学生におすすめのプログラミング言語とは?選び方や習得法を詳しく解説!

学生におすすめのプログラミング言語とは?選び方や習得法を詳しく解説!
社会や企業で急速にIT化が進む中、ITエンジニアの需要はますます高まっています。ITエンジニアを目指すなら、学生のうちにプログラミングを学んでおくと就職時に有利です。とはいえ、数あるプログラミング言語の中から何を学べばいいのかわからない、という方も多いでしょう。 この記事では、これからプログラミングを学ぶ方におすすめの言語や選び方、習得方法などについて解説します。ぜひご一読ください。

1. プログラミング言語とは

プログラミング言語とは、コンピューターに命令するための言葉です。人間同士の意思疎通のために共通の言語が必要なように、コンピューターを動かすためには、プログラミング言語が必要となります。プログラミング言語を使用すれば、Webサイトやアプリケーション、ゲームなど、さまざまなシステムやサービスを作ることが可能です。

プログラミング言語は200種類以上あるといわれており、コンピューターの種類や作成するプログラムによって使用言語は変わります。身に付けたプログラミング言語の種類により、活躍できる分野や職種が変わってくるため、自分の方向性を明確にしたうえで、習得する言語を選ぶのがおすすめです。

2. 学生にプログラミング言語の学習をおすすめする理由

次に、学生にプログラミング言語の学習をおすすめする理由について解説します。

就活時や就職後のキャリアアップに役立つ

就活時だけでなく就活後のキャリアアップに役立つことが、学生にプログラミング言語の学習をおすすめする理由の1つです。新卒の場合、基本的にはポテンシャル採用ですが、就職選考の時点で入社後に活かせるスキルや知識を持っていれば、プラス評価につながります。ITエンジニアにとって、プログラミングスキルは必要不可欠。学生のうちにスキルを身に付けておけば、就活で大きなアピールになるでしょう。入社後も、業務をスムーズに進めることができ、キャリアアップしやすくなります。

プログラミングスキルは今後も需要が続く

プログラミングスキルを持つIT人材の需要の高さも、学生に言語の習得をおすすめする理由の一つです。経済産業省の「システムガバナンスの在り方に関する検討会」p14によると、日本では絶対数としてIT人材が不足しており、2030年には約58万人ものIT人材が不足すると予測されています。そのため、近年はIT人材を積極的に採用しようという企業が急速に増加。今後もIT人材の需要は高まり続けると見込まれています。

ポテンシャル重視の採用が多い新卒の就職選考でも、プログラミングスキルがある人材を求める傾向があるため、学習時間を確保しやすい学生のうちにプログラミング言語を身に付ければ、就活を有利に進めることができるでしょう。入社後もスキルを磨き、市場価値の高いIT人材となれば、将来の選択肢を大きく広げることができます。

文系学生でも就職可能

学生のうちにプログラミング言語を習得すれば、文系学生でもITエンジニアとして就職を目指すことができます。ITエンジニアと聞くと、情報系や理系のイメージを持つ方が多いかもしれませんが、専攻にとらわれず、文系出身者であっても採用したいと考えている企業はたくさんあります。なぜなら、ITエンジニアは高いコミュニケーション能力が必要とされる場面が多いからです。たとえば、クライアントとじっくり話し合いニーズを聞き出す作業や、メンバーとともにプロジェクトを円滑に進めていく作業など、文系出身者にも向いている工程が数多くあります。

また、プログラミングスキルは文系でも大きなハンデなく十分に習得が可能です。実際に、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)社会基盤センター発行の「IT人材白書2020」p190では、現在活躍するIT人材の中で最終学歴の専攻分野がIT・情報系の人の割合はわずか36%と報告されています。そのため、文系出身者も学生のうちにプログラミング言語を身に付けるのがおすすめです。

関連記事:文系からIT技術職は目指せるのか?就職前に考える・やるべきこと

3. プログラミング言語を学習する前におすすめの準備

ここでは、プログラミング言語を学習する前におすすめの準備を紹介します。

学ぶ目的を明確にする

プログラミング言語を学ぶ前に、学ぶ目的を明確にしましょう。なぜなら、先述したとおり、プログラミング言語は、習得した種類により活躍できる分野や職種が変わるからです。そのため、まずは「プログラミング言語を習得して何をしたいのか」をはっきりとさせたうえで、言語を選択する必要があるでしょう。また、職種や分野のほかにも、企業によっても求められるプログラミング言語が変わるので、学ぶ目的とともに就職したい企業についても考えることをおすすめします。

