新卒からWeb系エンジニアへ!代表的な企業の一覧と必要な就活準備を解説

新卒からWeb系エンジニアへ!代表的な企業の一覧と必要な就活準備を解説
Web系企業は、日常生活で身近なSNSやWebメディアなど、インターネット上で利用できるサービスを展開する企業です。就職先として人気が高く、実際にWeb企業への就職を目指す新卒も多くいるでしょう。 この記事では、Web系企業の概要や仕事内容、代表的な企業一覧を紹介。また、Web系企業の採用選考に向けて新卒がするべき準備や就職方法についても解説します。ぜひ就活を有利に進めるための参考にしてください。

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1. Web系企業とは

「Web系企業」とは、インターネットを介して自社のWebサービスを提供する企業のことです。多くのWeb系企業では、一般消費者向けにWebサービスを提供しており、たとえば、ECサイトやSNSサイト、マッチングアプリなど私たちの生活に身近な数多くのサービスがWeb系企業によって開発・運営されています。こうしたサービス以外にも、ゲーム事業やWeb上での広告事業を行うWeb系企業もあります。ただし、ゲーム事業のみを行う企業は、Web系企業ではなく「ゲーム企業」に分類されることが多いです。

Web系企業は、基本的に提供するサービスの企画から開発、運用、広報、リリース後の改良に至るまで自社で一貫して行います。そのため、就職を志望する新卒は、高いプログラミングスキルやIT関連の幅広い知識を身につけるのはもちろん、世の中のトレンドやニーズをいち早くキャッチする力も磨いておく必要があるでしょう。

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 Web系企業のエンジニアの職種と仕事内容

Web系企業が運営するサービスはエンジニアが構築・運用することで成り立っています。エンジニアの中には複数の役割があり、それぞれが協力してWebサービスを開発・運用しているのです。以下では、Web系企業で働くエンジニアの職種と仕事内容を解説します。

フロントエンドエンジニア

ユーザーが実際に目にする画面を開発するエンジニアは、フロントエンドエンジニアと呼ばれます。たとえば、オンラインストアの場合、商品情報や買い物カゴ、決済フォームといった画面を実装します。フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが作成した画面設計に基づいて、ユーザーにとって使いやすく、見栄えの良いサービスを開発します。

バックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)

バッグエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア))とは、サーバーサイド全般やデータベースの処理など、ユーザーは直接目にしないものの、サービスの運営に欠かせない機能の開発を担当するエンジニアのことです。
オンラインストアの例では、商品情報などをデータベースに書き込んだり、呼び出したりする機能などを開発します。また、自動的に配送料を計算したり、クーポンを適用したりといった計算ロジックをプログラムする部分もバックエンドエンジニアが担当します。

そのほか、Webサービスを安定して提供できるようサーバーなどのハードウェアメンテナンスや、バグ改修なども行いますが、Webサービス稼働後は、外部企業にメンテナンス業務を委託する場合もよくあります。

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Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサービス・Webサイトのデザインを担当する職種です。企業イメージを大切にしながら、ユーザー目線での使いやすさや見やすさを考慮したデザインをすることが求められます。

Webディレクター

Webサービスの開発において、プロジェクトの指揮・進行・管理の仕事を行うのがWebディレクターです。開発に関わるWebエンジニアやWebデザイナー、Webライターなどのメンバーをまとめ、開発内容や品質に問題がないかをチェックしたり、全体を見ながら進行を調整したりして、プロジェクトを円滑に進める中心的な役割を担います。さらに、場合によっては、サービスの企画立案や運営、ブランドマネジメントでも責任のある立場として担当する場合も少なくありません。

責任が重く、幅広い知識やスキルを必要とする職種であるため、新卒でWeb系企業に入社した場合、はじめからWebディレクターとして配属されることはほとんどありません。プログラマーやエンジニアとして経験を積んだのちにキャリアアップしてWebディレクターになるのが一般的です。

