情報処理サービス業とは?職種と企業ランキングを詳しく解説

情報処理サービス業とは?職種と企業ランキングを詳しく解説
情報処理業界は、データを扱い、企業の業務を支える幅広いサービスを提供する産業です。本記事では、情報処理サービス業界の基本的な仕組みから、具体的な職種、業界規模や将来性、大手企業の特徴まで解説していきます。近年はビッグデータ、クラウド、5G、生成AIといった新技術の普及により、情報処理サービスの重要性はさらに高まっています。新卒から挑戦できる領域も多く、IT業界を志望する学生にとって魅力的な選択肢となるので、ぜひ参考にしてみてください。
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1. 情報処理業界とは?

情報処理業界では、顧客企業の課題を解決するシステムの構築や導入が行われています。現在は、銀行の決済システムや製造業の生産管理システムに代表されるように、あらゆる業界で情報システムが用いられるようになりました。

情報処理サービス業を営む企業は、顧客企業の業務に合ったシステムの企画から構築・保守・管理といったサービスを提供しています。一般的に情報処理業界に属する企業は「システムインテグレータ(SIer)」と呼ばれ、ソフトウェア会社やハードウェア会社と協力しながら顧客が求めるシステムの構築を行っています。

国内の代表的なSIerは、NTTデータ、富士通、日本IBMなどで、SIerの中には顧客にITの導入を提案するコンサルティングを行う企業もあります。

情報処理業界の構造

情報処理サービス業界は、企業や官公庁のシステム開発・運用を支える巨大な産業であり、その構造には多重下請けと呼ばれる特徴があります。一般的には、大手SIer(が顧客と直接契約し、その下に中堅・中小のIT企業が二次請け・三次請けとして開発工程を担当する階層型の構造が形成されています。

プロジェクトの規模が大きく複雑であるため多くの専門会社が分業して進めやすいメリットがある一方、下層ほど単価が低くなる、情報の伝達が複雑化するなどの課題もあります。近年は、クラウド化やアジャイル開発の普及によって、企業が自社内で開発体制を持つケースも増え、従来の多重構造は少しずつ変化しつつあります。

情報処理業界の分類

ここでは、情報処理業界の分類を見ていきましょう。

メーカー系SIer

メーカー系SIerは、コンピューターのハードウェアメーカーを親会社に持つSIer企業を指します。親会社のハードウェアやソリューションを含めた幅広いITシステムの提案・開発が可能です。一般的に、メーカー系SIerは規模が大きくワンストップでユーザーの課題に対応できるという強みがあります。

メーカー系SIer企業には、日立製作所、NEC、富士通、日立ソリューションズなどがあります。

ユーザー系SIer

ユーザー系SIerは、規模の大きな一般企業の情報システム部門が分社化・独立した企業を指します。親会社との関係性が強く、事業形態は流通・製造・商社・金融など多岐にわたるのが特徴です。ユーザー系SIerの業務には、親会社やグループ会社からシステム開発を受注する内販と、それ以外の一般企業から受注する外販の2種類に分かれます。

ユーザー系SIer企業には、野村総合研究所、三菱総合研究所、NTTデータなどがあります。

関連記事:ユーザー系SIerとは?特徴・仕事内容・就職対策までわかりやすく解説!【新卒向け】

独立系SIer

独立系SIerとは、親会社やグループ会社に属さず、システムインテグレーションを専門に行う企業のことを指します。親会社などの影響を受けずにプロダクト提案やシステム開発支援を行える強みがある一方で、親会社やグループ会社によるバックアップがないため、比較的中小規模の企業が多いのが特徴です。

SIer企業の中では独立系SIerがもっとも多く、9割以上が独立系に分類されます。主な独立系SIer企業には、SRAホールディングス、オービック、大塚商会などがあります。

外資系SIer

外資系SIerは、海外に本社がある海外資本によるSIerです。多くは海外企業の日本法人で、世界的に著名で高い実力を持ったSIerもあります。働き方が日本企業とは異なり、制度面を含めて能力主義や成果主義をとる企業が多いのが特徴です。