基本的な知識を身に付ける

プログラミング言語を学習する前に、基本的な知識を身に付けておくことをおすすめします。基本的な知識とは、ソフトウェアのインストール・アンインストールやパソコンの機能、操作法、キーボードのショートカットキーといった基礎的なコンピューターリテラシーのことです。これらはプログラミングを学ぶ際には最低限必要なもの。基本的な知識を理解していないと思うように学習を進められず、挫折してしまう可能性が高くなってしまいます。プログラミング言語を効率的に学ぶためにも役立つので、事前にしっかりと身に付けておきましょう。

目標を決める

目標を定めることも、プログラミング言語の学習前におすすめの準備の一つです。プログラミング言語は簡単に身に付くものではありません。一定レベルのスキルを習得するには、最低でも約200~300時間以上、現場で活躍するITエンジニアのレベルまで身に付けるには約600~1000時間ほどの勉強が必要といわれています。継続的に学び、言語を習得するために、明確な目標を定めましょう。目標を定めることでモチベーションを維持しやすくなり、学習途中での挫折を防ぐこともできます。

4. プログラミング言語のおすすめの選び方

ここでは、プログラミング言語のおすすめの選び方について解説します。

学びやすさで選ぶ

プログラミング言語は学びやすさで選ぶのがおすすめです。プログラミング言語には多くの種類があり、特徴や習得難易度は種類によりさまざま。なかには、構文が複雑だったり、プログラミング特有の考え方を理解していないと習得が難しかったりするなど、初心者の学習には適さない言語もあります。初めてプログラミング言語を学ぶ方は、まずは難易度が低いとされる言語や環境構築の必要がない言語などを選ぶと良いでしょう。

求人の多さで選ぶ

求人の多さに注目して、習得する言語を選ぶのもおすすめです。プログラミング言語は200種類以上あると先述しましたが、そのなかでも実際に使用されているのは10%程度といわれており、使用頻度が高く、企業からの需要が高い言語となるとさらに種類は絞られます。そういった言語を選び、学生のうちに習得すれば、就活で有利になるだけでなく、将来の選択肢を広げることもできるでしょう。

言語ごとの求人数は、Webサイト上にある情報のほか、IT人材に特化した求人サイトで掲載求人をプログラミング言語の種類で絞り、検索すれば知ることができます。

汎用性の高さで選ぶ

汎用性の高さを判断基準として、プログラミング言語を選ぶのも良いでしょう。言語のなかには、用途が限定される言語や、幅広い分野・用途で使用できる言語もあります。明確な目標が決まっていない方や幅広い分野で活躍できるITエンジニアを目指したい方は、使用用途が限定されない汎用性の高い言語を選び習得するのがおすすめです。

自分が目指す方向性とのマッチ度で選ぶ

自分が作りたいものや目指すITエンジニア像が明確に決まっている場合は、自分の方向性とマッチするプログラミング言語を選ぶのがおすすめです。具体例を以下で紹介します。

Webサイトを制作したい

Webサイト制作では、Webブラウザ上でユーザーが見ることができる部分を作る言語が使われます。サイトのベースを作る「HTML」と「CSS」に合わせて、サイトの動的な表現ができる「JavaScript」を習得すると良いでしょう。

スマートフォンアプリを開発したい

スマートフォンのアプリ開発では、OSによって対応する言語が異なり、iOSアプリ開発には「Swift」がメインとして使われ、Androidの場合は主に「Kotlin」や「Java」が使用されています。これらのプログラミング言語を習得するとスマートフォンアプリ開発に携わるITエンジニアとして活躍できるでしょう。

サーバーサイドシステムを開発したい

サーバーサイドシステムでは、「Ruby」や「PHP」などがよく使用されています。そのほかにも多数のプログラミング言語で開発することが可能ですが、まずは使用頻度が高く、比較的学びやすいとされている「Ruby」「PHP」を習得するのがおすすめです。

