【2025年版】Sler大手企業ランキング|売上・年収・勤続年数別に大手企業をランキングで紹介

【2025年版】Sler大手企業ランキング|売上・年収・勤続年数別に大手企業をランキングで紹介
国内には、約1万5,000社のSler企業があると言われています。なかでも売上高が大きい「5大Sler」であるNTTデータやNECなどは、就職先として人気です。こうしたSler大手は、他にどのような企業が入ってくるのでしょうか。 そこで本記事では、国内外におけるSler大手について、年収や売上高ランキングを紹介します。Slerの将来性や、企業の選び方についても解説していますので、Sler企業への就職を考えている方の参考となれば幸いです。 

おすすめ記事:新卒でSIerに就職するには?メリット・デメリットや必要な知識を解説

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1.大手SIer企業一覧

以下は日本の代表的な大手SIer企業の一覧です。
 

  • ・NTTデータ

    ・富士通

    ・NEC

    ・日立製作所

    ・伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)

    ・日本オラクル

    ・野村総合研究所

    ・電通総研


大手SIerは、官公庁や大企業向けに基幹系システムやインフラの構築・運用を一括で請け負う企業です。顧客の業務課題をITで解決するため、要件定義から設計、開発、運用保守まで幅広く対応するのが特徴です。
グループ会社や系列企業と連携した大規模案件が多く、安定した売上基盤を持ちます。また、企業によって得意な業界や領域、カバー可能なIT技術が少しずつ異なります。大手SIer業界を志望している方は、それぞれの企業の違いや強み、弱みを説明できるようきちんと分析しておくようにしましょう。

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2.【2025年版】大手SIerの売上ランキング

2025年度版の有価証券報告書をもとに作成した大手Slerの売上高ランキングは、下記の通りです。

  企業 売上高
1位 NTTデータ 4兆6,387億円
2位 富士通 3兆5,501億円
3位 NEC 3兆4,234億円
4位 日立製作所 1兆7,569億円
5位 大塚商会 9851億円
6位 伊藤忠テクノソリューションズ 7282億円
7位 エクシオグループ 6708億円
8位 日立システムズ 5717億円
9位 TIS 5716億円
10位 野村総合研究所 5,288億円
各企業について解説します。

1位:NTTデータ(4兆6,387億円)

株式会社NTTデータは、売上高が4兆円を超える、国内でも最大手と言えるユーザー系SIerです。売上高は約4兆6,387億円と、国内でも最大級のSlerとなります。

対官公庁の業務に強みがあるだけでなく、ビッグデータやAI、IoTなどの最先端テクノロジーを活用した新技術の提供にも力を入れています。

2位:富士通(3兆5,501億円)

富士通は、国内外でITソリューションを提供する大手SIerです。売上高では、NTTデータに次ぐ約3兆5,501億円を誇ります。

クラウドコンピューティングやAI、IoTなどの先進技術に強みを持ち、幅広い産業分野でのシステム構築を手掛けていることが特徴です。グローバル規模でのプロジェクトにも多く携わっています。

3位:NEC(3兆4,234億円)

NEC(日本電気株式会社)は、富士通に次ぎ国内のIT業界で第3位の売上高を誇るSlerです。

顔認証や生体認証システムの分野で高い技術力があり、国内に留まらず、海外からも注目を集めています。

4位:日立製作所(1兆7,569億円)

日立製作所は、約1兆7,569億円の売上高を誇る日本有数のSIer企業です。

社会インフラにおけるITソリューションに強みを持っています。電力や交通、医療などの分野で幅広いシステムを提供し、特に大規模なインフラプロジェクトにおいて高い評価を得ています。

5位:大塚商会(9851億円)

大塚商会は、IT機器の販売からシステムインテグレーションまで幅広く手掛けるSIerです。売上高では、9,851億円となっています。

中小企業向けのITソリューションに強く、ハードウェアからソフトウェア、クラウドサービスまで一貫して提供していることが特徴です。

6位:伊藤忠テクノソリューションズ(7,282億円)

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、商社系SIerとして多様な業界にITインフラやクラウドソリューションを提供しています。
売上高は約7,282億円で、特にIT基盤の構築や運用、セキュリティ対策に強みがあります。伊藤忠商事グループのネットワークを活かした提案力も評価されています。

7位:エクシオグループ(6,708億円)

