Webエンジニアとはどんな仕事?新卒の年収や必要スキル、向いている人を解説

Webエンジニアとはどんな仕事?新卒の年収や必要スキル、向いている人を解説
Webエンジニアは、企業のホームページやECサイト、WebアプリといったといったWebサービスの開発・運用に携わる職種です。プログラミングの初心者向けの言語である「HTML/CSS」を活かせる職種で、自分が作成したWebサービスが形となってユーザーに提供できるため、大きなやりがいがある職種として人気を集めています。 ただしWebエンジニアには、大きく分けてフロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニアの2種類があり、それぞれ求められるスキルや得られる収入は異なります。中にはWeb開発のすべての工程を担当できるフルスタックエンジニアとして活躍しているWebエンジニアもいます。 今回の記事では、Webエンジニアの仕事内容や年収、必要スキルのほか、新卒で入社するメリット・やりがいについてもご紹介します。Webエンジニアに向いている人の特徴も取り上げているので、自分に合った職種かどうかを考える参考にしてみてください。

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1.Webエンジニアとは?

Webエンジニアとは、WebサイトやWebサービスの開発に携わるエンジニア・プログラマーの総称です。制作するのは、企業のホームページやECサイト、Web上で動作するWebアプリなどと幅広く、開発後の運用・保守に携わることもあります。場合によってはWebサイトの制作だけではなく、サーバーの選定やSEO対策、Webマーケティングといった領域を担当することもあります。

Webエンジニアは未経験から採用している企業が少なくないため、IT業界に入るきっかけになることも多いです。Web開発の高い需要からWebエンジニアの数も増加傾向にありますが、優秀なWebエンジニアの数はまだまだ不足しており、人手不足が続いているのが現状です。そのためWebエンジニアとしてIT企業に入社して、高いスキルを身につけることができれば、高い将来性を見込めるようになるでしょう。

また、フルスタックエンジニアやITスペシャリストといった上位職種を目指せるキャリアも開けているため、今後長くIT業界で活躍していきたい方にもおすすめの職種となっています。

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2.Webエンジニアの種類・仕事内容

Webエンジニアには、主に「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」の2種類の職種が存在します。それぞれ担当する仕事内容は大きく異なり、両方の仕事を担当できるようになると「フルスタックエンジニア」と呼ばれ重宝される人材となります。

ここでは上記3つの職種の仕事内容について詳しく解説します。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニア(フロントサイドエンジニア)とは、WebサイトやWebサービスのフロント部分、つまりユーザーの目に見える部分を開発するWebエンジニアです。マークアップ言語と呼ばれるHTML/CSSを活用し、ユーザーが使いやすい設計を重視してWeb開発を行います。ボタンのレイアウトや全体のサイトマップの作成などもフロントエンドエンジニアの仕事で、自分が書いたコードがすぐにWebページに反映されるため、ものづくりのやりがいを得やすい職種でもあります。

また、Webエンジニアの職種のうち最も難易度が低いのがフロントエンドエンジニアでもあります。そのため未経験で募集しているWebエンジニアはフロントエンドエンジニアであることが多く、入社後は上記のような仕事を担当すると考えておくと良いでしょう。

フロントエンドエンジニアとしてキャリアアップするためには、UI/UXデザインについての知識を身につけ、Web系のプログラミング言語である「JavaScript」とそのフレームワークである「jQuery」「React」などの修得を視野に入れるのがおすすめです。

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バックエンドエンジニアの仕事内容

バックエンドエンジニアは「サーバーサイドエンジニア」とも呼ばれ、WebサイトやWebサービスのバックエンド、つまりユーザーから見えない部分の開発を担当します。主にサーバーやデータベース、OSといった領域を担当し、フロントエンドエンジニアと比べて高い専門性が求められる職種となっています。

