ITエンジニアを目指す就活生へ|知っておくべきシステムエンジニアとプログラマーの違いについて徹底新卒で目指すべきなのはシステムエンジニアかプログラマーか?

最終更新日:2021年7月12日

IT業界を目指している学生の皆さんであれば、一言でITエンジニアと言ってもさまざまな職種があることは知っている方も多いでしょう。特にシステムエンジニアとプログラマーは、ITエンジニアの中でもとても人気がある職種です。しかし、具体的な仕事内容や求められるスキルなどの細かな違いはご存じでしょうか?
ITエンジニアとして就職するためには、まずは両者の違いをしっかりと理解し、どの道を目指していくのかを明確にするべきです。
そこでこの記事では、システムエンジニアとプログラマーの仕事内容や、求められる知識・スキル、年収の違い、新卒で目指す際の適性、キャリアパスなどについて解説します。

1. システムエンジニアとプログラマーの仕事内容と求められる知識・スキル

まず、システムエンジニアとプログラマーの仕事内容と、求められる知識・スキルについて解説します。

システム開発の仕事内容

一般的なシステム開発業務は、顧客からシステム化に関する要望などを聞きだし、要件定義書にまとめる設計工程から始まります。その後、作成した要件定義書や設計書を元に、プログラミングによりシステムの構築を行います。そしてテスト工程を経て、システムが完成します。システムが完成し稼働した後も、安定したサービスを提供するため、システムの運用・保守を行います。

システムエンジニアとプログラマーの仕事内容

システムエンジニア

システムエンジニアの主な仕事内容は、システムの要件定義をまとめる設計工程です。顧客へのヒアリングにより要望を把握し、システムの仕様を決めて要件定義書を作成します。
また、スケジュールの進捗管理やシステムの品質管理などプロジェクト全体の管理を行い、システムの稼働後は運用・保守も担当します。

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した要件定義書や設計書を元に、プログラミングによりプログラムモジュールを作成してシステムに実装します。

どちらもシステム開発において重要な役割を担う職種ですが、業務範囲が大きく異なります。システムエンジニアの仕事の範囲は、顧客とのやり取りや設計工程を含めたプロジェクト全体に及びます。一方でプログラマーは、設計書を元にプログラミングを行いシステム構築する工程を担当します。

システムエンジニアとプログラマーに求められる知識・スキル

システムエンジニア

システムエンジニアは、プログラミングの基礎知識に加え、顧客の要望を正確にヒアリングするためのコミュニケーション能力が求められます。
また、プロジェクト全体を俯瞰的に見る必要があるため、ITに関する幅広い知識・スキルがあると役立ちます。キャリアを積むにしたがって、プロジェクトを管理・推進するマネジメントスキルなども求められるでしょう。

プログラマー

プログラマーには、当然ながらプログラミングの知識とスキルが最も重要です。また、エラー発生時などに原因を突き止めたり、効率的なプログラムを作成したりするためには、論理的な思考力が求められます。

さらに、プログラマーはパソコンに向かってもくもくと作業をするイメージがありますが、システム開発は通常チームで行います。プログラム間連携などチーム内でのやり取りをスムースに行うためにも、ある程度のコミュニケーション力は必要です。

両者ともITの知識やスキルが求められるのは同様ですが、システムエンジニアは顧客との折衝や、プロジェクト内のチーム間調整がメインの業務となるため、コミュニケーション能力がより重要視されます。一方で、実装工程が中心のプログラマーにはより高度な技術力が求められます。

2. システムエンジニアとプログラマーの年収の違い

次に、システムエンジニアとプログラマーの年収の違いについて解説します。

システムエンジニアの平均年収

レバテックキャリアの募集によると、システムエンジニアの平均年収は約500万円~約700万円です。プログラマーのキャリアアップ先がシステムエンジニアとなるため、平均年齢がプログラマーよりも高く、それに比例して年収も高くなっています。また、プロジェクトの全体に関与し、顧客との重要な折衝なども担当するため、評価されやすいといった面も年収が高い理由でしょう。

プログラマーの平均年収

プログラマーの平均年収は約400万円~約600万円です。プログラマーはITエンジニアの登竜門とされ新卒が多いため、システムエンジニアよりも年収が低くなっています。ただし、プログラマーはスキル次第で年収に大きく差が出る職種であり、システムエンジニアより年収の高い人も存在します。キャリアを積むことで年収アップも期待できるでしょう。

なお、いずれの職種でも新卒の平均年収は約300万円~約400万円程度です。

3. 新卒での適性とキャリアパス・将来性

最後に、システムエンジニアとプログラマーそれぞれの職種に向いている人の特徴と、キャリアパス・将来性について解説します。

システムエンジニアとプログラマーの適性

システムエンジニア向きの人

システムエンジニアは、システム開発に関する技術的な業務に加えて、顧客やプロジェクトメンバーなど人と関わりながら仕事を進める場面が多いです。そのため、人とのコミュニケーションが得意な人はシステムエンジニア向きと言えます。

また、プロジェクトの全体をとりまとめるプロジェクトマネージャーなどの職種に興味があり、マネジメントスキルに長けている人も向いているでしょう。

プログラマー向きの人

プログラミングはソフトウェア上でのモノづくりであり、基本的にモノを造ることが好きな人は向いていると言えます。また、プログラミング中には、予期しないエラーやバグなどが起こることも少なくありません。その際に止まってしまうのではなく、すぐに原因を調べたり、先輩プログラマーなどに質問したりすることをいとわない人はスキルアップも早くなります。

システム開発では、生産性を向上させるのはもちろん、エラーが起きた際には素早く対処することが重要です。スキルが高く、ある専門分野などに長けた有能なプログラマーは、さまざまな場面で貴重な人材として評価されます。

キャリアパス・将来性

新卒で入社した場合、最初はプログラマーからスタートし、次のキャリアとしてシステムエンジニアにステップアップするのが一般的です。その後は、より上位のプロジェクトマネージャーやITコンサルタントも目指すことができます。

一方で、プログラマーとしてさらにスキルを高め専門性を磨きたい人は、AIなどのより高度な分野のプログラマーや、開発エキスパートを目指すとよいでしょう。また、独立してフリーランスのプログラマーとして活躍するというキャリアパスもあります。

昨今、IT業界では急速な技術の進化により、それに対応できる人材の育成が間に合っておらず、常に慢性的な人材不足に悩まされています。経済産業省の調査によると、2030年にはITエンジニアが最大で約79万人不足する(※)と予想されています。
そのため、システムエンジニアやプログラマーは、需要や重要性が今後もますます高まっていく将来性のある職種です。

新卒での募集はどちらの職種もありますが、一般的にはシステムエンジニアとして活躍できるのは数年経験を積んでからとされています。そのため、システムエンジニアを目指す方でも、まずはITエンジニアの登竜門であるプログラマーとして就職し、スキルを身に付けてステップアップしていくことが着実な道である、とも言えるでしょう。

※参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査」p31より

4. まとめ

IT業界は成長している業界であり、システムエンジニアやプログラマーは学生にも人気の職種です。システムエンジニアとプログラマーの仕事内容は異なり、システムエンジニアの主な仕事内容は、システムの要件定義をまとめる設計工程です。一方プログラマーは、システムエンジニアが作成した要件定義書や設計書を元に、プログラミングによりプログラムモジュールを作成してシステムに実装します。

どちらもシステム開発において重要な役割を担う職種ですが、業務範囲が大きく異なります。就職活動を進めるにあたって、自分の目指したい方向性に合致する職種を選ぶことをおすすめします。

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