インフラエンジニアにPHPは必要?Web系スキルの習得メリットとおすすめ言語

インフラエンジニアにPHPは必要?Web系スキルの習得メリットとおすすめ言語
インフラエンジニアは従来プログラミングスキルが不要とされてきましたが、クラウド環境が主流となっている昨今では、プログラミングスキルを持ったインフラエンジニアが重宝される傾向にあります。特にクラウド環境でのITインフラ構築を自動化するJava、Pythonなどの言語の需要が高く、スキルアップのためにプログラミング言語を学ぶインフラエンジニアも増加しています。 プログラミング初心者向けには、HTML/CSSやJavaScript、PHPなどのWeb系の言語がおすすめされることも多いです。初心者でも学習しやすい言語として、PHPを学ぶことを考えている方もいるかもしれません。しかしインフラエンジニアの仕事内容では、PHPを使用する機会が少ないことに注意が必要です。 本記事では、インフラエンジニアにとってのPHPの必要性について、プログラミングスキルが必要とされる理由や効率的に学ぶ方法とともに解説します。
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1.インフラエンジニアにプログラミングスキルが求められる理由

「インフラエンジニアにプログラミングスキルは不要」と言われることは珍しくありませんでしたが、近年ではインフラエンジニアに求められる役割が変わりつつあります。プログラミングスキルを持ったインフラエンジニアが重視され、選考を有利に進められるスキルとなっているのです。

ここではインフラエンジニアにプログラミングスキルが求められる理由として、以下の3つをご紹介します。
 

  • ・クラウド環境でのインフラ構築に不可欠だから

    ・業務効率化に役立つから

    ・キャリアパスの選択肢を増やせるから


それぞれ詳しく解説しましょう。

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クラウド環境でのインフラ構築に不可欠だから

インフラエンジニアが携わるインフラ構築は、物理的なサーバー機器・ネットワーク機器を扱う従来のオンプレミス環境から、クラウドサービス上で構築するクラウド環境へのシフトが進んでいます。クラウドサービスを活用することで、柔軟にサーバーのスペックを調整できたり、導入・運用コストを削減できたりするメリットがあるため、今後もクラウド環境が主流となっていくことが見込まれます。

こうしたクラウド環境でインフラエンジニアが活躍する際には、IaC(Infrastracture as Code)ツールと呼ばれるインフラ構築を自動化するプログラムの活用が進んでいます。このIaCツールを扱う上でJavaやPython、Rubyなどの言語を必要とするため、クラウド環境でのインフラ構築のためにプログラミングスキルが必須とされる時代になりつつあるのです。

業務効率化に役立つから

クラウド環境で働くインフラエンジニアではなくとも、日常的な業務の効率化を図るためにプログラミングスキルが役立つことがあります。OSやミドルウェアを扱う際の繰り返し作業をプログラムによって自動化したり、複数の設定ファイルのコピーを自動化したりすることもできるからです。

こうした場面でプログラミングスキルを活用し、生産性の高いインフラエンジニアを目指すことにより、市場価値の高い人材になることができるでしょう。今後インフラエンジニアにとってプログラミングスキルを身につけることが一般的になった際には、むしろプログラミングスキルがないことが、就活や将来のキャリア形成で不利になってしまう可能性も高いです。

キャリアパスの選択肢を増やせるから

インフラエンジニアにプログラミングスキルが求められる理由として、将来のキャリアパスの選択肢を増やせることも挙げられます。Web系のプログラミング言語を習得しておけば、インフラ構築とシステム開発のスキルを活用して、バックエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニアとして転身することも可能です。

Javaのスキルを活用してAndroid向けアプリ開発に携わったり、Pythonを使ってAI開発に携わったりすることも可能になります。インフラエンジニアとしてのスキル・経験は、どの分野のエンジニア職に就く場合にも評価されやすいので、プログラミングスキルと組み合わせれば高収入・好待遇のキャリアを歩みやすくなるのもメリットです。

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2.インフラエンジニアにPHPは必要?

インフラエンジニアにとってプログラミングスキルは有用ではありますが、やみくもに言語を学べば良いというわけではありません。インフラエンジニアの業務には活かしにくいプログラミング言語も多く、優先度の低い言語を学び始めてしまうと、キャリアアップに長い時間を要してしまうことも考えられます。

ここではインフラエンジニアにとってPHPを学ぶ必要性は高いのか、どんな人におすすめなのかをご説明します。

インフラ分野でPHPを使う場面は少ない

インフラエンジニアの業務の中では、PHPを活用できる場面はあまり多くありません。PHPは主にWeb系のバックエンド開発で用いられる言語なので、Webアプリ開発に携わる現場を除くと、インフラエンジニアがPHPのスキルを使って活躍できる現場は少ないのです。インフラ構築を含めて担当するバックエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニアであれば、PHPのスキルを業務に活かすことも可能です。