「Apache」をはじめとするサーバー構築についての知識や、「MySQL」や「Oracle」を使ったデータベース構築、「Java」を使ったプログラム開発など、さまざまなスキルが求められる仕事なので、その分収入や待遇が良くなる傾向にあります。

なお、バックエンドエンジニアとして活躍するためには、クライアント企業の業界知識を身につける必要があります。金融業界や不動産業界、官公庁などの業界に合わせて、業界の専門用語や考え方が登場することが多く、スムーズに業務を進めるためにもプロジェクト単位で再学習する必要があります。

フルスタックエンジニアの仕事内容

「フルスタックエンジニア」とは、システム開発において上流から下流までのすべての工程を担当できる、スキル豊富なエンジニアのことを指します。Webエンジニアにおいては、フロントエンド・バックエンドの両方の工程を担当できる人をフルスタックエンジニアと呼びます。

Web開発では、フロントエンド・バックエンドをそれぞれ別のエンジニアや企業が分担して開発するのが主流で、コミュニケーションコストや外注費用も発生しやすくなります。しかし自社にフルスタックエンジニアが在籍していれば、そうしたコストを抑えて開発を進められるため、Web系の企業からは非常に重宝される存在なのです。

フルスタックエンジニアへのキャリアアップを目指したい場合には、自社でフロントエンド・バックエンドのいずれの開発も行っている大手IT企業や、お手本となるフルスタックエンジニアが活躍しているベンチャー企業などを目指すと効果的です。

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3.Webエンジニアの平均年収・新卒年収

Webエンジニアの全国平均の平均年収は、厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」によれば、550.2万円とされています(令和4年賃金構造基本統計調査より)。

レバテックルーキーの求人データでは、新卒採用のWebエンジニアの年収は約300万円〜400万円に設定している企業が多いです。専門性が高く、豊富なプログラミング経験がある学生であれば、ベンチャー企業や外資系企業に入社して初年度から年収400万円以上を目指せることもあります。

職種ごとの年収を見てみると、レバテックキャリアに掲載の求人データによれば、フロントエンドエンジニアは年収350万円~700万円程度、バックエンドエンジニアは年収400万円~700万円程度の募集が中心となっています。バックエンドエンジニアの方がやや高収入を得られる傾向にありますが、いずれの職種でもスキル・経験によっては年収1,000万円を目指すことも可能です。

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4.Webエンジニアに就職するメリット・やりがい

続いて、Webエンジニアとして就職することで得られるメリット・やりがいについても解説しましょう。Webエンジニアを目指すか、別の職種や業界を選ぶか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
 

  • ・ユーザーとの距離が近い

    ・ものづくりのプロセスに携われる

    ・豊富なキャリアパスを選択できる


上記の3つについて順番に解説します。

ユーザーとの距離が近い

フロントエンドを担当するWebエンジニアは、ユーザーとの距離が近く大きなやりがいを得やすい傾向にあります。自分が担当したWebサイトやWebサービスが公開され、SNSで口コミが広がったり、社内外の人から感想をもらえたりすると、ユーザーの役に立っていることを直接実感できるのがWebエンジニアの魅力です。

実際にWebサイトやWebサービスを使用したユーザーからの声を拾い上げて修正・変更したりすることも可能な点は、Webエンジニアならではのメリットです。クライアント企業を相手に、法人向けのシステム開発に携わるシステムエンジニアの場合には、こうしたユーザーからの直接的なフィードバックを実感しにくいため、ユーザーとの距離が近い仕事を選びたい方はWebエンジニアが向いています。

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ものづくりのプロセスに携われる

Webエンジニアは自分の仕事がすぐにWebサイトやWebサービスとして反映されるため、ものづくりの楽しさを実感しやすいのもメリットです。大規模なシステム開発プロジェクトになると、自分が担当した仕事がどのように反映され、役に立っているのかを実感しにくいことも少なくありません。