Webマーケター

Webマーケターは、Webサイト・Webサービスへの集客や売上げアップを推進するために、マーケティングの知識を駆使して戦略の立案・実行をする職種です。具体的には、市場調査やWeb上でのユーザーの行動を分析して、集客率や売上を最大化するために、コンテンツの充実やSNSやWeb上での広告宣伝、検索で上位に表示させるためのSEO対策などを行います。

上記以外にも、未経験の新卒が目指しやすいWeb系企業の職種として、バックオフィス業務を担当する職種営業職などもあります。

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Web系企業とSIerの違い

IT業界の企業にはさまざまな分類がありますが、「Web系企業」と「SIer」の違いがよくわからないという新卒もいるでしょう。自分に適した就職先を考えるうえでは、それぞれの違いについて理解しておくことも大切です。
「Web系企業」と「SIer」を簡潔に説明すると以下のようになります。

Web系企業:自社開発のWebサービスを提供する企業
SIer:顧客企業や官公庁などからの依頼を受け、要望に沿ったシステムの開発を行う企業

Web系企業の概要は前述したとおりです。一方のSIerの特徴やメリット・デメリット、働き方について、もう少し詳しく見ていきましょう。

SIerの特徴

SIerは企業や官公庁などのクライアントから依頼を受けて、システム開発を受託する企業です。開発するシステムは、銀行の取引を処理する金融システムや国や地方自治体の文書管理システム、製造業の生産・販売管理システムなど多岐にわたります。代表的なSIerとしては、富士通、NTTデータ、NEC、野村総研といった企業が挙げられます。

SIerのメリット・デメリット

SIerで働く場合、プロジェクト単位で仕事が割り当てられるので、さまざまな業界・システム領域の開発を経験できる点がメリットです。さらに、プロジェクトの規模も、数名で進める小規模なものから、数百人で進める大規模なものまでさまざまです。
一方で、受託開発であるため納期に厳しく、納品前に残業が発生して業務が忙しくなることも少なくないという点はデメリットと言えるでしょう。

SIerの働き方

受託開発の場合、セキュリティなどの観点から、顧客のオフィスに常駐して開発することも少なくありません。プロジェクトごとに勤務地が変わる可能性があるため、人によっては、この点をストレスに感じてしまう場合もあるようです。

Web系企業に向いている人、SIerに向いている人

Web系企業はユーザー目線で自分のアイデアを提案し、実現していく人に適した環境です。予算計画やマネタイズ計画を含めてサービス設計をし、開発・サービスリリースまで行いたい人はWeb系企業が向いているでしょう。
一方で、プログラミングスキルやデータベーススキル、インフラスキルなどを磨き、開発作業を中心に携わりたい人はSIerの方が向いている可能性があります。

Web系企業のエンジニアの平均年収

Web系企業で働く人の平均年収は高い傾向にあります。
Web系企業を含む情報通信産業の企業(従業員10名以上)で働く人の平均年収は約621万円(平均年齢/40.4歳、平均勤続年数/12.6年)です。これは、厚生労働省による「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況」をもとに算出した金額で、男女別で見ると、男性は約662万円(平均年齢/41.3歳、平均勤続年数/13.7年)、女性は約495万円(平均年齢/33.5歳、平均勤続年数/9.2年)となっています。
一方、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」p17では、日本の全産業の民間企業で働く人の平均年収は約433万円で、男女別では、男性は約532万円、女性は約293万円であると報告されています。上記の結果から、Web系企業をはじめとしたIT業界の平均年収は高水準であることがわかるでしょう。

また、新卒のITエンジニア職に絞った場合の平均年収の相場は約300~400万円程度とされています。一般的な職種の新卒の平均年収の相場が約200~250万円であることと比べても、やはり給与水準が高い傾向にあるといえるでしょう。
さらに、経済産業省による「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」p7では、専門職であるITエンジニアの平均年収はスキルレベルによって上がり、1.000万円を超えることも少なくありません。

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2. 新卒採用を実施している主なWeb系企業一覧

ここでは、新卒採用を行っている主なWeb系企業を一覧で紹介します。

・ヤフー株式会社
・LINE株式会社
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
・楽天株式会社
・株式会社メルカリ
・株式会社カカクコム
・グリー株式会社
・クックパッド株式会社

