未経験でエンジニアになるのは難しい?おすすめ職種と向いている人の特徴

未経験でエンジニアになるのは難しい?おすすめ職種と向いている人の特徴
専門職かつプログラミングスキルが求められるIT系エンジニアは、未経験から就職するのは難しいと言われることが多いです。新卒採用であってもプログラミングの経験者、もしくは理系出身の学生を求める企業は多く、文系でプログラミング未経験だと選考に通りにくくなることも少なくありません。 しかしエンジニアの求人の中には、未経験OKのホワイト企業の求人も多く、未経験からスタートできる職種を選ぶことで選考で不利になることを防ぐことも可能です。十分な企業研究・職種研究を行っている方なら、未経験からエンジニアになることも難しくはないのです。 本記事では、未経験からエンジニアになるのは難しいと言われる理由と、未経験からでもスタートできる理由、おすすめの職種などについて解説します。 関連記事:エンジニアの就活はこれでバッチリ!スケジュールや準備事項をマルっと解説

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1.未経験でエンジニアは難しいと言われるのはなぜ?

まずは未経験からエンジニアになるのが難しいと言われる背景について、以下の5つの観点から解説します。
 

  • ・開発経験・実績が重視されやすいから

    ・残業や休日出勤が多くなりがちだから

    ・プログラミング作業には向き不向きがあるから

    ・ハードウェアなど幅広く知識が求められるから

    ・AIに仕事が代替され始めているから


それぞれ詳しくご説明しますので、未経験からエンジニアを目指している方はぜひ参考にしてください。

関連記事:新卒エンジニアに未経験でなるには?エンジニア就職に向いている人はこんな人

開発経験・実績が重視されやすいから

IT業界で働くエンジニアは、選考の際に開発経験・実績が重視される職種です。新卒採用ではポテンシャル採用を実施する企業も多いですが、プログラミング経験を持つ方や、理系出身の方が歓迎されることがほとんどです。そのためプログラミングや情報系が未経験の方は、エンジニアとして活躍するのが難しいとされているのです。

ただし、新卒採用で入社する時点での経験は、現役エンジニアと同じレベルが求められるわけではありません。独学やスクールでプログラミングを学習し、小さなWebサービスやアプリを開発した経験があるだけでも大きな差別化になります。Webエンジニアの場合であれば、HTML/CSSを学習し、オリジナルのWebページを作成して提示できるだけでもスキルのアピールになるので、就活と並行して取り組んでみると良いでしょう。

残業や休日出勤が多くなりがちだから

未経験からエンジニアになるのは難しいと言われる理由として、残業や休日出勤が多くなりがちな業界事情も挙げられます。IT業界のエンジニアの多くは受託開発に携わっており、受託開発のエンジニアはクライアント企業の要望や都合に合わせてシステム開発に取り組まなければなりません。時には急な仕様変更・納期調整が行われることもあり、納期に間に合わせるために残業せざるを得ない状況になるケースも多いのです。

一方で、自社開発に携わるエンジニアの場合には、こうした長時間労働は発生しにくい傾向にあります。自社開発の場合には、納期調整を求めるクライアントが存在せず、比較的納期に余裕を持たせながらシステム開発に取り組めることが理由です。労働環境を重視してエンジニアを目指したい場合には、受託開発ではなく自社開発を手掛ける企業を志望すると良いでしょう。

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プログラミング作業には向き不向きがあるから

エンジニアとして働くために欠かせないプログラミング作業は、人によって向き不向きが激しいことも、未経験から始めるのは難しいとされる理由です。プログラミング作業の中では、論理的思考力や英語力、PC操作スキルなどを総合的に用いるため、これらのスキルが身についていない方や苦手意識のある方の場合、プログラミングを習得するのが困難でエンジニアとして就職するのが難しいと判断されることがあります。

IT企業に入社後に携わるプログラミング作業は、独学やスクールでも疑似体験することができます。プログラミング学習を進めることで、自分にエンジニアの適性があるのかどうかを判断できるほか、選考で有利に働くプログラミング言語の習得にもつながるので、就活の際には必ずプログラミング学習に触れておくようにしましょう。

