論理的思考力を問うCAB適性検査には事前の準備が求められるSEに適性がある人の特徴とは?就職試験における適性検査を解説

最終更新日:2021年9月15日

SEの仕事には、一般的に論理的思考力やコミュニケーション力が求められます。そのため、就職試験においては適性検査や面接を通して、その能力・ポテンシャルが確認されます。適性検査には、能力検査と性格検査の双方があり、特に、能力検査は対策を講じることで、就職できる可能性が高められます。本記事では、SEに適性がある人の特徴と、SEの就職試験における一般的な流れを紹介した後、適性検査として広く用いられるCABの概要とその対策について解説します。

1. SEの仕事とは?

まず、簡単にSE(システムエンジニア)の仕事内容について解説します。SEの仕事の流れを大きく分けると「要件定義」「設計」「開発・テスト」といった工程から成り立っています。

「要件定義」とは、顧客の要望を聞き取り、システムの概要や計画を明らかにする作業です。様々な利害関係者とコミュニケーションをとって、意見の食い違いが生じないよう努めます。

次に、「設計」は、顧客の要望を技術的に、どのように実現するかを決定する工程です。考え得る全ての条件において、システム全体が整合をとって稼働するよう、論理的に設計を行います。

そして、「開発・テスト」で行うのは、プログラムを作成し、要望が実現されたかどうかを検証する作業です。他のプログラマーに開発を委託する場合もありますが、SEも開発・テストを実施できる技術力を備えておくことが望ましいでしょう。

新卒採用の場合は、主にテストや簡単なコーディング作業から従事するケースが一般的です。

2. SEに適性がある人の特徴

SEの仕事内容を踏まえ、SEに必要とされる適性について整理します。以下に、具体的な特徴を述べます。

論理的思考力

システムの構成を考えたり、プログラムを作成したりする上で、全体の整合をとるために、論理的思考力が求められます。例えば、一つでも想定しなかった条件があると、それが発生した際、システムの不具合につながってしまうでしょう。漏れなく、ダブりなく、あらゆる事象を網羅できるスキルが求められます。

コミュニケーション能力

顧客のニーズを聞き取り、プログラマー等のチームメンバーへ要件を伝達するよう、コミュニケーション能力が必要とされます。口頭でプレゼンテーションを実施するケースも、要件定義書や設計書として文章にまとめるケースも多く見られます。作業が忙しく、ストレスのある状況に置かれても、論理性を失わず、利害関係者と丁寧に情報交換する態度は、高い評価を得られるでしょう。

ITに関する知識と興味

日々、新しい技術が生まれてくるIT業界では、それに追随するための素養や興味・関心が求められます。それを実現するためには、情報系の学部で勉強したり、異なる学部にいてもIT関連の資格を取得したりする方法が考えられます。プログラミングに対して興味を持ち、学生の間から学習を進めていることが望ましいでしょう。また、今は流行している技術でも、数年後には別の技術が主流になっている可能性もあります。就職した後も、ITに対して興味を持ち、学習し続ける人がSEに向いていると言えます。

正確性

細かいところまで気が回り、正確な作業を行える人がSEに向いています。設計や開発を行うにあたり、不正確な仕事をしていては、後続の作業や他のチームメンバーに悪い影響を与えるからです。成果物全体の精度を高める忍耐力や集中力はSEの仕事に必要とされるでしょう。

就職活動時は、ここで解説したいずれの適性も採用の判断軸になるので、しっかり準備しておきましょう。

3. SEにおける就職試験の流れ

SEの就職試験は、上述したSEに求められる上記の適性を確認するために設計されています。本章では、一般的な就職試験の流れについて解説します。

エントリー

企業に応募する際には、エントリーシート上で大学・大学院で学習した内容や、取得しているIT関連の資格などをアピールしましょう。新卒であっても、既にITに関する知識を身に付けていれば、倍率の高い企業に就職するのに有利になります。また、情報系の学部に属していない場合、ITに興味があり、今後スキルを身に付けていく意思がある点を強調します。

適性検査

適性検査には、能力と性格を測るものがそれぞれ、設けられているケースがあります。

能力検査

SEの仕事に求められる論理的思考力を測るもので、国語や算数・数学を応用した問題が出題されます。後述するCAB適性検査等が代表的です。高い得点を得た方が適性検査を通過する可能性が高まるため、入念な準備が求められます。

性格検査

コミュニケーション・スタイルや学習意欲など、SEに向いている行動パターンを備えているかどうかが測られます。正解・不正解を目指す類のものではなく、その人のパーソナリティに焦点を当てるのが特徴です。

面接

新卒の就職面接では、業界や企業に対する興味・関心や、過去の行動パターンから導き出されるSE適性の証明が求められます。例えば、コミュニケーション能力について確認するのに、チームで何かを成し遂げた経験はあるか、そのチームでどんな役割を担ったか、どのような工夫をしたか、といった点が質問される可能性があります。また、面接においては、ITに関する知識が問われるケースもあります。

情報系の学生であれば、学校のカリキュラムにおいて開発した経験を述べたり、大学院での研究を発表したりするような機会が与えられる場合もあるでしょう。

4. CAB適性検査の概要と対策

適性検査としてはSPIが有名ですが、エンジニア系の職種の適性検査では、CAB適性検査が広く用いられています。本章では、CAB適性検査について解説します。

CABで問われるもの

CAB適性検査は、論理的思考力や「ひらめき」、効率性などを測定するために設計されています。プログラミングやシステムの設計を行う上でも、複雑な事象を単純なパターンに落とし込んだり、少ない工数で解決策を導いたりする能力が求められることから、CABでは、そのようなスキルを測っています。

CABの測定科目

CAB適性検査は筆記版とWeb版の2形態で提供されており、暗算・法則性・命令表・暗号といった科目が設けられています。暗算といっても単に計算するだけではなく、短い時間で簡単に答えを得るような工夫が求められるような問題形式がとられます。その他にも、パズルを解いたり、複数の条件から推理したりするような出題が多く含まれます。

CABの特徴

高校や大学の試験とは出題形式が異なり、何かを暗記するよりも、その場の機転で解決する要素が大きいと考えられます。1問あたり10~30秒程度で回答しなければならないので、忍耐力・集中力を要するのが特徴です。学校の試験で成績が良かった人でも、CABで高得点を取るには慣れが必要なので、事前に対策を講じておくと良いでしょう。

CABの対策

CABで出題される問題内容を網羅したCAB対策の参考書が多数出版されているので、独学で学習を進めることができます。他にも、Webサービスで学習する方法もあります。例えば、「Study Pro」は、実際のCABのWeb版検査と同じようなスタイルで、オンラインで例題演習が体験できます。

5. まとめ

SEにはプログラミングの能力が求められるのはもちろんですが、論理的思考力やコミュニケーション力なども重要な要素です。就職試験では、適性検査や面接によって、その能力・ポテンシャルが確認されます。基本的に適性検査には能力検査と性格検査の双方があり、特に、能力検査は対策を講じることで、得点をアップできる可能性が高いです。参考書や学習サイトなども充実しているので、準備をしてから試験に臨むことをおすすめします。

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