ポータルサイトYahoo!を中心にオークションや旅行予約など、広範なインターネットサービスを提供しているヤフー株式会社はWeb系企業の代表例です。ほかにも、メルカリやLINE、楽天、カカクコム、クックパッド、DeNA、グリー、サイバーエージェントといった私たちの生活に密接した企業がWeb系企業として挙げられます。

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3. Web系企業が新卒に求める人物像

自社でサービスを展開するWeb系企業では、ユーザーの目線に立ってUIやUXを考え、自発的に行動できる人が求められています。特に、これまでに存在しなかったサービスを創出する仕事を手掛けるベンチャー企業は、試行錯誤を繰り返しながら、新しいことにチャレンジすることが好きな人に向いています。また、ユーザーのニーズや競合他社の動向は常に変化し続けているので、その変化に追随し、素早く柔軟に対応できることも大切です。

そのほか、Web系企業は、新卒採用で以下のような点も重要な評価ポイントとしていることが多いようです。

・IT技術への興味、関心
・プログラミングスキル
・コミュニケーション能力
・論理的思考力
・積極的に勉強し続ける姿勢や向上心
・社会の動向や最新トレンドへの感度

上記はいずれも、IT業界のエンジニア職全般で重視されるポイントと言えますが、特にWeb系企業では、ほかのIT業界の企業と比べ、プログラミングスキルが重視される傾向が高いようです。Web系企業を目指す新卒は、学生のうちにできる限り高いプログラミングスキルを身につけておくと、就活を有利に進めやすくなるでしょう。

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4. 文系・未経験の新卒でもWeb系企業に就職できる?

結論から言えば、文系・未経験の新卒でもWeb系企業での就職を目指すことは十分に可能です。その主な理由としては、以下の3つが挙げられます。

IT人材が不足している

文系・未経験の新卒でもWeb系企業への就職を目指せる理由の一つ目として、「IT人材不足」があります。
日本では、Web系企業を含むIT業界の企業が目覚ましい成長を遂げる一方で、IT人材の育成が追いついておらず、慢性的なIT人材不足が課題となっています。この状況は今後も継続すると見込まれており、経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課の「IT分野について」p1によると、不足するIT人材は2030年に最大で78.9万人にまで増加するとの予測も。そのため、文系・未経験の新卒を積極的に採用し、入社後の育成に力を入れるWeb系企業は少なくありません。

実際に文系出身者も多く活躍している

実際に、大学で情報系の専門分野を専攻していなかった人が多く活躍していることも、文系・未経験の新卒がWeb系企業に就職可能と言える理由の一つです。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)社会基盤センター発行の「IT人材白書2020」p190によれば、現在活躍中のIT人材の中で最終学歴の専攻分野がIT・情報系だった人の割合はわずか36%にとどまります。こうした数値の面から見ても、未経験・文系でもWeb系企業への就職を目指せることがわかるでしょう。

新卒はポテンシャル採用の傾向が高い

新卒の場合、経験や出身学部を問わず、ポテンシャル重視で採用を行う企業は少なくありません。したがって、業界への意欲やWeb系企業での仕事に活かせる特性を上手くアピールできれば、未経験・文系の新卒も十分に内定を貰える可能性があります。

ただし、将来性が高いWeb系企業は新卒の就職先として人気が高く、特に有名企業や大手企業の場合は毎年応募者が殺到します。いくらポテンシャル重視の採用を行う企業だとしても、選考試験の際にまったく知識やスキルがない状態では内定を勝ち取るのは難しいでしょう。少しでもほかの学生と差をつけ、就活を有利に進めたいのであれば、一定程度の知識やスキルは自ら習得しておく必要があります。

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5. 新卒がWeb系企業に就職するためにするべき準備

ここでは、Web系企業にエンジニアとして就職するために必要な準備について解説します。

就活スケジュールを把握する

まずは就活スケジュールを把握し、どのように準備や対策を進めていくかの計画を立てることが大切です。
以下で、Web系企業への就職を目指す新卒の一般的な就活スケジュールを確認していきましょう。

