独学でも大丈夫!未経験からITエンジニアになるための方法

独学でも大丈夫!未経験からITエンジニアになるための方法
IT人材の不足が続く中、多くの企業では、情報系以外の学生も積極的に採用し、ITエンジニアの育成に励んでいます。ITの知識やプログラミング経験がなくても、ITエンジニアとして就職できるチャンスは大いにあるでしょう。 この記事では、ITエンジニアの概要や、未経験の学生におすすめの勉強方法、プログラミング言語について解説していきます。

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1. ITエンジニアの仕事内容とは

まず、ITエンジニアの仕事内容や特徴、平均年収などについて解説します。

ITエンジニアとプログラマーの違いとは

ITエンジニアとは、IT(情報技術)に関わるエンジニアの総称であり、SE・プログラマー・ネットワークエンジニア・セールスエンジニアなどさまざまな職種に分類されます。

プログラマーは、ITエンジニアに含まれる職種の一つです。一般的に、システムエンジニア(SE)が作ったシステム設計書を元にプログラムを作成する技術者を指します。

関連記事:プログラマーになるには?就職先や求められるスキルを解説!

ITエンジニアの特徴

優秀なITエンジニアと言われる人の多くは、以下のような特徴を持っています。これからITエンジニアとして活躍するためのヒントにもなりますので、ぜひ参考にしてください。

好奇心が旺盛である

日々進化するIT業界でエンジニアとして第一線で活躍するためには、新しい技術にアンテナを張って情報収集し、スキルを向上させなければいけません。優秀なITエンジニアには、好奇心を持ってどんどん新しいことに挑戦できる人が多い傾向があります。

失敗を恐れずチャレンジできる

活躍しているITエンジニアは、新技術の導入や新規クライアント対応など未経験の仕事であっても、貧欲にチャレンジします。何事もポジティブに学ぼうとする姿勢は周りの人々を惹きつけ、プロジェクトを成功に導くでしょう。

数値的な判断ができる

ITエンジニアは多くの人と協力しながら成果を上げる仕事であり、時には議論してメンバーを説得しなければならないことも。そのため、感覚的に仕事を進めるのではなく、客観的な数値やデータをもとに判断ができる人が多く活躍しています。

ITエンジニアの平均年収

2020年に国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の全国平均年収は約436万円(平均年齢:46.7歳)でした。

これに対して、ITエンジニアを含めた情報通信業の全国平均年収は約599万円です。
ITエンジニアは同世代の他の職種より160万円以上高い年収を得ているため、有望な職業だと言えるでしょう。

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2. ITエンジニアに求められる資質とスキル

ITエンジニアは、特に大規模なシステム開発案件においては、数百人のエンジニアと協力しながら期日内に成果物を完成させなければなりません。スムーズに仕事を進めるために、以下のような資質やスキルを身に付ける必要があります。

コミュニケーション能力が高い

ITエンジニアは業務が細分化されているため、1つの製品やサービスが完成するには多くのエンジニアが介在します。高いコミュニケーション能力があると、他のエンジニアと良い関係を保ちながら、円滑に開発を進められるでしょう。

論理的思考能力を持っている

ITエンジニアは、常に新しいテクノロジーを取り入れながら、プロジェクトを進めていかなくてはいけません。そのため、多様な視点から物事を見ることができ、筋道を立てて考えられる論理的思考能力が不可欠です。特に、感情に流されず沈着冷静に仕事を進めることができる人に向いています。

関連記事:ロジカルシンキングとは?身につけるメリットや鍛え方を簡単に解説

ITの基礎スキルを保有している

冒頭で説明したように、近年は多くのIT企業がプログラミング未経験の学生に対しても積極的な採用を行っており、入社後の研修によって一人前のエンジニアに育てています。

しかしながら、教育コスト低減の観点から、ある程度の知識やスキルを保有している人を採用したいと考える企業があるのも事実です。また、社員数が少ないベンチャー企業でも、教育に割けるリソースがなく、入社後すぐに実務に入ってほしいという理由でスキルを要求されるケースがあります。就職活動で一歩リードするためにも、学生のうちに基礎的なITスキルを習得しておくと良いでしょう。

プログラミング言語を1つマスターするのが望ましいですが、ハードルが高い場合、まずはエンジニア同士のコミュニケーションツールであるIT用語を学ぶことから始めるのがおすすめです。

