【業界・業種別】ES「就活の軸」の例一覧|答え方や決め方を解説

本記事では、就活で成功するための就活の軸の書き方や例文を紹介します。

- 1. ESで聞かれる「就活の軸」とは?
- 2. 企業がESで「就活の軸」を聞く理由
- 3. ESに書く「就活の軸」を定めておくメリット
- 4. ESの「就活の軸」例一覧
- 5. 【業種別】ESの「就活の軸」の回答例文
- 6. 【職種別】ESの「就活の軸」の回答例文
- 7. ESに書く「就活の軸」を今から決めるコツ
- 8. ESで「就活の軸」を答える時のポイント
- 9. まとめ
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1. ESで聞かれる「就活の軸」とは?
「就活の軸」とは、学生が就活をする上で企業選び・職種選びの根拠となる基準のことを指します。自分がどんな基準で応募する企業を選ぶのか、なぜその職種に就きたいのかを説明するために重要な軸であり、一貫した就活を行うために必要な指針とも言えます。
「就活の軸」がはっきりと定まっている学生のESは、志望動機や自己PR、入社後の働き方のイメージにも説得力が生まれ、採用担当者に良い印象を持ってもらうことができます。
一方で「就活の軸」が曖昧なままESを書いてしまうと、「なぜ競合他社ではなく、自社なのか」「自社でしか実現できないことは何か」といった質問にうまく答えられなくなり、魅力に乏しい学生という評価になってしまいます。
また、「就活の軸」が定まっていることで、学生自身の就活がスムーズに進むようになり、ライバルに先駆けて内定を得られるチャンスになります。ESでアピール材料にするためだけではなく、あなた自身の就活を成功させるためにも、「就活の軸」をはっきり決めておくことは非常に重要なのです。
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2. 企業がESで「就活の軸」を聞く理由
では、企業がESで「就活の軸」を聞く時、具体的にどのような意図を持って回答をチェックしているのでしょうか。ここでは企業が「就活の軸」を聞く理由として考えられる、以下の3つを解説します。
採用担当者がどのような視点でESを読んでいるのかを踏まえた上で、ESを書き始めるようにしましょう。
企業の価値観とのミスマッチを減らすため
ESで「就活の軸」を尋ねる大きな理由は、企業の社風や価値観とのミスマッチを減らすことにあります。
就活の軸は、学生にとって理想の働き方や大事にしたい価値観が現れたものであり、それが企業とマッチしていれば自社で長く活躍してくれる人材となりえます。しかし企業の価値観と学生の価値観がミスマッチを起こしていれば、社風が合わず入社してもすぐに辞めてしまう可能性が高まります。
採用活動のために時間や費用をかけている企業にとっては、せっかく採用した人材がすぐに離職することは大きなダメージとなるため、ミスマッチをできるだけ防ぎたいという心理が働きます。そこでマッチ度を測るための基準として、学生が就活で重視している軸について尋ねたいと考えているのです。
応募者の志望度を知るため
ESの「就活の軸」をチェックすることで、企業側は学生の志望度を確認したいという意図もあります。
就活の軸がしっかりと整理されて説得力のある書き方になっている場合、心から自社で働きたいという気持ちを持って応募しているという印象を持ってもらうことができます。就活の軸にマッチした企業を調べ、企業研究・業界研究にも取り組んだ上で応募していると考えられるため、採用担当者の目には志望度の高い学生として映るのです。
逆に、就活の軸がはっきりと定まっていないESでは、なぜ自社を志望するのかが伝わってこないため、知名度や学生からの人気だけで選んだ志望度の低い学生という印象になります。自社とはかけ離れた就活の軸をESでアピールしている場合にも、企業研究・業界研究が不十分で意欲が低いとみなされてしまうでしょう。
自社の風土との相性を判断するため
ESの「就活の軸」に表れる学生の性格・考え方・価値観などをもとに、自社の風土との相性を判断したいという意図も考えられます。
どれだけスキルや経験が豊富な学生であっても、既存の社員や職場の雰囲気と合わない人材を採用するのは避けたいと考えます。相性の悪い人材を採用した結果、既存の社員が転職してしまったり、採用した学生がすぐに辞めてしまったりするリスクが発生します。
このようなリスクを避けるために、自社の風土と学生の価値観を照らし合わせ、相性に問題がないかをチェックしたいという心理が働くのです。ESを読んだ採用担当者に「この学生ならすぐにチームに溶け込めるだろう」「既存社員とぶつかることなく、円滑に働けるだろう」と判断してもらうことができれば、選考でも有利となります。
そのためESを書く時には、企業研究を十分に行い、社員インタビューや企業理念などを確認しながら、企業の風土に沿った就活の軸をアピールすることが重要です。
3. ESに書く「就活の軸」を定めておくメリット
「就活の軸」を定めておくことは、ESのアピールポイントとして選考を有利に進められるだけではなく、自分にとって理想の企業や働き方を見極め、後悔しない就活を実現しやすくなります。
ここでは「就活の軸」を決めることで得られる、選考で有利になる以外のメリットをご紹介します。
自分の働き方に合った企業が見つかる
「就活の軸」を事前に決めておくメリットとして、自分が実現したい働き方に合う企業が見つかりやすくなることが挙げられます。
たとえば、「目の前のお客様が喜ぶ仕事がしたい」という基準を就活の軸とする場合には、企業が相手となる法人営業よりも、個人のお客様が相手となる個人営業の方が適していると判断できます。これまでアルバイトで接客業やサービス業に携わった経験がある方なら、ESでアルバイト経験をアピールしやすくなることもメリットです。
