なぜIT業界を選んだのかへの回答例を学生時代の活動経験ごとに紹介

なぜIT業界を選んだのかへの回答例を学生時代の活動経験ごとに紹介
IT業界に就職を考えている就活生のなかには、面接でよく聞かれる質問である「なぜIT業界を選んだのか」の回答に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この質問の回答は事前に言語化しておかないと、面接で上手く答えられず落ちてしまう可能性もあります。 そこで本記事では、学生時代のサークルやインターンなどの活動をベースに「なぜIT業界を選んだのか」の回答例をご紹介します。IT業界や職種ごとの特徴についても解説していますので、参考となれば幸いです。

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1.IT業界を選んだ理由としてよくあるもの

ここでは、IT業界を選んだ理由としてよくあるものは、下記の3つです
 

  • ・社会に大きな価値・インパクトを生み出すことができる

    ・幅広い領域の問題解決に携われる

    ・アイデアを形にできる


それぞれ詳しくご紹介します。

社会に大きな価値・インパクトを生み出すことができる

IT業界を選んだ理由の一つは、その仕事が社会に与える大きな価値やインパクトです。情報技術は現代社会において欠かせない要素となっており、私たちの生活やビジネス、さらには医療や教育など様々な領域において革新をもたらしています。

例えば、情報技術を活用した新しいアプリケーションやシステムの開発により、人々の生活がより便利になったり、業務効率が向上したりすることがあります。また、データ解析やAIの活用によって医療診断の精度が向上し、病気の早期発見や治療の最適化につながる場合もあるでしょう。

さらに、情報技術を利用した環境保全活動や社会課題の解決にも大きく貢献できます。

IT業界で働くことは単なる技術開発だけでなく、社会全体に大きなインパクトで価値を生み出せることができるでしょう。

幅広い領域の問題解決に携われる

IT業界では、さまざまな領域の問題解決に関わることができます。情報技術は様々な産業や分野に適用されるため、興味や得意分野に応じて幅広い案件に携わることが可能です。

例えば、医療分野では電子カルテの開発や画像解析などにおいて幅広くITが導入されています。また、教育分野ではオンライン教育プラットフォームの構築や学習支援システムの開発が行われており、教育の効果を高めるための取り組みが進んでいます。

さらに、金融業界や製造業をはじめ、農業など様々な産業において情報技術の活用が進んでいることから、あらゆる領域で問題解決を図ることが可能です。

アイデアを形にできる

IT業界は創造性を活かしやすい環境であり、自分のアイデアやビジョンを形にすることができます。新しいサービスやその開発、セキュリティ強化など様々なところでアイデアを実現することが魅力の一つとなるでしょう。

特に、スタートアップ企業や先進技術を積極的に取り入れている企業では、新しいアイデアに対する取り組みが活発です。自らのアイデアを提案し、それを具体的なプロダクトやサービスに昇華させるプロセスは非常にやりがいを感じることができます。

また、情報技術の進化により、少ないリソースで効果的な解決策を生み出すことも可能です。

IT業界では、自らのアイデアや創造性、その実用化によって大きな社会貢献ができます。IT化の流れにおいて、自分のアイデアが多くの人に影響を与えることができる点も、IT業界を選ぶ理由の一つとして多いです。

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2.「なぜIT業界を選んだのか」への回答例

就活の面接でよく聞かれる「なぜIT業界を選んだのか?」という質問に対して、頭ではなんとなく分かっていても、いざ言葉にしようとすると難しいものです。ここでは、これまでの経験に沿った実際の回答例を紹介します。どのような経験が回答につながるのか、ぜひ参考にしてみてください。

