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1. Web業界とは
志望動機では、なぜWeb業界を選んだのかを説明する必要があり、Web業界について理解しておくことが必要です。
志望動機の内容を考え始める前に、まずはWeb業界の概要と職種について把握しておきましょう。
Web業界とIT業界の違い
Web業界とIT業界は混同されることが多いですが、厳密には異なります。Web業界は、IT業界に属する複数の業界のうちの一つであり、特にインターネットに関連するサービスを提供しています。IT業界には、Web業界のほかに、通信・ソフトウェア・ハードウェア・情報処理サービスがあります。
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具体的なサービスの例
Web業界の代表的なサービスには、Amazonや楽天のような「eコマース」や、GoogleやYahoo!のようにサイトへアクセスする際の窓口となる「ポータルサイト」があります。
ほかにも、インターネットを介して人と交流する「SNS」や、SNSをプラットフォームとする「ソーシャルゲーム」もWeb業界が手掛けるサービスの一部。
また、パソコンなどの端末で学ぶ「eラーニング」や、書籍を電子データとして閲覧できる「電子書籍」、Webメディアやメールに掲載される「Web広告」もWeb業界で扱われるサービスです。
Web業界の主な職種
次に、Web業界で活躍する主な職種を紹介します。
Webエンジニア
Webエンジニアとは、システムエンジニアやWebデザイナーが作成した設計書に沿って、Webサイト・サービスをプログラミングする仕事です。
制作物によって使用するプログラミング言語や業務内容が異なるため、求められる知識・スキルは多岐にわたります。
関連記事:新卒・未経験からWebエンジニアになる方法!今からできる準備とは?
Webデザイナー
Webデザイナーとは、Webサイト・サービスのデザインをする仕事です。具体的には、Webページのレイアウト作成、配色、画像・動画の編集、コーディングなどを行います。
関連記事:新卒でWebデザイナーに?年収、適性、主な就職先について解説
Webライター
Webライターとは、Web上に表示される文章を書く仕事です。SEOやWebマーケティングを意識したライティングを行う必要があり、紙面のライターとは異なる知識・スキルが求められます。
Webマーケター
Webマーケターとは、Webサイト・サービスを成長させるための戦略を立案・実行する仕事です。具体的には、ユーザーアクセスの解析による課題の発見・解決、SEO施策、広告運用などを行います。
Webディレクター
Webディレクターとは、Webサイト・サービス制作のプロジェクトを指揮する仕事です。クライアントから要望を聞き出し、その制作に必要な人材を集め、チームのスケジュールやタスクを管理しながらプロジェクトを進行させます。
Web業界は未経験でも就職できる?
Web業界を含むIT業界は慢性的に人材が不足しており、未経験の新卒が就職するチャンスがあります。新卒採用を行う多くの企業はポテンシャルを評価するため、スキルがなくても素質があれば採用されることが多いでしょう。
未経験の新卒が企業から評価されるには、志望動機を通して熱意や企業との相性の良さを伝えることが大切です。具体的なポイントについては、次の項目で解説していきます。
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2. 新卒向けWeb業界の志望動機のポイント
新卒がWeb業界の志望動機をつくるうえで欠かせないポイントを紹介します。
Web業界と応募先の企業を選んだ理由を示す
Web業界への志望度の高さを示すためには、数ある業界の中でなぜWeb業界を選んだのかを説明することが大切です。Web業界に興味を持ったきっかけについて具体的なエピソードを交えて伝えましょう。
さらに志望動機に説得力を持たせるには、他社ではなくその企業を選んだ理由を伝える必要があります。応募した企業の事業内容や社風、考え方を踏まえたうえで、自分がなぜ入社したいのかを伝えましょう。
そのために必要となるのは、企業研究です。求人票はもちろん、企業のWebサイトや会社説明会などから情報を収集し、企業の特徴と自分の価値観ややりたいことを照らし合わせてみましょう。
努力をして結果を出せた経験をアピールする
Web業界を含むIT業界は、成果を出した人が評価される実力主義の傾向が強いです。そのため、志望動機では学生時代に努力した経験やそこから得られた結果を伝えて、入社後も力を発揮できることを示しましょう。
新卒は実務的なスキルがなくても、学ぶ意欲やめげずに取り組む姿勢が評価されます。志望動機には、企業側に「自社で活躍する素養がある」と思わせるエピソードを盛り込むのがポイントです。
Web業界で働くためにどのような勉強をしているかをアピールする
Web業界で働くためにしている勉強があれば、志望動機で伝えましょう。
