エンジニアとは?仕事内容・スキル・適性の全体像をわかりやすく解説

エンジニアとは?仕事内容・スキル・適性の全体像をわかりやすく解説
エンジニアと一口にいっても、その職種や仕事内容は多岐にわたります。
システムやWebサービスを開発する職種だけでなく、インフラを支える仕事や、プロジェクト管理、データ分析など、活躍のフィールドは幅広いのが特徴です。

本記事では、エンジニアの代表的な職種とそれぞれの具体的な仕事内容、どのような企業で必要とされるのかを分かりやすく解説します。エンジニアを目指す方が、自分に合った職種を見つけるための参考になる内容をまとめています。
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1. エンジニアとは

エンジニアとは、IT技術を活用してシステムやサービスを設計・開発・運用する専門職です。
一口にエンジニアといっても、担当する領域や役割は幅広く、開発系・インフラ系・企画や管理に関わる職種などに分かれます。

近年はITの需要拡大により、エンジニアはさまざまな業界で活躍しており、未経験から目指す人も増えています。まずはエンジニアという仕事の全体像を理解することが大切です。

エンジニアの年収

エンジニアの年収は、経験年数と種類によっても異なりますが、大よそ以下の通りです。

※年収については、レバテックキャリアに掲載されている募集情報、または厚生労働省の「職業情報提供サイト」を参考にしました。

【開発エンジニア】
職種 平均年収
システムエンジニア 約400~500万円
プログラマー 約350~450万円
webエンジニア 約523万円
フロントエンドエンジニア 約500万円
バックエンドエンジニア 約660万円(基盤SE参考)
マークアップエンジニア 約294~700万円
制御・組み込みエンジニア 約523万円
【インフラエンジニア】
職種 平均年収
ネットワークエンジニア 約700万円
サーバーエンジニア 約550万円
データベースエンジニア 約550万円
【プロジェクト管理系エンジニア】
職種 平均年収
ブリッジSE 約500~700万円前後 (案件・企業規模による)
ITコンサルタント 約853万円
【その他エンジニア】
職種 平均年収
セールスエンジニア 約500~600万円
データサイエンティスト 約500万円

エンジニアの平均年収は 約400~600万円が中心で、比較的高年収を狙いやすい職種といえます。同じ職種でもスキル次第で年収差が非常に大きい、Web/インフラ/データ系は経験5年以上で年収が跳ねやすいです。
マネジメント・コンサル寄りになるほど高年収傾向にありますが、新卒の平均年収は 約250~300万円(職種共通)です。
また、年収は「職種」よりも スキル・経験・市場価値で決まることが多いです。

関連記事:ITエンジニアの年収はいくら?職種別の平均年収や年収を上げる方法について解説!

エンジニアの将来性

近年エンジニアの需要は増加傾向にあり、今後も増加し続けているとされています。
IT業界以外にも接客業、医療福祉、運輸、建設業界など、従来ITとは無縁だった業界にもIT技術の導入が進んでいます。
AI技術などの驚異的な発展により企業は競争を強いられ、どの企業も優秀なエンジニアを欲しています。

また、企業のエンジニア職による評価制度の見直しも始まっています。近い将来、より優秀なエンジニアは、より高額な報酬が保証されるようになるでしょう。

関連記事:IT業界の将来性を分かりやすく解説!AI時代に活躍できる理由とは?

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2. 開発エンジニアの種類と仕事内容

開発エンジニアは、システムやアプリケーションを実際に作り上げる役割を担うエンジニアです。
要件定義や設計を行う職種から、プログラミングを中心に担当する職種まで、担当領域によって仕事内容は大きく異なります。

同じ開発エンジニアでも、関わる技術や求められるスキルはさまざまで、自分の適性や興味に合った職種を選ぶことが重要です。ここでは代表的な開発エンジニアの種類と仕事内容を解説します。

システムエンジニア

システムエンジニア(SE)は、システム開発において全体設計や調整役を担うエンジニアです。
クライアントや社内関係者から要望をヒアリングし、「どのような仕組みを作るべきか」を整理したうえで、仕様や設計書に落とし込む役割を担います。

具体的な業務内容には、要件定義や基本設計、詳細設計といった上流工程が含まれます。開発フェーズでは、プログラマーに設計内容を共有し、進捗管理や成果物の確認を行うことも多いです。システム全体を把握しながら、技術と業務の橋渡しを行う立場である点が特徴です。

