プログラミングが就活に役立つか気になる就活生は多いでしょう。プログラミングスキルは就職活動でアピールできる技能の一つです。
新卒の場合はプログラミングができなくてもIT系の企業に就職できますが、スキルがあれば就活を有利に進められます。
この記事では、プログラミングスキルを活かせる仕事や就職先などをまとめました。プログラミング未経験者が学ぶべき言語や学習方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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1. プログラミングができると就職に有利になる4つの理由
IT業界の人手不足に伴い、プログラミングができると就職に有利になるといわれます。はじめに、プログラミングスキルが有利に働く理由を4つ解説するので、これから学ぼうか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
IT業界は人手不足で求人が多い
IT業界は人手不足のため求人数が多く、プログラミングスキルを持っている人は就職に有利といえるでしょう。
近年、世界的なIT活用の広がりにより、IT人材の需要が拡大しています。経済産業省による「IT人材需給に関する調査(概要)(2p)」では、2018年時点でのIT人材の不足数は22万人に及び、2030年の不足数は最大で79万人に達するという試算結果でした。
このようなデータを踏まえると、IT業界における技術者の採用需要は今後も高いと予測されます。プログラミングができると就職のチャンスが広がるでしょう。
プログラミングスキルがある人材は需要が高い
プログラミングスキルがあれば教育コストを削減できるため、需要が高い傾向にあります。
新卒は基本的にポテンシャル採用のため、入社時にスキルを求めない企業が比較的多いです。しかし、プログラミングスキルを身につけた人材は入社後の教育コストが省けるという理由から、就職が有利になる可能性があります。
特に、即戦力を求めている企業にとって、研修にかかる時間や指導する社員のリソースを削減できる人材は貴重です。
また、プログラミングの基礎的な知識や技術があれば、「入社後の成長や貢献スピードが早そう」「比較的早い段階から責任のある仕事を任せられそう」などと捉えられ、就活に有利なポイントとなりえます。
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プログラミングスキルはIT業界以外でも役立つ
プログラミングスキルを身につければ、IT業界以外の企業に就職する際も役立つでしょう。プログラミングを学ぶ過程で身につく論理的な思考力は、あらゆる仕事で役立つ能力だからです。
また、プログラミングができると一定の業務を自動化するツールを自ら開発できるようになります。事務処理やルーティンワークの自動化は幅広い職場でニーズがあり、IT業界に限らず就職後にプログラミングスキルを活かせるでしょう。
なお、みずほ情報総研株式会社の「IT 人材需給に関する調査」では、ソフトウェアなどの開発を行うIT企業だけでなく、ITを活用する一般企業のシステム部に所属するIT人材の存在が示されています。
このデータから、あらゆる業界や企業でITスキルを持った人材が求められているといえるでしょう。IT業界以外でもプログラミングスキルを活かせる可能性が高く、就職にも有利となりえます。
プログラミングスキルがあれば転職しやすい
IT人材は長期的な需要が見込まれるため、専門スキルを磨くと市場価値がより高まり、転職しやすくなるでしょう。
プログラミング経験を積めば、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーなどへのキャリアアップを目指した転職も可能です。
また、IT業界に限らず、ITを活用する一般企業への転職も視野に入れられるため、職場選びの幅が広がります。
さらに、自分のライフスタイルの変化に合わせて、正社員だけでなくフリーランスといったキャリアも選びやすくなるでしょう。
プログラミングスキルを身につければ就職に有利なのはもちろん、働き方も選びやすいので学習しておくのがおすすめです。
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2. プログラマーとは?
プログラマーとは、プログラミング言語を使って、さまざまなシステムを構築する役割を担います。
プログラミングを学習した経験は幅広い就職先で役立ちますが、プログラミングの能力を活かせる代表的な仕事として挙げられるのがプログラマーです。
ここでは、プログラマーの仕事内容と新卒が未経験から目指せる可能性について解説します。
プログラマーの仕事内容
プログラマーの仕事は、システムエンジニアが作った設計書に基づき、プログラミング言語を用いてさまざまなシステムを構築することです。
一般的に、システムエンジニアが顧客との対話を通して、顧客のニーズを満たす設計を行います。システムエンジニアが作った設計書に従ってコードを書き、システムを実装するのがプログラマーの役割です。
業務は社内システムの構築や管理、外部サービスやアプリの開発など、さまざまな種類があります。
また、システムが完成した後は、意図したとおりに動作するかテストし、問題があれば修正するのもプログラマーの仕事です。
プログラマーは未経験から目指せる?
