ネットワークエンジニアの志望動機を例文で解説!NG例や面接官が見ているポイントも

ネットワークエンジニアの志望動機を例文で解説!NG例や面接官が見ているポイントも
ネットワークエンジニアは未経験からでも挑戦しやすい職種であり、IT系職種の中でも将来性が明るい職業とされています。年収が高く好待遇も期待できるので、今から就職したいと考えている方も多いですが、どのような志望動機をアピールすれば高評価につながるのか分からずに困っている方も少なくありません。 ネットワークエンジニアの将来性や待遇の良さを志望動機としてアピールするのはNGとわかっているものの、面接官に刺さる志望動機が思いつかない方は非常に多いです。 そこで本記事では、ネットワークエンジニアの求人に新卒で応募する時の志望動機の書き方について、例文とともに解説します。志望動機の中で面接官が見ているポイントや、志望動機を書くための事前準備についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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1.新卒向けネットワークエンジニアの志望動機の例文

まずはネットワークエンジニアの新卒採用に応募する時の志望動機について、3つのパターンごとに例文でご紹介します。下記の例文を参考にしながら自分だけの志望動機をまとめ、選考の際にアピールしてみましょう。

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志望動機の例文①

「私は日頃から使っているスマートフォンやパソコンの操作に欠かせない技術として、サーバーやネットワークというインフラの存在があることを知り、人々の生活を支える縁の下の力持ちとしての働き方に興味を持ったことがきっかけで、ネットワークエンジニアを志望しました。私自身は、将来は人々の生活を土台から支えるような仕事に就きたいと中学校の卒業文集に書いていたこともあって、ネットワークエンジニアの仕事を調べるほどに興味を持ち、大学時代には独学でCCNAの資格も取得しました。貴社に入社後は、ネットワークをはじめとするITインフラへの興味・関心を活かし、スキルアップに励みながら活躍したいと考えています。」

志望動機の例文②

「貴社のネットワークエンジニアの募集を志望した理由は、ネットワークエンジニアとしてキャリアアップできる環境が整っていると感じたからです。貴社では異業種から中途入社された方や、Webエンジニアから転身された方など、さまざまなバックグラウンドを持つ方が活躍していることを知りました。そうした多様性のある職場環境であれば、ネットワークエンジニアとしてはもちろん、職種の垣根を超えて活躍できる人材になれると考えました。私自身も大学時代には情報工学を専攻し、アルバイトではコールセンター業務を2年間経験してきたので、これまでの経験を活かして貴社のネットワークエンジニアとしても活躍したいと思っています。」

志望動機の例文③

「私が貴社を志望したのは、先輩社員インタビューの○○さんのお話を伺い、生い立ちがよく似ている自分と重ね合わせながら、自分もネットワークエンジニアとして活躍したいと考えたことが理由です。私も○○さんと同じように、社会的意義の高い仕事に就きたいと考えていた時に、貴社のInstagramを見たことがきっかけで興味を持ちました。入社後は即戦力として活躍できるよう、在学中にCCNAの資格を取得し、ネットワークエンジニアのインターンシップにも参加してきました。将来は現場の最前線で活躍できるようなエンジニアを目指して、貴社に貢献したいと考えています。」

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2.ネットワークエンジニアの志望動機のNG例文

次に、ネットワークエンジニアを目指すにあたってのNG例文について、下記の3つのポイントごとに解説します。
 

  • ・他職種ではなくネットワークエンジニアを選んだ理由がわからない

    ・他社ではなく自社を志望する理由が抜けている

    ・入社後の業務内容への理解が不足している


自分で用意した志望動機がこれらの特徴に当てはまっていないかを確認した上で、企業へ提出するようにしましょう。

他職種ではなくネットワークエンジニアを選んだ理由がわからない

「私はもともとIT業界に興味があり、貴社のネットワークエンジニアの募集に応募させていただきました。ネットワークエンジニアはIT社会を支えるために欠かせない職種だと考えているので、丁寧に仕事に取り組みたいと思います。将来はクラウドエンジニアへとキャリアアップするためにも、さまざまな経験を積みながら働きたいです。」

上記のNG例文のように、なぜネットワークエンジニアを選んだのかという理由がはっきりしない志望動機は、専攻ではマイナス評価を受けやすいです。システムエンジニアやプログラマー、あるいはサーバーエンジニアといった職種ではなく、なぜネットワークエンジニアを目指したのか、その理由を企業側は詳しく知りたいと考えています。ITインフラに興味を持ったきっかけや、ネットワークエンジニアならではの魅力について盛り込みながら、職種に対する熱意・意欲を伝えられるのが望ましいです。

他社ではなく自社を志望する理由が抜けている

「私はIT社会の土台を支える仕事がしたいと思い、貴社のネットワークエンジニアを志望しました。入社後はネットワークエンジニアとして多くの経験を積みながら、貴社に貢献できる人材を目指したいです。トラブルが発生した際にも冷静に対処して、影響を最小限に抑えることを心がけたいと考えています。」