AI/機械学習を開発したい

近年、急激に市場が拡大しているAI開発や機械学習では、「Python」や「R言語」がよく使用されます。なかでもPythonは、「AI開発といえばPython」といわれるほどメジャーな言語です。シンプルな記述で動作することから、AI/機械学習に興味のある初心者におすすめのプログラミング言語といえるでしょう。

上記のとおり、プログラミング言語は種類ごとにできることや使用される分野が異なります。そのため、自身が目指す職種や活躍したい分野に合う最適な言語を選ぶのがおすすめです。

年収相場で選ぶ

年収相場でプログラミング言語を選ぶのも一つの方法です。ITエンジニアの年収は、経験年数や知識量だけでなく、使える言語によっても変わります。レバテックキャリアに掲載されている募集情報をもとに算出した主なプログラミング言語の平均年収の相場は以下のとおりです。

・Python:約400~850万円
・PHP:約350~650万円
・C#:約350~650万円
・Java:約300~700万円
・Ruby:約300~650万円

上記は、システムエンジニアやプログラマーなどを含めたITエンジニアとしての言語別年収相場です。職種やスキルの高さによっては、将来的には1,000万円を超える高い年収を得られる可能性もあります。言語ごとに異なる年収相場を意識して、プログラミング言語を選ぶのもおすすめです。

トレンドや将来性で選ぶ

トレンドや将来性からプログラミング言語を選ぶのもおすすめです。たとえば、AI、データサイエンスの開発に使用されるPythonはトレンド・将来性の両面で注目を集める言語の一つ。プログラミング言語は、常に新しいものが生まれては廃れていくという状況が続いていますが、社会のニーズやトレンドとマッチし、現時点だけでなく将来的にも需要が見込まれる言語を習得すれば、案件が豊富で仕事に困ることはないでしょう。当然、企業からの需要も高いため、就活も有利に進められます。

5. 初心者におすすめのプログラミング言語12選

ここでは初心者におすすめの12種類のプログラミング言語を紹介します。

Python

Pythonは、Webアプリケーション開発からAI、機械学習、データサイエンスまで幅広い分野で使用されている世界的に高い人気を誇るプログラミング言語です。近年では、YouTubeやInstagram、Facebookなどのサービスにも使用されてきました。最先端技術であるAIや機械学習の活用が急速に広まっていることから、Pythonを使えるITエンジニアの需要は高まっており、この需要は今後もますます増加すると見られています。Pythonの難易度は中級レベルとされていますが、文法がシンプルで読み書きしやすいので、初心者でも十分に習得可能な言語といえるでしょう。Pythonは、ビッグデータ解析の際に使用されることもあるため、マーケティング関連の仕事に興味がある方にもおすすめの言語です。

関連記事:【学生向け】Pythonは何ができるの?就活には有利になる?

JavaScript

Webサイトに動きをつけるJavaScriptは、Webサイト制作には欠かせない言語です。JavaScriptだけでも開発を行えるようになっており、汎用性が高いため、習得しておいて損はしないでしょう。JavaScriptは、少ない命令でプログラムを実装できるという特徴があります。また、Chromeなどのブラウザとメモ帳などのテキストエディタさえあれば動作確認ができるので、開発環境を構築する必要がありません。学習を始めやすく、習得難易度も低いとされているため、プログラミング初心者におすすめの言語です。

Ruby

Rubyは、ECサイトやSNSの構築、Webアプリケーションの開発などに用いられるプログラミング言語です。ほかの言語に比べ、処理速度がやや遅いため大規模開発には向きませんが、柔軟性があり汎用性が高いという特徴から需要が高く、Web系システムの開発において幅広く使用されています。
Rubyは日本生まれの言語なので、参考書やWeb上にある情報も日本語のものが多く、スムーズに学習を進めることができるでしょう。習得難易度は比較的低いとされており、文法がわかりやすく直感的に理解できるため、初心者が最初に学ぶプログラミング言語としておすすめです。

関連記事:学生向け|Rubyとは?メリットや使われている業界などを解説

Java

常にトップの求人数をキープしているJavaは、OSに依存せず、業務系システムやWebアプリケーション、Androidアプリ開発などが可能な汎用性が非常に高い言語です。名前からJavaScriptと似ているため混合されやすいですが、全くの別物なので注意しましょう。
Javaを学習するには、オブジェクト指向というプログラミングにおける独特の概念を理解しなければいけないため、難易度は決して低くありません。ですが、習得することができれば、ほかの言語の学習もスムーズに進めることができるほど高いプログラミングスキルを身に付けられるおすすめの言語です。