プログラマーに必要な資格はなく、未経験からでも目指せます。また、理系だけでなく文系出身のプログラマーも多く、意欲があれば文系でも就職できる職種です。
ただし、IT業界は技術のトレンドの移り変わりが早く、プログラマーとして活躍し続けるには常に勉強する姿勢が欠かせません。新しい情報をキャッチアップするのが好きな人は、プログラマーに向いているでしょう。
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3. 【必見】新卒の就活で役立つプログラミング言語8選
ここでは、プログラミング未経験の新卒におすすめの言語と、需要が高まっている言語をそれぞれ4つ紹介します。
新卒・未経験におすすめのプログラミング言語4選
まずは、初めてプログラミング言語に触れる人が学びやすい言語をまとめました。
Ruby
Rubyは、Web開発のサーバーサイドで多用されている言語です。文法が分かりやすい言語で、プログラミング未経験者向けでもあります。
初学者向けのプログラミングスクールでもRubyを採用している場合が多く、学習しやすい言語の一つです。
関連記事:学生向けRubyの入門方法!環境構築や基本構文を紹介
JavaScript
JavaScriptは、Web開発において、フロントエンド開発と呼ばれるブラウザ画面の制御などで使用されている言語です。JavaScriptを使うことでWebページに動きをつけたり、スライドショーを実装したりできます。
Web開発において必要不可欠な言語として、非常に高いニーズがあるのが特徴です。また、習得難易度も比較的低いことから、新卒でWeb系エンジニアへの就職を目指す人に適した言語といえるでしょう。
関連記事:JavaScriptとは?できることや将来性・勉強方法を解説
C#
C#とは、マイクロソフト社がC++を元に開発した言語で、Webアプリの開発やスマホアプリの開発を中心に使われるのが特徴です。
C#はゲーム開発プラットフォームUnityでも使用されており、ゲーム業界の拡大に伴い堅調な需要が続いています。ゲームプログラマーとしての就職を考えている方は習得するとよいでしょう。
SQL
SQLは正確にはプログラミング言語ではありませんが、データベースとのやり取りで使われるデータベース言語です。
データベース連携はほとんどのシステムで必須であることから、プログラマーを目指す人が習得しておきたいスキルの1つといえます。Rubyなどのサーバーサイド開発で使われる言語と合わせて学習するとよいでしょう。
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需要の高い主要なプログラミング言語4選
次に、現在需要が高まっている主要なプログラミング言語を紹介します。
PHP
PHPはWebサイトのサーバーサイド開発などでよく使われる言語です。PHPを扱うプログラマー人口は多く、幅広い分野の開発で使われています。
ブログなどを作成する著名なソフトウェアであるWordPressやWikipediaなども、PHPで構築されているWebサイトの一例です。プログラミング未経験者でも、PHPを使えば比較的容易にWeb開発を行えるでしょう。
関連記事:PHPとは?HTMLとの違いや学生が学習するメリットを解説
Java
Javaは人事システムや会計システムなど、企業の根幹を支える業務システムの開発に多く使われている言語です。
セキュリティの高さからさまざまな企業のシステム開発で使われており、今後も堅調な需要が続くと考えられます。
関連記事:学生向け|Javaとは?就職で役立つ特徴や活用事例をチェック
C++
C++は1972年に開発されたプログラミング言語で、本章で紹介する言語の中では最も歴史があります。
C言語の強化版で互換性があり、C言語自体も含まれるのが特徴です。Java同様に業務システムの開発など、比較的大規模なシステム開発で使われています。
業務システムなどの信頼性を求められるシステム構築で用いられることが多いです。
Python
Pythonは人工知能や機械学習に強く、近年注目されている言語です。Webアプリケーションやサーバーアプリケーションの開発などにも使われ、汎用性の高さも評価されています。
文法が簡単なことから、初心者にも学びやすい言語とされているのもポイントです。最初に学習するプログラミング言語としても最適でしょう。
プログラミング言語の選び方
就職活動を視野に入れてプログラム言語を学ぶ場合、ゲーム開発や業務システム開発など、自分が就職後に何をしたいかを考えて学習する内容を決めるとよいでしょう。
また、言語によって習得の難易度が異なるため、就活までにマスターできるかも考慮する必要があります。
プログラミング言語の特徴と自分の状況を踏まえて、何を学習するか判断しましょう。
関連記事:学生におすすめのプログラミング言語とは?選び方や習得法を詳しく解説!