部活動・サークルベースの回答例

①部長、会長経験から考える回答例
大学時代にバドミントン部の部長を務める中で培ってきたリーダーシップやコミュニケーション能力を活かして、様々な産業の問題解決に携わりたいと思いIT業界を選びました。
部活動では、練習の質や量を最大化すべく、メンバーと協力しながら練習メニューの立案などを主導してきました。この経験から、キャリアを築いていく上では、リーダーシップを発揮して価値を最大化させることができる環境で働きたいと考えております。
IT業界では、一つのサービスが多くの産業の課題解決につながるため、自分の部長経験を活かすことで世の中に価値を生み出すことができるのではと考えました。
御社では、リーダーシップや渉外スキルなどを存分に活かし、成長しつつ大きな価値をユーザーへ届けていきたいと感じております。

②副部長経験から考える回答例
大学時代に学生団体の副部長を務めた経験で感じた、チームワークや組織運営の重要性をもってあらゆる分野の成長に貢献したいと思い、IT業界を選びました。
副部長としての役割は、部長と連携しながらプロジェクトの進行管理やメンバーのサポート、イベント企画など幅広い業務となります。チーム全体をまとめるリーダーシップと柔軟なコミュニケーションが必要です。
IT業界では、プロジェクトチームの一員として新しい技術やサービスの開発に携わることが求められます。その中で、副部長経験で培ったチームマネジメントや課題解決能力を活かし、御社における組織としての成長、ひいては御社のサービス普及に貢献したいと考えました。
また、副部長としての経験から得た組織運営やメンバーのモチベーション維持のスキルも、ITプロジェクトの成功に直結すると考えます。常に変化するIT業界で、経験豊富なサポーターとしてチームを支え、価値ある成果を生み出したく思います。

インターン経験ベースの回答例

①エンジニア系インターン経験から考える理由
大学3年次には、大手Sler企業の長期エンジニアインターンに参加しました。開発に携わったサービスが多くの人の幸せに貢献する過程を間近に感じた経験から、自分のアイデアで社会貢献をしたいと考え、IT業界を選びました。
インターンでは、新しいソフトウェア開発プロジェクトに参加し、デバッグやコーディングの経験を積みました。チーム全体が一丸となって問題解決に取り組む姿勢や、技術的な知識を共有しながら今後のキャリアにも生かせる経験ができたと感じております。
御社では、私のエンジニアリングスキルを存分に活かし、チームと共に成長しつつ、ユーザーに価値あるサービスを提供していきたいと思っております。

②エンジニア系以外のインターン経験から考える理由
大学3年次に、アプリ開発を手掛けるIT企業にてマーケティングのインターンに参加した経験から、サービスの普及に携わることで価値を届けたいと考え、IT業界を志望しました。
インターンでは、データ分析や顧客対応、プロジェクト管理など幅広い業務に携わりました。特にデータ分析では、ビジネスの課題を解決するための洞察を得ることができ、そのデータ活用の重要性に気づきました。
これらの経験を活かして、IT業界でのビジネスに貢献できると考えております。また、エンジニアやデザイナーなど多様な職種と連携しながら新しいサービスを生み出す醍醐味も感じました。
御社では、私のデータ分析スキルや異なる職種との協業経験を活かし、イノベーションを起こしユーザーに価値を提供していきたいと考えています。

スキル・性格ベースの回答例

①スキルから考える理由
私は学生時代にプログラミングやデータ解析などのスキルを磨いてきました。これらのスキルを活かしながら、IT業界でキャリアを築くことを選びました。
学生時代には、プログラミング言語の習得やデータベースの設計・管理、Web開発など幅広いスキルを身につけました。これらのスキルを活用して、新しい技術を駆使したソリューションやサービスを開発し、社会に貢献したいと考えています。
IT業界では常に新しい技術やツールが登場し、その適用や最適化には高度なスキルが求められます。私のスキルセットを活かし、革新的なプロジェクトに参加し成長していきたいと思っています。