システムエンジニアとして働く場合は外資系のコンサルティングファーム・ソフトウェア開発企業・メーカーのいずれかのSI部門に所属することになります。外資系SIer企業には、アクセンチュア、日本オラクルなどの企業があります。

関連記事:外資系SIer業界研究:外資系SIer業界の特徴や仕事内容、平均年収、大手企業の業績や社風を紹介

情報処理サービス業界とほかのIT系業界の違い

IT業界は情報処理サービス業界の他に、大きく分けて「ハードウェア業界」「ソフトウェア業界」「Web業界」「通信インフラ業界」などの業界があります。

情報処理サービス業界は、企業や官公庁のシステム開発・運用・保守を担う業界であり、ほかのIT系業界とは役割やビジネスモデルが大きく異なります。ここでは主なIT業界と比較しながら、その特徴を整理します。

ハードウェア業界との違い

ハードウェア業界は、PC・サーバー・ネットワーク機器・半導体など物理的な機器を製造・販売する産業です。技術革新のスピードが速く、製品の性能・価格競争が中心になります。

一方、情報処理サービス業界は機器を作るのではなく、その機器やクラウド環境上で動く ソフトウェアやシステムを設計・構築・運用するのが主な役割 です。ビジネスはプロジェクトベースであり、顧客企業の課題解決に寄り添うサービス型なのが大きな違いです。

ソフトウェア業界との違い

ソフトウェア業界は、自社プロダクトを企画・開発し、パッケージ販売やサブスクで提供するプロダクトビジネスが中心です。
これに対して情報処理サービス業界は、 顧客ごとにカスタマイズされたシステムを受託開発で作る点が特徴的です。顧客企業の要件定義から開発・保守まで一貫して担当するため、仕様の理解やプロジェクト管理が重要になります。

Web業界との違い

Web業界は、Webサービスやアプリ(SNS、ECサイト、メディアなど)を自社で企画・運営する業界です。技術選定は自由度が高く、スピード開発が求められる点が特徴的です。

情報処理サービス業界は基本的にBtoBで長期案件が多く、堅牢性・安定性・セキュリティが最優先になります。社会インフラや基幹系システムを扱うことも多いため、求められる品質基準がより厳格です。

関連記事:Web系とは?他業界との違いや向いている人の特徴を解説!

通信インフラ業界との違い

通信インフラ業界は、インターネットや携帯通信網を提供するキャリアや通信設備会社で構成され、ネットワークの構築・運用が中心です。

これに対して情報処理サービス業界は、通信基盤の上に乗るアプリケーションを作る点で異なります。ネットワークが安定して稼働する前提で業務システムやサービスを構築するため、扱うレイヤーが異なります。

関連記事:IT業界とは?将来性や5つの業界、活躍する職種を紹介!
 

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2. 情報処理サービス業にかかわる仕事・職種

情報処理サービス業界には、企業の業務課題を解決するためにシステムを設計・構築・運用するさまざまな職種が存在します。特にエンジニア・プログラマー系の職種は、情報処理サービス業界の中心的な役割を担っており、企業の業務プロセスをITで支える上で欠かせない存在です。

ここでは、代表的な6つの技術職について、その仕事内容や求められるスキル、活躍の場をわかりやすく解説します。

エンジニア・プログラマー系

情報処理サービス業界におけるエンジニア・プログラマー系の職種は、クライアントの要望に応じたシステムを実際に作り上げる「技術領域の中核」となる仕事です。要件定義や設計、プログラミング、テスト、運用保守など、システムのライフサイクル全体に関わることも多く、幅広い知識とスキルが求められます。

システムエンジニア

システムエンジニアは、顧客の課題やニーズを把握し、どのようなシステムを構築すべきかを設計する「上流工程」を担う職種です。要件定義から基本設計、詳細設計、開発工程の管理など、プロジェクト全体の方向性を決める重要な役割を持ちます。