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3. ITエンジニアの種類

ここでは、ITエンジニアの職種例をご紹介します。「開発エンジニア」「インフラエンジニア」「セールスエンジニア」の3つをピックアップしました。

開発エンジニア

アプリやコンピュータのシステム開発を主に担当するのが、開発エンジニアです。便利な機能があれば、アプリへの追加も行います。

サイトの動きやデザインなどユーザーから見える部分である「フロントエンド」を開発する人、ユーザーから見えないサーバー部分の「バックエンド」を担当している人に分かれるのが特徴です。

関連記事:フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いとは?それぞれの適性や将来性を解説

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーを開発し、運用後のメンテナンスを担う職種です。
ネットワークセキュリティを強化したシステムを開発する場合は、「セキュリティエンジニア」と呼ばれます。

関連記事:新卒でインフラエンジニアになれる?インフラエンジニアの仕事内容や職種を徹底解説

セールスエンジニア

営業系エンジニアは、企業へ訪問し、自社のシステム導入を売り込みます。技術面の知識に加え、分かりやすく相手に伝えるコミュニケーション力が必要です。

クライアント企業が抱えている課題の詳細をヒアリングしたうえで、専門用語を分かりやすく言い換えてアドバイスや提案をしなければなりません。

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4.学生向け | 未経験からITエンジニアになるための勉強方法

プログラミング未経験の学生がITエンジニアになるための、3つの勉強方法をご紹介します。

Webサイトを利用して独学する

最近では、プログラミングを学ぶためのWebサイトがとても充実しています。無料で利用できる学習サイトも多く、初心者でも始めやすいでしょう。

しかしながら、目標が漠然としたままの独学では、モチベーションの維持が困難に感じる場合もあります。そこでおすすめなのが、「ITパスポート」の取得です。

ITパスポートは、IT業界における入門資格という位置付けで、履歴書にも書ける国家試験です。合格するために必要な勉強期間は約3か月と言われており、他のIT系資格と比べても比較的難易度が低いため、入門者にはぴったりです。

YouTubeなどの無料動画でも「ITパスポート 講座」で検索すると多くの動画がヒットするので、ぜひチェックしてみてください。

勉強のポイントとしては、闇雲に視聴するのではなく、同じ動画を何度も繰り返し視聴することです。一つひとつ確実に内容を理解し、課題をクリアしていくことで、短期間で合格レベルに近づけるでしょう。

ITエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、ITに関する基礎知識を保持しているという証明ができるため、就職活動でも有利に働く可能性があります。

関連記事:ITパスポートの勉強方法を紹介!初心者が合格するのにかかる時間は?

IT系の勉強会に参加する

IT系の勉強会は全国各地やオンライン上で開催されており、費用がほとんどかからないものもあります。独学での勉強とは違って分からないところをすぐに質問でき、多くの人と接してモチベーションを維持しやすくなるのもメリットです。

最近ではIT系に特化した勉強会やセミナーを探せるサイトも豊富にあるので、自分に合ったイベントを気軽に探すことができます。

プログラミングスクールに通う

早く確実にスキルを身に付けるのであれば、プログラミングスクールに通うのが得策。昨今では現役エンジニアが講師として在籍しているスクールも多く、最新のIT業界の動向を聞くことができるのもメリットです。

受講スタイルは通学以外に、オンラインコースを用意しているところもあります。通うのが難しい人や、自分のペースで勉強したいという人は、オンラインで受講してみましょう。

スクールを活用する上で肝心なのは、自分のレベルややりたい仕事に合わせて、最適なプログラミング言語を選択することです。「何を選んで良いかわからない」という人は、次項でおすすめのプログラミング言語を紹介していますので参考にしてください。

関連記事:学生向け!プログラミングスクールの選び方について詳しく解説

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5. エンジニアになる勉強をする前に押さえたいポイント

独学でプログラミングの学習をする場合は、自己管理がとても大切になることを念頭に置く必要があります。

自己管理をするために、今の自分の気持ちや、実際にかけられる時間などを把握しましょう。押さえてほしいポイントは、以下の3点です。

目標を明確にする

エンジニアになったらどのような仕事をしたいのか、それを叶えるためにどのようなことを学べば良いのかを初めに決めましょう。そうすれば、途中で不安になっても自信を持って勉強を続けられます。

先ほど紹介したように、エンジニアにはさまざまなタイプがあり、担当している分野もそれぞれ違います。「とにかく勉強しよう」と闇雲に独学を進めると、「これを学んで正解なのか」「本当にエンジニアになれるのだろうか」と迷いが生じる恐れも。結果として、途中であきらめてしまうことになりかねません。

どれくらいの期間をかけられるのか把握する

目標が決まったら、どれほど勉強時間をかけられるのかを計算しましょう。時間の逆算をしていけば、1ヵ月(1週間・1日)でどれくらい学べば目標に到達できるかを細かく決められます。

