受かるweb業界の志望動機の書き方は?採用担当の心を掴む作成方法を紹介

そこでこの記事では、Web業界への理解を深めるところから始め、新卒・未経験者が企業に評価される志望動機のポイントを詳しく解説します。さらに、効果的な自己分析の方法や実践的な例文、作成時に気をつけたいNG例とその対策まで詳しく解説しています。

- 1.Web業界とは
- 2.新卒向けWeb業界の志望動機のポイント
- 3.web業界の志望動機を作成する3ステップ
- 4.志望動機の精度を上げる自己分析の方法
- 5.Web業界の志望動機の例文
- 6.新卒がWeb業界の志望動機で気をつけること
- 7.まとめ
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1.Web業界とは

志望動機では、なぜWeb業界を選んだのかを説明する必要があり、Web業界について理解しておくことが必要です。
志望動機の内容を考え始める前に、まずはWeb業界の概要と職種について把握しておきましょう。
Web業界とIT業界の違い
Web業界とIT業界は混同されることが多いですが、厳密には異なります。Web業界は、IT業界に属する複数の業界のうちの一つであり、特にインターネットに関連するサービスを提供しています。IT業界には、Web業界のほかに、通信・ソフトウェア・ハードウェア・情報処理サービスがあります。
関連記事:IT業界とは?将来性や5つの業界、活躍する職種を紹介!|レバテックルーキー
Web業界の主な職種
次に、Web業界で活躍する主な職種を紹介します。
Web業界には多様な職種があり、それぞれ役割が異なります。代表的な職種は以下の5つです。
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・Webエンジニア
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・Webデザイナー
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・Webライター
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・Webマーケター
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・Webディレクター
Webサイトの構築や運用を担う「Webエンジニア」、コンテンツの企画や進行を行う「Webディレクター」、集客施策を担当する「Webマーケター」などがあります。
また、ビジュアル面を担う「Webデザイナー」や文章作成を行う「Webライター」も重要な役割です。
まずは、職種ごとの業務内容を把握することで、自分が何に興味を持ちどのような強みを活かせそうかが見えてくるでしょう。
関連記事:Web・インターネット業界の特徴や仕事内容、大手企業の業績や社風を紹介
関連記事:エンジニアの種類26種をまとめて解説!仕事内容や年収はどう違う?
関連記事:Webデザイナーへの就職は厳しい?仕事内容や7つの必要なスキルを解説
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2.新卒向けWeb業界の志望動機のポイント

新卒がWeb業界の志望動機をつくるうえで欠かせないポイントを紹介します。
関連記事:IT業界に響く志望動機の書き方とは?PR例文と企業が評価するポイントを解説
Web業界と応募先の企業を選んだ理由を示す
Web業界への志望度の高さを示すためには、数ある業界の中でなぜWeb業界を選んだのかを説明することが大切です。Web業界に興味を持ったきっかけについて具体的なエピソードを交えて伝えましょう。
さらに志望動機に説得力を持たせるには、他社ではなくその企業を選んだ理由を伝える必要があります。応募した企業の事業内容や社風、考え方を踏まえたうえで、自分がなぜ入社したいのかを伝えましょう。
そのために必要となるのは、企業研究です。求人票はもちろん、企業のWebサイトや会社説明会などから情報を収集し、企業の特徴と自分の価値観ややりたいことを照らし合わせてみましょう。
努力をして結果を出せた経験をアピールする
Web業界を含むIT業界は、成果を出した人が評価される実力主義の傾向が強いです。そのため、志望動機では学生時代に努力した経験やそこから得られた結果を伝えて、入社後も力を発揮できることを示しましょう。
新卒は実務的なスキルがなくても、学ぶ意欲やめげずに取り組む姿勢が評価されます。志望動機には、企業側に「自社で活躍する素養がある」と思わせるエピソードを盛り込むのがポイントです。
関連記事:エンジニアに必要なスキル一覧!7つの必須スキルと職種別の身につけたいスキルまとめ
Web業界で働くためにどのような勉強をしているかをアピールする
Web業界で働くためにしている勉強があれば、志望動機で伝えましょう。
具体的には、「プログラミングスクールに通っている」「資格の取得に向けて勉強している」「実際に作品を作ってみた」などの例が挙げられます。
スキルや資格が採用の条件でない場合でも、主体的に努力する姿勢は高く評価される可能性が高いです。
関連記事:IT系資格を取る順番のおすすめ解説!ITパスポートの次に目指したい就活向け資格
入社後の抱負を伝える
新卒を含む未経験者の採用では、現在のスキル以上に将来性が重視される傾向があります。新卒は現時点で行っている勉強などのアピールに加えて、入社後にどのように成長したいか将来の抱負を説明すると効果的です。
志望動機には、応募企業に入社した後に身につけたいスキルや具体的なキャリアパスなどを盛り込んでください。入社後にやりたいことが企業の事業内容や方針に沿っていれば、良い評価につながるはずです。
関連記事:【徹底解説】IT業界にある18職種ごとの年収やキャリアパス、辛いことを紹介
3.web業界の志望動機を作成する3ステップ