また、開発チームをまとめたり、顧客とのミーティングを行ったりするため、技術力だけでなくコミュニケーション能力や調整力が必要になります。プロジェクトの成否に大きく関わるため、責任は大きいもののやりがいも大きい職種です。

関連記事:システムエンジニアとは?仕事内容や年収・必要なスキルを解説

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書にもとづき、実際にシステムを動かすプログラムを書く職種です。Java、Python、PHP、C# などの言語を使い、正確で効率的なコードを書くことが求められます。

テストやバグ対応も業務に含まれるため、論理的な思考力や細かな確認作業を行う力が必要です。エンジニアの登竜門とも言える
ポジションであり、ここで基礎力を身につけることで、将来的にSEや他の専門ポジションへキャリアアップすることができます。

関連記事:プログラマーの仕事内容とは?やりがい・厳しさと業務に役立つスキル・資格を解説

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムを安定して動かすためのサーバー、ネットワーク、データベース、クラウド環境などを構築・運用する職種です。企業の業務システムの安定稼働を支える重要な立場であり、トラブル発生時の対応やセキュリティ対策も担当します。

ITインフラは企業活動の基盤そのものであるため、責任は大きいものの、安定性・信頼性を追求することにやりがいを感じる人に適した職種です。近年はクラウド技術(AWS、GCP、Azure)の活用が増え、より高度なスキルが求められています。

関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・必要スキルと就活のポイントを紹介

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、企業のネットワークやシステムをサイバー攻撃や不正アクセスから守る専門職です。脆弱性診断、セキュリティ対策の設計・導入、ログ監視、インシデント対応など業務は多岐にわたります。攻撃手法は日々進化しているため、常に最新の知識を学び続ける姿勢が求められます。

関連記事:セキュリティエンジニアに新卒でなるには?必要なスキルや向いている人の特徴

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクト全体を管理し、スケジュール、品質、予算、リスク、メンバー管理などを担う役割です。技術の理解に加えて、高いマネジメント能力と問題解決力が求められます。

情報処理サービス業界では大型プロジェクトが多く、複数のチームを動かしながらプロジェクトを成功に導くポジションとして、非常に重要視されています。経験を積んだエンジニアがキャリアアップする代表的な職種でもあります。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、企業が保有する膨大なデータを分析し、経営判断や業務改善につながる知見を導き出す専門家です。PythonやRによるデータ分析、統計、機械学習、可視化などのスキルを活用します。

DXが進む中で、データ活用の重要性は年々高まっており、情報処理サービス業界でも特に需要が拡大している職種です。論理的思考力や分析力を活かしたい人に適しています。

関連記事:新卒からデータサイエンティストになれる?未経験でも目指せる理由

営業職系

続いて、営業職系の職種を見ていきましょう。

営業

情報処理業界の営業職は、自社のサービスやソフトウェアを顧客企業に提案・販売する仕事です。顧客の課題を聞き取って提案を行う場面もあるため、ITの知識が必要とされます。

プリセールス・セールスエンジニア

プリセールス・セールスエンジニアは、技術的な知識を活かして顧客企業に自社のサービスやソフトウエアの提案を行います。技術的な知識で営業をサポートするため、営業に同行して取引先を訪問する働き方も一般的です。

関連記事:セールスエンジニアとはどんな職種?仕事内容・必要スキルと就活のポイント

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、顧客の要望を聞き、業務プロセスの分析やIT戦略の立案を支援する仕事です。ITコンサルトが提案した解決案に基づいて、その後のシステム開発を行う流れになっています。ITの知識に加え、顧客や業界に関する知識、さらには分析・提案のスキルが求められます。

関連記事:新卒でITコンサルタントになるために知っておくべき7つのこと|キャリア例も合わせて紹介

 

