかし裏を返せば、企業内で活躍するためには他社員との競争に勝ち続けなければならないということになるため、継続的に努力をすることが求められます。

3. ユーザー系SIerで働くために学生のうちにやるべきこと

ユーザー系SIerで働くために学生のうちにやるべきことについて解説します。

資格の取得

SIerで働くために必ず取得しなければならない資格はありません。しかし、資格の取得を目指して勉強することで、IT業界で働く上で必要な知識について体系的に学ぶことができます。また、IT業界は情報や技術の変化のスピードが非常に速いですが、資格の試験内容は常に最新のものに更新されているという点も魅力の一つです。具体的には、国家資格である「ITパスポート」と「基本情報技術者試験」をおすすめします。

長期インターンシップへの参加

インターンシップとは、学生が興味のある企業の職場を体験できる制度です。その中でも半年から1年間ほど実際の業務の一部を担当することができるものを長期インターンシップと呼びます。

長期インターンシップに参加することは、実際にSIer企業で働くとはどのようなものなのかを知るための最良の方法であると言えるでしょう。現場で求められる実務的なスキルやコミュニケーションスキルを磨くことができるだけに限らず、会社の空気感を体感し自身の適性を確かめる良い機会にもなります。

プログラミングスクールの受講

上述した通り、ユーザー系SIerで働く社員は基本的にシステム開発において管理側の仕事を担当することになりますが、最低限のプログラミングスキルは身につけておかなければなりません。そしてプログラミングを学習するための最良の方法が、プログラミングスクールに通うことです。

プログラミングスクールでは、システム設計・開発に必要な知識を短期間で身につけることができるというメリットがあります。また、分からないことはいつでもインストラクターに質問することができるということも魅力の一つでしょう。

基本的に受講料は高く設定されておりますが、レバテックカレッジであれば入会金無料、月額29,800円(税込)で通うことができるため、プログラミングスクールに興味がある人はおすすめです。

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