web業界をはじめ、受かるための志望動機を作成するためには、以下の3ステップを意識することがポイントです。
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・STEP1:まずはその企業や職種を志望する理由を伝える
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・STEP2:志望理由の背景となる思いを伝える
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・STEP3:スキルや強みから入社後の展望を伝える
各ステップについて詳しく解説します。
STEP1:まずはその企業や職種を志望する理由を伝える
志望動機を作成するにあたり、まずは「なぜその企業・職種を志望するのか」を明確しましょう。
数ある企業の中からなぜそこを選んだのか、Web業界のどの職種を目指すのかを言葉にすることで、志望動機の軸ができます。企業の理念やサービス内容、職種のやりがいなどを調べることで、自分の価値観や関心と重なるポイントが見つかるでしょう。
企業や職種を志望する理由は人により様々なので、ここを明確にすることで他の就活生と差別化できる志望理由が語れるようになります。
STEP2:志望理由の背景となる思いを伝える
企業や職種を選んだ理由が明確になったら、次はその選択に至った自分自身の思いや経験を深掘りします。
例えば、「Webを通じて多くの人に価値を届けたい」と思ったきっかけが何だったのか、具体的な出来事や学びを交えて伝えると説得力が増すでしょう。
過去の経験が自分の価値観や志向にどう影響を与えたかを整理することで、単なる憧れではなく、自分らしい志望動機へとつなげることができます。
STEP3:スキルや強みから入社後の展望を伝える
志望理由とその背景を伝えた後は、自分の強みやスキルを企業でどう活かしたいか、入社後にどのように成長したいかを伝えましょう。
たとえWeb業界に直接関係ないアルバイトや学業経験でも、「情報整理が得意」「人とのコミュニケーションを通じて課題を解決した」など、汎用的な強みを応用できるケースは多いです。
自分がエントリーしたポジションやその企業で貢献できる姿を描けると、評価にもつながりやすくなります。
関連記事:ESの「強み」で好印象を持ってもらう書き方のコツ!例文や強みを見つける方法も解説
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4.志望動機の精度を上げる自己分析の方法