②性格から考える理由
私は自己学習能力や問題解決能力に自信を持っています。学生時代には、複雑な課題に対しても冷静に分析し、柔軟な発想で解決策を見つけることができました。
例えば、大学時代に参加したプログラミングコンテストでの経験があります。チームメンバーと共に与えられた課題に取り組む中で、私は複雑なアルゴリズムやプログラミング言語に関する問題に直面しました。しかし、そのような困難な状況でも冷静に状況を分析し、異なるアプローチを考えることで問題を解決しました。
私の性格は、変化に対する柔軟性や新しいアイデアを生み出す創造性につながると考えており、IT業界でこの性格が活かせると感じています。

アルバイト経験ベースの回答例

大学時代に経験した飲食店でのアルバイトで感じた顧客サービスに関する価値を強く感じ、IT業界を選びました。
アルバイトでは、注文システムやPOSレジの操作に携わる中で、効率的なシステムがビジネスの成功に直結することを実感しました。特に忙しい時間帯や大規模なイベント時にシステムのスムーズさが重要であり、これが顧客サービス向上につながることに気付きました。
IT業界では、このようなシステムやソフトウェアの開発・改善が日常的に行われています。私はアルバイトで培った現場のニーズを理解し、顧客や利用者の満足度を高めるために役立つITソリューションを提供したいと考えました。また、アルバイトでのチームワークやクライアントとのコミュニケーション能力も活かし、プロジェクトの成功に貢献したいと思っています。

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3.「なぜIT業界を選んだのか」を回答するには「IT業界」について知ることが大切

就職活動の面接では、「なぜIT業界を選んだのか」と問われることがよくあります。この質問に対して説得力のある回答をするためには、まずIT業界の現状や今後の見通しを理解しておくことが重要です。
IT業界と一口に言っても、その中には多様な職種や業務があり、求められる役割もさまざまです。業界の特徴を把握することで、自分がなぜIT業界を目指すのか、どの職種に興味があるのかを明確に伝えることができます。
ここではまず、IT業界の現状と将来性、そして主な職種について紹介します。

IT業界の現状と将来性

IT業界は、現代社会のインフラを支える重要な産業です。特に近年では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速により、あらゆる業種でITの導入が進んでいます。また、AIやIoT、クラウドサービスなどの技術革新により、ITの活用範囲はますます広がっています。
今後もデジタル技術の発展とともに、IT業界の需要は高まり続けると予想されています。経済産業省の調査では、IT人材の不足が深刻化しており、2030年には最大で79万人の人材が不足すると見込まれています。こうした背景から、IT業界は将来性のある分野として注目され、多くの企業が人材確保に力を入れています。

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IT業界の主な職種

IT業界には多くの職種が存在します。ここでは代表的な職種である「エンジニア職」と「エンジニア以外の職種」に分けて紹介します。

エンジニア職

エンジニア職は、IT業界の中核を担う存在です。代表的な職種には以下のようなものがあります。
 

  • ・システムエンジニア(SE):顧客の要望をもとに、システムの設計・開発・運用を行います。

    ・プログラマー:SEの設計書をもとに、実際のシステムをコードとして構築します。JavaやPythonなどのプログラミング言語を使って、動くシステムを作ります。

    ・インフラエンジニア:サーバーやネットワークなど、システムを支える基盤の構築・保守を行います。

    ・セキュリティエンジニア:サイバー攻撃からシステムを守るための仕組みづくりや対策を担当します。

    ・Webエンジニア:WebサイトやWebサービスの開発を専門に行います。フロントエンド(画面側)とバックエンド(処理側)に分かれることもあります。


このように、エンジニアにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる役割を担います。エンジニア職は、技術だけでなく、チームで仕事を進める力やお客様のニーズを汲み取る力が求められます。