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4. プログラマーに向いている人の特徴5つ
ここでは、プログラマーに向いている人の特徴を5つ紹介します。
好奇心が旺盛で学習意欲のある人
好奇心が旺盛で、何事も学習する意欲のある人はプログラマーに向いているといえるでしょう。
IT業界は技術革新が激しいため、能動的に新しい情報を取り入れたり、自分の得意なプログラミング言語以外の言語も学習したりするなど、好奇心を持って学び続けられることが大切です。
妥協せず最後まで取り組める人
プログラマーに向いている人の特徴として、妥協せず最後まで物事に取り組める人も挙げられます。
プログラムは構築して終わりではなく、エラーやバグが出れば正常に動くまで繰り返し修正が必要です。修正すべき箇所がすぐに見つからない場合は、粘り強く取り組まなければなりません。
そのため、困難な状況でも途中で投げ出さない人は、プログラマーの仕事をこなせる資質があるといえます。
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論理的な思考力を持っている人
論理的な思考力を持っている人もプログラマーに向いています。
システムの構築やエラーの原因・修正すべき箇所を見つけ、コンピュータに正確に指示するためには論理的な思考が欠かせません。
プログラムを構築する目的に基づき、順序立てたコンピュータへの指示が必要です。また、エラーや修正の原因を見つける際も、どのコードと紐づいているかなどを論理的に解明していきます。
そのため、論理的に物事を考えられる人は、プログラマーとして能力を発揮できるでしょう。
柔軟に物事を進められる人
プログラマーは、柔軟に物事を進められる人も向いています。
システムのエラーを防いだり、バグが発生した際に原因を見つけたりするためには、多角的な視点で柔軟に対象を見ることが大切です。
「絶対この部分はミスしていない」と囚われていては、原因の発見が困難になってしまいます。そのため、あらゆる可能性を考え柔軟に対応できる人は、プログラマーの適性があるでしょう。
コツコツした作業やものづくりが好きな人
コツコツした作業や工夫しながらものづくりをするのが好きな人も、プログラマーに向いているといえます。
プログラムの構築は、目的を達成するためにコツコツと積み上げ、システムを作り上げる作業です。そのため、集中してコツコツ取り組める人はプログラマーの資質があるでしょう。
また、「どうすれば使い勝手のよいコーディングができるか」「この部分を変えると動作はどうなるのか」など、プログラムの実装にあたり工夫しながら取り組める人も、プログラマーとして能力を活かすことができると考えられます。
これらの特徴を持っているかは、プログラマーとして仕事をする上で大切なポイントです。しかし、仕事をするうちに能力が身につく可能性もあります。
そのため、「この特徴を持っていない」と感じても悲観せず、今できることに取り組んでいきましょう。
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5. 就職に有利になるプログラミングスキルのレベルとは?
ここでは、就職活動で必要なプログラミングスキルのレベルや具体的な学習の方法を解説します。
就職する際に必要なプログラミングのレベル
基本的に、就職時に必要とされるプログラミングスキルはそれほど高くありません。IT業界は人材が不足していることもあり、将来性に期待してプログラミング未経験者をポテンシャル採用し、育成していく方針の企業が多いからです。
ただし、Web系などの一部の企業では、新卒の時点で即戦力に近いプログラミングスキルを持つ学生を採用する傾向があります。
基礎的なプログラミングスキルや周辺知識を身につけておくと、就職活動をスムーズに進められるでしょう。
なお、プログラミング言語の種類やコンピュータの仕組み、データベースの基礎などを学習しておくのがおすすめです。
独学で学んだプログラミングスキルは就職に役立つ?