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3. 情報処理サービス業界の規模と将来性

情報処理業界の市場は、新たな技術の登場もあり、堅調に推移しているといわれています。ここでは、その市場規模と人材不足の現状について解説します。

情報サービス業の市場規模と将来性

経済産業省が発表している「2020年情報通信業基本調査(2019年度実績)」では、情報サービス業の2019年度売上高は、18兆9,984億円(前年度比2.5%増)で、調査開始以来過去最高の水準となっています。

情報サービス業においては、既存の顧客企業における情報システムが引き続き利用されているのに加え、新技術の発展によりさらに市場が拡大する傾向が見られます。
※出典:経済産業省ウェブサイト(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00200357&tstat=000001154226

情報処理サービス業界の課題

情報処理サービスが抱える問題について見ていきましょう。

拡大する需要と、不足する人材

AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)、ビッグデータなどの先端IT技術の利活用に向け、情報処理業界に対する需要は増大していく見込みがあります。

これまで収集できなかったセンサーデータやスマートフォンの情報を取り込めるようになった点、人手では集計できないような膨大なデータでも人工知能によって分析が可能になった点などから、情報サービスが求められる場面が拡大しているからです。

ただ、需要の拡大が見込まれる一方で、それを実現する人材は不足しているという予測があります。みずほ情報総研株式会社の調査「IT人材需給に関する調査」では、2030年時点のIT人材の需給ギャップは16万人~79万人になると試算されました。

また、IPA(情報処理推進機構)が公表している「IT人材白書2020概要」では、IT人材の“質”に対する不足感の高まりが指摘されています。

IT業界では進歩する技術に追随するのが難しく、IT人材に対しては量と質の両面で課題が見られます。

2025年の崖問題

2025年の崖とは、経済産業省が指摘した、レガシーシステムを抱える企業が2025年以降に直面する深刻なリスクのことです。技術の陳腐化や保守できる技術者の不足によりレガシーシステムの刷新できず、システム障害や事業停止リスクが高まるといわれています。もし刷新が進まなければ、最大で年間12兆円の経済損失が発生すると試算されています。

情報処理サービス業界では、こうしたレガシー刷新需要が増える一方、人材不足や予算不足などの理由で移行が進まない企業が多いことが大きな課題となっています。

システムの老朽化

多くの企業では20〜30年前に構築された基幹システムが現在も稼働しており、 技術が古く保守できるエンジニアが減少していることが深刻な課題です。

老朽化したシステムは障害リスクが高く新技術との連携も困難なため、ビジネスの変化に柔軟に対応できません。また、改修に多大なコストと時間がかかるため企業がIT投資を避けがちで、結果として問題が先送りされてしまいます。

情報処理サービス業界には、こうしたレガシー環境の刷新やクラウド移行を支援する役割が一層求められています。

多重下請け構造

冒頭でも説明した通り、情報処理サービス業は多重下請け構造が課題となっています。情報処理サービス業では、大手SIerが顧客と直接契約し、その下に中小IT企業が二次請け・三次請けとして配置される階層型の下請け構造が一般的です。

この構造は大規模なプロジェクトを分業で進めやすいメリットがある一方、以下のような課題があると言われています。
 

  • ・中間層が多いほど発注金額が分散し、下流企業の単価が低下しやすい

  • ・仕様・情報が伝言ゲームになり、品質や納期にズレが生じやすい

  • ・下層企業ほど元請けの意思決定に関与できず、技術者が疲弊しやすい


クラウド化やアジャイル開発の普及により多重構造の改善も進んでいますが、依然として業界の根深い課題の一つとなっています。

 

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4. 情報処理サービス業界の大手企業ランキング

続いて、情報処理サービス業界に興味がある学生に向けて、2025年度版の有価証券報告書をもとに大手企業の売上別ランキングを紹介していきます。

情報処理サービス業界の売上ランキングは以下の通りです。

 
       企業    売上高
1位 NTTデータ 4兆6,387億円
2位 富士通 3兆5,501億円
3位 NEC 3兆4,234億円
4位 日立製作所 1兆7,742億円
5位 大塚商会 1兆1,076億円