ゴールを決めて必要な時間が分かれば、勉強を習慣化しやすくなることを覚えておきましょう。

自分に合った独学方法を決める

本を読んで目から情報を取った方が良い、動画を見て目だけではなく耳を使って勉強した方が良いなど、効果的な勉強法は人それぞれです。どの五感を使えば、あまり苦に感じず勉強しやすいかを考えてみましょう。

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6. 未経験の学生におすすめのプログラミング言語3選

世の中にはメジャーなプログラミング言語は200種類以上あり、それぞれの言語で適した用途や商品が異なります。プログラミング学習を始める際には、言語の特徴をよく理解し、目的に合ったものを選びましょう。

ここでは、初心者でも習得しやすいプログラミング言語を3つご紹介します。

Python

Python(パイソン)は、欧米企業を中心に使われているプログラミング言語です。
「YouTube」や「Instagram」は、Pythonを用いて構築されています。

AI(人工知能)・機械学習・IoTなどの最先端技術の開発に多く使われており、コードの書きやすさと汎用性の高さが特徴です。将来性のある言語としても人気があります。

関連記事:Pythonでできることとは?概要や学習方法を徹底解説

PHP

PHPは世界最大規模のCMS(コンテンツマネジメントシステム)の一種であるWordPressで使われている言語です。需要が高く、将来性も期待できるプログラミング言語の一つだといえます。比較的学習難易度が低く、ネット上に情報も多いため、初心者でも習得しやすいでしょう。

関連記事:PHPとは?HTMLとの違いや学生が学習するメリットを解説

Ruby

Rubyは日本人が作ったプログラミング言語で、日本語の教科書やプログラミングスクールが多く存在するのがメリットです。

汎用性が高く扱いやすいことから、主にスタートアップ企業で使われています。「Twitter」や「クックパッド」は、Rubyを用いて構築されたWebサービスです。
プログラミング未経験者にとっては、特に学びやすい言語とも言われています。

関連記事:学生向け|Rubyとは?メリットや使われている業界などを解説

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7. 独学を計画的に進めるためのステップ

独学でエンジニアになる目標を叶えるためには、自己管理が大切だとお伝えしました。ここでは、独学を計画的に進めるためのステップを解説します。

目指すエンジニアを決める

一口にITエンジニアと言っても、開発する対象や使用するプログラミング言語、関わる相手などは職種ごとに大きく異なります。はじめに、自分がITエンジニアとしてどんなことを成し遂げたいのか、そのためにはどの職種を目指すべきなのかを決めることが大切です。

目指したい職種をイメージできた後は、その職種でよく使用されるプログラミング言語を学習するようにしましょう。
たとえば、Androidアプリの開発にはKotlinやJava、Webサイトのフロントエンドの開発にはJavaScriptがよく使用されます。

選んだ言語に沿った環境構築を行う

プログラミング言語でインストールが必要なツールはさまざまです。プログラム構文を記入するツール、パソコンに変換するツール、プログラミングを実行するツールなどが挙げられます。

初心者の場合は、ツールの選択・インストールに時間がかかり、肝心な作業に取り組む時間が少なくなってしまいがち。あらかじめ学習する言語を決めておくことで、時間のロスを減らしましょう。

実際に手を動かして学ぶ

プログラミング学習では、プログラムの構文を理解する必要があります。正しい構文を学ぶには、本や動画サイトなどを活用しましょう。イメージして勉強するだけではなかなか身につきにくいため、実際に手を動かしながら理解するのが良い方法です。

おすすめの方法は、構文の「書き写し」。これは「写経」とも呼ばれており、手と目の両方で覚えられるので、一石二鳥です。

アプリやWebサイトなどをつくってみる

基礎を理解できたら、いよいよ実践です。自分でアプリやWebサイトを作ってみることで、学んだことを体に染み込ませることができます。はじめは慣れなくて時間がかかるため、簡単なものを作成してみましょう。
慣れてきたら複雑なものも作成し、一回だけではなく繰り返し確認しながら作成していくことが大切です。

求人応募の際には、成果物をポートフォリオとして企業に提出することで、自分のスキルをアピールする手段となります。

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8. まとめ

独学でプログラミングを習得し、ITエンジニアを目指すことは可能です。書籍に加え、最近ではWebの学習サイトやセミナーなども増えてきました。ただし、独学には疑問を解消しにくいというデメリットもあります。誰かに質問できる環境で、より効率的にプログラミングスキルを身につけたい方は、プログラミングスクールを受講してみましょう。

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