エクシオグループは、通信インフラやネットワーク工事に強みを持つSIerで、売上高は約6,708億円です。NTTグループとの関係が深く、5GやIoT関連のインフラ構築にも積極的です。近年は建設やエネルギー分野などにも事業を拡大し、総合エンジニアリング企業としての存在感を高めています。

8位:日立システムズ(5,717億円)

日立製作所のグループ企業である日立システムズは、SIだけでなく保守運用まで一貫して提供する総合ITサービス企業です。売上高は約5,717億円で、特に中堅企業や自治体へのシステム導入に実績があります。
グループシナジーを活かした包括的なIT支援が強みです。

9位:TIS(5,716億円)

TISは独立系SIerとして、金融・製造・公共など幅広い業界にITソリューションを展開しています。売上高は約5,716億円で、基幹業務システムの開発やDX支援にも注力しています。
持株会社であるTISインテックグループの中核企業として、グローバル展開も積極的に進めています。

10位:野村総合研究所(5,288億円)

野村総合研究所(NRI)は、コンサルティングとSIの両軸で事業を展開するユニークな企業です。売上高は約5,288億円で、特に金融機関向けのITサービスや戦略立案支援に強みがあります。高い収益性と専門性を活かし、企業のDX戦略をリードする存在です。

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3.【2025年版】大手SIerの平均年収ランキング

2025年度版の有価証券報告書をもとに作成した大手SLerの平均年収ランキングは、下記の通りです。

  企業 平均年収
1位 野村総合研究所 1,271万円
2位 SRA 1,178万円
3位 電通総研 1,133万円
4位 三菱総研 1,103万円
5位 伊藤忠テクノソリューションズ 1,028万円
各社の特徴や事業内容について解説します。

関連記事:年収の高い業界7選!平均年収や人数分布・年収アップのポイントも解説
関連記事:中堅SIerとは?大手との比較で分かる中堅ならではのメリット

1位:株式会社野村総合研究所(1,271万円)  

株式会社野村総合研究所は、国内のSIerにおける平均年収が最も高いコンサル系SIerです。

社員の平均年収は1,271万円で、コンサルティングの強みはもちろん、金融IT、産業IT、IT基盤サービスにおける専門性の高さから、企業から厚い信頼を集めています。

2位:株式会社SRAホールディングス(1,178万円)  

株式会社SRAホールディングスは、独立系SIerの代表的な企業です。平均年収1,178万円という高収入で知られています。

特に金融、医療、教育分野でのシステム開発やITソリューション提供に強みを持ち、業界内での信頼度が高いです。

3位:株式会社電通総研(1,133万円) 

株式会社電通総研は、広告大手の電通グループに属するSIerで、平均年収1,133万円と高い給与水準を誇ります。

主に広告業界のIT戦略やシステム開発を手掛けており、特にデジタルマーケティングやデータ解析に関するプロジェクトが多いのが特徴です。広告とITを融合させた独自のソリューションを提供しています。

4位:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(1,028万円)  

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、5Gネットワーク関係の情報通信や、官公庁などの社会インフラに強みがあるユーザー系SIerです。

平均年収ランキングでは、1,028万円で第4位にランクインしています。

5位:株式会社三菱総合研究所(1,103万円)  

株式会社三菱総合研究所は、企業経営や社会インフラ整備、教育、医療、環境、安全防災など、ITに限らず幅広い領域を扱うユーザー系SIerです。

コンサル系に近い業務領域が得意で、シンクタンク・コンサルティング・ICTの各分野を掛け合わせて総合的な解決策・価値提供を目指しています。

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5.大手SIerの種類別平均年収ランキング

Slerには、ユーザー系、メーカー系、独立系、商社系、外資系と5つの種類に分けられます。
ここでは、最新の情報をもとに、各種類のSler企業における平均年収のランキングについて解説します。

大手ユーザー系Slerの年収ランキング

大手ユーザー系Slerの年収ランキングは、下記の通りです。

  企業 平均年収
1位 野村総合研究所 1,271万円
2位 電通総研 1,133万円
3位 三菱総合研究所 1,103万円
4位 伊藤忠テクノソリューションズ 1,028万円
5位 NTTデータ 905万円
関連記事:ユーザー系SIerのメリットとは?種類ごとの違いや就活対策も詳しく解説

大手メーカー系Slerの年収ランキング

大手メーカー系Slerの年収ランキングは、下記の通りです。

  企業 平均年収
1位 日立製作所 935万円
2位 富士通 965万円
3位 NEC 808万円
4位 都築電機 914万円
5位 NECネッツエスアイ 745万円