また、「スマホ向けゲームアプリ開発に携わって社会に影響を与えたい」という軸を定めたとすれば、IT業界の中でもアプリ開発企業、そしてアプリ開発企業の中でもゲームアプリ開発に特化した企業に絞り込むことができます。
このように就活の軸を設定しておけば、企業選びや職種選びで迷うことがなくなり、気になる企業へ真っ先にアプローチできるようになります。
ライバルの就活生よりも早く行動を起こすことができるので、狙った企業のインターンに素早く応募したり、OB・OG訪問を積極的に実施したりと、限られた就活スケジュールを効率的に使えるメリットも生まれます。
ESが書きやすくなる
「就活の軸」を決めてから就活スタートすることにより、ESが効率的に書けるメリットも生まれます。
自分にとっての理想の働き方が明確で、入社したい企業や興味ある業界が定まっていれば、ESでもスラスラと志望動機を埋めることができるでしょう。面接対策にも有効で、自分の中の就活の軸をもとに受け答えするだけでも、一貫性があり説得力のあるアピールが可能になります。
一方で就活の軸が定まらないままES対策へと進んでしまうと、志望動機・自己PR・ガクチカなど質問のたびに手が止まってしまい、ESの作成に膨大な時間がかかることも多いです。ESを書く時間が長くなれば、それだけ前半と後半で伝えたいことの矛盾が起こることも増え、一貫性のないESになりがちな傾向があります。
ESを書く時間を短縮できれば、面接対策や企業研究にあてられる時間も増えるので、就活の長期戦略を立てるという意味でも「就活の軸」を明確に定義することが大切なのです。
入社後のミスマッチを防止できる
ES対策や面接対策、企業説明会やインターンへの参加など、膨大な時間や労力を使って企業に入社できたとしても、「就活の軸」が定まらないまま働き始めた場合には、入社後にミスマッチを感じる可能性が非常に高くなります。
実際に仕事を始めてみて「こんなはずじゃなかったのに…」と感じて早期離職してしまう新卒社員は多いですが、入社後にミスマッチを感じてしまう原因の一つが、「就活の軸」を定めてこなかった点にあります。
たとえ入社前と入社後でギャップを感じたとしても、明確に決めた就活の軸をもとに企業を選んでいるのであれば、後悔することなく目の前の仕事に打ち込めるはずです。
しかし就活の軸がなかった場合には、「もっと自分に合った企業があったのではないか」という後悔の気持ちが強くなり、入社後3年と経たずに辞めてしまうことになる可能性が高まります。
人生で一度しか使えない新卒入社というチャンスを無駄にしてしまわないため、そして入社後のミスマッチや後悔を感じないためにも、就活の軸を定めておきましょう。
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4. ESの「就活の軸」の例
ここでは、就活の軸についてジャンルや業種別に具体例を紹介します。
ジャンル別
企業の魅力は以下4つに分類されます。
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・人
-
・業務
-
・目標
-
・制度
それぞれについて詳しくみていきましょう。
人に関するもの
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・人間関係が良好な企業で働きたい
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・社内だけでなく社外のつながりもある企業で働きたい
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・経営者や管理職とも関わることができる企業で働きたい
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・尊敬できる上司/先輩のもとで働きたい
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・向上心の高い仲間がいる企業で働きたい
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・外国人が多い企業で働きたい
業務に関するもの
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・最先端の技術を利用する仕事がしたい
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・人と交わりのある仕事がしたい
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・一人で作業を黙々とこなす仕事がしたい
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・みんなでやり遂げる仕事がしたい
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・クリエイティブな仕事がしたい
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・BtoB/Cの仕事がしたい
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・社会に新たな価値を生み出す仕事がしたい
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・自分が好きな仕事をしたい
