関連記事:情報学部における理系と文系の年収差とは?おすすめの職種と就活対策を解説
- 1.そもそもITとは何か?
- 2.ITで使われる用語の解説
- 3.パソコン=IT?パソコンに関する基礎知識
- 4.代表的なIT業界
- 5.IT業界の代表的な職種
- 6.就活生がIT企業就職を目指す前に勉強しておきたい知識
- 7.IT知識をつけるのにおすすめの勉強方法
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
1.そもそもITとは何か?
ITとは、Information Technology(インフォメーションテクノロジー)の略称で、日本語では情報技術を意味します。情報は、私たちの日常生活やビジネスにおいて深く浸透しているものです。
ITはコンピューターやインターネットだけではなく、セキュリティや通信なども含む広い意味で使用されます。
ITサービスは至る所にある
ITとなると技術に詳しい人やテクノロジーに詳しい人に限った話なのかと思われがちですが、今や身の回りのほとんどのサービスはITが関わっています。
普段使っているインターネットもIT技術によるものですし、SNSやスマホアプリ、ゲームなどのサービスもITによるものです。インターネット上だけでなく、近くにあるコンビニやスーパー、飲食店などにもレジシステムや在庫管理システムと言った形でITサービスは関わっています。
そのため、ITといっても多種多様なものがあり、一概にテクノロジーに詳しい人だけが関係のあるものでもないのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
2.ITで使われる用語の解説
ここでは、IT関連でよく出てくる用語を簡単に解説していきます。ここで紹介する用語はさまざまな文脈で出てきますので、これからIT知識をつけたいと考えている方は理解しておくようにしましょう。
IoT
IoT(Internet of Things)とは、さまざまなモノがインターネットにつながる仕組みのことを指します。最近では、冷蔵庫・エアコンなどの家電がインターネットに接続できるようになっており、スマホでエアコンを操作して帰宅前に部屋の温度を快適にしたり、冷蔵庫の中身をオンライン化して把握し、献立を提案してくれたりなど、IoT化された家電は私たちの生活をより良いものにしてくれる可能性を秘めています。
なお、IoTが活用されるのは家電にとどまりません。工場の生産機器や病院の医療機器・農業機器など、さまざまな分野のあらゆる機器がインターネットにつながり、遠隔で操作・確認できるようになっています。IoT化のトレンドは今後も続き、さらに発展していくでしょう。
関連記事:学生向け | IoTとは?活用事例や求められるスキルについて解説
AI
IT業界の大きなトレンドであるAI、最近だと文章作成に強い「ChatGPT」や、驚くほど精細なイラストを作成する「Midjourney」など、AIによるサービスを目にする機会が増えました。AIは「Artificial Intelligence」の略で、直訳すると人工知能と言う意味を持ちます。
AI自体の定義には様々なものがあり、さまざまな学者が議論していますが、一般的には知能を持ったテクノロジーや技術のことを指すことが多くなっています。
AIやAIに関連する技術は日々進化を続けており、さまざまなサービスや技術が研究・開発されています。まだまだAI自体が研究途中なのと、AIを用いたサービスもこれから出てくるフェーズですので、将来性のある人気のテクノロジーの1つとなっています。今後のテクノロジーを支えていく技術になるでしょう。
関連記事:AIとは?メリット・デメリットとこれからの活用法について
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
プログラミング
2020年から小学校の授業で必修化されたプログラミングもIT知識として知っておくべき用語でしょう。そもそもプログラミングとは、コンピュータに指示を出して目的のある動作・作業をしてもらうことを指します。
コンピュータが理解できるプログラミング言語を駆使して指示を出し、システムやサービスを作り上げていきます。なお、このプログラミングを駆使してサービスやシステムを作っているのがシステムエンジニアやプログラマーと言われる職種になります。
IT化が進むから必ずプログラミングも必要かと言われるとそうではありませんが、プログラミングでは何ができて、どういう目的でされるものなのかと言った理解は今後求められるのではないでしょうか。