システムエンジニアは、SIerや受託開発企業、業務システムを内製する企業などで特に必要とされています。業務システムや基幹システムなど、企業活動を支えるシステムの開発では、SEの存在が欠かせません。
未経験の場合は、設計書の修正やテスト業務などからスタートし、徐々に上流工程に関わっていくケースが一般的です。

システムエンジニアは、技術だけでなく調整力や論理的思考力を活かして働きたい人に向いている職種といえるでしょう。

プログラマー

プログラマーは、設計書をもとに実際のプログラムを作成する役割を担うエンジニアです。
システムエンジニアがまとめた仕様に沿って、プログラミング言語を使い、機能を一つずつ実装していきます。

具体的な業務内容としては、プログラムの実装に加えて、単体テストや結合テスト、不具合の修正対応などが挙げられます。決められた仕様を正しく理解し、安定して動作するコードを書く力が求められる職種です。
プロジェクトによっては、既存システムの改修や機能追加を担当することもあります。

プログラマーは、SIerや受託開発企業、自社でサービスやアプリを開発する企業など、幅広い現場で必要とされています。特に開発規模の大きいプロジェクトでは、実装を担うプログラマーの存在が欠かせません。
未経験の場合は、テスト作業や簡単な修正業務からスタートし、徐々に実装範囲を広げていくケースが一般的です。

プログラマーは、コードを書く作業に集中したい人や、ものづくりそのものにやりがいを感じる人に向いている職種といえるでしょう。

関連記事:SEは未経験でもOK?新卒や文系で就職を目指すためのステップ

Webエンジニア

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの開発・運用を担うエンジニアです。
ユーザーがブラウザ上で利用するサービスを対象に、機能の追加や改善、保守対応などを行います。

具体的な業務内容は、ログイン機能や検索機能などの実装、既存機能の改修、システムの不具合対応など多岐にわたります。ユーザーの操作性や使いやすさを意識しながら、安定して動作する仕組みを作ることが求められます。
プロジェクトによっては、要件整理や仕様検討の段階から関わることもあり、開発だけでなく改善提案を行うケースもあります。

Webエンジニアは、自社サービスを開発・運営する企業や、Web制作会社、スタートアップ企業などで特に必要とされています。ECサイトや予約システム、業務支援ツールなど、Webを通じて提供されるサービスの増加に伴い、需要の高い職種です。
未経験の場合は、簡単な機能改修やテスト作業からスタートし、徐々に開発範囲を広げていくことが一般的です。

Webエンジニアは、サービスの成長を身近に感じながら開発に携わりたい人に向いている職種といえるでしょう。

関連記事:Webエンジニアに新卒・未経験でなるには?採用されるための準備や選考突破のコツを紹介

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、WebサービスやWebアプリケーションの「画面側」を開発するエンジニアです。
ユーザーが直接操作する画面の見た目や動きを実装し、使いやすいUIを形にしていく役割を担います。

具体的な業務内容としては、デザインをもとに画面を実装したり、ボタン操作や入力内容に応じた動きをプログラムで制御したりする作業が挙げられます。単に見た目を整えるだけでなく、操作性や表示速度など、ユーザー体験を意識した開発が求められる点が特徴です。
デザイナーやバックエンドエンジニアと連携しながら、仕様のすり合わせを行う場面も多くあります。

フロントエンドエンジニアは、自社サービスを開発する企業やWeb系企業、スタートアップなどで特に必要とされています。サービスの品質や印象に直結する領域のため、ユーザー視点を重視する企業では欠かせない存在です。
未経験の場合は、既存画面の修正や簡単なUI改修から経験を積み、徐々に設計や機能実装を任されるケースが一般的です。

フロントエンドエンジニアは、デザインと技術の両方に関わりたい人に向いている職種といえるでしょう。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、Webサービスやシステムの裏側を支える処理を担当するエンジニアです。
ユーザーの操作に応じてデータを処理したり、データベースと連携したりする仕組みを構築します。

具体的な業務内容としては、ログイン認証やデータ登録・検索処理の実装、外部サービスとの連携、システムの安定稼働を支える処理の設計などが挙げられます。サービスが正しく動作するための中核部分を担うため、正確性や安全性が強く求められる職種です。
フロントエンドエンジニアと連携し、画面側の動きに合わせて処理を設計する場面も多くあります。