<Web系企業を目指す新卒の就活スケジュール例>
・大学2年生の夏ごろ:Web系企業の長期インターンに参加する
・大学2年生の冬~3年生の春ごろ:ポートフォリオを準備する
・大学3年生の6月ごろ:Web系企業のサマーインターンにエントリーする
・大学3年生の7~9月ごろ:Web系企業のサマーインターンに参加するとともに就活対策(企業研究・自己分析など)も進める
・大学3年生の9月ごろ:志望する企業を絞る(目安は5~10社程度)
・大学3年生の10~11月ごろ:志望企業の選考にエントリーする
・大学3年生の12~1月ごろ:内定獲得

企業により違いはありますが、Web系企業の場合は、大学3年生(大学卒業前年度)の秋ごろから新卒採用を開始する企業や通年で新卒採用を行う企業が多いようです。通年採用でも、大学3年生の秋からエントリーをする学生が徐々に増え始め、12月から翌年の1月ごろにかけて応募者がピークに達するという傾向がみられます。したがって、通年で採用を行う企業を志望する場合でも、大学3年生の秋ごろのエントリーを目標として準備を進めるのがおすすめです。
エントリーの時期が遅れてしまうと、競争率が高くなってしまうのはもちろん、枠が埋まり募集が終了してしまう可能性も考えられるので注意しましょう。

志望動機を明確にする

Web系企業を目指す新卒が就職を成功させるためには、志望動機を明確にすることが重要です。「なぜそのWeb企業に入社したいのか」「Web系企業で何をしたいのか」は、応募書類で企業が重視するポイントの一つ。面接でも必ずと言ってよいほど質問されます。

志望動機を考える際のコツは、採用担当者に「競合他社と比べた自社の魅力をしっかりと理解している」「自社でこそ成長・活躍が期待できる」と思わせる内容にすることです。そのためには、業界・企業研究自己分析が欠かせません。Webサイトで情報を調べるほか、企業説明会やインターンシップへの参加、OB・OG訪問などを通して企業への理解を深めるとともに、自分の過去の経験からWeb系企業を目指すに至った理由やきっかけを明らかにしておきましょう。また、価値観や歩みたいキャリアについて考えることも大切です。その企業ならではの特徴と自分の特性やビジョンを絡めた内容にすることで、説得力のある志望動機を作成できます。

関連記事:新卒向け:Web系エンジニアの志望動機のポイントと例文を紹介

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プログラミングスキルを習得する

Web系企業にエンジニアとして就職する際に最もアピールになるのはプログラミングスキルです。具体的には、Web系の開発の基本言語とされるHTML・CSSに加え、フロントエンジニアを志望するのであればJavaScript、バックエンドエンジニアであれば、PHPRubyなどのスキルを習得しておくと良いでしょう。
スキルを学ぶ方法としては、参考書やWebサイト・アプリを使った独学やプログラミングスクールでの習得が一般的です。以下では各方法のメリット・デメリットを紹介します。

参考書やWebサイト・アプリで学ぶ

プログラミングスキルは、市販の参考書やプログラミング学習用のWebサイト・アプリなどで学ぶことができます。こうした方法であれば、時間や場所を選ばず自分のペースで学習を進めることができるうえ、コストもそれほどかかりません。

ただし、参考書は最新の情報を網羅していない場合があります。また、Webサイト・アプリは、学べるレベルが基礎的な部分のみにとどまってしまうことも少なくありません。
そのため、「まずはプログラミングとはどのようなものなのか知りたい」「言語との相性を知りたい」という未経験者や初心者におすすめです。

プログラミングスクールに通う

Web系企業への就職を目指す新卒には、プログラミングスクールに通ってスキルを学ぶことをおすすめします。なぜなら、先述したとおり、Web系企業ではほかのIT系企業と比べ、比較的プログラミングスキルを重視する傾向が高いからです。