5G
高速・大容量の通信規格である5G(第5世代移動通信システム)もトレンドのひとつです。5Gは2020年にサービスが開始されましたが、さまざまな社会情勢により普及が遅れていました。近年急速に普及が広がっていますが、まだまだ技術的に5Gの恩恵を十分に受けられているとは程遠く、地方や田舎のエリアなどではまだまだ5Gが導入されていないと言うエリアもあります。
5Gによる高速の通信網が普及すれば、自動運転技術・IoT・Webサービスなど、さまざまな分野での技術革新が期待されます。例えば、従来と比較して通信容量が膨大に増えますので、動画をラグなくすぐに見れるようになったり、動画のダウンロード自体も数秒で終わるなんてことが当たり前になっていくでしょう。
DX
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、IoT・AI・ビッグデータなどのさまざまな技術を組み合わせて、企業の業務活動にこれまでにない価値を生み出す試みです。
紙でやりとりしていたものをオンライン化して効率よくできるようにすることもDXですし、IoTを駆使して製品の生産過程を可視化し、エラーやバグをすぐに発見・修繕できるようにして効率よくする仕組みを作り上げることもDXになります。つまり、デジタルやIT技術を駆使して企業の業務活動を効率よくすること自体がDXになります。
少子高齢化が進み働き手が少なくなっている今日、少ない人手でより大きな成果を出すための効率化鍵となるのがこのDXです。
関連記事:DXとは?DXの定義とメリット、関わる職業について徹底解説
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
3.パソコン=IT?パソコンに関する基礎知識
ITはパソコンを使って何かすること、と漠然と思っている方は多くいらっしゃいますが、パソコンはあくまでもITを駆使する上で使うツールの1つです。
パソコンは5つの要素から構成されている
普段皆さんが使っているパソコンは、一般的に5つの要素から構成されています。
-
・キーボードやマウスなどの入力装置
・モニターやプリンター、ディスプレイなどの出力装置
・計算をおこなうための演算装置
・コンピュータのシステムを制御する、一般的にCPUと呼ばれる制御装置
・データを保存するためのハードディスク、メモリーなどの記憶装置
これら5つの要素からなるのがパソコンです。ITはインターネット関連の技術全般を指すものに対し、パソコンはこの5つの要素から構成された装置のことを指す点に違いがあります。
ハードウェア・ソフトウェアとは
パソコンを使う際によく言われるハードウェア、ソフトウェアと言う用語について解説していきます。
ハードウェアとは
ハードウェアとは、パソコンを物理的に構成する機器やパーツのことを指します。ディスプレイやキーボード、CPUなど物理的なパーツとして存在するものはすべてハードウェアと呼ばれます。私たちがパソコンを使う際は、このハードウェアを操作したり見たりすることで情報を得ます。
ソフトウェアとは
ソフトウェアとは、パソコンを操作するためのプログラムのことを指します。ハードウェアだけだとただの機械の塊になってしまいますので、このソフトウェアがあって初めてパソコンとして作動します。
実態として掴みづらいのがこのソフトウェアの特徴です。なお、ソフトウェアは大きく分けて3種類に分類されます。
-
・BIOS:ハードウェアからの入力・ハードウェアへの出力を司るプログラム
・OS:本体の動作を司るプログラム。iOSやWindows11といったものが該当
・アプリケーション:パソコン上で動作するソフトやゲームなどが該当
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
4.代表的なIT業界
ITを理解するには、まずIT業界の種類と職種を知ることから始めましょう。
IT業界とは、生活やビジネスのさまざまな場面において、情報技術(IT)を活用したサービスや仕組みを作っている業界のことで、大きく以下の5種類に分類されます。
-
・Web業界
・情報処理サービス業界
・通信インフラ業界
・ソフトウェア業界
・ハードウェア業界
各業界の仕事内容について解説します。
Web業界
Web業界は、Webやインターネットの技術を使用したサービスやアプリを提供する業界です。企業向けのインターネット広告やWebメディア、コーポレートサイト、アプリ開発などの業務を担います。
例えば、GAFAはこのWeb業界に分類されます。GAFAとは、世界的なIT企業であるGoogle、Apple、Facebook、Amazonの頭文字をとって作られた4社の総称です。