具体的には、「プログラミングスクールに通っている」「資格の取得に向けて勉強している」「実際に作品を作ってみた」などの例が挙げられます。
スキルや資格が採用の条件でない場合でも、主体的に努力する姿勢は高く評価される可能性が高いです。
入社後の抱負を伝える
新卒を含む未経験者の採用では、現在のスキル以上に将来性が重視される傾向があります。新卒は現時点で行っている勉強などのアピールに加えて、入社後にどのように成長したいか将来の抱負を説明すると効果的です。
志望動機には、応募企業に入社した後に身につけたいスキルや具体的なキャリアパスなどを盛り込んでください。入社後にやりたいことが企業の事業内容や方針に沿っていれば、良い評価につながるはずです。
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3. Web業界の志望動機の例文
ここでは、Web業界の志望動機の例文を紹介します。
Webエンジニアの志望動機
私は、一人でも多くの人の役に立てる仕事をしたいと考えていたところ、IT業界の発展とともに今後益々活躍するであろう「Webエンジニア」という仕事を見つけました。そこから大学のプログラミング講座を受講し、現在はさらにITスキルを磨くために基本情報技術者試験の合格に向けて勉強をしています。
私は、御社が開発している「SNS感覚で使える」求人サイトに携わりたいと考えています。なぜなら今後もさらに働き方が多様化し、より多くの人に必要とされるサービスになるはずだからです。プログラミング講座で身につけた思考力を活かし、御社のサービスをさらに使いやすいものに進化させていきたいです。
Webデザイナーの志望動機
私は、御社の「すべての人が輝ける社会を作る」という経営理念に共感し志望しました。大学では発展途上国支援のボランティア団体のメンバーとして活動しており、組織が立ち上がって以来初めて学生のみで実際に支援先の国へ行って現地の方と交流するというプロジェクトのリーダーを勤めました。
現在は、Photoshopやイラストレーターを用いてサークルのチラシを作ったり、WordPressを用いてサイト制作をしたりするために、デザインスクールに通っています。
入社後は実務を通して表現力を磨き、集客につながるデザインで会社とクライアントの双方に貢献していきたいです。
関連記事:就活生必見!Webデザイナーの志望動機の書き方と例文
Webライターの志望動機
私は、御社のSNSサービスを利用しており、サービスのさらなる発展のお役に立ちたいと考え志望しました。大学ではホテルのフロントスタッフとして働いており、私がアルバイトリーダーとして活動している期間にお客さまのアンケート調査から過去最も高い満足度を記録しました。また、実践的なスキルを身に付けるために長期インターンシップに参加し、現在も自身のブログサイトに1日1記事以上投稿しております。
入社後はライティングをこなしながらスキルアップし、将来的には自分で企画立案を行うことを目指します。
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4. 新卒がWeb業界の志望動機で気をつけること
Web業界を目指す新卒が志望動機をつくる際は、以下の点に気をつけましょう。
ポテンシャルを伝える
実務未経験の新卒は、採用担当者に「これから成長しそうな人材」と評価される必要があります。そのためには、志望動機を通してポテンシャルをアピールすることが大切です。志望動機は全体を通して、企業や仕事への意欲が伝わる内容になるよう意識しましょう。
また、新卒は仕事に活かせる素養を伝えることでもポテンシャルを示せます。特に、コミュニケーション能力や主体性は、Web業界のどの職種でもプラスになる能力です。アルバイトや学業、サークル活動などの経験から、裏付けとなるエピソードを探して伝えると良いでしょう。
結論から述べる
志望動機は冒頭に簡潔な結論を持ってくることで、内容が相手に分かりやすく伝わります。採用担当者は一度に大量の書類に目を通す可能性もあるため、最初に結論を記載し興味を持ってもらうことが必要です。面接でも相手が話を理解しやすいよう、まずは結論から話しはじめましょう。
深掘りされても答えられるようにする
面接では、志望動機を深掘りされることが多々あります。応募書類に書いた志望動機について詳しく聞かれたときに、具体的な説明ができるように準備しましょう。
一度完成した志望動機を「なぜそう思うのか」「なぜそう言えるのか」という視点で読み直し、あらかじめどんな質問をされるか想定し回答を用意しておきます。
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5. まとめ
Web業界の志望動機では、なぜWeb業界を選んだのか、なぜその企業を選んだのかを伝えることが大切です。即戦力となるスキルがない新卒は、学生時代に努力した経験や入社後の抱負を伝えてポテンシャルをアピールしましょう。
企業が求める人物像を意識したうえで自分の強みを盛り込むと、採用担当者がより魅力的に感じる志望動機に仕上がります。
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