目標に関するもの
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・理念に共感できる企業で働きたい
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・社会貢献を理念に掲げている企業で働きたい
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・結果/過程が重視される企業で働きたい
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・社員を大切にする企業で働きたい
制度に関するもの
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・外資系企業で働きたい
-
・福利厚生が充実している企業で働きたい
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・研修期間を設けている企業で働きたい
-
・資格取得/海外留学の支援がある企業で働きたい
-
・おしゃれなオフィスで働きたい
業種別
次に、業種別の就活軸をご紹介します。
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・IT
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・営業
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・メーカー
-
・金融
-
・コンサルティング
-
・広告、マスコミ
-
・商社
-
・建設、不動産
-
・医療、医薬品
IT
-
・情報格差のない社会をつくりたい
-
・人々の生活をより豊かにしたい
-
・世界で活躍したい
-
・新しい技術/サービスに携わりたい
-
・サービスの制作から関わりたい
営業
-
・多くの人と関わる仕事がしたい
-
・人の役に立つ商材を提供したい
-
・人々の豊かな生活を支えたい
-
・結果が評価される仕事がしたい
メーカー
・人々の生活を便利にする仕事がしたい
-
・人々の生活を便利にする仕事がしたい
-
・ものづくりに関わる仕事がしたい
-
・人の悩みを解決する仕事がしたい
-
・人々に感動を与えたい
-
・商品が実際に人々の手に届いているという実感を得たい
金融
-
・人を支援/応援する仕事がしたい
-
・責任ある仕事がしたい
-
・顧客と信頼関係を築きたい
-
・地域を活性化させる仕事がしたい
コンサルティング
-
・経営や事業課題の解決を通して企業や社会に貢献したい
-
・高い専門性を身につけ、自身を成長させたい
-
・幅広い業界、企業と関わりたい
-
・論理的思考や分析力を活かしたい
-
・大きなインパクトを与える仕事がしたい
広告・マスコミ
-
・人々の心を動かす表現を生み出したい
-
・情報やコンテンツを通じて社会に影響を与えたい
-
・多様な人や文化に触れたい
-
・クリエイティブな発想を活かしたい
-
・新しいトレンドや流行をつくり出したい
商社
-
・グローバルな舞台で活躍したい
-
・社会や産業を支えるビジネスに携わりたい
-
・モノやサービスを流通させる架け橋になりたい
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・調整力、交渉力を活かしたい
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・多様な業界に関わり、事業を創出したい
建設・不動産
-
・街や社会の基盤をつくる仕事がしたい
-
・人々の暮らしや働き方を支える空間を提供したい
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・プロジェクトを形にする達成感を味わいたい
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・長く残るものづくりに携わりたい
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・地域や社会の発展に貢献したい
インフラ(電力・ガス・交通など)
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・社会の安定を支える使命感のある仕事がしたい
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・人々の生活に欠かせない基盤を守りたい
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・安心、安全を提供したい
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・長期的に社会に貢献できる仕事がしたい
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・技術や仕組みで効率化、発展を実現したい
医療・医薬品
-
・人々の健康や命を守る仕事がしたい
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・医療の進歩に貢献したい
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・社会貢献度の高い仕事に携わりたい
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・科学的知見や専門性を活かしたい
