\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.Slerの志望理由の書き方①:仕事内容と経営パターンを把握する
Slerの選考に通過する志望理由にするためには、まずSlerの仕事内容などについて詳しく知っておく必要があります。
ここでは、Slerの具体的な仕事内容や3つの経営パターンなどについて詳しく解説します。
Slerの仕事内容
SIerのエンジニアは、主に下記のような業務を担当します。
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・システム化企画/提案
・要件定義
・基本設計
このほか、プロジェクトマネージャー(PM)やプロジェクトリーダー(PL)としてプロジェクトのマネジメントも行います。特に構築やテストの工程では、大勢の下請けエンジニアをまとめ上げるマネジメント業務が大きなウェイトを占めます。品質の良いシステムを作り上げるためです。
SIerには、受託開発の他にSES(System Engineering Service:エンジニア派遣・客先常駐での技術提供)を行う企業もあります。
どのSIerでも、新卒のエンジニアが最初から上流工程を任されることは少ないでしょう。まずは仕様書に基づくテストや軽微なバグ修正といった簡単な業務からスタートし、徐々にステップアップしていくのが一般的です。
関連記事:SIerとは?独立系、メーカー系などの種類をわかりやすく解説
SlerとSEの違い
SIerとSEはどちらもシステム開発に関わる用語であり、名前が似ていることから混同されがちですが、両者は明確に異なります。SEはシステム開発をする技術職であるのに対し、SIerはシステム開発に関する業務を引き受ける企業を指すのがポイントです。
SE(システムエンジニア)とは、システムの開発をする技術職のことです。開発工程の中では主に上流工程を担当しますが、業務範囲は企業により変わってきます。
技術職にはSE以外にも、プログラマーやインフラエンジニアやテストエンジニアなどの職種があります。こうした技術職を抱え、企業や自治体のシステム開発を請け負う会社をSIerといいます。
関連記事:SIerとSESの違いとは?|新卒が知っておくべき内容
関連記事:新卒でSEになるためにしておくべき準備|仕事内容や必要な資格、求められるスキルまで解説
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Slerの分類
SIerは、出身母体によって大きく以下の3つに分類できます。
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・ユーザー系SIer
・メーカー系SIer
・独立系SIer
それぞれのSlerによって業界での立ち位置や業務内容が異なるので、志望理由を考えるときには、志望先がどの系統なのか把握しておくことが大切です。
ユーザー系SIer
ユーザー系SIerは、通信・金融・交通などさまざまな業界の企業が親会社となっているSIerです。親会社のシステムに関わるだけでなく、ほかの業界向けに幅広くシステム開発を手がけています。
主に親会社からの案件を進めていくため、予算や納期を調整しやすい点が特徴です。また、福利厚生なども親会社のものが適用されるため、働きやすさから人気なSlerといえるでしょう。
志望動機では、業界における親会社の立ち位置や強み、サービスについて含めて書くようにします。大規模な開発案件も請け負っているため、「社会インフラを支えたい」といった気持ちをエピソードとともに伝えることもおすすめです。
関連記事:ユーザー系SIerのメリットとは?種類ごとの違いや就活対策も詳しく解説
メーカー系SIer
メーカー系SIerとは、主にコンピューターメーカーのIT事業部門が子会社化したSIerのことです。官公庁や金融など、大規模かつ公共性の高いシステムを手がけることが多い傾向にあります。
親会社の開発したハードウェアとタッグを組みSler案件を推進するため、提案力やサポート体制に強みがある点が特徴です。ユーザー系Slerと同じく、福利厚生が整っていることが多いため働きやすいでしょう。
志望動機では、親会社が開発している製品やその役割について把握しておくことが大切です。メーカー系Slerでは、親会社のハードウェアと抱き合わせで販売していくため、扱っているハードウェアについての知識があるとより熱意や説得力のある志望動機となります。
独立系SIer