※NEC、日立製作所、大塚商会は2024年度の有価証券報告書を参照

NTTデータ

NTTデータは国内最大級のSIerであり、日本のみならず世界中に拠点を持つグローバルIT企業です。金融・官公庁・医療・製造など、生活や産業の根幹を支える大規模システムを開発・保守運用していることが多く、特に金融機関のシステム構築における高い信頼性で知られています。日本最大のSIプロジェクトを手がけるケースも多い、業界の中心的存在です。

富士通株式会社

富士通は日本を代表する総合IT企業で、システムインテグレーション(SI)、クラウドサービス、ネットワーク、ハードウェアなど幅広い事業を展開しています。官公庁・金融・製造など大規模システムに強く、日本の基幹業務を支えるプロジェクトを数多く手がけています。国内IT市場での存在感が大きく、長年にわたり国内SIerのトップクラスとして位置づけられる企業です。

NEC

NECは、公共・通信・金融など社会インフラ領域に強みを持つ大手IT企業です。生体認証技術やセキュリティ技術など、AI・デジタル領域にも積極的に投資しています。官公庁や自治体向けの大型システムを多く担当しており、社会インフラ×ITを柱に幅広いソリューションを展開している点が特徴です。

日立製作所

日立製作所は、ITサービスに加えて家電、エネルギー、鉄道、産業機器など幅広い事業を持つ総合電機メーカーですが、近年はLumadaブランドを中心としたデジタルソリューション事業に力を入れています。
社会インフラ・産業インフラとITを組み合わせた大規模なDX支援を得意とし、IT×ものづくりの独自性が強みです。SIerとしても非常に大規模な実績を持ちます。

野村総合研究所

NRIは、日本を代表するシンクタンクでありながらITソリューション事業でも圧倒的な存在感を持つ企業です。特に金融業界向けのシステム開発に強く、証券会社・銀行・保険の基幹業務システムを多数支えています。
また、コンサルティングとシステム開発を一体で提供できる点が特徴で、高付加価値のITサービスを提供する上流志向の強い企業として評価されています。

情報処理サービス業界平均年収ランキング

2025年度版の有価証券報告書をもとにした情報処理サービス業界の平均年収ランキングは以下の通りです。

 
        企業     平均年収
1位 野村総合研究所 1,321万円
2位 SRA 1,283万円
3位 電通総研 1,122万円
4位 三菱総研 1,081万円
5位 伊藤忠テクノソリューションズ 1,028万円
 ※電通総研は2024年、伊藤忠テクノソリューションズは2023年の有価証券報告書を参照

SRAホールディングス

SRAホールディングスは、日本の独立系SIerとして長い歴史を持つIT企業です。
特定の親会社を持たない独立系であるため、幅広い業界のクライアントに中立の立場でシステム開発やITコンサルティングを提供しています。大学・研究機関向けのITサービスやオープンソース技術に強みがあり、技術志向のエンジニアが多いことでも知られています。

電通総研

電通総研は、電通グループのITソリューション会社で、マーケティング・消費者分析・データ活用などに強みを持つ企業です。広告・マーケティング領域で培ったノウハウを活かし、企業のデジタル変革を支援するサービスを幅広く展開しています。
CRM、マーケティングDX、データ分析基盤など、企業の顧客戦略を支えるITプロジェクトが多いことが特徴です。

三菱総研

三菱総研は、政策提言・経済分析などを行うシンクタンクであると同時に、ITソリューションにも力を入れる総合研究・コンサルティング企業です。官公庁や公共分野に強く、社会課題の解決を目的とした大規模なシステム開発プロジェクトを多く手がけています。
コンサルとITを一体で提供できる点が大きな特徴で、分析力や論理的思考力を活かした働き方ができる企業として知られています。