プログラミングは独学でも学べ、就職にも役立つ可能性があります。しかし、全くの未経験者が独学で学ぶのは難易度が高いでしょう。
独学には、「エラーが発生した際に原因が分からず挫折しやすい」「一緒に学ぶ仲間がいないのでモチベーションが保ちにくい」などのデメリットがあります。
そのため、就職に有利になるスキルを身につけたいならプログラミングスクールに通うのがおすすめです。プログラミングスクールでは、疑問点を講師に直接確認でき、効率的に知識を習得できます。
プログラミングスクールなら就職支援も受けられる
就職のためにプログラミングを学ぶ場合は、就職支援を行っているスクールに通うとよいでしょう。就職支援を行うスクールでは、面接対策などの指導も受けられ就職活動全般の対策が可能です。
大学生向けプログラミングスクールのレバテックカレッジでは、3ヶ月でオリジナルアプリケーションを作れるカリキュラムを提供するとともに、就職に向けた支援を行っています。
プログラミング未経験の人や、スキルに不安がある人の受講も歓迎しているので、ぜひ利用をご検討ください。
新卒が就職時に求められるプログラミングスキルは高くないため、独学でも一定の有用性はありますが、スクールに通うと即戦力になれる技術を学べたり、安心して就活を進められたりするでしょう。
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6. 就職に向けて資格を取得する4つのメリット
ここでは、プログラマーとしての就職に向けて資格を取得するメリットを4つ解説します。
プログラマーやエンジニアにとって、資格の取得は必須ではありません。しかし、資格取得にはさまざまなメリットがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
明確な目標ができる
資格の取得を目標にすれば、学習する目的が明確になり、モチベーション維持につながるでしょう。
プログラミングは学習してもすぐに身につく技術ではないため、途中で挫折しやすいとされています。
また、プログラミングを無計画に学ぼうとすると、「この知識は何の役に立つのか」と分からなくなってしまう恐れがあるので注意してください。
資格取得の際は、試験の範囲内の知識に絞って学習すれば、全体像を踏まえたうえで計画的に進められ、挫折しにくくなるでしょう。
プログラミングを体系的に学べる
プログラミング資格取得に向けた学習は必要なスキルを体系的に習得できます。そのため、プログラマーやエンジニアの基礎知識が幅広く身につくでしょう。
ただし、独学での学習では、苦手な分野を疎かにしたり得意分野に力を入れたりするなど、学習方法によって知識が偏る可能性があります。
資格取得のためにバランスよく知識を吸収すれば、企業から重宝される人材として就職を有利に進められるでしょう。
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就活でアピールできる
プログラミング関連の資格を取得していると、就職や転職の際にアピールできる強みとなります。
先にも述べたように、プログラマーやエンジニアとして働くために、プログラミング関連の資格は必須ではなく、資格があるからといって選考を通過できるとも限りません。
しかし、資格を取得していれば、一定の知識や技術を持つことの証明になります。そのため、資格を有していない場合と比べると、就職や転職で有利になる確率が高いです。
さらに、特定のプログラミング言語に関連した資格を有している場合は、入社後にそれを踏まえたプロジェクトに配属される可能性もあるでしょう。
自分の取り組みたい仕事をアピールするためにも、資格は有効と考えられます。
学習意欲を示せる
資格を取得していれば、学習意欲の高さを示せます。
プログラミング関連の資格を取得するためには、合格に向けた学習が必要です。広範囲の知識と技術が求められるので、労力を費やして努力しなければ合格は難しいでしょう。
そのため、「高い学習意欲や向上心を持っている」という評価につながる可能性があります。
新卒の就職選考では、現在の技術力よりも、学習に対する意欲や向上心、人間性を重視する傾向が強いです。よって、資格取得に向けて努力したというエピソードは有利に働く可能性が高いでしょう。
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7. 就職に有利なおすすめのプログラミング関連資格7選
ここからは、就職が有利になるおすすめのプログラミング関連の資格を7つ紹介します。プログラミング関連の資格は種類が多いため、参考にして自分に必要なものを選びましょう。
情報処理技術者試験
情報処理技術者試験は、プログラミングに特化しているわけではないものの、ITに関する一定の知識や技術を証明できる内容になっています。
エンジニアからITシステムの利用者まで幅広く受験でき、国家資格のため信頼性が高い資格です。
なお、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの種類があります。プログラマーを目指すなら、まずは基本情報技術者試験をクリアするとよいでしょう。
