【IT業界】早期選考に呼ばれる割合は?スキルに自信が無くても問題ない理由も解説

この記事では、早期選考のリアルをデータで示しながら、焦らなくて問題ない理由と、いまから何をすればいいのかを順番に確認していきます。読み終えるころには、自分にもできることがきっと見えてくるはずです。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
早期選考は、もはや多数派の動き
まず、早期選考がどれくらい一般的になっているのかを、データで見てみましょう。キャリタスの調査によると、27年卒の学生でインターンなどのプログラムに参加した学生は、全体の93.3%に上ります。そして、その参加者のうち85.4%が、参加後に「早期選考の案内」を受けています。この割合は前年の83.3%から2.1ポイント伸びており、早期化は年々進んでいます。
同じ調査では、大学3年生の1月1日時点で「本選考を受けた」と答えた学生が62.4%に上りました。前年の53.7%から大きく増えています。「内定を得た」という学生も34.6%おり、前年の27.9%を6.7ポイント上回りました。つまり、選考解禁のはるか前に、3人に1人がすでに内定を持っている計算になります。さらに、同じ調査で「早期選考を受けたい」と考える学生は67.8%と最も多く、早期選考はいまや就活の前提になりつつあります。
出典:1月1日時点の就職意識調査(キャリタス就活 学生モニター2027)|キャリタス就活
内定率の推移からも、その動きは見て取れます。就職みらい研究所の27卒データでは、2月1日時点の内定率が32.8%、3月1日時点で38.1%です。さらに、選考が解禁される前の5月1日時点では67.0%、選考が解禁された6月1日時点では77.2%の学生が内定を得ています。
出典:2027年卒学生 就職内定率調査(2026年6月1日時点)|就職みらい研究所
こうして見ると、選考解禁より前に内定を得ること自体、もはや特別なことではなくなっているといえるでしょう。
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
早期選考に呼ばれるのは優秀な一部だけではない
「優秀な一部の学生だけが早期選考に乗るのでは」と、疑っている人もいるかもしれません。しかし、データを見ると、そうとは言い切れません。
早期選考の入口になっているのは、インターンなどのプログラムです。先ほどのキャリタスの調査では、参加者の85.4%が早期選考の案内を受けていました。
内閣府の調査でも、インターン等に参加した後に早期選考の案内を受けた23卒学生は65%、面接などに進んだ学生は48%に上ります。インターン等で実質的な選考が行われた割合も、52%と半数を超えています。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(2023年12月)|内閣府
ここから見えるのは、早期選考のカギはスキルの高さではなく、「インターンに参加しているかどうか」にあるということです。まず参加することが、早期選考への近道になります。これは、自分の行動で動かせる部分です。だからこそ、「自分にはスキルがないから無理だ」と決めつける必要はありません。
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
IT・情報通信は、早期選考がもっとも盛んな業界
早期選考の盛んさには、業界による温度差があります。なかでもIT・情報通信は、早期選考が突出して活発な業界です。
キャリタスの企業調査によると、2026年卒では39.5%の企業が2月以前に内定出しを始めています。大手企業に限ると、その割合は48.6%に達します。面接の開始も早く、1月までに面接を始める企業は40.9%、大手では50.5%に上ります。
業界別に見ると、IT業界の選考の速さは際立っています。就職みらい研究所の調査では、26卒で25年3月1日時点で内定を得た学生の内定先業種は、情報通信業が30.7%で1位でした。
出典:就職プロセス調査(2026年卒)2025年3月1日時点|就職みらい研究所
では、なぜIT業界はこれほど早く動くのでしょうか。背景にあるのは、深刻な人手不足です。生成AIの広まりなどで即戦力エンジニアの獲得競争が激しくなり、企業は新卒の確保にも力を入れています。25卒のエンジニア採用では、35.0%の企業が採用目標に届きませんでした。
出典:新卒エンジニア採用を実施する企業の約4割が、25卒の採用目標に届かず|レバテック
だからこそ企業は、ポテンシャルのある学生を、早い段階で採用したいと考えています。SIerやITコンサルでは入社後の研修を前提に採用しているため、未経験からでも応募しやすいのが特徴です。言い換えれば、企業側が採用に苦労している今は、経験がない学生にもチャンスが広がっているということです。
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
まだ間に合う!早期選考は秋冬インターンでもある
「サマーで落ちたから、もう手遅れだ」と感じている人もいるかもしれません。しかし、秋冬からでも早期選考に乗る道は、十分に残されています。
実は、早期選考の案内が届く時期は、11月から12月に集中しています。つまり、秋から冬にかけてこそが、早期選考の本格的な入口です。サマーに乗り遅れても、ここからの動き次第で巻き返せるということです。
また、サマーで落ちた企業にも、あらためて挑戦できます。一度落ちたからといって、その後の選考を受けられなくなるわけではありません。インターンを通じて志望の軸が変わったなら、その企業に応募し直すのも一つの手です。「選考直結」「1次面接確約」といった特典にも、積極的に反応してよいでしょう。
秋冬のインターンに参加するときに意識したいのが、「志望度の高さ」をインターン内で伝えることです。スキルが高くなくても早期選考に呼ばれやすいのは、「インターンを通じて志望度が上がった」と感じられる学生です。そのため、座談会や、ワーク後の振り返りアンケートといった場で、「参加して志望度が上がった」ことを、自分の言葉で具体的に伝えてみましょう。
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
今からやる3つのこと
では、秋冬に向けて、今から何をすればいいのでしょうか。取り組みたいことを、3つに絞ってお伝えします。
-
・志望する企業のマイページに登録し、案内を漏れなく受け取る
-
・サマーの経験を振り返り、自己分析と企業研究を深める
-
・志望企業を志望度で整理し、優先順位をつけて準備する
1つ目は、志望する企業のマイページ(採用ページの会員登録)に、早めに登録しておくことです。説明会やインターン、早期選考の案内は、マイページを通じて届くことが多くあります。気になる企業をいくつか登録しておけば、大事な募集や案内を見逃さずに済みます。
2つ目は、サマーの経験を無駄にしないことです。うまくいかなかった原因を振り返り、自己分析や企業研究をやり直すと、次の選考での説得力が変わります。
3つ目は、志望企業の整理です。気になる企業を志望度で3段階ほどに分けておくと、限られた時間でも動きやすくなります。
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
まとめ
早期選考は、いまや多くの学生が経験する、当たり前の動きになっています。特にIT・情報通信は、早期選考がもっとも盛んな業界です。
参加者の多くが早期選考の案内を受けており、インターンに参加して志望度を示せるかどうかが重要なポイントです。
早期選考の案内は秋から冬に集中するため、サマーでうまくいかなくても、挽回のチャンスは十分に残っています。落ちた企業への再挑戦もできます。
まわりのペースに焦りすぎず、情報収集と準備を今から少しずつ進めていきましょう。その一歩が、あなたを早期選考のルートへと近づけてくれます。
関連記事