ハードウェアなど幅広く知識が求められるから

プログラミングスキルが重視されると思われがちなエンジニアですが、職種によってはハードウェアやインフラをはじめとする幅広い知識が求められることがあります。サーバーエンジニアやネットワークエンジニアであれば、IT技術の仕組みやITを支える土台についての理解が不可欠となり、組み込みエンジニアとして働く場合にはハードウェア・ソフトウェアを考慮した設計に取り組む必要があります。

このように幅広い知識が必要とされるエンジニアに未経験からなろうとするのは、知識習得のハードルが高いことから、難しいと言われることがあるのです。とはいえ、入社後の研修で足りない知識や技術は指導してもらえるほか、人手不足を背景として入社時のスキル・知識については重視しない企業も増えているため、学習意欲がある方であれば内定を獲得できるチャンスがあります。

AIに仕事が代替され始めているから

Web系のフロントエンド開発の一部業務をはじめとして、エンジニアの仕事がAIに代替されつつあることも、未経験からエンジニアになるのは難しいと言われる理由の一つです。仕様書に沿ってミスのないコードを書くだけの仕事であれば、AIに任せた方が素早く正確にプログラムを作ることができるので、スキルレベルの低いWebエンジニアの需要は縮小傾向にあります。

ただし、Web系のフロントエンド開発のような一部業務を除けば、まだまだエンジニアの需要は高く、AIに代替できない仕事に携わる職種も多いです。中でもAIエンジニアやデータベースエンジニアなど、AI活用に欠かせないエンジニアは非常に将来性が高いと見込まれており、これらのエンジニアの土台となるサーバーエンジニア・ネットワークエンジニアといったインフラエンジニアも需要があります。

AIに取って代わられるのではなく、AIを活用する立場のエンジニアになるためにキャリアプランを思い描くことで、今後も長く活躍できるエンジニアを目指せるでしょう。

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2.未経験でもエンジニアになれる理由

未経験からは難しいと思われがちなエンジニア就職ですが、実際にはスキルなしから内定を得てきた先輩も多くいます。ここからは未経験からでもエンジニアになるのが難しくない理由について、次の3つをご紹介します。
 

  • ・IT業界は人手不足が続いている

    ・未経験からエンジニアを育てる土壌が整っている

    ・未経験から挑戦できる業務が多い


それぞれ順番に解説していきましょう。

IT業界は人手不足が続いている

IT業界では人手不足が顕著であるというイメージを持つ方は多いでしょう。経済産業省が公表した「IT 人材需給に関する調査」のデータでも、2030年までに最大約80万人ものIT人材が不足することが指摘されています。一方で、AI・クラウドの普及やDXの推進により、IT企業への依頼は増加の一途を辿っています。しかしクライアント企業から寄せられる案件を捌くエンジニアが不足しているため、多くの案件を断らざるを得ない状況が続いているのです。

その結果、未経験であっても意欲が高くポテンシャルのある若手人材を採用し、人手不足を解消しようと考える企業が増えているのが現状です。エンジニアとしてIT業界で働き始めるハードルが下がり、売り手市場に傾きつつあるため、未経験であってもエンジニアになるのは難しくなくなっています。

未経験からエンジニアを育てる土壌が整っている

IT業界における人手不足は、近年になって始まったわけではなく、IT化が進み始めた頃からの課題です。そのため大手IT企業の中には、人手不足を解消するために未経験の人材を採用し、自社で即戦力になるまで育成した後、現場の最前線へと送り出すまでの研修カリキュラムが構築されているケースが多くなっています。

エンジニア未経験の人材を採用後、効率的に一人前のエンジニアに育てる土壌が整っている企業が多いので、応募者にとってもIT企業から内定を得るハードルが下がっているのです。未経験からエンジニアを目指すのは難しいどころか、今の時代は未経験からスタートするのに最適な環境と言えます。

