インターン選考と同じじゃ通らない!SIer・ITコンサル本選考に向けた「ESアップデート術」


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インターン選考と本選考で「ESの評価軸」はどう変わる?
サマーインターン選考を順調に突破してきた就活生ほど、「夏と同じ対策のまま本選考に挑めば大丈夫」と考えてしまいがちです。しかし、採用担当者が就活生を見る目は、インターンと本選考で明確に変化します。 サマーインターンの経験を活かしつつ、「そのまま使える部分」と「本選考に向けて作り直すべき部分」の基準を正しく見極めることが重要です。

サマー対策のまま流用してOKなポイント
自己PRの軸と過去のエピソード
アルバイト、サークル、学業などで発揮した自分の強みが分かるエピソード自体を、イチから作り直す必要はありません。
人柄やポテンシャルを示す要素
素直さ、協調性、問題に向き合う姿勢といった人間性の根幹は、インターンと同じ基準で評価されます。
本選考に向けて全面的に作り直すべきポイント
志望動機の解像度(会社への定着性)
サマーインターンは「IT業界への興味関心」レベルで通過できても、本選考では「なぜ他社ではなくうちなのか」という各社のビジネスモデルや強みまで踏み込んだ固有の志望理由が必須となります。
「内定を出しても辞退しないか」「社風や働き方のミスマッチで早期離職しないか」という会社への定着可能性を厳しく見ています。
「開発未経験からどう成長するか」の再現性(価値観・職種理解)
単に口頭でやる気を示すだけでなく、入社後にプログラミング学習経験が浅い立場からSEやITコンサルタントとしてどう自走してキャッチアップし、貢献していくかという「具体的な成長イメージ(再現性)」が厳しく見られます。
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【型と手順付き】開発未経験の学生が本選考ESで伝えるべき3つのポイント
本選考のESで問われる主要な設問に対し、開発未経験の学生が説得力を持って自らの適性を伝えるための、3つの具体策と手順、そしてES回答例を解説します。
本選考で評価されるカギは、これまでの経験やあなた自身の持ち味を、SIer・ITコンサルという業界が求める文脈へと、正しい魅せ方で伝えることにあります。
ここで紹介する型と手順を活用すれば、特別な実績やスキルがなくても、自身のポテンシャルと熱意がまっすぐ届く文章に仕上がります。
ポイント①「普通のガクチカ」をSIer・ITコンサル適性に変換する3ステップ
対象設問
「学生時代に最も力を入れたこと」「自己PR」
よくある悩み
「アルバイトやサークルの話しかなく、プログラミング経験もないためIT企業に刺さる強みとして書けない」
SIerやITコンサルの現場で求められるのは、「コードが書けること」だけでなく、複雑な課題をチームで解決するための「ヒアリング力」や「調整力」です。特別なIT実績がなくても、以下の3ステップで過去の経験を業界適性に言い換えることができます。
【変換の具体手順】
ステップ1「事実の抽出」
過去の経験から「課題に対して工夫したこと」または「チームで意見をまとめたこと」を1つ選ぶ。
ステップ2(共通項の定義)
その行動が、SIerのチーム開発工程(例:現場での意見調整)やITコンサルの分析工程(例:問題の根本原因の特定)のどちらと共通しているかを結びつける。
ステップ3「言い換えの適用」
両業界で評価されるキーワードに置き換えて記述する。
【言い換えフレーズ例】
居酒屋バイトの接客改善
➔ 「相手の潜在ニーズを汲み取るヒアリング力・問題定義力(ITコンサル/要件定義適性)」
サークル内の意見衝突の仲裁
➔ 「利害の異なるステークホルダー間の意見を整理・合意形成する調整力(SIer/チーム開発適性)」
【ES回答例文:居酒屋バイトの経験を要件定義適性へ変換した例】
「学生時代に最も力を入れたのは、居酒屋のアルバイトでのリピーター客増加に向けた接客改善です。
当初は顧客満足度の低さが課題でしたが、単なるマニュアル接客ではなく、会話の中で顧客の潜在的なニーズ(静かに飲みたい、おすすめを知りたい等)を察知し、個別に対応を変える施策を店舗全体に提案・定着させました。
結果としてリピート率を15%向上させました。この「相手のニーズを深く汲み取り最適解を導く力」は、ITコンサルにおいて顧客の業務課題を特定する要件定義工程で活かせると考えています。」