プログラミングスクールは、独学に比べて費用が高額というデメリットはありますが、基礎レベルから業務で役立つレベルまでをカリキュラムに沿って効率的に学ぶことができます。また、疑問点をすぐにプロの講師に質問できるなど挫折しにくい環境が整っており、一定期間で着実にスキルを身につけられるという点が大きなメリットです。

レバテックでは、大学生・大学院生向けに月額29,800円(税込)でプログラミングを学べるレバテックカレッジを運営しています。現場で活躍するエンジニアが考案した「確実に成長できる」オリジナルカリキュラムで、未経験者でも3カ月でWebサービスの開発に必要なスキルを身に付けることが可能です。

また、教室には成長するベンチャー企業のエンジニア内定者を中心としたメンターが常駐しており、わからないことをいつでも気軽に相談できます。さらに、オンラインでは、Zoomでの相談会を開催しているほか、Slack上でもメンターに質問することができます。
リーズナブルな価格で、一生もののスキルを身に付けたい方におすすめのプログラミングスクールです。

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ポートフォリオを作成する

Web系企業への就職を目指すのであれば、ポートフォリオも作成しましょう。ポートフォリオとは、自分の過去の実績や制作物をまとめた作品集のことです。ポートフォリオを提出することで、履歴書だけではわからないスキルややる気をアピールすることができます。

まだ職務経験のない新卒の場合は、基本的にはポートフォリオの提出を必須で求められることはそれほど多くはありません。しかし、前述したとおり、Web系企業は新卒採用選考でもスキルを重視する傾向があります。ポートフォリオの提出を必須としていることも少なくないため、Web系企業への就職を志望する新卒は、しっかりと準備しておくことが大切です。

Web系企業を目指す新卒のポートフォリオのポイント

ポートフォリオを作成する際のポイントは、独自性を感じられる作品をつくることです。ありきたりな内容では採用担当者の印象には残りません。
また、アプリ・サービスを作成する目的や使用するユーザーのイメージを明確にすることも重要なポイントの一つ。特にWeb系企業で働くうえでは、ユーザーのニーズを捉える能力が必要不可欠なため、作品を評価する際にはそういった点もチェックされます。

Web系企業を目指す新卒のポートフォリオの注意点

ポートフォリオを作成する際に、Web上にあるポートフォリオ用テンプレートやサンプルコードを、そのまま転用するのは避けましょう。参考程度に利用するのは構いませんが、日々多くのポートフォリオを見ている採用担当者は、それらを把握している場合が多いため、どんなに良い内容の作品を作成したとしても、仕事に対して手を抜く人と判断されてしまったり、実力を疑われてしまったりする恐れがあります。

関連記事:エンジニア向け!就活で使えるポートフォリオの構成例と作成の注意点

資格を取得する

Web系企業を目指す新卒には、資格の取得をおすすめします。基本的に就職するために資格は必須ではありません。しかし、先述したとおりWeb系企業は新卒採用でもプログラミングスキルを重視する傾向にあります。そのため、「PHP技術者認定試験」や「Ruby技術者認定試験」といったWeb系の開発で使用される頻度が高いプログラミング言語の資格を取得していれば、スキルがあることを客観的に証明することができ、評価アップに繋がりやすくなるでしょう。

上述したプログラミング言語の資格以外にも、IT人材として働くうえで必要な知識やスキルを網羅的に身につけていることをアピールできる国家資格の「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」も新卒にはおすすめです。

長期インターンシップに参加する

Web系企業への就職を志望する新卒は、長期インターンシップに参加しましょう。インターンシップとは、学生が興味のある企業に訪問したり、一定期間の業務を体験したりすることができる制度のこと。開催期間により短期インターンシップや中期インターンシップなど複数の種類がありますが、おすすめなのは3カ月〜1年ほどの期間で行われる長期インターンシップです。

長期インターンシップに参加するメリットは、職場で社員と一緒に実際の仕事を経験できるため、業務で本当に必要なスキルやビジネスマナーなどをしっかりと身につけられることです。また、働くなかで、Web系企業の仕事の適性を確かめたり、企業や業界への理解を深めたりすることもできます。さらに、人脈を広げられるほか、長期インターンシップでの経験を採用選考でアピールできる点も大きなメリットといえるでしょう。