関連記事:新卒からWeb系エンジニアへ!代表的な企業の一覧と必要な就活準備を解説
情報処理サービス業界
企業が抱える問題に対して、ITサービスで解決を図るのが情報処理サービス業界です。SIer(システムインテグレータ)とも呼ばれており、情報システムのコンサルティングや開発・運用などを行います。
情報システムとは、人の手で行っている業務の効率化や品質向上などの業務遂行を支援するITの仕組みです。
クライアントが抱える問題を分析するところから、システム構築・設計・開発・メンテナンスまで一貫して担当します。
関連記事:SIerとは?業務内容・将来性など就活生が知りたいポイントを解説
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
通信インフラ業界
インターネットの利用に必要な通信インフラを提供するのが通信インフラ業界です。
Wi-Fiや光回線などの通信網を管理・提供します。近年では、5Gという通信技術が注目されており、電気通信事業者である大手携帯キャリアも通信インフラ業界に含まれます。
関連記事:就活生向け | ITインフラとは?概要や必要スキルを徹底解説
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界は、OS(オペレーションシステム)とアプリケーションのソフト制作を手がけます。OSは、アプリケーションソフトを動作させるための基本的なソフトウェアのことで、WindowsやMac・Linux・iOS・Androidなどが代表的です。
パソコンにインストールして使用する文字入力ソフトや図表作成ソフト、法人向けの勤怠管理ソフトなど、ユーザーのニーズに合う機能や役割を持つソフトウェアを開発します。
ハードウェア業界
パソコンやスマートフォン・タブレットなどのデバイスや、その周辺機器の製造を行うのがハードウェア業界です。
IoTの技術が浸透して、スマートウォッチやスマートスピーカーのデバイスが登場したことにより、ハードウェア業界の存在感はより増しています。
IoTとは「Internet of Things」の略称で、モノのインターネットと訳されます。
参考:職業情報提供サイト jobtag「ITの仕事」
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
5.IT業界の代表的な職種
IT業界の代表的な職種について解説します。
システムエンジニア
システムエンジニアは、システム開発に携わり、主にシステム設計を担当します。クライアントの要求を汲み取って、クライアントが叶えたいことを実現できるようにシステム設計を行います。
システム開発は、一般的に以下の段階に分けて進行します。
-
・要件定義
・基本設計
・詳細設計
・製造
・テスト
・納品
上記のなかでシステムエンジニアが担当するのは、要件定義・基本設計・詳細設計・テストです。システムエンジニアは、クライアントやチームメンバーと接する機会が多くあるため、ITの知識だけではなく、円滑に物事を進めるためのコミュニケーション能力も求められます。
関連記事:新卒でSEになるためにしておくべき準備|仕事内容や必要な資格、求められるスキルまで解説
プログラマー
プログラマーは、システムエンジニアが設計した仕様に基づいて、システムの製造を行います。コンピューターが正確に理解できるようにプログラミングをする必要があります。同じ命令でも複数の書き方があるため、より分かりやすく、そしてメンテナンスがしやすい書き方を習得しなければならず、プログラミングに関する専門的な知識が必要です。
また、仕様書の通りにプログラミングしてもうまく動作しない場合や不具合発生時は、システムエンジニアと連携して仕様を修正したりプログラミングを修正したり、テストを行うなどの業務も行います。
関連記事:プログラマーとして就職するには?適性がある人の特徴や就職先を解説
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webページのデザインやコーディングを行う職種です。
主にデザイン制作がメインですが、HTML/CSS,JavaScriptといったプログラミング言語を使用し、Webページを制作まで担う場合もあります。
そのためイラストや画像のデザインスキルに加え、コーディングのスキルを持っているWebデザイナーが多いです。