大手独立系Slerの年収ランキング

大手独立系Slerの年収ランキングは、下記の通りです。

  企業 平均年収
1位 SRAホールディングス 1,178万円
2位 電通総研 1,133万円
3位 オービック 1.078万円
4位 大塚商会 937万円
5位 ネットワンシステムズ 830万円
関連記事:独立系SIerとは?メリット・デメリットや優良企業の選び方を紹介

大手商社系Slerの年収ランキング

大手商社系Slerの年収ランキングは、下記の通りです。

  企業 平均年収
1位 伊藤忠テクノソリューションズ 1028万円
2位 インフォコム 778万円
3位 SCSK 764万円
4位 丸紅情報システムズ 738万円
5位 兼松エレクトロニクス 722万円

大手外資系Slerの年収ランキング

  企業 平均年収
1位 日本オラクル 1,069万円
2位 KMPGコンサルティング 948万円
3位 SAPジャパン 883万円
4位 PwCコンサルティング 864万円
5位 デロイトトーマツコンサルティング 861万円

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4.【2025年版】大手SIerの平均勤続年数ランキング

続いて、大手SIerの平均勤続年数をランキングで紹介します。平均勤続年数の長さはホワイト企業の1つの証です。

  企業 平均勤続年数
1位 BIPROGY 21年
2位 日立製作所 19.1年
2位 日立システムズ 19.1年
4位 富士通 18.8年
5位 SCSK 18年
比較的大手企業の方が平均勤続年数が高くなっています。長いキャリアでじっくり育成してもらえる環境を求めている方は、平均勤続年数の長いSIerに注目して企業分析をしてみると良いでしょう。

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6.中堅SIerまでまとめて紹介

続いて、売上高が11位以降のSIerについても紹介していきます。

  企業 売上高
11位 BIPROGY 4040億円
12位 NECネッツエスアイ 3595億円
13位 日鉄ソリューションズ 3383億円
14位 富士ソフト 3174億円
15位 インターネットイニシアティブ 3168億円

11位:BIPROGY(旧:日本ユニシス)(4,040億円)

BIPROGYは、かつての日本ユニシスから社名変更した独立系SIerで、売上高は約4,040億円です。
長年にわたり金融・公共分野でのシステム構築に強みを発揮し、最近ではクラウドやサステナビリティ領域への注力も進めています。安定と革新の両立を目指しています。

12位:NECネッツエスアイ(3,595億円)

NECネッツエスアイはNECグループのネットワークSIerで、通信インフラ構築やセキュリティ分野に強みがあります。
売上高は約3,595億円で、法人・公共向けネットワークの設計・運用に多数の実績を持ちます。IoTや5G時代の基盤構築にも積極的に取り組んでいます。

13位:日鉄ソリューションズ(3,383億円)

日鉄ソリューションズは、新日鉄住金グループのユーザー系SIerで、売上高は約3,383億円です。製造業向けの基幹システム構築に強みを持ち、特に鉄鋼業界での豊富な実績があります。近年では、AIやIoTを活用したスマートファクトリーの実現にも注力しています。

14位:富士ソフト(3,174億円)

富士ソフトは独立系SIerとして、組込系ソフトウェアからクラウド・AIまで幅広い開発領域をカバーしています。売上高は約3,174億円で、製造業を中心に技術力に定評があります。自社ブランドのロボットやプロダクト開発も行う技術志向の企業です。

15位:インターネットイニシアティブ(3,168億円)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、インターネット接続サービスを提供する独立系SIerで、売上高は約3,168億円です。クラウドサービスやセキュリティソリューションに強みがあり、企業向けに高品質なネットワークインフラを提供しています。

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7.SIerとは

Slerが、具体的にどのような定義に当てはまる企業なのか詳しく理解している方も多いかと思います。
ここでは、Slerの定義やそのビジネスモデル、種類について詳しく解説します。
関連記事:SIerとは?業務内容・将来性など就活生が知りたいポイントを解説

(中見出し)
SIer(エスアイアー/エスアイヤー)とは、企業や官公庁などのクライアントから依頼を受け、システムの設計、開発、運用・保守を請け負う会社のことです。

正式にはSystem Integrator(システムインテグレーター)と言いますが、一般的には略称であるSIerと呼ばれます。SIer以外にも、「システムベンダー」や「ITベンダー」、「SI企業」と呼ばれることもあります。