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・患者や医療従事者を支援したい
職種別
次に、職種別の就活軸をご紹介します。
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・企画、マーケティング職
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・営業職
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・技術職(エンジニア、研究職など)
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・事務、管理職(人事、総務、経理など)
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・金融専門職(銀行員、証券アナリストなど)
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・コンサルタント職
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・クリエイティブ職(デザイナー、編集者など)
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・専門職(医療、士業など)
企画・マーケティング職
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・新しいサービスや商品を生み出したい
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・消費者や市場のニーズを読み取り、戦略を立てたい
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・自分のアイデアで人々の行動を変えたい
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・データ分析や調査を活かしたい
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・トレンドをつくり出す仕事がしたい
営業職
-
・多くの人と関わり、信頼関係を築きたい
-
・自分の努力や成果が評価される環境で働きたい
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・顧客に価値ある商品、サービスを届けたい
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・数字や目標達成に挑戦したい
-
・提案力やコミュニケーション力を活かしたい
技術職(エンジニア、研究職など)
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・専門知識やスキルを深め、形にしたい
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・新しい技術の開発や研究に携わりたい
-
・社会や人々の課題を技術で解決したい
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・モノづくりのプロセスに関わりたい
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・専門性を追求し、長期的にキャリアを築きたい
事務・管理職(人事、総務、経理など)
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・組織の基盤を支える役割を担いたい
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・正確性、丁寧さを活かしたい
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・人や組織の成長を支援したい
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・社員が働きやすい環境を整えたい
-
・バランス感覚や調整力を発揮したい
金融専門職(銀行員、証券アナリストなど)
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・資産形成や経済活動を支援したい
-
・責任ある仕事を通じて信頼を得たい
-
・数字やデータを扱う仕事がしたい
-
・顧客に寄り添い、最適な提案をしたい
-
・地域や企業の発展に貢献したい
コンサルタント職
-
・経営や事業の課題解決に携わりたい
-
・論理的思考、分析力を活かしたい
-
・多様な業界に触れ、幅広い経験を積みたい
-
・自身の成長スピードを高めたい
-
・クライアントにインパクトを与える仕事がしたい
クリエイティブ職(デザイナー、編集者など)
-
・アイデアや感性を形にしたい
-
・人々の心を動かす表現を生み出したい
-
・作品やアウトプットが世に出る達成感を得たい
-
・自由な発想を活かせる環境で働きたい
-
・新しい価値観や文化を発信したい
専門職(医療、士業など)
-
・専門知識を活かして人を支援したい
-
・社会的に意義のある仕事に携わりたい
-
・高い専門性を磨き続けたい
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・一人ひとりに深く関わる仕事がしたい
-
・信頼や責任を大切にしたい
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5.【業種別】ESの「就活の軸」の回答例文