関連記事:学生向けjava入門|特徴や学習方法などを徹底解説

Swift

2014年に開発された、Apple製品向けのアプリ開発を行うSwift。まだまだ新しい言語のため情報が少なく、難易度は少し高いかもしれませんが、Webアプリケーションの開発もできるようになったため、これからの需要と年収の向上が期待できる言語です。コードがシンプルでエラーにも対処しやすく、その点に関しては初心者におすすめです。

関連記事:学生向けのSwift入門!環境構築からプログラムを実行してみよう

Go

2009年にGoogle社が開発したGoは、アプリケーションやCLIの開発、Webサーバーの構築に使用される言語で、安定性の高さとシンプルに記述できるという特徴があります。習得難易度は中程度とされていますが、オブジェクト指向ではないため、初心者でも理解しやすく学びやすいでしょう。
Goを使用できるITエンジニアの求人数はまだまだ少ないのが現状ですが、平均年収が高い言語として注目されており、将来性の高いおすすめの言語といえるでしょう。

関連記事:Go言語とはどんなプログラミング言語?活かせる職種も解説

C#

C#は、C言語をベースとしてMicrosoft社が開発したプログラミング言語です。Webアプリケーションやスマートフォンアプリの開発のほか、VR・MRやゲームの開発など、幅広い分野に対応でき、求人数が豊富な点が特徴。先述したJavaと同様に、C#の習得にはオブジェクト志向というプログラミング特有の概念の理解が必要となるため、難易度はやや高めです。しかし、C#は利用用途が限定されず汎用的に使えるため需要が高く、将来性のある言語といえます。習得価値が高い言語として初心者にもおすすめです。

TypeScript

2014年ごろにMicrosoftによって開発されたTypeScriptは、JavaScriptを拡張して作られたオープンソースのプログラミング言語です。基本的な使用用途はJavaScriptと同様で、Webサイト制作やアプリケーション開発などに使われます。TypeScriptは、JavaScriptと比べ、コードが短く読みやすい点や動作が早い点が特徴です。また、大規模開発にも耐えうる仕様で設計されており、Google社内で標準開発言語として承認されています。

世界的に注目度が高く、国内でもこれから広く普及していくと見込まれる将来性の高い言語ですが、構造が難しく、日本語の学習教材もまだ少ないため、習得のハードルはやや高めです。しかし、今後はJavaScriptを使用するエンジニアにはTypeScriptのスキルも必須で求められるようになるともいわれており、早いうちに習得をおすすめするプログラミング言語の一つです。

PHP

PHPは、Webページを動的に表示させたり、サーバーサイドでデータを扱った処理をしたりする際に用いられるプログラミング言語です。主に、WebサービスやWebアプリ開発に使用されますが、業務システムやゲーム開発に使われることもあります。PHPはコードがシンプルであることに加え、書いたプログラムをすぐに実行できるため動作確認がしやすい点が特徴です。習得難易度は低いとされており、学ぶ際に参考となる書籍や情報も豊富にあるため、プログラミング初心者にもおすすめの言語といえるでしょう。

関連記事:PHPとは?HTMLとの違いや学生が学習するメリットを解説

Kotlin

Kotlinは、Google社のAndroidアプリ開発言語として公式に認定されたプログラミング言語です。同じくAndroidアプリ開発に使用されるJavaをより簡潔にし、安全性を向上させることを念頭に作られ作られました。Javaとの互換性もあるため、Javaで開発されたAndroidアプリをKotlinで作り直すことも容易です。習得難易度はJavaと比べるとやや低めとされています。求人数はJavaの方が多いですが、近年はYahoo!やLINEでもKotlinを使った開発が行われるなど、需要は徐々に拡大傾向にあります。

Kotlinを習得すれば、Javaも学びやすくなるといわれているので、Androidアプリ開発に興味がある初心者は、まずはKotlinから身に付けるのも良いでしょう。また、KotlinはAndroidアプリ以外にも、Webサービスの開発にも使用できるので、どちらの開発もしたいという方にもおすすめのプログラミング言語です。