大手SIer企業は、多くの場合で一次請け企業に分類され、統合基幹システムや金融システムなど数千万~数億円に達する大規模な開発を請け負うことが特徴です。

SIerの種類 

SIerは、取引先企業や業務内容によって、主に下記の5種類に分類されます。
 

  • ユーザー系

    ・メーカー系

    ・独立系

    ・商社系

    ・外資系


ユーザー系SIerは、親会社のシステムを主に担当しており、安定した環境での業務が多いのが特徴です。主な企業には、NTTデータや、伊藤忠テクノソリューションズなどがあります。

次に、メーカー系はハードウェアやソフトウェアを提供する企業が母体で、これらの製品を活用したシステム構築に強みがあります。主な企業には、NECや日立製作所などがあります。

また、独立系は特定の親会社を持たず、多様なクライアントを相手にしているため、幅広い技術や業務経験を積むことができます。主な企業には、大塚商会や富士ソフトなどがあります。

商社系は、大手商社が親会社となっているSIerです。商社の広範なネットワークやビジネス基盤を活かし、ITシステムの導入や運用を支援しています。多岐にわたる業種と取引を行っているため、様々な領域における支援経験を積めるでしょう。主な企業には、伊藤忠テクノソリューションズや丸紅情報システムズなどがあります。

外資系SIerは、グローバル企業とも多くの取引があり、大規模プロジェクトを請け負うことが多いです。そのため、ポジションによっては英語力が求められる場面も多くなります。主な企業には、日本オラクルやアクセンチュアなどがあります。

大手SIerと中小SIerの違い

大手SIerと中小SIerの主な違いは、扱う案件の規模や役割、働き方、キャリアの幅などにあります。
大手SIerは政府や大企業の基幹システムなど、数億円規模の大規模プロジェクトを扱うことが多く、プロジェクト全体の上流工程(要件定義・設計など)を担当する傾向があります。一方、中小SIerは中堅企業向けの案件や大手の下請けとして開発・保守フェーズを担当することが多く、比較的短期かつ小規模なプロジェクトに携わります。

また、大手は分業体制が整っており、役割が細分化される傾向にある一方で、中小では1人が複数の工程を幅広く担当するケースが多く、若手でも実務経験を積みやすい環境があります。
キャリア面では、大手は安定性や福利厚生、研修制度が充実している点が魅力ですが、裁量のある実務経験を積むには年数を要する場合もあります。一方、中小は実力次第で早期にリーダーや顧客折衝を任されるチャンスがあります。

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8.SIer企業に就職するメリット・デメリット

ここでは、Sler企業に就職するメリットとデメリットについて詳しく解説します。

メリット 

SIer企業に就職するメリットの一つは、安定した環境で技術を深められることです。大手SIerでは各業界の大手クライアント基盤を持ち、多様で大規模な案件を継続的に抱えています。そのため給与水準も高く、最先端の技術に触れられることが大きなメリットです。

また、幅広い技術領域に触れられることも魅力となります。SIerではシステムの要件定義から設計、開発、運用まで、全ての工程に関わることが可能です。そのため、エンジニアとしてのスキルアップが期待できるでしょう。

さらに、大規模プロジェクトに参加する機会が多く、プロジェクト管理やチームリーダーとしての経験を積むこともできます。将来的にマネージャーや独立を目指す人にとっては、魅力的な企業の一つです。

デメリット  

SIerで働くデメリットは、まず長時間労働が発生しやすい環境であることがあげられます。SIerのプロジェクトはクライアントの要望に基づいて進行するため、納期に追われることが多く、時には残業や休日出勤が求められる可能性が高いです。

システムの不具合やトラブルが発生した場合には、緊急対応に追われることもあります。また、クライアントの要件変更や追加依頼に柔軟に対応する必要があり、ストレスがかかる場面も多いでしょう。

さらに、プロジェクトによっては技術的な自由度が低く、特定の技術に特化したいエンジニアには不満な環境である可能性もあります。

関連記事:新卒で入ってはいけないIT企業とは?ホワイト企業を見極めるコツを解説

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9.大手SIerに就職した後のキャリアパスとは?

大手SIerに就職した後のキャリアパスについて解説します。想定されるキャリアパスは、大きく分けて以下の3つです。
 

  • ・プロジェクトマネージャー(PM)として活躍する

    ・ITコンサルタントとして活躍する

    ・営業職や管理職として活躍する


プロジェクトマネージャー(PM)とは、その名の通り、開発案件の陣頭指揮をとるポジションを指します。案件の各種リソースの確保やスケジュール・予算の管理など、広範な知識と経験を必要とするポジションで、現場での開発経験も活かせる業務です。

任される業務範囲は膨大であるものの、その分やりがいも大きいと言えます。エンジニア職からキャリアアップして目指すポジションでもあるため、SIerに限らず選択肢に上がるキャリアの一例です。

ITコンサルタントは、コンサル系SIerの業務に直結する内容で、クライアントの課題解決に向けた、最適なソリューションの提供を前線で行うポジションです。

PMよりもクライアントに近い立ち位置で業務を遂行し、高いコミュニケーション能力はもちろん、ITにまつわる広範な知識も欠かせません。クライアントの悩みやニーズを引き出し、最適な解決策を提案する必要があるため、IT業界における一定程度の経験は必須と言えるでしょう。

ほかにも、営業職として大型案件の受注に奔走したり、キャリアを築き上げて管理職ポジションについたりするのも、就職後のキャリアとして考えられます。

関連記事:プロジェクトマネジメントとは│注意点や信頼されるための要素も解説
関連記事:新卒でITコンサルタントになるために知っておくべきこと7選

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10.SIerの選び方4ステップ

大手SIerは大きく5つに分類でき、企業もさまざまあるため、自分に適した会社を選ぶのは簡単ではありません。

ここでは、就職先としてどの大手SIerを選べばよいのか、企業の選び方を4ステップで解説します。

希望する分類を選択する  

まず最初に、冒頭で紹介した大手SIerの5分類のうち、興味のある分類はどれかを選びましょう。
 

  • ・ユーザー系

    ・メーカー系

    ・独立系

    ・コンサル系

    ・外資系


上記のメリット・デメリットや特徴は異なるため、自分が何を優先したいかで選んでみてください。

たとえば、幅広い知識や技術が身につきにくいが安定的に働きたい場合は、ユーザー系やメーカー系がよいでしょう。一方、経営状態が多少不安定になりやすくても、幅広い知識や技術を身につけたい場合は独立系がおすすめです。

ほかにも、コンサルティングを中心に据えたい場合はコンサル系、グローバルな働き方に興味があるなら外資系を視野に入れるとよいでしょう。

比較軸を決める  

5分類のなかで希望を選択できたら、その分類に属する企業をどのように比較するかの基準・軸を決めてください。
たとえば、関わる案件・プロジェクトの規模や業務内容、企業の安定性、職場環境や人間関係、年収などで比較するとよいでしょう。
なお、上記のような比較軸を決められない人は、自己分析をして自身の価値観を明確にしてみてください。「自分が働く上で何を大切にしたいのか」「どのような会社で働くと満足度が高そうか」などが分かれば、比較軸を決めやすくなるはずです。
就活をするうえで大切にしたい価値観をベースに比較すると、入社後のミスマッチも起きづらくなるでしょう。

関連記事:就活の軸一覧66選!見つけ方や面接で回答するポイント・5つの例文も解説

自分の要望に合った企業をピックアップする  

比較軸を決めると、条件に合った企業をいくつかピックアップできるはずです。
このとき、ピックアップする企業の数が少な過ぎると細かく比較する際に心許ないため、5社程度を目安に条件を満たす企業を探しましょう。
逆に、企業をピックアップし過ぎると比較が大変で絞り込めなくなってしまうため注意が必要です。

各企業についてさらに詳しく調べる  

最後に、5社ほどピックアップできた各社について、事業の特徴や会社の沿革、企業理念などについてリサーチしましょう。
また、実際に働く人の声を聴くのも有益です。会社説明会やインターンシップだけでなく、OB・OG訪問を利用して情報収集を進めましょう。
各社をリサーチする際は、その企業独自の取り組みを見つけるようにすると、ピックアップした企業同士の比較・優劣をつけやすくなるのでおすすめです。
最終的に、ピックアップした企業の中から特に興味のある企業だけにエントリーしたり、各社にエントリーして、優先順位をつけて対策にかける時間を調整したりするとよいでしょう。

関連記事:OB・OG訪問とは?行う時期とやり方・質問内容・メールの送り方を解説

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まとめ

大手SIerは、大手企業のシステムインフラ構築やその運用支援などを行っており、安定した経営基盤と高い水準の年収が魅力的な企業です。Slerは成り立ちや得意領域によって、ユーザー系やメーカー系、独立系などの5つに分類されます。

大手SIerへの就職を考えている場合、プログラミングスキルなどの技術面やマネジメント経験を磨くことが大切です。

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