伊藤忠テクノソリューションズ

伊藤忠テクノソリューションズは、商社系SIerとして国内外の多くのIT製品を扱い、顧客に最適なソリューションを提供することを強みとする企業です。
幅広いベンダーとのパートナーシップにより、クラウド、ネットワーク、基盤構築、アプリケーション開発まで多様なサービスを展開しています。金融・通信・製造・公共など幅広い領域で実績があり、技術力と総合力を兼ね備えたSIerとして高い評価を得ています。
 

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5. 新卒向け | 追っておくべき情報処理業界の最新動向

情報処理業界は、新たな技術の登場もあり、今後大きく変化していくと予測されています。情報処理業界の仕事に就く学生は、その変化に適応する姿勢を求められるでしょう。ここでは、特に注目されている情報処理業界の最新動向を紹介します。

デジタル・トランスフォーメーション(DX)

デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは、企業がデータやデジタル技術を活かしてビジネスモデルを変革したり、新たなサービスを生み出したりすることを指しています。
具体的には、紙をベースにしていた既存業務を電子化したり、電子データをやり取りして業務を効率化することがDXの一環です。

さらに最近では、これまでリアル・アナログでしかできなかった業務のデジタル化も進んでおり、FinTech(金融)、HealthTech(健康)、AgriTech(農業)など、あらゆる業界でテクノロジーが活用されるようになっています。

関連記事:DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?定義や必要性について徹底解説

セキュリティ強化

テクノロジーの進化により、企業や個人のデータをサイバー攻撃から守るための技術やセキュリティ体制の強化が求められています。近年はランサムウェア、標的型攻撃、ゼロデイ攻撃など高度化した脅威が増えており、従来の「守りのセキュリティ」では対応が難しくなっています。

近年ではAIを活用した不正アクセス検知、ゼロトラストセキュリティ、クラウド環境のセキュリティ監視などの技術が普及し、ネットワーク・端末・アプリを多層的に守る取り組みが進んでいます。セキュリティ技術の進化により、企業は情報漏洩リスクを低減し、安心してデジタル活用を進めることができます。

生成AI/エージェントの拡大

生成AIは、文章・画像・音声・動画などを自動生成できる技術で、ChatGPTの登場以降、企業や社会全体で利用が急速に広がっています。これに加え、タスクを自律的に実行するAIエージェントも普及しつつあり、データ分析、レポート作成、顧客対応、自動化など多くの業務が効率化されています。生成AIやAIエージェントの拡大によって、単なる作業の自動化に留まらず、企業の意思決定支援や新規ビジネス創出も可能になり、働き方や産業構造に大きな変革をもたらしています。

サスティナビリティ

サステナビリティ領域では、環境負荷の低減や持続可能な社会を実現するためにIT技術が活用されています。具体的には、再生可能エネルギーの管理、CO2排出量の可視化、スマートシティ、サプライチェーンの透明化などが挙げられます。

クラウドやIoTセンサーを使って環境データを収集しAIで最適化することで、企業はエネルギー利用の効率化や環境対応をより高度に推進できます。ESG投資が拡大する中、サステナビリティとITの融合は企業戦略の重要テーマになっています。

5Gの拡大、さらなる通信規格の進化

5Gは、高速・大容量・低遅延を特徴とする次世代通信規格で、遠隔操作、自動運転、スマート工場、AR/VRといった新たなサービスを可能にします。現在は5Gの普及が進み、今後は5G Advancedや6Gなど次世代規格の開発も進行しています。
通信技術の進化により、リアルタイムデータ活用がさらに進み、製造・医療・交通などあらゆる分野で新しい価値創造が期待されています。
 

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6. 情報処理業界の仕事に必要なスキル

続いて、情報処理業界を目指す新卒が身につけておくと良いスキルを紹介します。新卒はポテンシャル採用で内定を獲得できる可能性がありますが、ある程度スキルがあると選考を有利に進められるはずです。

ITの知識

情報処理業界で働くには、ソフトウェアやハードウェアの基礎知識など、IT関連の知識が役立ちます。近年はAIやビッグデータといった新しい技術の需要が高まっているので、目指す職種によってはこれらの知識もあると良いでしょう。