関連記事:学生向け | Kotlinとは?特徴とおすすめの勉強法を解説

C言語

C言語は、業務システムや組み込みシステムの開発などに使われるプログラミング言語です。プログラムの実行速度の速さや高い汎用性という特徴から、1972年に開発されて以来継続して高い需要がある言語で、今後もその需要は続くと見込まれています。C言語は「プログラミングの祖」といわれており、PHPやJava、Pythonなど多くの言語開発に影響を与えました。また、C言語を機能拡張した上位互換言語としてC++が生まれています。そのため、C言語を習得すれば、ほかの言語を学びやすくなります。高難易度とされていますが、習得価値の高いプログラミング言語としておすすめです。

R言語

R言語は、統計やデータ解析に特化したプログラミング言語です。統計学者によって開発された言語なので、極めて精度の高い実践的な統計解析ができるほか、データを分析を行いグラフなどに出力する機能にも優れている点が特徴です。R言語は、1995年の開発当初は研究や学術分野を中心に使用されていましたが、AIやビッグデータの利活用が一般化した近年は、データを扱うビジネスで幅広く使用されるようになりました。

プログラミング経験がない方には理解が難しいため、同様にAIや機械学習で使われるPythonと比べて習得難易度は高めです。しかし、R言語を扱える人材のニーズは今後ますます高まり、活躍の場も広がると予想されているため、データサイエンティストやデータエンジニアといった職種に興味のある方は学生のうちに習得しておくのがおすすめです。

関連記事:AIで注目を浴びるR言語とは?データサイエンティストを目指す学生必見!

6. 初心者におすすめのプログラミング言語習得法

ここでは、初心者におすすめのプログラミング言語の習得法を紹介します。

独学で習得する

初心者におすすめのプログラミング言語習得法として、独学があります。独学のメリットは、時間や場所を選ばずに自分のペースで学習できることです。また、市販されている書籍やWebサイト、アプリなどを利用して学ぶので、コストが低く抑えられる点も学生にとっては大きなメリットでしょう。さらに、独学で学習を進めるなかで、プログラミング言語スキルに加え、自ら調べて考え、行動するといったITエンジニアに必要不可欠な自走力も身に付けられます。

一方で、特に初心者の場合は、わからないことを質問できる相手がいない、調べても答えがみつからないなどの理由で挫折してしまう人が多いというデメリットも。また、書籍やアプリなどは、最新の情報を網羅していなかったり、習得できるスキルが基礎レベルであったりすることも少なくありません。基本的な知識やスキルだけでなく、業務でも通用するレベルのプログラミング言語を着実に身に付けたいという方には、プログラミングスクールでの習得も検討することをおすすめします。

プログラミングスクールに通う

初心者には、プログラミングスクールに通って言語を習得するという方法がおすすめです。スクールでは、わからないことがあればすぐに講師に質問できるほか、IT業界の最新の情報を取り入れたカリキュラムで実際の業務に役立つレベルのスキルを習得することができます。また、受講生に対して就職支援を行うスクールも多いようです。独学よりも高額な費用がかかるというデメリットはありますが、挫折しにくい環境が整えられており、一定期間で着実にプログラミング言語のスキルを身に付けることができるので、初心者にはプログラミングスクールでの言語習得をおすすめします。

レバテックでは、大学生・大学院生向けに月額29,800円(税込)でプログラミングを学べるレバテックカレッジを運営しています。現場で活躍するエンジニアが考案した「確実に成長できる」オリジナルカリキュラムで、未経験者でも3カ月でWebサービスの開発に必要なスキルを身に付けることが可能です。また、教室には成長するベンチャー企業のエンジニア内定者を中心としたメンターが常駐しており、わからないことをいつでも気軽に相談できます。さらに、オンラインでは、Zoomでの相談会を開催しているほか、Slack上でもメンターに質問することができます。リーズナブルな価格で、一生もののスキルを身に付けたい方におすすめのプログラミングスクールです。

7.プログラミング言語に加えて習得をおすすめするスキル

ここでは、プログラミング言語に加えて習得をおすすめするスキルについて解説します。

マネジメントスキル

プログラミング言語に加えて習得をおすすめするスキルとして、マネジメントスキルがあります。システムを開発したり、Webサイトを制作したりする際は、一人でなく複数人でチームを組むことが少なくありません。その中には必ずマネージャーといった立ち位置で、プロジェクトの進行やチームメンバーの管理を行うマネジメントスキルを持った人材が必要になります。