未経験から挑戦できる業務が多い

エンジニアの職種によっては未経験から挑戦できる業務が多く、スキルなしからでもスタートしやすい傾向にあります。Webエンジニアであればフロントエンド開発、インフラエンジニアであればサーバーエンジニア・ネットワークエンジニアの監視業務などが当てはまります。

エンジニアの仕事内容には、豊富な経験が求められる上流工程と、単純作業が多くを占める下流工程に分類されます。このうち下流工程の仕事は、エンジニア未経験からでもスタートできることが多く、新卒採用では内定を獲得しやすいのです。ゆくゆくは上流工程を担当できるようにスキル・経験を積む努力が必要とされますが、IT業界に入るだけであればそれほど難しくはありません。

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3.未経験から挑戦しやすいエンジニア系職種

続いて、未経験からでも挑戦しやすいエンジニア系職種について、具体的な仕事内容とともにご紹介しましょう。
 

  • ・システムエンジニア

    ・プログラマー

    ・Webエンジニア

    ・サーバーエンジニア・ネットワークエンジニア


それぞれ順番に解説しますので、未経験から応募する時の職種選びの参考にしてみてください。

システムエンジニア

システムエンジニア(SE)は、IT業界では最も一般的な職種であり、入社する企業によってさまざまな業務に携わります。開発の現場で黙々とコードを書くというよりは、クライアント企業との打ち合わせに参加して、技術的な観点からヒアリング・提案を行いながら、開発プロジェクトを進める役割を果たします。

そのためエンジニア未経験からであっても、高いヒアリングスキル・提案力があれば内定を取りやすく、就職のハードルが低めの職種と言えます。ただし、ITベンチャーやスタートアップ企業では、システムエンジニアがプログラマーの仕事を兼ねており、現場でのプログラミングを担当するケースもあるので注意しましょう。

関連記事:新卒で目指すべきなのはシステムエンジニアかプログラマーか?

プログラマー

プログラマーもシステムエンジニアと同様にIT企業で募集されることの多い職種ですが、クライアント企業との打ち合わせなどに同席することは少なく、開発の現場の最前線で活躍する職種となっています。高いプログラミングスキルやIT知識が求められるので、エンジニア未経験で入社する場合にも、事前にプログラミング言語を独学し、個人開発の経験を積んでおくことが望ましいです。

人柄・性格やポテンシャルだけではなく、技術力や実績が評価されやすい職種なので、手に職をつけてIT業界で活躍し続けたい方に向いています。エンジニアとしての専門性を追求することで、ITスペシャリストを目指して高年収を得ることも可能です。

関連記事:新卒でプログラマーになるには?未経験でもなれる?就活に向けてやるべきこと

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Webエンジニア

Webエンジニアとは、WebページやWebアプリなどのWebサービスの開発に携わるエンジニアです。フロントエンド開発・バックエンド開発の2種類の工程に分類され、未経験からスタートしやすいのはフロントエンド開発となっています。フロントエンド開発は、HTML/CSSといったマークアップ言語やJavaScriptを用いて、私たちが普段使っているWebサービスの見た目を整えるのが仕事です。

HTML/CSSは入門者向けのプログラミング言語とされており、Web業界は目に見える成果がわかりやすく華やかなイメージがあるため、就活では人気の職種の一つです。未経験からスタートしやすい分、別の人材に代替されやすい仕事でもあるため、いち早くバックエンド開発のスキルを身につけてステップアップを目指すことが大切です。

関連記事:Webプログラミングとは?種類や学習方法などを体系的に解説

サーバーエンジニア・ネットワークエンジニア

サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアは、ITを扱う企業に欠かせないITインフラを守る職種であり、ITサービスを土台から支えるインフラエンジニアの一種です。OSやサーバー、クラウドサービスについての専門知識を扱いながら、クライアント企業のニーズに合わせたITインフラの設計・構築を担当します。

サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアの業務には、構築したITインフラの保守・運用・監視業務も含まれており、未経験から採用された場合には、まずは監視業務から任されることが多いです。サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアとしてのスキルを磨くことで、将来性の高いクラウドエンジニア・セキュリティエンジニアなどにステップアップできるのが魅力ですが、24時間体制での監視業務のために夜勤・休日出勤が発生することがある点にご注意ください。