独立系SIerは、特定の親会社を持たず、独自の経営方針を持ってシステム開発に携わるSIerです。ユーザー系やメーカー系SIerの下請けとなって、下流工程に携わることもあります。
ユーザー系やメーカー系とは違い、案件獲得は自社で進めていくこと、客先常駐であることが多いです。また、親会社のルールや規定に縛られないので、自由な思考や行動が受け入れられやすいでしょう。
志望動機では、挑戦した経験やコミュニケーション面で自身の強みを伝えることをおすすめします。独立系Slerでは、案件獲得やプロジェクトごとにステークホルダーが変わるため、積極的な姿勢や柔軟性をアピールすると良いでしょう。
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2.Slerの志望理由の書き方②:Slerに惹かれる理由を言語化する
Slerについての業界・企業研究後は「なぜSlerを志望するのか」について言語化しましょう。この部分は、志望動機のなかでも核となります。
Slerにおける主な志望理由として、主に下記の3つがあげられるでしょう。
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・業界でのリーダーシップとビジョンへの共感
・テクノロジーへの関心
・挑戦と成長への意欲
明確な志望動機がない場合には、こちらの3つを基にして考えていくことをおすすめします。
例えば、Sler企業のなかでもトップシェアの企業である場合は、「社会に広く浸透している貴社のサービスが生み出す価値の提供に携わりたい」、「貴社の○○というビジョンは、私の△△という体験と通じているため志望しました」といった流れで考えるとよいでしょう。
また、Slerの最新テクノロジーを駆使して革新的なサービスを提供しています。「変化の激しいなかでも、挑戦を恐れず社会に大きなインパクトを与える経験を通じて成長したい」といった志望動機も、ポテンシャルを感じてもらいやすいです。
ただし、志望動機は自身のエピソードとセットで考えて伝える必要があります。なぜその志望動機に至った理由について、実体験やスキルに基づいて説明できるようにしましょう。エピソードの重要性については、次章で詳しく解説します。
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3.Slerの志望理由の書き方③:求められる人物像と経験をリンクする
志望動機を考えたら、次にそのSler企業で求めらえる人物像と経験をリンクさせます。企業によって求めらえる人物像は異なりますが、共通している部分も多いです。
ここでは、Slerに求められる人物像やリンクさせるためのポイントについて詳しく解説します。
Slerに求められる人物像
SIerは要件定義から運用保守まで一貫して携わり、顧客の課題解決につながる最適なシステムを提供する必要があります。そのため、SIerには下記のような資質が求められるでしょう。
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・マネジメント能力がある
・仕事を最後までやり遂げる責任感がある
・情報や技術をキャッチアップし続ける学習意欲がある
・周囲との合意形成を図りながら業務を遂行できる
志望動機を作成する際は、上記の資質を証明できる経験やアピールポイントがあれば、積極的に盛り込んでいくことをおすすめします。
各Sler企業の募集要項には、求める人物像について記載されていることが多いです。志望動機を練るときには、必ず募集要項を確認し、どのような人材を求めているのか把握しておきましょう。
自分とSlerをリンクさせるためのポイント
Slerに求められる資質を把握したら、自分の経験やスキルなどのエピソードからリンクさせられないかを考えます。
まずは、Slerに求められる資質を調べた上で、自分の経験と重なる部分はないか整理しましょう。先ほど挙げた人物像のなかで、“マネジメント能力がある”を例にあげると、下記のような形になります。
「長期インターンでは、メンバーがコトに向き合えるような仕組み作りに尽力しました。マネジメントにより業務改善をした経験は、貴社でも活かせると考えます。」
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4.Slerの志望理由の書き方④:入社後の活躍を伝える
志望動機の後半では、入社後に活躍できるということをアピールしておくことをおすすめします。前半で伝えたエピソードなどを踏まえ、活躍できることをプッシュしておきましょう。
ここでは、入社後の活躍を伝える際に意識すると良い2つのポイントについて詳しく説明します。