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験は、PHP技術者認定機構が提供している民間資格です。PHPを学習している学生やプログラマー1年目や2年目の人におすすめな「初級」と、実用的なプログラミングスキルを持っている人向けの「上級」に分かれています。
また、PHP認定ウィザードとは、PHP技術者認定試験における最上位資格があるのも特徴です。
上級試験で90点以上取得し、PHP認定ウィザードに関する所信表明や将来の夢、PHPコミュニティ活動などに関する文章(テキスト500字程度)を提出すると「ウィザード」を取得できます。
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Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、Ruby Associationが提供している民間資格です。
基本的な知識や技能を学習する学生におすすめの「Silver」と、Rubyのシステム設計や開発、運用するエンジニア向けの「Gold」に分かれています。問題数は50問で、すべて選択式です。
C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は民間資格であり、サーティファイ情報処理能力認定委員会が提供しています。C言語のプログラミング能力を認定する試験です。
プログラミングを学びたい方におすすめの「3級」、プログラミングの経験がある方向けの「2級」、現役のプログラマーレベルの「1級」に分かれています。試験はWebテスト形式で実施されます。
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Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が提供している民間資格です。
難易度に応じて、Javaの初心者におすすめの「3級」、簡単なプログラムが組める方向けの「2級」、プログラマーやエンジニア向けの「1級」に分かれています。
1級の試験のみ実技形式で行われ、2・3級はテスト形式で実施されるのが特徴です。
Python 3 エンジニア認定基礎試験
Python 3 エンジニア認定基礎試験は民間資格であり、Pythonエンジニア育成推進協会が運用しています。
Python初心者を対象とし、AIや機械学習などの分野で使用される、Pythonの基礎文法の知識を問う内容の試験です。
ORACLE MASTER
ORACLE MASTERは日本オラクル社が提供しています。データベースの管理・運用やSQLの習熟度などが問われる民間資格です。
難易度に応じて「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の、4つのグレードに分かれており、「Silver」以上のグレードは世界基準とみなされています。
自分がどのような業務に携わりたいかによって取得するべき資格が変わるので、なりたいプログラマー像をイメージした上で選択するのがおすすめです。
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8. プログラミングスキルが活かせる就職先
ここでは、プログラミングスキルを活かせる代表的な企業の種類をまとめました。
システム開発会社
システム開発会社では、主に業務系システムの開発を行います。
業務用システムは、大型のコンピューターで構築を行う汎用系システムと、小型のコンピューターで構築するオープン系システムに分かれるのが特徴です。ポイントとして、それぞれ主に使うプログラム言語が異なります。
膨大な情報を高速で処理する汎用系システムは金融機関や通信会社の基幹システムに使われる場合が多いです。一方、オープン系システムは中小企業のシステムに使われる場合が多い傾向にあります。
関連記事:SIerとは?独立系、メーカー系などの種類をわかりやすく解説
SES企業
SESとは、「System(システム)、Engineering(エンジニアリング)、Service(サービス)」の頭文字を取った略語です。SES企業とは、クライアントにエンジニアを派遣し、技術支援をする企業を指します。
自社の開発センターで受託開発したり、クライアントの企業に常駐して業務を行ったり、リモートで勤務する場合など、さまざまな勤務形態があるのも特徴です。
SES企業では、多様なプロジェクトに携われるため、幅広い業務・プログラミング言語を経験できるのがメリットといえます。
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Web制作会社
Web制作会社は、Webサイトの制作やリニューアルなどを行う企業です。
開発するサイトは、ECサイトや予約サイト、データベース検索サイトなどが挙げられます。Web制作会社のプログラマーは、WebデザイナーやWebディレクターと連携しながら仕事を進めるのが一般的です。