関連記事:サーバーサイドエンジニアとはどんな職業?業務内容や魅力・年代別の目安年収を詳しく解説
関連記事:ネットワークエンジニアに新卒でなる方法|企業選びのポイントまで解説

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4.未経験からエンジニアに向いている人の特徴

未経験からエンジニアとして成功できるかどうかは、一人ひとりの資質や適性も影響します。ここでは未経験からでもエンジニアに向いている人の特徴について、次の3つをご紹介します。
 

  • ・コミュニケーションスキルが高い人

    ・独学でプログラミングに取り組める人

    ・IT業界のトレンドを追い続けられる人


これらのポイントを踏まえ、エンジニアへの適性があるかどうかを確認しておきましょう。

コミュニケーションスキルが高い人

未経験からエンジニアになるためには、コミュニケーションスキルが高い人でなければ難しいです。エンジニアと言えば、黙々とパソコンに向かって作業するイメージがありますが、実際にはクライアント企業との打ち合わせに参加したり、開発チームと連携を取りながら作業を進めたりするので、円滑にコミュニケーションを取るスキルが欠かせません。

ただしエンジニアに求められるコミュニケーションスキルとは、話し上手であるというよりも、聞き上手で相手の立場になって考えられるスキルです。人前で話すのが苦手だからといって、エンジニアには不向きというわけではないのでご安心ください。

独学でプログラミングに取り組める人

未経験からエンジニアを目指す場合には、独学でプログラミングに取り組めることが望ましいでしょう。他者に言われるよりも前に自ら率先してプログラミングに取り組めるだけの興味・関心や、プログラミング学習を継続できる資質が高く評価されるからです。その意味でも、未経験エンジニアの選考ではプログラミングの学習経験が重視される傾向にあるのです。

事前にプログラミングに触れておくことは、自分自身がプログラミングを苦としないかどうか、エンジニアに適性があるかどうかを自己分析するためにも役立ちます。Webエンジニアを目指すのであればHTML/CSSやJavaScript、組み込み系のプログラマーを目指す場合にはPythonやJavaなど、入社後に携わる仕事内容に応じたプログラミング言語を習得すると、さらに選考を有利に進められます。

IT業界のトレンドを追い続けられる人

未経験からエンジニアになるためには、IT業界のトレンドを自主的に追い続けられる人でなければ難しいかもしれません。通勤時間やプライベートの時間を使って、常にITニュースや技術ブログをチェックするアンテナを張れる人の方が、IT業界で活躍できる可能性が高いです。IT業界は変化の激しい世界であり、最新の業界トレンドを業務にも活かせるかどうかが、エンジニアとしての評価を左右するからです。

そのためIT業界やIT技術についてあまり興味がなく、ITニュースを追い続けることが苦に感じる方の場合、エンジニアには不向きと判断されやすくなります。まずはIT業界についての業界研究を深め、興味のあるテーマやトピックについて深掘りしてみると、IT業界への興味・関心が高まるきっかけになるかもしれません。

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5.まとめ

未経験でエンジニアになるのは難しいと言われる背景として、IT業界では開発経験・実績が重視される傾向にあることや、残業・休日出勤が多くなりがちなこと、プログラミング作業は向き不向きが激しいことなどが挙げられます。一方で、IT業界全体の人手不足が要因となって、未経験からエンジニアを育てる土壌がある企業が多く、スキルなしから始めやすい職種も豊富なので、未経験からエンジニアの内定を取るのは難しくないのが実情です。

未経験からエンジニアになるのに向いている人の特徴には、コミュニケーションスキルが高い人、独学でプログラミングに取り組める人などが挙げられます。IT業界のトレンドを自主的に追い続けられることも高評価につながりますので、まずは業界研究・職種研究に取り組み、エンジニアの働き方や仕事内容について理解を深めてから、就活に臨むようにしましょう。

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