新卒がITの基礎知識を身につけるには、ITパスポートなどの資格を勉強するのがおすすめです。ITパスポートでは、情報システムやネットワーク、データベースといったITの基礎知識を体系的に身につけられます。

関連記事:IT知識を基礎から完全解説|初心者が知っておきたいITの基礎知識

プログラミングスキル

エンジニアやプログラマーを目指す場合は、学生のうちにプログラミングに触れておくと良いでしょう。ITコンサルタントなど自身でプログラミングをしない職種であっても、プログラミングスキルがあるとシステムを提案する際に役立ちます。

プログラミングは書籍や学習サイトを使って独学することもできますが、効率よく学びたい場合はスクールを活用するのがおすすめです。
 

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7. 情報処理サービス業界の志望動機を作成するコツ

続いて、情報処理サービス業界を志望する学生に向けて、志望動機をせくせいする際のコツを紹介していきます。

社会インフラを支える仕事への関心を示す

情報処理サービス業界は、表立って見えないものの社会の根幹を支えるシステムを扱います。銀行ATM、航空予約、電子カルテ、行政サービスなど、私たちの生活は多くのITシステムで動いています。

そのため志望動機では、「社会の仕組みを支える役割に魅力を感じる」「安心・安全な暮らしを裏側から支えたい」といった視点を盛り込むと、業界の特徴や意義を理解していると評価されやすくなります。

技術力だけでなく「課題解決」への意欲を伝える

情報処理サービス業界が求めているのは、単なるプログラミングスキルだけではありません。顧客の業務を理解し、問題の本質を捉え、最適な解決策を導くという課題解決への意欲を示すことが非常に重要です。

そのため志望動機では、課題解決に取り組んだ経験やチームで成果を出した経験を記載できると、企業が求める人物像に近づきます。

【おすすめの志望動機】ITで社会の複雑な課題を解決したい

情報処理サービス業界で特に相性の良い志望動機が、「社会や企業の複雑な課題を、ITを通じて解決したい」という、社会課題解決型の軸です。例えば以下のような例文が該当します。

「私は、企業や社会が抱える複雑な課題をITの力で解決できる点に魅力を感じ、情報処理サービス業界を志望しています。大学でデータ分析ツールを用いて業務改善を行った際、ITが働き方そのものを変える強い力を持つことを実感しました。情報処理サービス業界は金融や公共など重要なインフラを支える役割を担い、社会全体に大きなインパクトを与えられる仕事です。私は現場の声を丁寧に理解し、ユーザーにとって本当に価値のある仕組みを構築できるエンジニアとして成長したいと考えています。」

「なぜその企業なのか」を明確に書く

志望動機の最後で差がつくのが、その企業を志望した志望理由です。情報処理サービス業界の魅力や志望理由はかけても、事業内容が似ているように見えるため、学生はこの企業別の志望理由でつまずきがちです。

企業ごとの違いを明確にするには、以下が参考になります。
 

  • ・どの領域(金融、通信、公共、製造)に強いのか

  • ・技術志向か、コンサル寄りか

  • ・海外案件の有無やグローバル性

  • ・研修制度やキャリアパスの特徴

  • ・プロジェクト規模の大きさ


これらを事前にリサーチして違いを踏まえつつ、その会社だから挑戦できることをきちんと書くようにすると、志望動機に深みが生まれます。

 

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8. まとめ

情報処理業界では、SIerと呼ばれる企業があらゆる業界の企業に対応したシステムの構築を行っています。情報サービス業の市場は拡大傾向にあり、今後も新技術の登場によりさらに市場が発展していくでしょう。

そんな中、情報処理業界を含むIT業界は人手不足の状態が続いており、未経験の新卒が就職するチャンスが豊富です。就活では、あらかじめITやプログラミングの知識を身につけておくと、選考でアピールできるでしょう。
 

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