志望動機の完成度を高めるためには、自己分析の精度を高める必要があります。
自己分析において、特におすすめの方法は以下の3つです。
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・モチベーショングラフを書く
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・成功体験・失敗体験の棚卸しを行う
-
・身近な人に協力してもらい他己分析を行う
それぞれの方法について詳しくご紹介します。
関連記事:就活の自己分析のやり方は?9つの方法と役立て方・行う際の注意点を解説
モチベーショングラフ書く
モチベーショングラフとは、自分の人生で「やる気」や「感情の起伏」がどう変化してきたかをグラフ化する自己分析ツールです。
縦軸にモチベーション、横軸に時間(小学生~現在)をとって描くことで、過去の経験の中で特に自分が夢中になったこと、逆に落ち込んだ出来事が可視化されます。
Web業界を目指すうえで、自分の原体験や価値観を深掘りし、「なぜこの業界なのか」を言語化するための手がかりにもなるでしょう。
モチベーショングラフは自己理解を深めるだけでなく、面接時の具体的なエピソード作りにも役立つ方法です。
成功体験・失敗体験の棚卸しを行う
志望動機の精度を上げるためには、自分の成功・失敗体験をしっかり振り返ることが大切です。
過去の経験から、何を学び、どう成長したかを具体的に洗い出すことで、自分らしい強みや価値観が見えてきます。たとえば「文化祭の実行委員でトラブル対応を乗り越えた経験」があれば、それはチームでの課題解決能力やリーダーシップの証明になるでしょう。
Web業界の職種とリンクする体験を探し出すことができれば、説得力ある志望動機を作る材料になります。
身近な人に協力してもらい他己分析を行う
自分では気づけない長所や強みを知るために有効なのが「他己分析」です。家族、友人、大学のゼミ仲間などに「自分の良いところ」「印象的なエピソード」などを聞いてみましょう。
第三者から見たあなたの特徴や価値観が明確になることで、自分らしい志望動機のヒントが得られます。特にWeb業界では、個性や考え方のユニークさが評価されることも多いため、主観だけでなく客観的な視点を取り入れておくことで、より深みのある志望動機が仕上がります。
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5.Web業界の志望動機の例文

ここでは、Web業界の志望動機の例文を紹介します。
Webエンジニアの志望動機
「私は、一人でも多くの人の役に立てる仕事をしたいと考えていたところ、IT業界の発展とともに今後益々活躍するであろう『Webエンジニア』という仕事を見つけました。そこから大学のプログラミング講座を受講し、現在はさらにITスキルを磨くために基本情報技術者試験の合格に向けて勉強をしています。
私は、貴社が開発している『SNS感覚で使える』求人サイトに携わりたいと考えています。なぜなら今後もさらに働き方が多様化し、より多くの人に必要とされるサービスになるはずだからです。プログラミング講座で身につけた思考力を活かし、貴社のサービスをさらに使いやすいものに進化させていきたいです。」
webマーケターの志望動機
「私は、自分の企画や分析によってユーザーの行動を変えられる点に魅力を感じ、Webマーケターを志望しています。
大学ではゼミ活動を通してSNS運用やアクセス解析に関心を持ち、自主的にGoogle Analyticsの基礎を学びました。また、サークルのイベント集客でチラシの効果測定を行い、改善策を提案した経験もあります。
貴社が手がけるデジタル広告事業に惹かれ、より多くの人に価値を届けるマーケティングに携わりたいと考えています。」
Webディレクターの志望動機
「私は、チームで一つのものをつくりあげる過程にやりがいを感じ、Webディレクターを志望しています。
大学時代は学園祭の運営に携わり、企画から当日の進行管理までを担当しました。その中で、全体を俯瞰しつつ調整役を担う面白さに気づきました。
Web制作においても、各職種の専門家と連携し、クライアントとユーザー両方の満足を追求するディレクターという役割に大きな魅力を感じています。」
Webデザイナーの志望動機
「貴社の『すべての人が輝ける社会を作る』という経営理念に強く共感し、この理念をデザインの力で実現したいと考え、志望いたしました。
私が考える「輝ける社会」とは、情報やサービスへのアクセスが容易で、誰もが自己実現できる状態です。Webデザイナーとして、単に美しいものを作るのではなく、ユーザーが迷うことなく目的に到達できる機能的なデザインを通じて、貴社の掲げる社会を視覚的・機能的に作り上げたいと考えております。
現在はデザインスクールで基礎技術を習得中ですが、入社後は、この共感と探求心を原動力に、実務経験を積み重ねます。貴社の理念実現を加速させ、集客目標も達成できるデザイナーへと成長し、会社と社会へ貢献したいです。」
Webライターの志望動機
「貴社SNSサービスを日常利用する中で、その魅力をユーザーに深く寄り添った情報発信で伝え、サービスの発展に貢献したいと志望しました。
ライティングへの継続力には自信があり、現在もブログで1日1記事以上の投稿を続け、SEOや読者を惹きつける構成力を磨いています。また、ホテルアルバイのトリーダーとしてアンケートに基づく改善で過去最高の顧客満足度を達成した経験から、『読者の潜在ニーズを正確に汲み取る力』を御社のWebライティングで発揮します。
入社後はライティングスキルを早期に高め、将来的にはデータに基づく企画立案までを担い、御社の成長を牽引する存在を目指します。」
総合職の志望動機
「貴社の『最高のユーザー体験を届け、人々の日常を豊かにする』という経営理念に深く共感し、Webという変化の速いフィールドで、ユーザーの課題解決に貢献したいと考え志望いたしました。
学生時代の接客・売上管理のアルバイトでは、顧客データや現場の声を分析し、新しい提案を実践することで、目標達成に貢献しました。この経験から身に着けた『ユーザー視点で課題を特定し、実行・改善を繰り返す力』は、多様なサービス展開を支えるうえで、必要な力だと考えています。
入社後は、この強みとデータに基づいた多角的な視点を活かし、貴社の事業成長に貢献します。ゆくゆくは、市場とユーザーの潜在ニーズを形にするプロダクト開発全体を牽引できる人材となることを目指します。」
ここまでweb業界の志望動機の例文や書き方を解説してきましたが、「実際に書いてみたけどこれでいいかわからない…」「書き方を意識したけど、ESで落ちてしまう。何がいけないかわからない」と悩むこともあるでしょう。
そのような時は、就活エージェントに相談してみるのも一つの手です。レバテックルーキーはITエンジニアに特化した就活サービスで、エンジニア選考のポイントをふまえてES添削や面接練習がおこなえます。あなたの理想にあった企業の紹介もしているので、web業界でITエンジニアに就職したい方は、ぜひ以下のボタンからレバテックルーキーに登録してご相談ください。
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6.新卒がWeb業界の志望動機で気をつけること