しかしWebエンジニアの場合には、比較的小規模なプロジェクトの中で大きな裁量を任されて仕事に取り組めることが多く、仕事のやりがい・充実度を重視して就活を進めたい方におすすめです。チームメンバーと協力して一つのプロダクトを作り上げるプロセスにも関われるので、仲間と一緒に一つの目標に向かって努力する働き方も手に入るでしょう。

豊富なキャリアパスを選択できる

WebエンジニアはIT業界の登竜門として位置付けられることも多く、将来は幅広い選択肢の中からキャリアパスを選択できる職種となっています。現場での開発技術を磨く道を選べるのはもちろんのこと、マネジメント方面のキャリアを重ねてプロジェクトマネージャー(PM)を目指したり、フリーランスのWebエンジニアとして独立したりすることも可能です。

一方で中途採用でWebエンジニアを目指そうとすると、企業側は即戦力として活躍できる人材を求めるため、未経験からの転職は難しくなる可能性が高いです。ポテンシャル採用で入社できる新卒でWebエンジニアになることで、手厚い研修・教育を受けながら着実にステップアップして、自由なキャリアビジョンを描けるようになるでしょう。

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5.Webエンジニアに向いている人の特徴

Webエンジニアとして活躍するためには、プログラミングスキルや開発経験も重要ですが、ポテンシャル採用の就活では学生自身の性格や価値観が重視されることも多いです。ここではIT企業から評価されやすい、Webエンジニアに向いている人の特徴についてご紹介します。
 

  • ・IT業界のトレンドに興味がある人

    ・チームワークを大切にできる人

    ・デザインセンスがある人


上記の3つを解説しますので、自分にも当てはまる特徴があるかどうかチェックしてみてください。

IT業界のトレンドに興味がある人

Webエンジニアに向いている人の特徴として、まずIT業界のトレンドに興味がある人が挙げられます。IT業界は日々新たな技術が生まれる変化の激しい世界です。そのため受け身の姿勢で技術を学んだり業界トレンドを調べたりするのではなく、自ら積極的にIT業界のトレンドを追いかけられる人が高く評価されます。

たとえば、休憩時間にもIT系の情報メディアをチェックしたり、休日には自発的にセミナーや勉強会、展示会などのイベントに参加したりするWebエンジニアは、業務でも高いパフォーマンスを発揮できるため評価されやすくなるのです。就活の選考の時にも、IT業界のトレンドへの関心の高さを伝えるために、最新の時事テーマを扱ったり、大学時代の休日の過ごし方などを伝えたりすると効果的です。

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チームワークを大切にできる人

WebエンジニアをはじめとするIT系エンジニアは、一人でパソコンに向かって黙々と作業するイメージを持たれがちですが、実際にはクライアント企業との打ち合わせを重ね、関係部署との連携を取るなど、コミュニケーション力が重視される職種です。特に多くのメンバーが開発に携わるプロジェクトでは、チームワークを大切にできる人物かどうかが評価の対象になります。

どれだけ開発スキルが高くプログラミングに精通していたとしても、協調性がなくチームの和を乱してしまう人物は、Webエンジニアとしては評価されにくくなるのです。そのためWebエンジニアの就活を有利に進めるためには、部活動やサークル活動などを取り上げながら、チームワークを大切にできる人材であることをアピールするのが有効です。

デザインセンスがある人

Webエンジニアのうちフロントエンドエンジニアとして働く際には、Webデザイナーが設計したデザインを忠実に再現する力が求められ、企業によってはWebデザインの仕事をWebエンジニアが兼ねることも多いです。その際には、Webデザインの一翼を担っていることを自覚しながら、ユーザーにとって使いやすくブランドイメージを損ねることのないデザインを実装するセンスが求められます。

デザインセンスが不足していると、Webデザイナーの設計を無断で変更してしまったり、コードの美しさを重視してユーザーの使いやすさを軽視してしまったりと、Webエンジニアとしての評価を下げる原因になるのです。「センス」と言われると、天性の才能のようなイメージを受けるかもしれませんが、Web開発におけるデザインセンスは、スクールで学んだり開発経験を積んだりすることで磨くことが可能です。