また、ビジュアルのデザインだけではなく、ユーザーインターフェースの策定も欠かせない役割です。コーポレートサイトやキャンペーンサイト・ECサイトなどの目的に沿ったデザインや、クライアントの目的を達成するためのデザイン力が求められます。
関連記事:Webデザイナーへの就職は厳しい?仕事内容や7つの必要なスキルを解説
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
サーバーエンジニア
サーバーの構築・運用・保守を担当するのがサーバーエンジニアです。サーバーとは、コンテンツを提供するコンピューターを指します。
IoT技術が発達してデバイスが多様化されていくなかで、アクセス速度の向上やセキュリティ強化、情報の大量化という課題に、サーバーの新設や入れ替えを通して取り組み、ITのインフラを支えています。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、個々のコンピューターを繋げるためのネットワークシステムを構築・運用します。クライアントがどのようなシステムを求めているかを要求分析して、要件をまとめて設計します。要件に応じて、ネットワーク構成や導入するネットワーク機器・回線などを決定します。
クライアントとのヒアリングから担当するため、システムエンジニアと同様にネットワークの知識だけではなく、コミュニケーション能力が求められるでしょう。
関連記事:ネットワークエンジニアに新卒でなる方法|企業選びのポイントまで解説
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
6.就活生がIT企業就職を目指す前に勉強しておきたい知識
IT企業への就職を目指す就活生が身につけておくと良い知識について解説します。
IT分野に関する情報
IT業界には、技術のトレンドがあります。IT業界は新しい技術に対してとても敏感で、多くの企業が注目度の高い技術の活用アイデアを日々考えています。採用面接では、「あなたが興味を持つ技術はなんですか?」といった質問をされることもあるでしょう。
近年注目されている技術としては、「AI」「IoT」「5G」などが挙げられます。就職活動前にこれらの技術について調べておくのはもちろんですが、興味のある技術を明らかにしておくことも必要です。
また、IT企業に就職したあとも常に最新の情報を追い続ける姿勢を心がけましょう。
インターネットはじめとする通信の仕組みについて
私たちが日常生活で利用しているインターネットの仕組みについて学習しておきましょう。
インターネットに関する知識は、IT業界のどの業界でも必要です。
ネットワークエンジニアのように専門的な分野の仕事に就きたい場合は、インターネット以外にネットワークに関する通信技術の基礎的な知識を習得しておくと就活時にも、入社後にも役立つでしょう。
Web上には、インターネットやネットワークについて無料で解説しているサイトが多数あるため、参考にしてみてください。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
7.IT知識をつけるのにおすすめの勉強方法
最後に、IT知識をつけるのにおすすめの勉強方法を紹介します。
書籍で勉強
IT用語やIT知識全般を解説した本が多数出版されています。これから少しずつIT知識をつけていきたいと言う方は、まずこういった本に目を通してITに関する基礎知識を身につける方法がおすすめです。ITに疎く、右も左も分からない方はいきなりITニュースをみたとしても何の話をしているかわからないことも多いでしょう。そのため、まずは簡単に解説してくれている本を通じて理解し、少しずつIT知識をつけていくことがおすすめです。
サイトで勉強
IT用語を解説しているサイトをブックマークして少しずつ読み進めたり、ITニュースを配信しているサイトを毎日チェックしてIT知識をつけるのも良いでしょう。ITニュースサイトを調べてニュースをチェックしつつ、関連する用語を用語解説サイトなどを見つつ理解を深めていく方法がおすすめです。
日々ニュースを見て勉強
ITに関するニュースは日々流れていますので、どれか一つニュースをピックアップし、細かく調べていくことでIT知識を勉強することができます。知らない用語を一つずつ検索したり、企業のホームページに行ってニュースの内容の詳細を見に行ったりなど、細かく調査・分析していく過程でIT知識をつけていくことができます。全般的なIT知識を勉強する時間を取れない方はこの方法が最も効率よくおすすめです。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる