研究室に入っていないと、アピールが弱くなる?【IT就活の悩み一問一答】

研究室に入っていないと、アピールが弱くなる?【IT就活の悩み一問一答】
「こうした方がいいと見た」「これは良くないと聞いた」けど、「実際どうなの?」ともやもやしていることはありませんか?
今回は研究室に所属していないとアピールが弱くなるかについて、ITエンジニアの就活支援実績が豊富なキャリアアドバイザーが解説します!
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Q. まだ研究室に入っていません。アピールが弱くなるのではと不安です。

理系学科の大学3年生です。現在、サマーインターンの選考中なのですが、面接でのアピールについて悩んでいます。

面接で「大学での研究内容」や「専門性」について深掘りされた場合、私の学科ではまだ研究室配属がされておらず、現在は必修科目の実験や日々の課題をこなしているだけという状態です。すでに研究を始めていて具体的なエピソードを持つ他の学生と比べて、話の深さに差が出てしまうのではないかと、不安を感じています。

本格的な研究が始まっていない段階の理系学生は、面接官に何をアピールすれば熱意やポテンシャルを納得してもらえるでしょうか。アドバイスをいただけると幸いです。

A. 研究室に入っていなくても、アピールに問題はありません。専門的な内容を分かりやすく説明しつつ、あなたの思考プロセスを伝えましょう。

結論からお伝えすると、研究室にまだ配属されていないことは、多くの面接、特にサマーインターン選考のアピールにおいて不利にはなりません。面接官が見ているのは、研究の規模や実績そのものではないからです。

入社後に直面する未知の課題に、どう向き合える人かを知るため、「物事にどう向き合い、どう考えたか」という思考プロセスをみているのです。ですから、必修の実験や日々の課題でも、十分にアピールできます。研究を先に始めている学生と比べて、遅れているわけではありません。

では、実際にどう話すと伝わるのでしょうか。結果よりも「考えた筋道」を見せる方法について、解説します。

門性の高い内容を分かりやすく伝える方法

理系の方ならではの悩みとして、研究や学習したことの専門性が高く、内容を伝えるのが難しいという点があります。

大前提として、エピソードは「課題→仮説→試したこと→結果と学び」の型で整理しましょう。必修の実験で十分です。たとえば、「測定値がばらついたので(課題)、装置の温度が原因だと考え(仮説)、温度を一定に保って測り直した(試したこと)。その結果、誤差が半分になった(結果)。この経験から、ばらつきを見たらまず環境要因を疑う習慣がついた(学び)。」といったように、考えた筋道が見えるよう並べます。

そのうえで、専門的な内容を分かりやすく伝えるため、以下のことを意識してみましょう。
コツ①結論と目的を最初の一文で言い切る
細部から話し始めると、相手は迷子になります。「〇〇を効率化するために、△△という方法を試しました」と、目的と結論を先に置きましょう。その後の説明が、ぐっと頭に入りやすくなります。
コツ②専門用語を「身近な言葉+たとえ」に翻訳する
たとえば「有限要素法で応力を解析した」という言葉を考えてみます。これは「橋の模型に重りを乗せたとき、どこに力が集まるかを、コンピュータで細かく計算する方法」と言い換えられます。たとえは、相手がよく知っている題材を選ぶのがコツです。
コツ③「なぜそうしたか」をあわせて伝える
やったことだけを述べると、作業報告で終わってしまいます。「なぜその方法を選んだのか」という判断の理由を添えましょう。理由まで語れると、あなたの考える力が伝わります。これは、専門知識のない面接官にも評価しやすいポイントです。
コツ④相手の理解を確かめながら、双方向で話す
一方的に説明し続けると、相手が置いていかれていないか分かりません。「ここまでで分かりにくい点はありますか」と、ときどき確認しながら進めましょう。反応を見て言葉を調整できること自体が、コミュニケーション力の証明になります。

準備のコツ:中学生に説明できるか試す

専門的な内容を話すときには、「中学生にも分かるか」を基準にすると、難しい言葉が自然に削れていきます。とはいえ、ここまで説明したことを、ぶっつけ本番で実践するのは難しいものです。事前に、家族や友人など、専門外の人に説明してみましょう。AIにフィードバックをもらったり、表現を相談したりするのも一つの手です。この練習をした人と、していない人とでは、本番での伝わり方が大きく変わります。

研究の進み具合よりも、いま手元にある実験や課題を、自分の言葉でどう語れるかが勝負どころです。整理しておけば、熱意とポテンシャルは十分に伝わります。まずは身近な人に、今日やった実験を説明してみるところから始めてみてください。

この質問の回答者

二宮プロフィール

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