そのためインフラエンジニアとしてPHPを学ぶことを検討している場合には、志望企業がWeb系の開発企業であることや、入社後にPHPを活用する機会があることを十分にリサーチしてから学習をスタートすることをおすすめします。

プログラミング初心者が学ぶには最適

インフラエンジニアの仕事内容との相性を考慮しないのであれば、PHPはプログラミング未経験でもわかりやすく習得難易度が低いので、初心者におすすめの言語となっています。インフラエンジニアだけに限らず、バックエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニアなどのWeb開発に携わる職種を目指しているのであれば、積極的に習得すると良いでしょう。

なお、Web系の開発エンジニアを目指す場合、HTML/CSSやJavaScriptなどのフロントエンド開発で使用する言語も併せて学習しておくことをおすすめします。いずれも初心者向けの言語として位置付けられているので、入門書や丁寧な学習サイトも多く、短時間で効率よくプログラミングスキルを身につけられるでしょう。

Web系を目指すキャリアプランならおすすめ

以上をまとめると、PHPを学習するのにおすすめな人として、インフラ構築のスキルを活かしつつバックエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニアへキャリアチェンジすることを目指している人や、インフラエンジニアだけではなくWebエンジニアも視野に入れて就活している人が挙げられます。

いずれの場合にも、将来的にWeb系を目指すキャリアプランを描いている方におすすめなプログラミング言語です。Web系に興味がない場合や、インフラエンジニアとしてのキャリアを追求したい場合には、PHPを学ぶ優先度は下がることに注意しましょう。

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3.PHP以外にインフラエンジニアにおすすめな言語

インフラエンジニアとしての評価向上やスキルアップを目指す場合、PHP以外におすすめな言語が存在します。PHPよりも優先して下記のような言語を習得しておくと、インフラエンジニアとしてのキャリアアップにつながるでしょう。
 

  • ・Shell

    ・Java

    ・Python

    ・Ruby


それぞれの言語の特徴について解説しますので、インフラエンジニアとして身につけるべきプログラミングスキルの参考にしてみてください。

Shell

ShellはOSに指示を出すためのプログラミング言語で、従来からインフラエンジニアの業務で多用されてきた言語の一つです。インフラエンジニアが構築するサーバー上でLinux OSを扱うために必要となる言語なので、インフラエンジニアを目指すなら最初に習得したい言語でもあります。

Shellの中でも、Linux OSでは「Bash」と呼ばれる言語を使用する機会が多いので、まずはBashを扱うスキルを身につけると良いでしょう。書籍や学習サイトを通じて学ぶことができるほか、実際にLinuxを操作してプログラムを実行しながら学習すると、即戦力で活躍できる実践的なスキルを習得できます。

Java

Javaは、スマホアプリ開発や組み込みシステム開発でも用いられるプログラミング言語であり、インフラエンジニアの業務ではIaCツールのプログラムを書く際にも使用されています。世界中で高い人気を誇る言語なので、開発フレームワークが豊富で効率的にプログラミングができるメリットもあります。

ITインフラの運用において、管理画面をJavaで開発して用いることが多いため、Javaが扱えるインフラエンジニアは社内でも高く評価されます。Web開発を含めた幅広い分野で活躍できる言語でもあるので、キャリアパスの選択肢を広げたい方にもおすすめです。

関連記事:【Java入門者向け】8つの基本文法や実践方法を解説|参考書5選も紹介

Python

PythonもインフラエンジニアがIaCツールを扱う際に使用する言語で、近年ではAI開発やブロックチェーン開発でも活用されていることから、高い将来性が見込まれている言語です。Web開発を含めてさまざまな開発の現場で用いることができる一方で、習得難易度が低く初心者向けの言語でもあります。

ITインフラで障害が発生した際のログを解析する際に用いることも多く、インフラエンジニアの業務効率化にも貢献するプログラミング言語です。高い将来性があり、インフラエンジニアの業務にも直結するため、プログラミングスキルを身につけるなら積極的に学習してみると良いでしょう。

関連記事:Pythonは就職で有利?未経験からの学習方法やおすすめ資格を解説

Ruby

Rubyは日本で誕生したプログラミング言語で、IaCツールでも使用されるインフラエンジニアからの人気も高い言語です。日本での教材が充実しているためプログラミング未経験からでも学習しやすく、インフラエンジニアがプログラミングの知見を身につけるために習得する際にもおすすめです。

Rubyは主にWeb開発で用いられる言語なので、バックエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニアとしてのキャリアパスも視野に入れている方にとっては、優先度は一層高くなります。学習しやすく、Web開発にも活用できる言語を学びたい方に向いています。

関連記事:Ruby入門編!初心者向けに環境構築や基本構文・学習方法を紹介

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4.プログラミング言語よりもインフラエンジニアに必要なスキル