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エンジニア以外の職種

IT業界には、エンジニア以外にも重要な職種があります。
 

  • ・ITコンサルタント:企業の課題を分析し、最適なシステムや運用方法を提案します。

    ・プロジェクトマネージャー:システム開発の進行管理を行います。納期や品質、チーム全体の進行状況を見ながら、プロジェクトを成功に導きます。

    ・Webデザイナー:ユーザーが使いやすいシステムやアプリのデザインを担当します。デザイン力だけでなく、ユーザー視点に立つ力も求められます。

    ・営業:自社のIT製品やサービスを顧客に提案し、導入までを支援します。


このように、IT業界にはさまざまな職種があり、自分の強みや興味に応じてキャリアを選ぶことができます。
また、エンジニア以外の職種でも、ITの知識は大きな強みとなります。技術に少し苦手意識があっても、IT業界に興味があるという人にとっては、エンジニア以外の職種は魅力的な選択肢となるでしょう。

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IT業界に求められるスキルや特性

IT業界は変化のスピードが早く、技術革新が日々進んでいます。そのため、求められるスキルや特性は多岐にわたります。ただし、特別な才能が必要というわけではありません。
ここでは、未経験者でも身につけられる、IT業界に共通して求められる基本的な4つの能力を紹介します。

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論理的思考力

論理的思考力とは、物事を筋道立てて考える力のことです。プログラムを書く際には「なぜその処理が必要なのか」「どうすれば正しく動くのか」を一つ一つ整理して考える必要があります。また、バグが発生したときには、原因を特定し、順序を立てて修正する作業も欠かせません。
この力は、特にエンジニア職で重要視されますが、システムを使う立場やマネジメント職でも、「問題を整理して解決する力」として役立ちます。論理的思考は、トレーニングによって徐々に伸ばすことができるため、普段から「なぜそうなるのか」を考える習慣をつけることが大切です。

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コミュニケーション能力

IT業界は、一人で完結する仕事ばかりではありません。チームで開発を行うプロジェクトも多く、社内外の関係者と密にやり取りする場面が頻繁にあるため、コミュニケーション能力が必要です。
たとえば、クライアントの要望を正しく理解し、仕様に反映させるためには、「聞く力」や「伝える力」が求められます。また、エンジニア同士でも、コードの書き方や作業の進め方などを共有しながら仕事を進めていく必要があります。
コミュニケーションが苦手でも、相手の話に耳を傾けたり、自分の考えを整理して話すことを意識すれば、十分に活躍できます。

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高い学習意欲

IT業界では、新しい技術が次々と登場します。現在使っているツールや言語が、数年後には主流でなくなる可能性もあります。そのため、変化を前向きに捉え、学び続ける姿勢が何より大切です。
特に新卒や未経験者の場合、「知らないことは積極的に調べる」「必要な知識を自分から身につけようとする」といった姿勢が高く評価されます。逆に教えてもらうことを待つだけでは、なかなか成長できません。
IT業界における学習は、資格の取得や技術書を読むことだけでなく、実践を通して身につくことが多いため、まずは手を動かしてみることが大事です。

知的好奇心

最後に、IT業界で長く活躍するうえで欠かせないものが「知的好奇心」です。「なぜこうなっているんだろう」「どうすればもっと便利になるんだろう」といった探究心が、新しい発見や技術習得へのモチベーションにつながります。
好奇心があることで、学習や試行錯誤を楽しむことができ、結果的にスキルも大きく伸びていきます。たとえば、趣味でWebサイトを作ってみたり、使っているアプリの仕組みを調べてみたりと、自発的なチャレンジがそのまま経験になります。
IT業界では、自分で深掘りする姿勢が非常に重宝されるため、興味のある分野があれば積極的に学んでいきましょう。

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4.「なぜIT業界を選んだのか」への回答前に必要な準備

ここでは、「なぜIT業界を選んだのか」という質問を想定して事前に準備しておくべきことを3つ紹介します。なかでも自己分析と業界研究・企業研究は準備が必須な項目であるため、しっかり取り組みましょう。

自己分析で自分の強みや方向性を洗い出す

自己分析は、なぜ自分がIT業界を志望するようになったのかや、これまでの道のりを振り返り、自分がIT業界に合っているのかを分析します。

振り返りをする際は、マインドマップを活用し、過去の出来事やエピソードとIT業界への興味や関連性を洗い出してみるのが1つの方法です。

さらに、なりたい将来像から逆算して、自分は何を求めるかを言語化したり、適性検査を受け、普段言葉にしていない自分の本音を把握したりすることも、志望理由を準備するのに効果的です。