就活の選考の時にも、過去のデザインセンスが求められる課題に取り組んだことがあるなら、その実績を積極的にアピールしてみることをおすすめします。

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6.Webエンジニアの内定を取るために必要なスキル・資格

最後に、WebエンジニアとしてIT企業から内定を取るために必要となるスキル・資格についても解説していきます。Webエンジニアの選考でライバルに差をつけて高評価を得るために、求められる能力についてしっかりと理解しておきましょう。
 

  • ・プログラミングスキル

    ・コミュニケーションスキル

    ・ITパスポート試験・基本情報処理技術者試験


ここでは上記の3つのスキル・資格について、獲得する方法とともにご紹介します。

プログラミングスキル

Webエンジニアを目指すにあたっては、現場での開発にプログラミングスキルが必ず必要になるため、就活の段階である程度アピールできるのが望ましいです。現役のエンジニアほどの専門性は必要ありませんが、少なくともフロントエンドで必要となるHTML/CSSは一通りマスターしておきましょう。入社後はJavaScriptやJavaなどの別の言語を学習するケースは多いですが、事前にプログラミングの考え方や構文について理解しておくと、新たな言語もスムーズに学べるようになります。

また、応募したい企業が決まっている場合には、採用情報や業務内容をチェックすることでどのようなプログラミング言語が求められるのかを把握することも可能です。それらのプログラミング言語に絞り、スクールで学んだり独学で簡単なプロダクトを開発したりすることで、ライバルに差をつけて選考を有利に進めることができます。

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コミュニケーションスキル

Webエンジニアに応募するライバルの学生の中には、プログラミングスキルを重視し、コミュニケーションスキルのアピールが不足してしまうせいで選考に落ちてしまうケースもあります。Webエンジニアにはコミュニケーションスキルやチームワークを重視する姿勢が求められることを理解し、入社後活躍しやすい人材であることをアピールするために、就活では積極的にコミュニケーションスキルをアピールしてみましょう。

コミュニケーションスキルと言われると、「話す力」に着目してしまいがちですが、実際には「聞く力」の方がWebエンジニアの仕事では重要になります。そのため面接や自己PRの中でも、どれだけ話し上手なのかをアピールするよりも、どれだけ周りに注意を払いながら協調性高く立ち回れるかをアピールした方が効果的です。

ITパスポート試験・基本情報処理技術者試験

Webエンジニアを目指す時に役立つ資格として、IT系資格の中でも初心者向けとされる「ITパスポート試験」「基本情報処理技術者試験」の2つを取得しておくことをおすすめします。いずれもITエンジニアとしての基礎知識を問う試験であり、取得しておけばIT業界への志望度が高く、プログラミングや開発に取り組む下地ができている学生と評価されます。

上記2つの資格は、Webエンジニア以外の職種を目指す時にもアピールできるメリットもあります。そのためWebエンジニアを選ぶか、もしくはシステムエンジニアやインフラエンジニアなどの別職種に応募するか迷っている段階でも、早めに勉強を始めておくのがおすすめです。

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7.まとめ

WebエンジニアはWebサイト・Webサービスの開発に携わる職種で、主にフロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニアの2種類に分かれます。それぞれユーザーの目に見える部分、ユーザーの目に見えない部分を担当し、それぞれのエンジニアが協力しながら企業のホームページやECサイトなどを作り上げます。

Webエンジニアはユーザーとの距離が近く、ものづくりのプロセスを楽しめることがやりがいに挙げられることが多く、IT系職種の登竜門として幅広いキャリアパスを選択できるメリットもあります。Webエンジニアとしての内定を獲得するためには、ITパスポート試験などの資格やプログラミングスキルだけではなく、コミュニケーションスキルをアピールするのが効果的なので、企業の選考の際にはぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

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