バックエンドエンジニアは、自社サービスを運営する企業やWeb系企業、業務システムを内製する企業などで必要とされています。ユーザー数が多いサービスほど、安定性や処理性能が重要となるため、専門性の高い人材が求められます。
未経験の場合は、簡単な機能追加や修正、テスト業務などからスタートし、徐々に重要な処理を担当していくのが一般的です。

バックエンドエンジニアは、システムの仕組みを深く理解し、裏側からサービスを支えたい人に向いている職種といえるでしょう。

マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、Webページの構造や見た目を正確に形にする役割を担うエンジニアです。
デザイナーが作成したデザインデータをもとに、Webページとして表示される状態に仕上げることが主な仕事になります。

具体的な業務内容としては、ページ構造の設計や画面レイアウトの実装、文字や画像の配置調整などが挙げられます。見た目を再現するだけでなく、閲覧しやすさや表示速度、検索エンジンを意識した構造を意識する点が特徴です。
また、スマートフォンやタブレットなど、さまざまな端末で正しく表示されるよう調整を行うことも重要な業務となります。

マークアップエンジニアは、Web制作会社や広告代理店、自社サイトを運営する企業などで特に必要とされています。コーポレートサイトやサービス紹介ページ、キャンペーンサイトなど、Web上で情報を発信する企業にとって欠かせない存在です。
未経験の場合は、既存ページの修正や簡単な更新作業からスタートし、徐々にページ全体の構築を任されるケースが一般的です。

マークアップエンジニアは、Webの見た目や構造に関心があり、正確な作業を積み重ねることが得意な人に向いている職種といえるでしょう。

制御・組み込みエンジニア

制御・組み込みエンジニアは、機械や電子機器を動かすためのソフトウェアを開発するエンジニアです。
Webサービスではなく、家電や自動車、産業機器などに組み込まれるシステムを対象に開発を行います。

具体的な業務内容としては、センサーやモーターを制御するプログラムの作成、機器の動作テスト、不具合の原因調査などが挙げられます。限られた処理能力やメモリの中で、安定して動作するプログラムを作る必要がある点が大きな特徴です。
ハードウェアの仕様を理解しながら開発を進めるため、ソフトウェアと機械の両方に関わる場面が多くなります。

制御・組み込みエンジニアは、製造業やメーカー、電機・自動車関連企業などで特に必要とされています。製品の品質や安全性に直結する分野のため、慎重さや正確性が重視される職種です。
未経験の場合は、先輩エンジニアのサポートやテスト業務からスタートし、徐々に設計や実装を任されるケースが一般的です。

制御・組み込みエンジニアは、モノづくりに興味があり、機械や電子機器の仕組みを理解しながら開発したい人に向いている職種といえるでしょう。
 

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3. インフラエンジニアの種類と仕事内容

インフラエンジニアは、システムやサービスが安定して動作するための基盤を支えるエンジニアです。
サーバーやネットワーク、データベースなど、目に見えない部分を整備・運用し、トラブルを未然に防ぐ役割を担います。

開発エンジニアが作ったシステムを「止めずに使い続けられる環境」を整えるのがインフラエンジニアの仕事です。ここでは、代表的なインフラエンジニアの種類と、それぞれの具体的な仕事内容を解説します。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、システムやサービスをつなぐ通信環境を設計・構築・運用するエンジニアです。
社内ネットワークやインターネット回線が安定して利用できるよう、通信の仕組みを整える役割を担います。

具体的な業務内容としては、ネットワーク構成の設計、機器の設定、通信状況の監視、障害発生時の原因調査と復旧対応などが挙げられます。通信トラブルが起きると業務全体に影響が出るため、安定性と安全性を重視した対応が求められる職種です。
企業の規模によっては、セキュリティ対策やアクセス制御の設計を任されることもあります。

ネットワークエンジニアは、SIerやデータセンター運営企業、社内インフラを内製する企業などで特に必要とされています。大規模なネットワークを扱う企業ほど、専門知識を持つネットワークエンジニアの存在が欠かせません。
未経験の場合は、運用監視や設定変更の補助業務からスタートし、徐々に設計や構築に関わっていくケースが一般的です。

