SIerやITコンサルでも客先常駐があるって本当?【IT就活一問一答】

SIerやITコンサルでも客先常駐があるって本当?【IT就活一問一答】
「こうした方がいいと見た」「これは良くないと聞いた」けど、「実際どうなの?」ともやもやしていることはありませんか?

今回は、IT業界を志望する就活生に向けて、客先常駐の実態や働き方の違い、自分に合う企業の選び方をキャリアアドバイザーが解説します!
無料
まずは登録してみる

Q. 客先常駐=SESというイメージがあるのですが、SIerやITコンサルでも客先常駐はあるのでしょうか?働き方の違いも知りたいです。

サマーインターン後にIT業界に興味を持ち、企業研究を始めました。待遇や働き方を重視して調べている中で、「客先常駐」という言葉を知りました。


客先常駐はSES特有のものだと思っていましたが、SIerやITコンサルでも行われていると友人から聞き、すこし不安になっています。 それぞれの働き方の詳細や常駐する理由について、詳しく教えてほしいです。

A. 客先常駐はSIerやITコンサルでもあります。「働く場所」と「役割」の違いを理解しましょう。

結論からお伝えすると、客先常駐はSESに限った働き方ではなく、大手SIerやITコンサルタントでもごく普通に行われています。


大切なのは、「どこで働くか(常駐するかどうか)」という場所の問題と、「どのような目的や立場でプロジェクトに参画するか」という役割の違いを区別して整理することです。


常駐という形式そのもので判断するのではなく、各業態が担う役割や目指せるキャリアパスの違いを正しく把握した上で企業選びを進めていきましょう。

「客先常駐=SESだけのもの」は誤解!常駐の「場所」と「役割」の違い

まずは、客先常駐という言葉の基本的な捉え方を整理しておきましょう。働く場所と業務内容を切り分けて考えることで、業界全体の構造が立体的に見えてきます。

常駐はあくまでも「働く場所」の形式

自社オフィスではなく、クライアントのオフィス内にデスクを置いて働く形式を「客先常駐」と呼びます。これは作業スペースの提供形態を指す言葉であり、契約内容や担当業務の質を直接表すものではありません。

参画する目的や役割によって、常駐の意味合いが変わる

SIerやITコンサルはプロジェクト全体の構築や指揮・管理を目的に現場へ入ることが多いのに対し、SESは現場における開発やインフラ構築などの技術的な課題解決を目的に参画することが多いという違いがあります。

なぜ大手SIerやITコンサルでも客先常駐をするのか?

大きな自社オフィスを持つ大手企業やコンサルティングファームであっても、クライアント先で業務を行う理由があります。常駐する現場の背景を知ることで、実務におけるメリットや必要性を理解しましょう。

高度な情報セキュリティに対応するため

金融機関や官公庁、医療機関などの大規模プロジェクトでは、外部に持ち出せない重要データや機密情報を取り扱います。情報漏洩リスクを未然に防ぐため、厳重に管理されたクライアント環境で作業を行う必要があります。

意思決定のスピードを上げるため

システムの要件定義や仕様変更の協議において、クライアントの経営陣や現場担当者と即座にコミュニケーションが取れる環境を作るためです。同じ現場で膝を突き合わせることで、迅速な合意形成が可能になります。

大規模プロジェクトを一括で指揮するため

複数のベンダーや事業者が関わる超大型システム開発では、全体を統括する司令塔として現場に入り、全体の進捗管理や課題解決をリードする役割が求められます。

特徴で比較する働き方とキャリアパス

企業ごとの立ち位置や役割によって、身につくスキルや描けるキャリア像は異なります。自分自身がどのようなエンジニアやビジネスパーソンを目指したいかを思い描きながら、確認してみましょう。

ITコンサル・SIerの特徴と立ち位置

役割と商流

ITコンサルや大手SIer(一次請け)は、顧客の経営課題解決に向けたIT戦略の立案や要件定義などの最上流工程を中心に担います。一方で、中堅・独立系SIerや二次請けのポジションでは、要件定義から詳細設計、開発・テストといった上流と下流を繋ぐ実務やブリッジ役を担当することが一般的です。


キャリア

プロジェクト全体の進捗や予算を管理するプロジェクトマネジャーや、ITを活用して業務改革を推進するITコンサルタントとして、組織マネジメント力を培いやすい環境です。

SESの特徴と立ち位置

役割と商流

主にさまざまな企業の開発現場やプロジェクトに入り、現場の技術的な課題解決や実際のシステム実装、インフラ構築・運用などを直接手掛けます。


キャリア

短期間でさまざまな業界や技術スタックに触れられるため、実践的な技術力を迅速に磨くことができます。また近年の傾向として、取得したスキルや現場での成果がそのまま昇給や評価に直結する透明性の高い環境を整えている企業も多く、自分の成長を実感しやすい点も特徴です。

自分に合った企業を見極めるチェックポイント

気になる企業を見つけた際に、自分の希望とマッチしているかを確認する視点です。表面的な募集要項だけでなく、面接や説明会で具体的な働き方を確認する意識を持ちましょう。

目指すキャリア像と企業の立ち位置を照らし合わせる

「プロジェクトの管理や上流工程の設計に携わりたい」のか、「エンジニアとして実際に手を動かし、多種多様な開発経験や技術力を高めたい」のか、自身の志向に合うビジネスモデルを選ぶことが大切です。

常駐時の役割とサポート体制を確認する

会社説明会やOBOG訪問などの機会を活用し、「常駐する場合、具体的にどのようなポジション・チーム体制で参画するのか」「自社の上司やメンバーからのフォロー体制はあるか」といった現場の実態を質問してみましょう。

働き方の特徴を理解して、納得のいく企業選びを進めよう

「客先常駐」というキーワードだけで選択肢から外してしまうと、自分に合った魅力的な企業を見落としてしまう可能性があります。


それぞれの企業が持つ商流や役割、得られる経験の違いを正確に理解することで、自分自身の希望に沿ったキャリアパスが見えてきます。


企業ごとの働き方の特徴をしっかり見極め、理想のキャリアに繋がる企業選びを行いましょう!

この質問の回答者

回答者プロフィール:CA本田

ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー

レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

就活アドバイザーに相談してみる