また、IT業界はアクシデント・エラーが生じた場合、どのように克服するかを常に問われる業界だといわれています。

そのため、自分の過去の経験を振り返り、困難や悩み事をどのように乗り越えたのか、そのとき何に悩み、どう工夫したかを整理しておくと、IT業界を選んだ理由を答える際に役立つでしょう。

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業界研究で目指す業界を絞る

就活生が企業や業界に興味を持っていることをエントリーシートや面接で示す上で、業界研究は欠かせません。

IT業界のトレンドは変化が早く、情報がすぐに古くなってしまいます。そのため、業界研究を行う際は、最新の情報をキャッチアップするよう常に意識してください。

また、世の中で流行している製品やサービスについての知識もあると、さらに詳細な業界研究につながります。

ただし、単に業界について調べるだけでなく、メモをとって情報を整理したり、サービスについて口頭で説明できるようにしたりすることがポイントです。

まずは、広く浅く興味のある業界の規模や活躍している企業などを調べてみましょう。次に、業界内の競合や業界全体の将来性などを調べ、業界を絞っていくのがおすすめです。

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企業分析で自分に合った会社を選ぶ

業界分析だけでなく、志望先の企業の研究・分析も進めましょう。まずは公式サイトや企業説明会で、企業概要や経営理念、提供しているサービス、求める人材などの情報などを把握し整理します。

上場企業の場合は、会社ホームページの「IR情報」にある、投資家向けの企業説明資料を参照するのもおすすめです。投資家向けの資料には、今後の事業展開についても記載されているケースが多いため、ぜひ目を通しておきましょう。

ホームページの閲覧や企業説明会への参加以外に、就活情報サイトに掲載されている企業の情報も調べておくのがおすすめです。さまざまな視点からの情報に触れられ、より多角的に企業の情報を分析できます。

また、OB・OG訪問やインターンシップへの参加も、現場の雰囲気を知る上で有効です。

企業とのミスマッチを防ぐためにも、企業研究を十分行い、選んだ理由を明確にしておきましょう。

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5.「なぜIT業界を選んだのか」への答え方4ステップ

ここでは、志望動機の書き方について具体的に4つのステップに分け、例文を交えて解説します。

志望動機の書き方はある程度パターンが決まっているため、コツを掴めばスムーズに書けるでしょう。

①志望動機を簡潔に伝える

最初に、「私は△△△だからこの会社を志望する」と短く簡潔に結論を述べるのがコツです。結論から述べれば、「今から何について話すのか」が明確になり、採用担当者に内容が伝わりやすくなります。

そのため、結論を先に述べることを意識して、重要な内容は後から付け加えましょう。

記載例:「私は、DXにより中小企業の働き方を変えることができる貴社を志望します。」

②具体的な理由を伝える

次に、なぜその業界や仕事に興味を持ったのか具体的な理由を伝えます。実体験・社会の困り事の観察から、「なぜIT業界を選んだのか」「なぜIT分野の仕事に就きたいと思ったのか」を、結論の裏付けとなる具体的な理由として記載してください。

記載例:「学園祭の運営団体でロジスティクスを担当し、多くの事務を期限までに確実に行うことに興味を持ちました。その後、ある中小企業のインターンシップに参加した際、購買事務を担当したのですが、複雑な業務フローでシステム上でいくつもタスクを並行して管理する必要があり、業務完了までに多くの時間と手間が必要でした。」

③その企業を選んだ理由を伝える

次に、志望する企業を選んだ理由を記載しましょう。他社ではなく、その会社を選んだ積極的な理由を考えてみてください。

記載例:「何か自分にも工夫ができないか、社会に貢献できないかと考えていた頃に貴社を知りました。DXを中小企業で実現することは難しくなく、ベンダーのサポート次第でDXも早く進むとアピールしている貴社で、中小企業のDXに貢献したいと思うようになりました。」