ポイント②プログラミング経験ゼロでも納得感が出せる「キャリアプラン」の書き方
対象設問
「入社後に挑戦したいこと」「将来描きたいキャリアプラン」
よくある悩み
「将来どうなりたいか聞かれても、技術知識がないため具体的にどんな技術を勉強してどうキャリアアップするのか書けず、支離滅裂になってしまう」

【突破するには】
役割・価値提供軸のキャリアパスを示しましょう。技術知識に不安がある場合は、無理に「◯年目にどのプログラミング言語やインフラ構成を習得するか」といった高度な技術者としての成長軸で考える必要はありません。
両業界で共通して求められる「顧客業務の理解」と「組織における役割の変化(現場理解からマネジメント・上流へ)」を軸にした、以下の3段階ロードマップで伝えるのが最も確実で納得感が出ます。
1〜3年目(現場・業務理解)
開発・運用やアナリストの現場で、システムの構造と顧客のビジネスフローなどをしっかりと理解する。
4〜6年目(専門性の確立・チーム牽引)
自身の強みを活かし、小〜中規模プロジェクトのサブPMや要件定義を担当する。
7年目以降(価値の最大化)
顧客の経営課題に対し、技術と業務の両面から最適なシステム提案・変革を行えるPM(プロジェクトマネージャー)やシニアITコンサルタントとして活躍する。
▼SIerでのキャリアパスを具体的に知りたい方へ
取材記事:プログラミング未経験から4年でPMに抜擢。クライアントからの学びを成長の糧に変える、SEの挑戦
補足:開発未経験から「技術スペシャリスト」を目指したい場合
もちろん、開発未経験から技術のスペシャリストを目指したいという方は、そうしたキャリアプランを書くのもOKです。
その場合は、その企業が扱っている言語やフレームワークを調べ、それに沿った成長を話せるようによく準備しておきましょう。現場の技術環境と乖離した知識を書いてしまうと逆効果になるため、事前の企業リサーチが必須となります。
【ES回答例文:役割・価値提供軸で描くキャリアプラン】
「将来は、技術的な実現可能性を踏まえた上で顧客の経営課題を根本から解決できるプロジェクトマネージャーを目指します。
そのために入社後1〜3年目は、開発・運用の現場で泥臭くシステムの構造を学びながら、顧客の現場担当者が抱える業務上の不便や業界特有の業務フローを肌で理解することを最優先します。技術の裏付けがない提案は説得力を持たないと考えているため、まずは自走して技術キャッチアップに努めます。
4〜6年目では、現場で培った業務知識と得意の調整力を活かしてサブPMを務め、顧客とエンジニア間の意見を整理する要件定義工程に深く関わります。
そして7年目以降は、特定の顧客業界における深い業務理解と技術知見を武器に、経営層に対する本質的なDX提案から大規模プロジェクトの統括までを担い、貴社の事業成長を牽引する存在へ成長したいです。」
将来は、技術的な実現可能性を踏まえた上で顧客の経営課題を根本から解決できるプロジェクトマネージャーを目指します。
そのために入社後1〜3年目は、開発・運用の現場で泥臭くシステムの構造を学びながら、顧客の現場担当者が抱える業務上の不便や業界特有の業務フローを肌で理解することを最優先します。技術の裏付けがない提案は説得力を持たないと考えているため、まずは自走して技術キャッチアップに努めます。
4〜6年目では、現場で培った業務知識と得意の調整力を活かしてサブPMを務め、顧客とエンジニア間の意見を整理する要件定義工程に深く関わります。 そして7年目以降は、特定の顧客業界における深い業務理解と技術知見を武器に、経営層に対する本質的なDX提案から大規模プロジェクトの統括までを担い、貴社の事業成長を牽引する存在へ成長したいです。
ポイント③:職種(SE / ITコンサルタント)を選ぶ理由の書き方
対象設問
「職種を志望する理由」「なぜ営業や総合職ではなく本職種なのか」
よくある悩み
「文系や開発未経験なのに、なぜIT営業や企画職ではなく『SE』や『ITコンサルタント』になりたいのか、説得力のある理由が書けない」
【突破するには】
「ものづくりが好き」「プログラミングに興味がある」といった抽象的な動機は、「Web系の自社開発企業でも良いのでは」「営業職でもIT製品には関われますよ?」と言われてしまいます。 そこで、「営業(提案する側)」や「Web系(自社プロダクトを作る側)」との対比を用いて言語化しましょう。
SIerの型
営業職のように提案して終わるのではなく、顧客の業務課題を自らの手で「確実・健全に動くシステム」として形にし、最後まで泥臭く解決する当事者になりたいから。