上記のNG例文では、ネットワークエンジニアという職種への志望動機には触れられていますが、自社を志望する志望動機が抜けてしまっています。自社の事業内容や理念などにまったく触れていない志望動機は、「ネットワークエンジニアになれるならどの会社でも良いのでは?」という印象につながり、選考では不利になる原因となります。ネットワークエンジニアとして働ける企業の中でも、応募企業ならではの特徴や魅力について、自分なりの言葉で説明することが大切です。

入社後の業務内容への理解が不足している

「私は貴社のネットワークエンジニアとして、Webアプリを作る仕事に携わりたいと考え志望しました。貴社のエンジニア一人ひとりを大切にする風土に魅力を感じ、ぜひ貴社で働きたいと思ったのがきっかけです。入社後はネットワークエンジニアとして素早く一人前になり、より良いWebアプリを作って世の中に貢献したいです。」

少し極端な例ですが、上記のようにネットワークエンジニアの仕事内容には含まれない業務を志望動機に盛り込んでしまうのもNGです。Webアプリを作る仕事は、WebエンジニアやWebアプリエンジニア、アプリケーションエンジニアなどが担当するのが一般的で、ネットワークエンジニアが担当することはありません。

このようにネットワークエンジニアの仕事内容や働き方への理解が不足していると、企業研究や職種研究が浅く、入社意欲が低い学生と判断されてしまいます。書類選考で不合格になる可能性も高まるので、ネットワークエンジニアについて十分に理解した上で志望動機を作成しましょう。

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3.ネットワークエンジニアの志望動機で面接官が見ているポイント

次に、ネットワークエンジニアの志望動機のうち、面接官がどのようなポイントをチェックしているのかをご紹介しましょう。
 

  • ・ネットワークエンジニアの役割を理解しているか

    ・学習意欲があり責任感を持った人物か

    ・自社で採用するメリットを感じられるか


これらのポイントを踏まえて志望動機を作成することで、面接官に刺さる自己PRを作ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

ネットワークエンジニアの役割を理解しているか

ネットワークエンジニアの志望動機で面接官が見ているポイントとして、入社後の仕事内容や求められる役割を理解しているかどうかが挙げられます。ネットワークエンジニアという職種の仕事内容を深く理解し、入社後の働き方のイメージを正確に掴めている学生は、深く職種研究・企業研究ができている人物と評価されます。イメージしている働き方と自社の働き方との齟齬が少なければ、それだけ入社後にミスマッチを起こしにくいと判断されるため、内定を獲得できるチャンスが高まります。

ネットワークエンジニアに求められる役割を深く理解しておくことは、応募者にとっても入社後のミスマッチを減らし、理想の仕事に就きやすくなるメリットが得られます。就活に失敗して後悔しないためにも、徹底した職種研究・企業研究を欠かさないようにしましょう。

学習意欲があり責任感を持った人物か

面接官はネットワークエンジニアの志望動機を通じて、学習意欲がある人物か、責任感を持った人物かどうかを判断しようとしているケースも多いです。ネットワークエンジニアの仕事内容にはクラウド・セキュリティなど変化の激しい分野も含まれるため、学習意欲が低い学生だと、入社後の研修やスキルアップについてこられない可能性があると判断されます。

また、ネットワークエンジニアはITインフラを支える重要な役割を果たす職種なので、自分の仕事に対して責任感を持って取り組める人物が評価されます。新卒採用で人柄を重視したポテンシャル採用を実施している企業では、このような人物面・性格面を志望動機から読み取ろうとすることも多いのです。

自社で採用するメリットを感じられるか

ネットワークエンジニアの志望動機をチェックする際には、面接官は「この学生を採用するメリットが自社にあるか?」という観点でも評価しています。たとえば、充実した研修制度や福利厚生に魅力を感じて、自社のネットワークエンジニアの求人に応募してきた場合、学生側にメリットはあるものの、自社には採用するメリットが少ないと判断されます。

このような企業側のメリットを深く考えることなく応募していることは、志望動機の書き方からも伝わってしまいます。志望動機を書く時には、あくまでも自分側のメリットだけではなく、自分を採用する企業側のメリットについても提示することが大切です。

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4.ネットワークエンジニアの志望動機を書くための事前準備

次に、ネットワークエンジニアの志望動機を書くために、事前に準備しておきたいポイントについて解説します。
 

  • ・徹底した企業研究・職種研究に取り組む

    ・入社意欲が伝わるエピソード・数字を集める

    ・入社後のキャリアビジョンを描く


これらのポイントについて事前に考えておくと、ネットワークエンジニアの志望動機をまとめやすくなるので、ぜひ実践してみてください。

徹底した企業研究・職種研究に取り組む

ネットワークエンジニアの志望動機で面接官に刺さる内容を作るためには、徹底した企業研究・職種研究に取り組むことが欠かせません。その企業で活躍するネットワークエンジニアにはどのような役割が求められているのか、そもそもネットワークエンジニアの仕事内容や必要スキルは何かを理解しておくことが、魅力的な志望動機を書くコツです。