ネットワークエンジニアは、裏側からシステムを支え、安定した通信環境を維持する役割にやりがいを感じる人に向いている職種といえるでしょう。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、システムやWebサービスを動かすためのサーバー環境を構築・運用するエンジニアです。
ユーザーからのアクセスを受け取り、データ処理を行うサーバーが安定して稼働するよう管理します。

具体的な業務内容としては、サーバーの設計・構築、OSや各種ソフトウェアの設定、稼働状況の監視、障害発生時の対応などが挙げられます。サーバーが停止するとサービス全体に影響が出るため、トラブルを未然に防ぐ運用力が重要です。
近年では、物理サーバーだけでなく、クラウド環境上でのサーバー構築や管理を行うケースも増えています。

サーバーエンジニアは、Webサービスを運営する企業やSIer、クラウドサービスを利用する企業などで広く必要とされています。ユーザー数の多いサービスや業務システムでは、安定稼働を支えるサーバーエンジニアの役割が欠かせません。
未経験の場合は、監視業務や設定変更の補助からスタートし、徐々に設計や構築を任されることが一般的です。

サーバーエンジニアは、システムの土台を支え、安定性を重視した仕事にやりがいを感じる人に向いている職種といえるでしょう。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、システムやサービスで扱われるデータを安全かつ効率的に管理する役割を担うエンジニアです。
顧客情報や取引データなど、企業にとって重要なデータを正しく保存・活用できる環境を整えます。

具体的な業務内容としては、データベースの設計や構築、データ構造の最適化、パフォーマンス改善、バックアップや障害対策の実施などが挙げられます。大量のデータを扱うため、処理速度や安全性を意識した設計が求められる点が特徴です。
開発エンジニアやインフラエンジニアと連携し、システム全体の構成を考えながら調整を行う場面も多くあります。

データベースエンジニアは、Webサービスを運営する企業やSIer、業務システムを内製する企業などで必要とされています。データを活用したサービスや分析が重要視される企業ほど、専門的な知識を持つ人材が求められます。
未経験の場合は、運用監視やデータ更新作業、バックアップ管理などからスタートし、徐々に設計や改善業務を任されることが一般的です。

データベースエンジニアは、データを軸にシステムの安定性と信頼性を支えたい人に向いている職種といえるでしょう。

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4. プロジェクト管理の種類と仕事内容

プロジェクト管理に関わる職種は、開発やインフラの現場を円滑に進めるための調整役を担います。
技術的な知識を前提にしつつ、関係者とのコミュニケーションや進行管理を行い、プロジェクト全体を成功へ導く役割です。

開発エンジニアやインフラエンジニアとは異なり、「人」と「業務」をつなぐ立場で活躍する点が特徴です。ここでは、代表的な職種であるブリッジSEとITコンサルタントの仕事内容を解説します。

ブリッジSE

ブリッジSEは、海外の開発拠点と日本側のクライアントやプロジェクトチームをつなぐ役割を担うエンジニアです。
主にオフショア開発の現場で活躍し、言語や文化、業務理解の違いによって生じるギャップを埋める役割を果たします。

具体的な業務内容としては、日本側で整理した要件や仕様を海外の開発チームに正確に伝えたり、開発途中の成果物を確認して品質を担保したりすることが挙げられます。単なる翻訳ではなく、技術的な内容を理解したうえで調整・説明を行う点が大きな特徴です。
進捗管理や課題の共有など、プロジェクト全体を円滑に進めるための調整業務も担います。

ブリッジSEは、オフショア開発を行うSIerやITベンダー、海外拠点を持つ企業などで特に必要とされています。開発コストを抑えつつ品質を確保するために、ブリッジSEの存在は欠かせません。
未経験から目指す場合は、まず国内開発で技術力を身につけたうえで、語学力や調整力を活かしてキャリアを広げていくケースが一般的です。

ブリッジSEは、技術力とコミュニケーション力の両方を活かして活躍したい人に向いている職種といえるでしょう。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業が抱える課題に対して、ITを活用した解決策を提案・実行する職種です。
単にシステムを作るのではなく、業務全体を見渡したうえで「どのようにITを使うべきか」を考える役割を担います。

具体的な業務内容としては、クライアント企業の業務分析や課題整理、IT戦略の立案、システム導入の方針決定などが挙げられます。技術的な知識に加えて、業務理解力や論理的に考える力が求められる点が特徴です。
プロジェクトによっては、システム導入後の効果検証や改善提案まで関わることもあります。