Web業界を目指す新卒が志望動機をつくる際は、以下の点に気をつけましょう。
ポテンシャルを伝える
実務未経験の新卒は、採用担当者に「これから成長しそうな人材」と評価される必要があります。そのためには、志望動機を通してポテンシャルをアピールすることが大切です。志望動機は全体を通して、企業や仕事への意欲が伝わる内容になるよう意識しましょう。
また、新卒は仕事に活かせる素養を伝えることでもポテンシャルを示せます。特に、コミュニケーション能力や主体性は、Web業界のどの職種でもプラスになる能力です。アルバイトや学業、サークル活動などの経験から、裏付けとなるエピソードを探して伝えると良いでしょう。
結論から述べる
志望動機は冒頭に簡潔な結論を持ってくることで、内容が相手に分かりやすく伝わります。採用担当者は一度に大量の書類に目を通す可能性もあるため、最初に結論を記載し興味を持ってもらうことが必要です。面接でも相手が話を理解しやすいよう、まずは結論から話しはじめましょう。
深掘りされても答えられるようにする
面接では、志望動機を深掘りされることが多々あります。応募書類に書いた志望動機について詳しく聞かれたときに、具体的な説明ができるように準備しましょう。
一度完成した志望動機を「なぜそう思うのか」「なぜそう言えるのか」という視点で読み直し、あらかじめどんな質問をされるか想定し回答を用意しておきます。
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7.まとめ
Web業界の志望動機では、なぜWeb業界を選んだのか、なぜその企業を選んだのかを伝えることが大切です。即戦力となるスキルがない新卒は、学生時代に努力した経験や入社後の抱負を伝えてポテンシャルをアピールしましょう。
企業が求める人物像を意識したうえで自分の強みを盛り込むと、採用担当者がより魅力的に感じる志望動機に仕上がります。
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