7月にやるべき3つのこと|試験と両立しながら"夏で差がつく"準備を解説【就活ロードマップ#2】

7月にまだ本格的に動き出せていなくても、決して手遅れではありません。7月にやるべきことは、「①まず軽く動いてみる→②自己分析を仕上げる→③夏に備える」の3ステップだけです。
7月は大学の試験期間とも重なる大変な時期ですが、やることを絞れば、試験を最優先にしながらでも十分に就活を進められます。この記事では、その具体的なやり方を解説します。

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1. なぜ7月が「焦りやすい時期」なのか
まず押さえておきたいのは、7月という時期に、周りの空気がどう変わるかです。
7月に入ると、大学やサークル、SNSでも就活の話題が一気に増えてきます。実際に、27卒を対象として昨年7月に行われた調査*では、友達と就活の話を「よくする」と回答している学生は56.3%と、過半数を超えています。これまで就活の話をしなかった友達が、急にインターンの応募状況を話し始めることも珍しくないでしょう。
*出典:7月後半時点の就職意識調査|株式会社キャリタス/キャリタスリサーチ
行動面でも、変化がはっきりと表れます。27卒を対象として昨年7月に行われた調査*では、7月単月でのキャリア形成活動全体の参加率は60.8%(前月比+11.6pt)と、急激に伸びています。つまり、周りの学生が一気に動き出すのがこの時期です。
*出典:2027年卒大学生キャリア意向調査7月<インターンシップ・キャリア形成活動>|株式会社マイナビ
こうした変化を目の当たりにすると、「自分だけ出遅れているのでは」と不安になるかもしれません。反対に、周りの友人が全く就活の話をしない環境にいる方も、「自分は遅れていないか」と不安になることがあるでしょう。
しかし、だからといって焦ってエントリーを増やす必要はありません。次の章から、7月にやるべきことを整理し、着実に就活を進めていくための方法を解説していきます。
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2. 就活全体のスケジュール
やることを絞るといっても、全体感が見えないと不安になるものです。まずは就活全体の流れを俯瞰しておきましょう。
就活スケジュールの全体像
新卒の就活は、ざっくり以下のような流れで進みます。
・3月〜5月:情報収集・就活サービス登録の時期
・6月〜7月:★現在地★ サマーインターン準備の時期
・8月〜9月:サマーインターン参加・業界研究の深掘り
・10月〜2月:秋冬インターン・早期選考の時期
・3月以降:本選考のピーク
この流れのなかで、7月は夏のインターンやイベントで得られる学びを最大化するための「仕込みの時期」にあたります。
7月に意識すべきこと
8月〜9月の夏休みは、多くの学生がインターンや仕事体験に時間を使う、就活の山場です。その夏を実りあるものにできるかどうかは、7月の準備が鍵を握っています。
ネット上だけで業界研究を完璧にしようとしたり、いきなり大量のエントリーで疲れてしまったりするのは得策ではありません。まずは軽く現場をのぞいて自分の感覚を確かめ、夏に向けた準備を整えていきましょう。
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3. 7月にやるべきことは、3つだけ
全体像が見えたところで、7月の具体的なアクションに移ります。冒頭でお伝えしたとおり、やるべきことは次の3つです。
・まず1dayインターンやオープンカンパニーに"お試し"で行ってみる
・そこで見聞きしたことを材料に、自己分析を「8割」まで仕上げる
・夏のインターン本番に向けて「質問リスト」を作っておく
実際に企業をのぞくと、「こういう仕事は面白そう」「これは自分には違うかも」という感触が得られるでしょう。その感触を自己分析に反映させると、言語化が一段と深まります。そして、次の機会である夏のインターンに向けた準備を整えるのがおすすめです。
次の章から、それぞれ詳しく見ていきましょう。
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4. まず1dayインターンやオープンカンパニーに行ってみる
最初のステップは、とにかく動いてみることです。といっても、いきなり本格的なインターンに応募する必要はありません。おすすめは、1dayインターンやオープンカンパニー(企業説明会など)への「お試し」参加です。
なぜ「まず行ってみる」ことが大事なのか
オープンカンパニーは、企業や業界を手軽に知れる入口です。短時間で複数の企業に触れられるため、「最初の一歩」として向いています。
ネットで業界研究の記事を10本読むより、実際に1社の話を聞くほうが、はるかに多くの気づきがあるでしょう。「IT業界の仕事はこんな感じなのか」「この会社の雰囲気は自分に合いそう」といった感覚は、実際に現場へ触れてみないと分かりません。
どう選べばいいか
1dayインターンやオープンカンパニーは知名度のある大企業ばかりを狙う必要はありません。おすすめは、業界の幅で選ぶことです。たとえばIT業界に興味があるなら、SIerや自社開発企業、ITコンサルなど、異なる業種を1社ずつのぞいてみましょう。そうすると、業界内での違いが立体的に見えてきます。
まずは1〜2社、軽い気持ちでのぞいてみるだけで十分です。ここで大切なのは、業界を絞り込むためではなく、視野を広げるために使うという意識です。
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5. 体験を材料に、自己分析を「8割」まで仕上げる
オープンカンパニーで現場の感触をつかんだら、次はそれを材料に自己分析を仕上げます。6月号で「仮の答え」を作った方は、それを今月さらに固めていくイメージです。
「着手済み」と「使える状態」は違う