④入社後の将来像を伝える

最後に、入社後、自分は会社のために何ができそうか、そして5年後、10年後にはどのようなことができるようになり、会社に利益をもたらすことができるのかを簡潔に伝えましょう。

記載例:「お客様の困り事を理解しながら製品運用・保守のサポートをし、システムのよりよい使い方を提案できるレベルになりたいと思います。将来的にはシステムに必要な機能を設計し、実装まで担当できるエンジニアになりたいと考えています。」

この流れを参考に、伝わりやすい志望動機を作成しましょう。

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6.志望動機を書く際に押さえるべきポイント

志望動機は、なぜIT業界でないと実現できないのか、なぜ他の会社ではないのかを踏まえた内容が必要です。また、意欲を伝えることも欠かせません。

ここでは、志望動機の内容で最低限押さえておきたいポイントを解説します。

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なぜIT業界を選んだのかを伝える

IT業界を選んだ具体的な理由を述べるのがポイントの1つです。IT業界でないと実現できない、あるいはIT業界なら困り事を助ける手段を持っているなど、IT業界でできることを具体的に書くと説得力が増します。

たとえば、「DXに興味があり、IT業界はそれに対応できる」という内容は、IT業界を選ぶ理由として有効です。

また、「消費者1人1人のニーズに応えるサービスを提供したい」場合も、Webサービスであれば実現できるチャンスがあるので、IT業界を選ぶ理由として適切といえます。

企業を選んだ理由を伝える

志望動機を書く際、なぜその企業を選んだのかを伝えるのも大切です。応募先を選んだ理由は、企業の特徴や強みを比較研究し、理解した上で論理的に伝えましょう。

「企業のどのような特徴から、自分がしたいことを実現できると感じられたのか」を素直に伝えてください。

意欲を伝える

志望動機では、応募先に入社する意欲を伝えるのも欠かせません。

IT業界の場合は、特にITと自分の関わりについて書くことで意欲を伝えられます。未経験や文系といったITとは関係のない学部の場合でも、入社意欲が伝わればポテンシャルで採用されるケースもあるでしょう。

具体的に開発したいサービスを挙げたり、自主的に進めているプログラミング学習の内容を話したりなど、意欲的に取り組んでいる姿勢をアピールするのがおすすめです。

これらを参考に、効果的な志望動機を作成しましょう。

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7.NGな志望動機のポイント5つ

ここでは、NGな志望動機として5つのポイントを解説します。企業への入社意欲や、貢献していくことが伝わらないような志望動機になっていないか注意しましょう。

志望理由が抽象的で入社意欲が伝わらない

志望理由を書く際、抽象的な内容はNGです。どの企業にも当てはまる内容になってしまったり、志望する熱意が低いと捉えられたりする恐れがあります。

抽象的な内容を避けるためには、業界・企業研究で得た情報や、具体的な数値を組み込みながら伝えると効果的です。

受け身な姿勢が目立つ

志望動機で受け身な発言が多いのもNGポイントといえます。なお、自分では積極的だと思っていても、社会人として求められるレベルでないケースもあるため注意しましょう。

たとえば、「入社してから学ばせていただく」といった内容は前向きに見えますが、企業目線では「自分から成長の機会を得ようとする姿勢が見受けられない」と捉えられてしまう可能性があります。

入社後に研修がある場合でも、自分から情報を取得するよう行動し成長する意欲を見せるのが大切です。

給与や待遇にばかり着目している

給与や待遇に重点を置いた志望動機になっていないかも確認しましょう。

働く上で給与や待遇は大切ですが、「ほかの企業の待遇がよければ自社に入社しないのか」「給与が下がれば退職するのか」などと採用担当者の印象が悪くなってしまう恐れがあります。