ITコンサルタントは、コンサルティングファームやSIer、DX推進に力を入れる企業などで必要とされています。業務改善やデジタル化を進めたい企業にとって、ITコンサルタントは欠かせない存在です。
エンジニア経験を積んだあとにキャリアアップとして目指すケースも多く、技術とビジネスの両方に関わりたい人に向いています。

ITコンサルタントは、課題解決を通じて企業の成長を支えたい人に適した職種といえるでしょう。

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5. その他エンジニアの種類と仕事内容

エンジニアの職種は、開発やインフラ、管理系だけにとどまりません。
技術知識を活かして営業活動を支援したり、データを分析して意思決定に貢献したりと、活躍のフィールドは多岐にわたります。

これらの職種は、純粋な開発業務とは異なる視点が求められる一方で、エンジニアとしての専門性が強みになります。ここでは、セールスエンジニアとデータサイエンティストの仕事内容について解説します。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、技術的な知識を活かして営業活動を支援するエンジニアです。
営業担当と連携しながら、製品やサービスの技術的な特徴を分かりやすく説明し、顧客の課題解決につなげる役割を担います。

具体的な業務内容としては、商談への同席、製品デモの実施、技術的な質問への対応、導入前後のフォローなどが挙げられます。単に製品を説明するだけでなく、顧客の業務内容や課題を理解したうえで、最適な活用方法を提案する点が特徴です。
場合によっては、要件を整理して開発チームへフィードバックする役割を担うこともあります。

セールスエンジニアは、IT製品やSaaSを提供する企業、システムベンダー、クラウドサービス企業などで特に必要とされています。技術的な説明が求められる商材ほど、セールスエンジニアの存在は欠かせません。
未経験から目指す場合は、エンジニアとして基礎的な技術知識を身につけたうえで、コミュニケーション力を活かしてキャリアを広げていくケースが一般的です。

セールスエンジニアは、技術と人をつなぐ役割にやりがいを感じる人に向いている職種といえるでしょう。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、企業が保有する膨大なデータを分析し、意思決定や課題解決に役立てる職種です。
売上データやユーザーの行動ログなどをもとに、ビジネスに活かせる示唆を導き出します。

具体的な業務内容としては、データの収集・加工、分析モデルの構築、分析結果の可視化や報告などが挙げられます。単に数字を扱うだけでなく、「その結果をどう活用するか」を考え、分かりやすく伝える力が求められる点が特徴です。
場合によっては、機械学習を用いた予測モデルの作成や、改善施策の提案まで関わることもあります。

データサイエンティストは、IT企業やWebサービス企業をはじめ、データ活用を進めたい企業で必要とされています。マーケティングや商品改善、業務効率化など、データをもとに判断したい企業ほど重要な役割を担います。
未経験から目指す場合は、統計や分析の基礎を学びつつ、データを扱う実務に近い経験を積むことが一般的です。

データサイエンティストは、数字や分析を通じて企業の意思決定を支えたい人に向いている職種といえるでしょう。

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6. エンジニアになるためにおすすめな資格

エンジニアとしてのキャリアをスタートする際、「資格は本当に必要なのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。結論から言うと、必須ではありませんが、未経験者や経験が浅い人にとっては大きな武器になります。

資格を取得することで、ITの基礎知識を体系的に学べるだけでなく、学習意欲や最低限のスキルを客観的に証明できるため、転職や就職活動で評価されやすくなります。

ここでは、エンジニアを目指す方におすすめの代表的な資格を紹介します。

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE)は、ITエンジニアの登竜門的な国家資格です。
プログラミング、アルゴリズム、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、エンジニアとして必要な基礎知識を幅広く問われます。

特定の技術に偏らず、IT全般を体系的に学べるため、システムエンジニア、プログラマー、Webエンジニアなど、どの分野を目指す場合でも役立つ資格です。未経験からエンジニアを目指す方には、最初に取得を検討したい資格といえるでしょう。

関連記事:基本情報技術者試験の合格率は?難易度や勉強にかかる時間について

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を幅広く身につけられる国家資格です。
エンジニア向けというよりも、IT業界全体の基礎理解を目的とした資格で、IT初心者でも挑戦しやすい難易度となっています。