27卒を対象とした昨年7月の調査データ*を見ると、就活生の82.0%がすでに自己分析に着手しています。これだけ見ると、「もうみんな自己分析を終えているかもしれない」と焦るかもしれません。しかし、注意したいのは「着手している」ことと「ESで使える状態になっている」ことは別だという点です。
*出典:7月後半時点の就職意識調査|株式会社キャリタス/キャリタスリサーチ
多くの学生は、なんとなく過去を振り返っただけで止まっています。差がつくのは、その先の「言語化の精度」です。自分の強みやエピソードを、人に伝わる言葉まで落とし込めているかどうかが分かれ目になります。ここを7月のうちに固めておくと、夏以降のESや面接で大きな強みになります。
具体的にやること
6月に書き出した3つのエピソードを、「結論→具体→学び」の型で各300字程度に整えてみましょう。そして、3つに共通する自分の強みを1つの言葉に集約します。
ここで、ステップ①で感じたことを書き足すのがポイントです。「あの会社で聞いた働き方に惹かれた」「この業界は自分の強みと合いそう」といった気づきを、志望の軸として加えましょう。実際に現場を見たあとの自己分析は、頭の中だけで考えたものより説得力が増します。
なお、ここでも完璧を目指す必要はありません。目安は「8割」です。就活を進めていくなかで考えは変わっていくものなので、今は人に話せるレベルまで固められれば十分です。
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6. サマーインターンに活かす「質問リスト」を作っておく
3つ目は、夏のインターン本番に向けた準備です。具体的には、社員に聞きたいことをまとめた「質問リスト」を作っておきましょう。受け身で参加するのと、聞きたいことを準備して臨むのとでは、持ち帰れる情報の質が大きく変わります。
ここで大切なのは、これまで行ってきた自己分析とつなげることです。
自己分析の「仮説」を質問に変える
自己分析を進めると、「自分はこういう仕事や環境が向いていそう」という仮の答えが見えてきます。これは、まだ確かめていない「仮説」です。その仮説を実際の現場で検証することこそ、質問リストの一番の役割です。
たとえば、自己分析で「チームで協力しながら進めるのが得意だ」と気づいたとします。そうすると、インターンでは「この会社はチームで動く場面が多いのか」を確かめておくべきでしょう。この「確かめたいこと」が、そのまま質問になります。
具体的にやること
「入社前後のギャップ」「1日の働き方」「未経験からの成長」といったテーマ別に、聞きたいことを10個ほど用意しておきましょう。あらかじめ準備しておけば、本番で緊張しても聞き逃しがなくなります。また、こうした逆質問は、周りの学生との差にもつながります。
サマーインターンでの質問例
自分の仮説に合わせて、テーマ別に10個ほど用意しておくと安心です。ここでは、多くの人に当てはまりやすい質問例を挙げます。
まず、自己分析で見えた強みや志向を確かめる質問です。
・「チームで進める仕事と、一人で集中して進める仕事の割合はどれくらいですか」
・「未経験で入社した方は、どんな強みを活かして活躍していますか」
次に、未経験からの成長やキャッチアップに関する質問です。
・「入社して最初の半年で、一番苦労したことは何ですか」
・「入社前にやっておいてよかった勉強や準備はありますか」
そして、入社前後のギャップや働き方に関する質問です。
・「入社前のイメージと、実際に働いてみて一番ギャップを感じた点はどこですか」
・「2〜3年目になると、どんな仕事を任されるようになりますか」
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7. 7月に「やらなくていい」こと
最後に、周りの動きにつられてやりがちな、「7月にはやらなくていい」ことも整理しておきます。
むやみにインターンへ大量エントリーする
周りが大量に応募していると焦るかもしれませんが、数を追う必要はありません。応募数より、参加した1社を丁寧に振り返るほうが、得られる学びは大きくなります。また、大学の試験期間とも重なるこの時期に、就活の比重を重くすると両立が難しくなるため、興味のある企業だけに絞りましょう。
業界を「ここしかない」と絞り込みすぎる
明確な第一志望があるなら問題ありませんが、まだ悩んでいるなら、今は2〜3業界をゆるく見ておく段階で十分です。絞り込むのは、サマーインターンを体験したあとでも遅くありません。早く絞りすぎると、かえって視野を狭めてしまいかねません。
試験を後回しにして、就活を一気に片づけようとする
7月は大学の試験期間と重なり、就活との両立が難しくなる時期です。だからこそ、すべてを同時に進めようとしないのが大切です。コツは、タスクを負荷で仕分けて時期をずらすことです。試験前は重い自己分析を避け、代わりに隙間時間でオープンカンパニーに参加するなど軽いタスクだけを進めましょう。腰を据えた自己分析の仕上げは、試験が終わってからで十分間に合います。
これらは「やってはいけない」のではなく、「今は優先度が低い」「時期を選べばいい」というだけです。周りに飲まれず、自分のペースで進めましょう。
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8. まとめ
7月は、まず1dayインターンやオープンカンパニーに行ってみましょう。その体験を材料に自己分析を8割まで仕上げ、サマーインターンに向けた質問リストを作っておくことで、夏以降の就活を有意義なものにできます。
周りが一気に動き出す時期ですが、焦る必要はありません。大切なのは、試験を最優先にしながら、やるべきこと3つを時期で分散して進めることです。完璧を目指す必要もありません。まずは軽く動いてみて、その体験をもとに準備を整えていきましょう。
周りのペースに流されず、自分に合ったスケジュールで小さな一歩を踏み出せば、夏以降の選択肢は確実に広がっていきます。