そのほか、企業によっては、インターン参加中の仕事ぶりや人柄などが評価され、そのまま内定をもらえることもあるようです。特に、Web系企業の場合は、通年でインターン採用を行っている企業が多くあります。志望する新卒は情報を収集し、積極的に参加すると良いでしょう。

関連記事:メリット多数! ITエンジニアを目指すならインターンを活用しよう

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6. 新卒がWeb系企業に就職する方法

最後に、新卒がWeb系企業に就職する方法を紹介します。

企業のWebサイトや就職情報サイトから応募する

新卒がWeb系企業に就職する方法として最も一般的なのは、企業のWebサイトや新卒向けの就職情報サイトから応募する方法でしょう。

Web系企業のなかには、通年で採用を行い、実務を通して互いの希望やスキルが合うかをチェックしてから採用する企業が多くあります。そのため、就活解禁の時期まで待つことなく、企業のWebサイトを小まめにチェックするなど、自分から積極的に情報を収集しましょう。

また、就職情報サイトは数多くありますが、「新卒のIT業界への就職に特化」したサイトを選び、利用するのがおすすめです。サイトにもよりますが、採用情報だけでなく、IT業界の最新の情報やIT業界ならではの新卒の就活のポイントを紹介している場合が多く、より効率的に就職先企業を探すことができます。

新卒向け就職エージェントを利用する

新卒向けの就職エージェントを利用する方法も、Web系企業へ就職する方法として有効です。就職エージェントの選び方は、上述した就職情報サイトの選び方と同様。IT業界への就職に特化した就職エージェントを選ぶと良いでしょう。IT業界への就職支援の豊富な経験や知識をもとに、一人ひとりの希望や特性に合った企業を紹介してもらえるので、就活を有利に進めやすくなります。

大学のキャリアセンターで相談する

Web系企業への就職を成功させたい新卒は、大学内に設置されているキャリアセンターも活用してみましょう。キャリアセンターでは、職員に希望条件などを伝えることで、希望に沿った企業を紹介してもらえるほか、就活での悩みの相談や志望するWeb系企業で働くOB・OGの紹介などもしてもらえます。特に採用やインターンの情報は、その大学限定のものもあるので、積極的に利用すると良いでしょう。

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プログラミングスクールの就職支援を受ける

プログラミングスクールに通っている新卒に限定されますが、スクールの就職支援を受けるという方法もあります。
就職実績を豊富に持つプログラミングスクールであれば、その経験やIT業界の最新情報をもとに就活をフォローしてもらえます。また、横の繋がりから、企業を直接紹介してもらえることもあるようです。

ただし、すべてのプログラミングスクールが就職支援を行っているわけではありません。したがって、スクール選びの際に、費用やカリキュラム以外に、「就職支援を行っているか」や「受講生のWeb系企業への就職実績はどれくらいか」といった点にも注目することをおすすめします。

社員の知人・先輩から紹介してもらう

近年は「リファラル採用」を導入する企業が増えてきています。リファラル採用とは、企業が自社の社員から一緒に働きたいと思う友人・知人の紹介を受ける採用手法のことです。
もし、志望するWeb系企業で知人が働いていて、その企業がリファラル採用を行っているのであれば、紹介してもらうのも一つの手でしょう。

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7. まとめ

Web系企業は、インターネットを介して自社サービスを展開する企業です。5Gのサービス開始に伴い、今後Webサービスはさらなる需要の増加が予測されており、新卒採用が積極的に行われています。
Web系企業への就職を目指す新卒は、求める人物像を把握したうえで、必要な準備を進めていきましょう。特に、Web系企業では、ほかのIT系企業に比べプログラミングスキルが重視される傾向があるため、学生のうちにできるだけ高いレベルのスキルを身につけておくと選考の際に高評価を得やすくなります。

また、Web系企業は通年で新卒採用を行っている企業が多くあります。志望する企業のWebサイトを小まめにチェックするなど情報収集をしっかりと行い、適切なタイミングを逃さず内定獲得に向けて就活を進めて行きましょう。

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