特にネットワークエンジニアの職種研究に取り組むことは、入社後の後悔やミスマッチを防ぐことにも役立つので、徹底的にリサーチしておくと良いでしょう。ネットワークエンジニアの仕事内容は入社する企業によって変わることも多いため、なるべく多くの先輩やOB/OGに話を聞いておくと、ネットワークエンジニアの働き方をイメージしやすくなるはずです。

入社意欲が伝わるエピソード・数字を集める

ネットワークエンジニアに限らず魅力的な志望動機を作るためには、具体的なエピソードや数字を盛り込むのが効果的です。ネットワークエンジニアに興味を持った時のエピソードや取得した資格、ネットワークについて勉強した期間・年数なども強力なアピール材料となります。

これらの要素を盛り込むことで志望動機に独自性が生まれ、テンプレートやマニュアル通りの志望動機と大きく差別化することができます。面接の際に話を広げて好印象を持ってもらえるきっかけになることも多いので、なるべく具体的なエピソード・数字を準備してみてください。

入社後のキャリアビジョンを描く

ネットワークエンジニアの志望動機を書くために、入社後のキャリアビジョンを描いておくことも効果的です。5年後・10年後の活躍している姿や、ネットワークエンジニア一人前になって企業の売上に貢献している人物像を描いておくことにより、企業に対してどのように貢献できるかをアピールするのに役立ちます。

将来のキャリアビジョンを考える際には、志望する企業で活躍している先輩のインタビュー記事を読んだり、会社説明会で話を聞いてみたりすると、イメージしやすくなるでしょう。長期的な目線でキャリアビジョンを持っている学生は、高い志望意欲を持ってネットワークエンジニアを目指しているという評価にもつながるので、ぜひ試してみてください。

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5.ネットワークエンジニアの志望動機でアピールすべきスキル

ネットワークエンジニアの志望動機を書く時には、アピールできるスキルや強みについても触れておくと、面接官の興味を引きやすくなります。ここではネットワークエンジニアの志望動機でアピールしたいスキルについてご紹介しましょう。
 

  • ・ITインフラに関する知識

    ・コミュニケーションスキル

    ・CCNA・LinuCなどの保有資格


これらのスキルを志望動機に盛り込める場合には、積極的にアピールしてみてください。

ITインフラに関する知識

ネットワークエンジニアとして活躍するためには、サーバーやネットワークなどのITインフラに関する知識が欠かせません。理系出身で在学中にインフラについて学んできた方や、アルバイト・インターンでネットワークエンジニアの実務に触れてきた方は、その際に身につけた知識をアピールするのがおすすめです。

ITインフラについて学んだり、実務に触れたことをきっかけとして、ネットワークエンジニアを目指すことを決心したというストーリーを伝えるのも一つの手段です。

コミュニケーションスキル

ネットワークエンジニアはクライアント企業との打ち合わせに参加したり、開発チームと連携を取ったりしながら仕事を進める職種なので、コミュニケーションスキルをアピールするのも有効です。志望動機では、接客業やサービス業でのアルバイト経験を盛り込んだり、サークル活動・部活動での立ち居振る舞いについて触れるのも効果的です。

志望動機から高いコミュニケーションスキルが伝わってくる学生は、ポテンシャル採用の新卒採用では高く評価されます。もっと詳しく話を聞きたいという印象を与え、選考を通過しやすくなるメリットもあります。

CCNA・LinuCなどの保有資格

ネットワークエンジニアとして活躍するために欠かせない資格である、CCNA・LinuCなどの保有資格をアピールするのも効果的です。志望動機にこれらの保有資格を盛り込むことで、高い志望意欲を持って資格取得にも取り組んでいることをアピールできるからです。ネットワークエンジニアとしての基礎が身についている学生と判断され、選考を有利に進められるメリットもあるので、CCNA・LinuCなどの資格は積極的に取得しておきましょう。

ほかにもネットワークエンジニアの仕事に役立つ資格として、「基本情報技術者試験」「情報セキュリティマネジメント試験」などが挙げられます。いずれも難関資格というわけではなく、就活と並行しながら取得しておくと、選考でも有利に働きます。

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6.まとめ

本記事ではネットワークエンジニアの新卒採用に応募する時の志望動機について、書き方の参考となる例文や、避けるべきNG例について解説してきました。ネットワークエンジニアの志望動機では、職種・企業への理解の深さや、学習意欲・責任感といった人物面が評価されるため、なるべく盛り込むようにするのがおすすめです。

また、魅力的な志望動機を作るためには、入社意欲が伝わるような独自性あるエピソード・数字を取り入れるのも効果的です。入社後の明確なキャリアビジョンも強力なアピール材料になるので、ネットワークエンジニアを目指す際には長期的なキャリアプランを固めておくのも大切です。本記事でご紹介してきた志望動機でアピールしたいスキル・資格なども参考にしながら、ネットワークエンジニアとしてのキャリアの第一歩を踏み出しましょう。

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