ここでは、先ほど提案した業種ごとの就活の軸をもとに、ESでの回答例文を紹介します。
IT業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『情報格差をなくし、人々の生活をより豊かにするサービスに携わること』です。ITは技術の進歩によって生活を大きく変える力があり、国や世代を超えて多くの人々に恩恵を届けられると考えています。特にサービスの企画から開発・運用まで一貫して関われる環境で、自分の成長と社会への貢献を両立したいと考えています。」
「情報格差をなくす」「生活を豊かにする」といった 社会貢献性を強調し、「サービス制作から関わりたい」という言葉で成長意欲と上流工程への関心を示しています。
技術だけでなく「人にどう役立つか」を意識すると評価されやすくなります。
メーカー業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『ものづくりを通して人々の生活を便利にし、感動を与えること』です。形ある商品を通じて人の悩みを解決し、実際に使っていただく中で生活を豊かにできる点に大きな魅力を感じています。開発から販売に至るまで、多くの人の努力が結実し、社会に届く実感を得られる環境で働きたいと考えています。」
「ものづくり」「生活を便利にする」「感動を与える」などメーカーならではの価値を押さえることで、「商品が人の手に届く実感」に触れることでの仕事のやりがいを具体的に表現できます。
アイデアと成果の社会への波及を語ると説得力が増し、企業への説得力が増すでしょう。
金融業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『人や地域を支援し、信頼関係を築ける責任ある仕事に携わること』です。金融は資金を通じて人や企業の挑戦を後押しし、地域や社会の発展を支える重要な役割を果たしています。私は顧客の立場に寄り添いながら最適な提案を行い、長期的な信頼関係を築くことで、人々の夢や目標の実現に貢献したいと考えています。」
「人や地域を支援」「責任ある仕事」など、金融の信頼性・公共性を捉え、「顧客の立場に寄り添う」と書くことで対人関係スキルをアピールすることができます。
数字や利益だけでなく「信頼」「夢の実現」を語ると人柄が伝わりやすくなります。
コンサルティング業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『多様な企業や業界の課題解決を通じて社会に大きなインパクトを与えること』です。論理的思考や分析力を磨きながら、幅広い案件に取り組むことで自身の成長も加速できると考えています。クライアントと真摯に向き合い、共に解決策を導くことで企業の発展に貢献し、結果として社会全体を豊かにすることを目指しています。」
「課題解決」「社会にインパクト」など、コンサルらしいダイナミックな貢献意識を表現し、「多様な案件に取り組むことで成長」という自己成長欲求を出しているのが上記例文のポイントです。
論理的思考・分析力への関心を示すことで、企業への適性が伝わります。
広告・マスコミ業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『人々の心を動かし、新しい文化や価値観を発信できる仕事に携わること』です。広告やマスコミは情報を届けるだけでなく、人の感情や行動を変える力があると考えています。私は多様な人や文化に触れながら、自分のアイデアを形にして社会に影響を与える仕事に挑戦したいと考えています。」
「心を動かす」「新しい文化・価値観」など、創造性と影響力 を軸にし、「情報を届けるだけでなく行動を変える」という言葉で社会的役割の理解を示しています。
個の例文では、自分のアイデアや表現力を発揮したい人材だと伝わりやすくなります。
商社業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『グローバルな舞台で多様な産業をつなぎ、社会の発展に貢献すること』です。商社はモノやサービスの流通を支えるだけでなく、新たな事業を生み出す挑戦的な役割も担っています。私は調整力や交渉力を磨きながら、国内外の人々と協力し、世界を舞台に社会や産業を支える存在になりたいと考えています。」
「グローバル」「多様な産業をつなぐ」など、商社特有の国際性・幅広さを押さえ、「交渉力・調整力」を磨きたいと語ることで、人と人をつなぐ適性をアピールできます。
「事業創出」への関心を加えるとさらに志望度が深まるでしょう。
建設・不動産業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『街や人々の生活基盤をつくり、社会に長く残る価値を提供すること』です。建物や街づくりは人々の暮らしや働き方に直結し、その成果が形として残る点に大きな魅力を感じています。私はプロジェクトを通じて地域の発展に貢献し、多くの人の生活を支える仕事に携わりたいと考えています。」
「街や人々の生活基盤」「形として残る」など、成果の社会的意義と持続性の表現が可能です。「地域の発展への貢献」に触れることで 社会性・責任感も伝わります。
プロジェクト志向・チームワークをアピールできる文脈に発展させやすいです。
インフラ業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『人々の生活に欠かせない社会基盤を支え、安心・安全を提供すること』です。電力・交通・ガスといったインフラは、当たり前のように存在して初めて社会が成り立つものです。私はその重要な役割に責任を持ち、長期的に安定して社会に貢献できる仕事に携わりたいと考えています。」