志望動機では、あくまでも応募先でどのような仕事に携わりたいか、将来どのように貢献していくかなどを伝えるのが重要です。

自分に過度な自信を持っている

志望動機で過度な自信を強調していないかも見返しましょう。自分に自信を持つのは大切ですが、社会での実績が少ない新卒の就活のため、謙虚さも持ち合わせることが必要です。

実績を述べる際は、あくまでも企業成長への貢献につながる1つの経験であることを意識して伝えるとよいでしょう。

辞めることを前提にしている

辞めることを前提にした志望動機もNGポイントとして挙げられます。

「この会社で学び起業したい」「技術を身につけてフリーランスになりたい」など、退職を前提とした志望動機は、「自分のことしか考えていないのか」と思われかねません。

たとえ将来は起業を考えていたとしても、まずは応募先で希望する仕事について、自分のスキルが役立つというアピールや将来のビジョンなどを伝えることが大切です。

これらのNGポイントを、自分の志望動機を作成したり、読み返したりする際に活用してみてください。

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8.【業種別】IT業界を志望する理由の例文4つ

IT業界の中には、インターネット業界やソフトウェア業界などさまざまな業種があります。

業種によって開発するモノの性質や開発の進め方が異なるため、IT業界では、業種に合わせて志望動機をそれぞれ書き分けることが大切です。

ここでは、業種別の志望動機の例文を4つ紹介します。

①インターネット業界の志望動機

例文:「貴社のサービスを充実させる、お役に立てる人材になりたいと思います。たとえば、体型の悩みに合わせた通販コンシェルジュサービスなど、消費者の1人1人のニーズに合ったサービス内容を実現させていきます。」

インターネット業界は、特に変化が激しい業界であるため「自分のチャレンジしたいサービス内容を具体的に挙げる」のがポイントです。そのためにも、現在企業が提供しているサービスがどのようなものなのかを深く理解しておきましょう。

②通信業界の志望動機

例文:「専門の通信工学とプログラミングの知識を活かし、かつてない通信データ量の増加やハードウェアの進化といった変化に応じて、サービス提供の基盤を作ることに貢献したいと考えています。」

通信業界のおもな課題は、5Gの普及に伴った新しいサービスの提供や、より安定した通信環境の提供です。エンジニア志望の場合、技術的な課題について研究しておくとよいでしょう。

③ソフトウェア業界の志望動機

例文:「簿記や会計について学んだことを活かして勘定系のシステム開発担当者になりたいと思い、貴社を志望しました。プログラミングは独学で勉強してきましたが、就職後もスキルアップに励み、ゆくゆくは開発プロジェクトの中核を担いたいと考えています。」

ソフトウェア業界では、新製品の開発やバージョンアップなど、常によりよいものを作るために自己研鑽が求められます。

そのため、大学で学んだ内容や、独学で身につけたスキルを伝えるとよいでしょう。

④ハードウェア業界の志望動機

例文:「お年寄りや子どもでも使いやすいインターフェースを追求している貴社の製品開発に貢献したいと考えて志望しました。UI開発には以前から興味があり、大学では2年間ユニバーサルデザイン学習会に参加し、誰にでも使いやすいデザインを考え続けています。」

ハードウェア業界でも、ソフトウェア業界同様に技術を磨き続け、最新の情勢をキャッチアップする姿勢を見せることがポイントです。また、各社が提供している製品について把握し、志望先の強みを十分理解しておきましょう。

これらはあくまでも参考とし、自分の興味のある分野について深く把握した上で、志望動機を作成してください。

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9.まとめ

IT業界を志望する上で、「なぜIT業界を選んだのか」という質問は面接でよく聞かれます。そのため、自分の体験などをベースにあらかじめ回答を準備しておきましょう。

回答を考えるときには、IT業界や企業研究も必要です。本記事を参考に、志望動機などと併せて一貫した回答ができれば、内定獲得にグッと近づけることができるでしょう。

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