業務内容から自分の強みが活きる部分を伝える
入社後の活躍を伝えるためには、自分の強みと業務内容との関連性を明確に示す必要があります。
例えば、過去の経験やスキルを通じて、どのように業務に貢献できるか具体的に述べることが重要です。また、その強みが会社やチームの成果にどのように影響を与えるかも具体的に示すことで、入社後の期待される活躍をアピールすることができるでしょう。
内容としては、Slerの志望理由の書き方③にて解説した部分と似ています。志望動機のまとめとして、改めて簡潔に活躍をアピールすることも有効です。
将来的に実現したいことを伝える
入社後の活躍だけでなく、将来的にどのようなキャリアや成長を目指しているかも伝えることが大切です。
自分の志望するポジションや役割、または業界全体での目標やビジョンを明確に伝えることで、意欲や意志をアピールすることができます。新卒採用においては、ポテンシャルをみられる部分が大きいです。そのため、将来の話も含めて記載すると、活躍する姿がイメージされやすいというメリットがあります
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5.学生必見!SIerの志望動機の例文
SIerへの就職を目指している学生向けに、ポイントを踏まえた志望動機の例文を紹介します。就活の際にぜひ参考にしてください。
ユーザー系/メーカー系SIer向け志望動機(元請け)
ユーザー系、メーカー系SIerは元請けとして大規模なシステム開発の受託開発を担うことが多いため、下記のような志望動機が効果的です。
「貴社を志望した理由は、貴社が手掛けている金融や自治体向けの大規模SIを通じて、ITで社会を支えていけるエンジニアになりたいと考えたためです。
私は大学時代にベンチャー企業でアルバイトをしており、VBAとRPAで社内向けの業務自動化ツールを作成したところ、業務が効率化されたと社員の方に感謝されました。この経験がきっかけで、ITでもっと多くの人々に感謝されたい、社会の役に立ちたいという想いが強くなり、ITのスキルを身に付けて社会を支えていくことが目標になりました。
システムインテグレーターは数多くありますが、貴社はその中でも特に金融と公共系に強く、様々な有名なシステムを世に送り出しています。貴社でなら、社会インフラとなる大規模システムを手がけ、多くの人々の生活を支える仕事ができると考え、志望いたしました。」
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独立系SIer向け志望動機
独立系SIerは下請けとしてチームを率いて下流工程を担うことも多いため、下記のような志望動機が効果的です。
「貴社を志望した理由は、貴社が手掛けている様々な業界向けのシステム開発ソリューションを通じて、お客様の幅広い要望に応えながらシステム開発をリードできるリーダーになりたいと考えたためです。
私は大学時代、情報工学を学ぶかたわら、野球部でポジションリーダーを務めていました。ポジションリーダーとしてチームを率いて、厳しいトレーニングに取り組むことで、大会準優勝を飾ることができました。この経験がきっかけで、専門としている情報系の分野でもリーダーとして業務を牽引していきたいと考えるようになりました。
貴社は数あるIT企業の中でも、金融、公共、製造、マスコミなど幅広い業界のSIを、上流工程から下流工程まで幅広く手掛けていらっしゃいます。貴社でなら、様々な業界の仕事を通じて、幅広い要望に応えられるリーダーとして成長していけると考えました。」
文系出身者向け志望動機
文系出身者はインターン経験や業界に関して学んだこと、実績を自分なりに作る努力をしたことを、志望動機に盛り込むと良いでしょう。先に述べたとおり、インターン経験やSIerに関する勉強を志望動機にすることは大きな強みとなります。
以上を踏まえると、文系出身者向けの志望動機は、以下のようなものが効果的だと考えられます。
「私がIT業界を志望したのは、現在アルバイトとして従事している飲食店で、iPad用のオーダーアプリが導入されてから、付随する様々な業務が短縮されたことがきっかけです。IT業界について研究を進める中で、業界にとらわれずさまざまな顧客の課題をITの力で解決し、世の中を便利にすることができるSIerに就職したいと思うようになりました。
貴社においてはチームワークを重視しながらも、エンジニア一人ひとりの意見やアイデアを汲み取ることを大事にしていると伺いました。分野はITとは異なりますが、美術サークルの部長としてメンバーをまとめ、協働しながら大学内の展示会を成功させた経験を、貴社で生かせると考えております。」