ITコンサル職の型
単に言われた通りのシステムを作るだけでなく、顧客の経営・事業課題の根本から向き合い、ITを活用した真の変革を導く当事者になりたいから。
【ES回答例文:SIerのSE職志望の場合】
「顧客の事業や業務課題に対し、単に提案するだけで終わらせず、自らの手で「動くシステム」として形にして根本解決できるところに惹かれているためです。
SIerのビジネスにおいては、営業職が提示した構想を、実際の現場で機能する確かなシステムへと落とし込むエンジニアこそが価値提供の核だと考えています。
開発未経験ではありますが、顧客の業務理解を徹底的に深め、技術とチームワークを用いて顧客の課題を最後まで泥臭く解決できる技術者として貢献したく、本職種を志望します。」
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サマーインターンの経験を「固有の志望動機」に昇華させる手順
サマーインターンを終えたものの、「社員や会社全体の雰囲気が良かった」「ワークが難しかった」といった抽象的な印象しか残っていないと悩む方は少なくありません。 特に個別のフィードバックを受ける機会がなかった場合、その体験をどう志望動機に繋げればよいか迷ってしまうのは当然です。
しかし、特別なフィードバックがなくても、インターンでの体験を本選考ESで納得感のある志望理由へと昇華させる具体的な手順があります。
よくある悩み
大人数型やワンデイのインターンで社員から個別のフィードバックをもらっていないため、インターン体験を志望動機にどう組み込めばいいか分からない。
【突破するには】
インターンでの個別のフィードバックやグループワークが無かったとしても問題ありません。
「インターン中に聞いた社員の発言や会話(一次情報)」と「ワークでの自分の具体的な動き(立ち回り)」の2つを因果関係を「きっかけ」と「実践」として結びつけることで、説得力のある志望動機が完成します。

ステップ1:素材の棚卸し(社員の言葉と自分の動きをセットで思い出す)
まずは、インターン経験の棚卸をして、志望動機の「核」となる2つのパーツを手元に用意します。
パーツA(社員の一次情報)
座談会や会社説明で聞いた、社員の仕事に対するこだわりや大切にしている姿勢、そのほか印象的だったことを1つ選びます。
例:「経営層の理想論だけでなく、現場の使いやすさを徹底的に追求する姿勢」
パーツB(自分の立ち回り)
インターン中にパーツAの姿勢を意識して自分が取った行動を1つ選びます。もしインターン中にそのような行動がとれなかった場合は、インターン終了後からES提出までの間にとった行動の中から選びましょう。
例(SIer寄り):「意見が対立するチームで自ら調整役を買って出て、複雑な意見を構造化して合意形成を導いた行動」
例(ITコンサル寄り):「曖昧なお題に対して問いを分解し、課題の根本原因を特定した行動」
補足:「グループワーク自体が無かった」場合
大人数型や講義型などのインターンで、グループワークが無かった場合は、パーツBを「講義を聞く中で、パーツAの考え方を深掘りするために行った情報収集(仮説を持った質問など)」に置き換えてもOKです。
例:「社員の姿勢を聞き、事前に用意した仮説をもとに〇〇の施策について自分から深く質問を重ねた行動」
ステップ2:社員の姿勢(パーツA)と自分の行動(パーツB)を「因果関係」で繋ぐ
ここが最も重要なポイントです。パーツAとBをただ「また〜」で並べるのではなく、「社員の言葉(パーツA)に触れて感銘を受けたからこそ、実際のワークでも自らその姿勢を体現しようと動いた(パーツB)」というストーリーの繋がりを作ります。
【接続の型】
「インターンで社員の【パーツA】という姿勢に強く惹かれました。そのため実際のワークでも、その姿勢を意識して自ら【パーツB】という行動を起こしました。」
ステップ3:体験での手応えから「入社後の活躍イメージ」へ着地させる
最後に、ワークでの自分の動き(パーツB)によって得られた成果や手応えを提示し、「だからこそ貴社に入社後も、自分の強みが活かせる」と結論づけます。
【着地の型】
「この経験から、現場の課題を泥臭く解決していく貴社の環境においてこそ、自身の【強み(調整力/分析力など)】を発揮して貢献できると考えています。」
【ES回答例文:インターン体験を盛り込んだ志望動機】
「顧客の事業課題に対し、現場目線で愚直に伴走する貴社の姿勢に深く共感し、志望いたしました。