試験範囲には、ITの基本用語、セキュリティやネットワークの基礎、企業活動や経営戦略などが含まれています。これからIT業界に入るか迷っている人や、学習の第一歩としておすすめの資格です。

関連記事:ITパスポートの勉強方法は?初心者でも独学で合格するためのコツ

AWSクラウドプラクティショナー

AWSクラウドプラクティショナーは、クラウドサービス「AWS(Amazon Web Services)」の基礎知識を証明する資格です。
近年、多くの企業がオンプレミスからクラウドへ移行しており、クラウド人材の需要は急速に高まっています。

この資格では、クラウドの基本概念、AWSの主要サービス、セキュリティや料金体系といった内容が問われます。Webエンジニアやインフラエンジニアを目指す方はもちろん、クラウド時代のITエンジニア全般におすすめの資格です。

関連記事:新卒にAWS資格は難易度が高い?勉強方法とキャリアパスを解説

CCNA(インフラ志望の場合)

CCNAは、ネットワーク機器大手のCisco社が提供するネットワーク系資格です。
ネットワークの設計・構築・運用に関する実践的な知識が求められるため、インフラエンジニア志望者には定番の資格とされています。

試験では、ネットワークの基礎理論、ルーティング・スイッチング、セキュリティの基本
などを学ぶことができます。ネットワークエンジニアを目指す場合、評価されやすい資格の一つです。

LPIC / LinuC(インフラ志望の場合)

LPIC・LinuCは、Linuxに関する知識・スキルを証明する資格です。
サーバーの多くはLinuxで動作しているため、インフラエンジニアにとってLinuxの知識は欠かせません。

これらの資格では、Linuxの基本操作、サーバー管理、シェルやユーザー管理など、実務に直結する内容が出題されます。サーバーエンジニアやインフラエンジニアを目指す方には特におすすめです。

関連記事:LPICはどんな資格?LinuCとの違いや活かせる職種も解説

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7. エンジニアに向いている人・向いていない人の特徴

エンジニアは専門性が高く、やりがいのある職業ですが、向き・不向きが分かれやすい仕事でもあります。スキルや知識は後から身につけることができますが、考え方や仕事への姿勢によっては、強いストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

ここでは、エンジニアに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。

エンジニアに向いている人

エンジニアに向いているのは以下のような人です。
 

  • ・論理的に物事を考えるのが好きな人

  • ・新しい知識を学ぶことに抵抗がない人

  • ・地道な作業をコツコツ続けられる人

  • ・問題解決にやりがいを感じる人


エンジニアの仕事は、「なぜ動かないのか」「どうすれば改善できるのか」を論理的に考える場面が多くあります。原因を切り分けて考えるのが得意な人は、エンジニアに向いています。

IT技術は日々進化しており、学習を続けることが欠かせません。「知らないことを学ぶのが楽しい」「成長を実感したい」と思える人は、長く活躍できるでしょう。

また、プログラムの修正や原因調査など、細かい作業が続くことも多いです。一つひとつ丁寧に積み重ねられる人は、エンジニアの仕事に適性があります。

トラブルを解決したときの達成感は、エンジニアならではの魅力です。「難しい課題を乗り越えるのが好き」という人にも向いています。

エンジニアに向いていない人

エンジニアに向いていない人は以下のような人です。
 

  • ・学習を継続するのが苦手な人

  • ・曖昧な作業が苦手で答えをすぐ求めてしまう人

  • ・コミュニケーションを極端に避けたい人

  • ・短期間で成果や高収入だけを求めている人


エンジニアは、就職後も新しい技術やツールを学び続ける必要があります。勉強を避けたい人や、変化を好まない人には負担が大きくなりがちです。

エンジニアの仕事では、明確な正解がすぐに見つからないことも多くあります。試行錯誤する過程にストレスを感じやすい人は、向いていない可能性があります。

また、「一人で黙々と作業する仕事」というイメージを持たれがちですが、実際にはチームやクライアントとのやり取りが不可欠です。人との会話を極端に避けたい人には不向きな場面もあります。

エンジニアは経験を積むことで評価や年収が上がる職業です。すぐに結果を求めすぎると、理想と現実のギャップを感じやすくなります。

関連記事:プログラミングの適性があるのはどんな人?向いている人の特徴から判断しよう

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8. エンジニアになるための流れ

エンジニアになるためには、いきなり求人に応募するのではなく、段階的に準備を進めることが重要です。特に未経験からエンジニアを目指す場合は、「学習 → 実績作り → 応募 → 選考」という流れを意識することで、採用される可能性を高めることができます。