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6.志望動機の注意点|マイナスポイントになる志望動機
ここでは、志望動機を履歴書やエントリーシートに書いたり面接で伝えたりする際の注意点をご紹介します。
どこの企業でも使える内容になっている
どこの企業でも使える内容の志望動機は、その会社でなくても良いのだと判断されるためNGです。
「ここで働きたい」という強い意志を示すために、その企業にしかない強みや特徴を志望動機にすることを意識しましょう。その企業にしかない強みや特徴は、企業のホームページや会社説明会、過去の実績などから把握できます。
多くの要素を詰め込みすぎる
企業を選んだ理由や過去の経験など、多くの要素を詰め込みすぎるのもマイナス評価になる恐れがあります。要素が多すぎると、伝えたい内容があやふやになりやすいためです。伝えたい内容をしぼりこみ、簡潔に説明することを心がけてください。
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7.志望動機に書ければ強みになるアピールポイント
志望動機に面接官の心をひくことを書けると大きなアピールになります。ここからは、志望動機に書くと強みになるアピールポイントをご紹介します。
プログラミングの学習経験
プログラミングの学習経験がある場合は、積極的にその経験を志望動機に書きましょう。プログラミングの知識があるというアピールになるからです。
システム開発では、プログラミングの知識が必要不可欠です。目指す技術職によっては、プログラミング学習の経験が武器になることもあるでしょう。具体的な学習内容もあわせて伝えられるとベターです。
IT関連の資格を取得した経験
IT関連の資格を取得した経験もアピールポイントになるでしょう。IT業界は実力で評価される風潮が強いため、ただ資格があるだけで内定が取れるということはあまり多くありませんが、資格は客観的なスキルの証明になります。加えて、試験に合格するために計画的に学習を進めたという点を説明できれば、学習意欲や主体性の評価につながる可能性もあります。
IT関連の資格として、初心者はまずITパスポートを受験することをおすすめします。プログラミングに触れ始めた後は、基本情報技術者や応用情報技術者などの資格を取得しましょう。特定のプログラミング言語に特化した資格もあるので、自分が勉強しているプログラミング言語に対応する資格がないか、一度調べてみましょう。
関連記事:基本情報技術者は新卒の就職に有利?試験内容やITパスポートとの違いを解説
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インターンシップへの参加経験
インターンシップへの参加経験も、志望動機において大きなアピールになります。インターンシップとは、興味のある企業で就労体験をする制度です。企業で実際に働いて得る業務経験は具体性が高く、志望動機の説得力を高めるでしょう。
どんな企業であれ、「インターンシップに参加した」という意欲は評価につながる可能性があります。加えて、SIerでのインターンシップ経験があれば業務の実態が理解できているとみなされ、良い印象を与えやすいと考えられます。具体的にどのような体験をし、何を学んだかを伝えられると望ましいです。
関連記事:プログラミングを学べるインターンの探し方!未経験者や文系は参加できる?
周囲の人物と協力した経験
SIerでは、技術的なスキルだけではなく、コミュニケーション能力も求められます。そのため、周囲の人物と協力した経験も、SIerの志望動機で好印象を与えるポイントとなります。
SIerは複数の技術者とともにシステムを作り上げ、運用する会社です。そのため、コミュニケーション能力をアピールできる経験があれば、スムーズに仕事ができると判断されやすいでしょう。
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8.まとめ
SIerを志望する上で、その志望理由は必ず言語化しておきましょう。エントリーシートや面接でよく聞かれる質問の一つでもあるため、事前に考えておくことが大切です。
志望理由は、本記事でご紹介したような4つのステップで考えることができます。業界研究や自己分析などを経て、一貫性のある志望理由を作成しておきましょう。
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