ソフトウェア会社
コンピューターを動作させるためのソフトウェアを開発する企業が該当します。法人向けの経営管理ソフトや勤怠管理ソフト、個人向けのオフィスソフトなど、企業によって多種多様なソフトウェアを開発しているのが特徴です。
また、ソフトウェア会社で行う開発の種類は、顧客の依頼を受けて個別にソフトを開発する「受託開発」と、多数のユーザーに向けて市販用のソフトウェアを開発する「パッケージ開発」の2種類があります。
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ゲーム会社
ゲーム会社には、以下のような会社があります。
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・家庭用ゲーム機のソフトを制作する会社
・スマートフォン向けのゲームアプリを制作する会社
・オンライン用ゲームを制作する会社
ゲーム会社は、有名タイトルを手掛ける大手企業からベンチャー企業まで幅広い企業があるのが特徴です。大手ゲーム会社の依頼を受けて受託開発を行う企業もあれば、自社で独自のゲームを開発する会社もあります。
ITコンサルティング会社
ITコンサルティング会社とは、クライアント企業の経営課題や問題に対し、アドバイスやシステム導入支援を行う企業です。
クライアントの課題を解決するために、問題の原因の調査や解決策の提案、システムの導入提案など、一貫したサービスを提供します。
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IT業界以外の企業
IT専門の企業だけではなく、ITを活用した製品・サービスを扱う企業でもプログラマーが求められています。
たとえば、自動車メーカーや家電メーカーでは、製品を動作させるシステムの構築が必要なため、プログラマーが活躍しやすいでしょう。
ほかにも、運送業や小売業、流通業など業務にコンピュータを導入している企業も就職先の候補となります。
フリーランスになる道もある
新卒で就職して一定の経験を積んだら、プログラマーやITエンジニアとして独立する道もあるでしょう。
フリーランスには、「自分で営業を行い案件を獲得しなければならない」「状況によっては収入が安定しない」といった苦労があります。一方で、自由な働き方ができたり、実力次第で高収入を狙えたりするのは大きな魅力です。
これら以外にもプログラミングスキルを活かせる会社はあるので、自分に合った働き方ができる企業を探してみてください。
関連記事:プログラミングスキルを活かせる仕事16選!平均年収や就職先の探し方も解説
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9. プログラマーの年収・キャリアパス
最後に、プログラマーとして就職した際に想定される年収とキャリアパスを解説します。
プログラマーの年収
プログラマーの年収は、プロジェクトマネージャーやシステムエンジニアなどほかのITエンジニア全体の年収平均と比べると低い傾向にあります。
しかし、国税庁が発表している「令和3年分民間給与実態統計調査(39p)」によると、令和3年における情報通信業の平均年収は582万円であり、全体平均の380万円より約200万円高い結果でした。
いくつものプログラミング言語のスキルを持ち、かつAI開発などの高度なスキルと経験を有していると、1,000万円を超える年収で採用される可能性もあります。
新卒では高収入は難しくても、努力を続ければ将来的に高収入も期待できるでしょう。
プログラマーのキャリアパス
プログラマーのキャリアパス先としては、システムエンジニアが一般的です。設計などの上流工程のスキルを習得して実務経験を積めば、キャリアアップが実現するでしょう。
さらに、システムエンジニアになった後は、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントを目指す道があります。
最初はスキルがなくても、スキルアップを積み重ね専門性を磨いていけば、自分のキャリアの可能性が広がり、高収入にもつながりやすいでしょう。
関連記事:IT業界の代表的な18の職種を一挙に紹介!仕事内容や年収目安も解説
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10. まとめ
プログラミングスキルがあると、新卒の就職に有利になる可能性が高いといえるでしょう。
プログラマーはプログラミングスキルを活かせる代表的な職種で、新卒の場合はプログラミング未経験から目指せます。これからプログラミング言語の学習を始めるなら、初心者向けの学びやすい言語や、需要が高い言語を選ぶのがおすすめです。
なお、プログラミングは独学でも学べますが、スクールを利用すると就職でアピールできるスキルがより確実に身につくでしょう。
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