インターン選考を通じて「経営層の理想論にとどまらず、実際の現場の使いやすさを徹底的に追求して顧客に伴走する」という社員の方の言葉に触れ、システム開発の枠を超えて顧客の事業成長に真摯に向き合う貴社のスタンスに強く惹かれました。
そのため実際のグループワークにおいても貴社の姿勢を意識し、意見が対立する中で自らホワイトボードの前に立ち、複雑な課題を構造化してチームの合意形成を導く役割を果たしました。
この経験から、現場の多様なステークホルダーと信頼関係を築き、課題を泥臭く解決していく貴社のチーム開発においてこそ、私の強みである「調整力」を最大限に活かして貢献できると考えております。」
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応募企業ごとに効率よくESをカスタマイズする方法
SIerやITコンサルの選考を進める中で、「どの企業も事業内容や強みが似通っていて、違いがわからない」という壁にぶつかる就活生は非常に多いです。 しかしだからといって、応募する企業ごとに志望動機をゼロから考えていては、どれだけ時間があっても足りなくなってしまいます。
そこで有効になるのが、あらかじめ作成した「7割の共通ベース(軸)」に対し、その企業固有の「3割のキーワード」を組み込んで仕立て上げるカスタマイズ手法です。
この型を使えば、選考にかかる時間を大幅に削りながら、採用担当者の心に刺さる「その企業専用の志望動機」を効率よく作成できます。

よくある悩み
「どの企業も同じように見えて差別化ができず、1社ずつゼロから志望動機を考えていたら時間が足りない」
【突破するには】
どの企業にも通じる「共通ベースの志望理由(7割)」をあらかじめ1本完成させておき、そこに「応募先企業の注力領域や思想(3割)」を適宜組み込んでいきましょう。
毎回ゼロから書くのではなく、1つの軸をベースに最小限の手間で「その企業専用の志望動機」へ仕立て上げる具体的な手順を、以下の4ステップで解説します。
ステップ1(共通ベースの作成)
「なぜIT(SIer/コンサル)なのか」「どのような強みで貢献できるか」という共通の骨組みを作ります。
ステップ2(その企業ならではの差別化キーワードの抽出)
企業の採用HP、IR資料、ニュースリリースから、以下の2点をピックアップします。
強みを持つ「顧客業界」
例:金融に強い、官公庁向け、医療DXなど
独自の「提供価値領域・事業思想」
例:超上流特化、開発まで一貫したトータルソリューション、アジャイル開発重視など
ステップ3(語尾へのキーワード挿入)
ステップ2で拾ったキーワードを以下の型に当てはめて文章に組み込みます。
「数ある企業の中でも、特に【拾った強み業界】において【独自の提供価値領域】を持ち、〇〇な課題解決に注力している点に強く惹かれました。」
ステップ4(一次情報の付加)
第3章で棚卸しした「インターンや座談会で触れた社員の言葉・体験」の内容も追加し、あなただけの志望動機を完成させます。以下は、ステップ3で紹介した【挿入する型】に、キーワードを挿入した例文です。
【実際にキーワードを挿入した記述例(金融×SIerの場合)】
「顧客の事業課題に対し、現場目線で愚直に伴走する貴社の姿勢に深く共感し、志望いたしました。
数あるSIerの中でも、特に社会インフラである金融業界に強み(強みのある業界)を持ち、構想策定から運用まで一気通貫で泥臭く伴走するトータルソリューション(独自の提供価値)によって、現場の業務変革に注力している点に強く惹かれました。」
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まとめ
サマー選考を突破してきた経験は大きな武器ですが、本選考では「ITへの興味」から「会社への定着性」や「職種理解の深さ(なぜSE/コンサルか)」へと、評価の基準が明確に切り替わります。
本選考のES対策をスムーズに進めるための大事なコツは、「共通の骨組み(ES全体の7割程度)を固め、そこに企業の強み業界や思想(ES全体の3割程度)を挿入して効率よく質を高めること」です。
今回紹介した3つの型や、インターン経験を志望動機に上手く織り込む方法を活用し、限られた時間の中で自信を持てるESを完成させて、本選考で結果を出しましょう!
この質問の回答者

ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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