マネジメントスキルは学生生活のなかでも身に付けられる場が数多くあります。たとえば、学祭の模擬店や催し物、サークル活動などで、費用を予算内に収めたり、メンバーやスケジュールを管理したりする立場を経験すると良いでしょう。チームを管理し成功に導くマネジメントスキルが磨かれるはずです。

コミュニケーション能力

相手側の伝えたい内容を正確に把握し、自分の伝えたいことを相手に正確に伝えられるコミュニケーション能力もプログラミング言語に加えて習得をおすすめするスキルの一つです。エンジニアやプログラマーはひたすらコードを書くだけではなく、クライアントやチーム内でのコミュニケーションが必須となります。
コミュニケーション能力を磨くためには、日ごろから会話を増やすのはもちろん、積極的に自分の意見も伝えるように意識すると良いでしょう。

常に新しいことを学ぶ意欲・積極性

プログラミング言語に加えて、意欲的に新しいことを学ぶ姿勢も習慣づけておくと良いでしょう。ITの業界は、常に最新の情報が更新されていきます。市場価値の高いITエンジニアになるためには、プログラミングスキルを向上させるだけでなく、積極的に最新のITに関する知識を取り入れることも必要です。
学生のうちから、IT業界の情報や社会全体の動向、トレンドなどをチェックすることや、興味のあることは深堀りして自ら積極的に学ぶことを習慣づけることをおすすめします。

8. プログラミング言語を活かせる仕事のおすすめの探し方

最後に、プログラミング言語を活かせる仕事のおすすめの探し方を紹介します。

求人サイトで探す

プログラミング言語を活かせる仕事を探す方法として、求人サイトがあります。求人サイトを利用するメリットは、数多く掲載されている求人の内容を自分で見比べ、希望に合う企業を探せる点です。また、求人サイトによっては、プログラミング言語の種類別に求人情報を検索できるものもあります。そういったサイトを利用することで、自分のスキルとマッチする企業を見つけることができるでしょう。

一方で、求人サイトの掲載企業のなかには、いわゆるブラック企業が含まれていることもあるため、そういった見極める力が必要になります。また、求人サイトは、基本的に求人を検索することに特化しており、応募から先の面接日程の調整、選考対策といった支援までは行っていません。就活を一人で進めることに不安を感じる方には、第三者に相談できるプログラミングスクールや就職エージェントなども利用することをおすすめします。

プログラミングスクールで相談する

プログラミングスクールで相談して、習得した言語スキルを活かせる仕事を探すのもおすすめの方法です。先述したとおり、多くのスクールでは、業界の最新情報や就活支援の豊富なノウハウをもとに、受講生に就職サポートを行っています。また、横のつながりで企業へ紹介してもらえる場合もあるようです。自分が通っているスクールが就活サポートを行っているようであれば、利用すると有利に就活を進められるでしょう。これからプログラミングスクールで言語を習得することを考えている方は、スクールの就活サポートや卒業生の就職実績なども見て、スクール選びをすることをおすすめします。

 

就職エージェントを利用する

プログラミング言語を活かせる就職先を探す際には、就職エージェントを利用するのも有効です。就職エージェントでは、経験豊富な就活アドバイザーが、希望の条件や目指すキャリア、個人の特性などをヒアリングしたうえで、最適な企業を紹介してくれる点が大きなメリット。また、多くの就職エージェントでは、応募書類の準備や選考試験の対策、企業との連絡・調整などもサポートしてくれます。
なお、就職エージェントは数多くあり、それぞれに対象ユーザーや強みとする分野は異なる点に注意しましょう。プログラミング言語を活かせる就職先を探す場合は、新卒向け・IT人材の就職支援を強みとするエージェントを利用するのがおすすめです。

9. まとめ

プログラミング言語には、さまざまな種類があり、特性や習得難易度はそれぞれ異なります。そのため、自分が将来やりたい職種に適応する言語を理解したうえで、学習を進めることがおすすめです。一つでもプログラミング言語を身に付けられれば、その後、ほかの学習もしやすくなります。継続的に新しいことを学ぶ姿勢を持つことは、就職活動やその後のキャリア形成においても有利に働くでしょう。

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