就活でインフラエンジニアを目指す場合、PHPをはじめとするプログラミングスキルよりも優先して習得したいスキルは多く存在します。PHPを身につけて面接でアピールするよりも、下記のようなスキルを習得してアピールした方が面接官から好印象を持たれやすいので、積極的に学習することをおすすめします。
 

  • ・ITインフラについての基礎スキル

    ・クラウド・セキュリティに関するスキル

    ・コミュニケーションスキル


それぞれのスキルを順番にご紹介しましょう。

ITインフラについての基礎スキル

インフラエンジニアとして活躍するためには、サーバーやネットワークなどのITインフラを設計・構築するためのスキルを習得しておく必要があります。CCNA・LinuCといったインフラエンジニア向けの入門資格を通じて、インフラ技術の基礎を身につけておくことが、就活を有利に進めるコツです。近年ではクラウド環境でのITインフラ構築が主流になりつつあるものの、クラウド環境であってもサーバー・ネットワークについての基礎スキルは欠かせないため、インフラエンジニアを目指すなら必ず身につけておきたいスキルです。

クラウド・セキュリティに関するスキル

インフラエンジニアに必要なスキルとして、クラウド・セキュリティを扱うスキルも挙げられます。インフラエンジニアが手がけるインフラ構築は、現在はクラウド環境が主流なので、AWSやAzureなどのクラウドサービスの扱いに長けていることが高評価につながります。また、企業のITインフラには個人情報などの機密情報が保存されることも多いので、外部からの不正アクセスによって情報漏洩を起こさないよう、強固なセキュリティを備えたインフラ構築ができるインフラエンジニアも重宝されるでしょう。

コミュニケーションスキル

受託開発に携わるインフラエンジニアの場合、クライアント企業の要望を正確に汲み取り、プロジェクトに反映するためのコミュニケーションスキルが重視されます。クラウド環境でインフラ構築を行う場合、リモートワークで働く機会も多くなるので、テキストでのコミュニケーションがスムーズに行える人が高く評価されやすくなります。新卒採用では、プログラミングスキルなどの技術力よりも、コミュニケーションスキルのような人物面が重視されることも多いので、面接では積極的にアピールすると良いでしょう。

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5.インフラエンジニアがPHPを効率的に学ぶ方法

最後に、インフラエンジニアがPHPを学ぶ場合に、短期間で効率的に習得するための学習方法についてもご紹介しましょう。
 

  • ・HTML/CSSの扱いを習得しておく

    ・PHP技術者認定試験を取得する

    ・開発環境を用意して手を動かしながら勉強する


それぞれ順番に解説しますので、PHPを学習するロードマップの参考にしてみてください。

HTML/CSSの扱いを習得しておく

PHPの学習に取り組む際には、フロントエンド開発に用いられる言語であるHTML/CSSの扱いを習得しておくのがおすすめです。WebサイトやWebアプリの見た目を実装するHTML/CSSとともにPHPを学ぶことで、Webサービスを一通り構築できるスキルが身につくからです。インフラ技術を活かしてWebエンジニアを目指す場合には習得して損はないスキルなので、積極的に習得しておきましょう。

PHP技術者認定試験を取得する

PHPを扱うスキルを身につける際には、PHPのスキルレベルを証明する認定資格の取得を目指すと、ゴールが明確になって高いモチベーションでプログラミング学習に取り組めるようになります。PHPの認定資格には「PHP技術者認定試験」という資格が用意されており、初心者はまず「PHP8技術者認定初級試験」からスタートしてみると良いでしょう。

開発環境を用意して手を動かしながら勉強する

知識としてPHPを学ぶだけではなく、実装したい機能をコードに落とし込んで記述できるようになるために、開発環境を用意して手を動かしながらプログラミング学習に取り組むことも大切です。どれだけPHPの知識があったとしても、実際にWeb開発に取り組む際に活用できなければ意味がなくなってしまいます。PHPを活用することで、WordPressと呼ばれるツールを使ったブログ運営を始めることもできるので、WordPressブログを立ち上げてみるのもおすすめです。

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6.まとめ

インフラエンジニアにとってPHPは、業務で必ず使用する言語というわけではないため、習得する優先度はやや低めとなります。インフラ技術を活かしてバックエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニアなど、Web系の開発エンジニアを目指す場合には、HTML/CSSなどの言語とともに習得しておくと良いでしょう。

インフラエンジニアがプログラミングスキルを身につけるのであれば、IaCツールでインフラ構築を自動化できるJava・Python・Rubyなどを優先して学習することをおすすめします。また、就活においてはITインフラを扱う基礎スキルやクラウド・セキュリティについてのスキルが重視されるので、これらのスキルを身につけて企業の選考に臨んでみてください。

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