ここでは、エンジニアになるまでの一般的なステップを順番に解説します。

STEP1:プログラミング学習やIT基礎のインプット

まずは、エンジニアとして必要な基礎知識の習得から始めます。目指す職種に応じて、以下のような内容を学習しましょう。
 

  • ・プログラミング言語(Java、Python、JavaScriptなど)

  • ・ITの基礎知識(ネットワーク、データベース、セキュリティ)

  • ・Webやシステムの仕組み


独学・スクール・オンライン教材など、学習方法はさまざまですが、「自分で手を動かして理解すること」が重要です。

STEP2:ポートフォリオや成果物を作成する

基礎を学んだら、次は実際に動く成果物を作成します。エンジニア採用では、以下のように「何を作れるか」が非常に重視されます。
 

  • ・WebサイトやWebアプリの制作

  • ・業務を想定した簡単なシステム

  • ・GitHubでのコード公開


ポートフォリオは、スキルの証明だけでなく、学習意欲や考え方を伝える材料にもなります。

STEP3:職務経歴書・自己PR・志望動機を作成する

成果物が整ったら、応募書類の準備に進みます。未経験の場合でも、これまでの経験をエンジニアにどう活かせるかを伝えることが大切です。経歴書では以下の点に注意しましょう。
 

  • ・学習内容や使用技術

  • ・ポートフォリオで工夫した点

  • ・前職で培ったスキル(論理力、課題解決力など)


「なぜエンジニアを目指すのか」「なぜその企業なのか」を明確にすることで、評価されやすくなります。

STEP4:企業探し・理解を深める

次に、自分に合った企業を探し、理解を深める段階です。企業ごとに求める人物像や技術スタックは異なります。以下の点を意識しながら企業理解を深める必要があります。
 

  • ・自社開発か受託開発か

  • ・教育体制や未経験者向け研修の有無

  • ・使用している技術や開発環境


企業研究をしっかり行うことで、ミスマッチを防ぎ、面接対策にもつながります。

STEP5:面接・内定

面接では、技術力だけでなく、学習姿勢や成長意欲も重視されます。未経験の場合は、完璧な回答よりも以下について見られます。
 

  • ・どのように学んできたか

  • ・分からないことへの向き合い方

  • ・入社後にどう成長したいか


面接を通過すれば内定となり、エンジニアとしてのキャリアがスタートします。

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9. 未経験・文系でもエンジニアになれる?

結論から言うと、未経験・文系出身でもエンジニアになることは十分可能です。
実際に、IT業界では文系学部出身や異業種から転職したエンジニアが数多く活躍しています。

エンジニアというと「理系でないと無理」「高度な数学が必要」といったイメージを持たれがちですが、多くの現場で重視されているのは、論理的に考える力や学び続ける姿勢です。
これらは文系・理系に関係なく身につけることができます。

また、IT人材不足を背景に、未経験者向けの研修制度や育成前提の採用を行う企業も増えています。基礎から学べる環境が整っているため、正しいステップを踏めばエンジニアとしてキャリアを築くことは現実的です。

重要なのは、プログラミングやITの基礎を自ら学ぶ姿勢や成果物(ポートフォリオ)でスキルを証明すること、エンジニアになりたい理由を明確にすることです。
これらを意識して準備を進めることで、未経験・文系であっても採用される可能性は大きく高まります。

未経験からエンジニアを目指す場合は、「才能」よりも継続的な努力と正しい行動が成功の鍵と言えるでしょう。

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10. まとめ

エンジニアは、開発・インフラ・管理・分析など幅広い分野で活躍できる職種です。
システムやWebサービスを作る開発エンジニア、安定稼働を支えるインフラエンジニア、プロジェクトを推進する管理系職種など、仕事内容は多岐にわたります。

それぞれの職種で求められる役割や活躍の場は異なるため、自分の興味や得意分野を踏まえて職種を選ぶことが重要です。未経験からエンジニアを目指す場合でも、仕事内容を正しく理解し、必要なスキルや学習内容を整理することで、就職後のミスマッチを防ぎやすくなります。

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