「生活に欠かせない基盤」「安心・安全」など、社会的使命感を強調。「長期的に安定して貢献」という視点がインフラ業界の特徴に合致します。
地域や社会を「陰から支える」意識を見せると好印象です。
医療・医薬品業界向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『人々の健康や命を守り、医療の発展に貢献すること』です。医療や医薬品の分野は社会貢献度が高く、一人ひとりの生活に直接的な影響を与えると考えています。私は科学的知見を活かしながら、患者や医療従事者を支えることで、より良い社会の実現に寄与したいと考えています。」
「健康や命を守る」「社会貢献度が高い」など、使命感・公共性のアピールは企業への評価が期待できます。
「科学的知見」「患者や医療従事者を支える」など、専門性と実務貢献 の両立を意識し、利他的な動機と専門性の追求を合わせて表現することで説得力が増します。
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6. 【職種別】ESの「就活の軸」の回答例文
ここでは、先ほど提案した職種ごとの就活の軸をもとに、ESでの回答例文を紹介します。
企画・マーケティング職向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『新しいサービスや商品を通して、人々の生活をより便利で豊かにすること』です。大学時代、消費者行動の分析を行った経験から、データをもとに戦略を立て、成果を生み出す過程に大きなやりがいを感じました。企画からマーケティング戦略まで一貫して関わり、消費者の行動に実際に影響を与える仕事を通して、社会に価値を届けたいと考えています。」
「新しいサービスや商品を生み出す」「生活を便利にする」という職務理解を明確化し、「データ分析や戦略立案」と、マーケティング職特有の 論理性・分析力 を示すことで、社会への貢献や顧客への価値提供を意識していること、加えて、 やりがい・目的意識が企業へは伝わりやすくなります。
営業職向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『多くの人と関わりながら、信頼関係を築き、価値ある商品やサービスを届けること』です。大学でのアルバイト経験で、お客様のニーズを聞き出し提案する中で、結果が目に見えることにやりがいを感じました。数字や成果に挑戦しながら、顧客の満足と信頼を第一に考え、社会に貢献できる営業職に挑戦したいと考えています。」
「信頼関係を築く」「顧客のニーズに応える」では、営業に必要なコミュニケーション力・提案力をアピールできます。
「成果が目に見える」「数字や目標への挑戦」で 主体性・成果志向を強調し、社会貢献や顧客価値を意識している点は、単なる営業目標追求でないことを示すことができます。
技術職向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『専門知識と技術を活かして、人々の課題を解決すること』です。大学での研究を通じて、新しい技術を用いて問題を分析・改善するプロセスに大きな達成感を得ました。技術職として、自分のスキルを社会に役立てるだけでなく、製品やサービス開発の上流から携わり、人々の生活をより便利で豊かにしたいと考えています。」
「専門知識や技術を活かす」で、職務理解と専門性への意欲を示しており、「課題解決や社会貢献」と書くことで技術力の社会的意義をアピールできます。
「上流工程に関わりたい」と、成長意欲・挑戦心を入れると評価されやすいです。
事務・管理職向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『組織の基盤を支え、社員が働きやすい環境を整えること』です。大学のサークル運営では、メンバー間の調整や業務の効率化を担当し、円滑な運営に貢献しました。事務・管理職として、正確さや調整力を活かし、組織全体のパフォーマンス向上に寄与するとともに、社員が安心して働ける環境づくりに携わりたいと考えています。」
「組織の基盤を支える」「環境を整える」では、管理職らしい裏方貢献意識を表現できます。「正確性・調整力」を示すことで業務遂行力・信頼性を伝えられ、組織全体やメンバーへの配慮を加えることで協調性・社会性をもアピールできます。
金融専門職向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『顧客に寄り添い、信頼関係を築きながら、地域や企業の発展に貢献すること』です。大学でのインターンシップで資産運用のアドバイスに携わり、お客様の目標達成に貢献できた経験が印象に残っています。金融専門職として、責任感を持って顧客の立場に立ち、最適な提案を通して社会的価値を創出したいと考えています。」
「顧客に寄り添う」「信頼関係を築く」で対人力・誠実さを強調しています。「責任ある仕事」「数字・データを扱う」で専門性・分析力・責任感を伝え、「地域や企業の発展」では、金融特有の社会的意義を押さえています。
コンサルタント職向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『多様な企業や業界の課題を解決し、社会に大きなインパクトを与えること』です。大学時代の課題研究で、チームで戦略を立案・実行した経験から、論理的に考え課題を解決する面白さを実感しました。コンサルタントとして、幅広い案件に挑戦しながら、自分の成長を加速させ、企業と社会に価値を提供したいと考えています。」
「課題解決」「社会にインパクト」と、コンサル業務の本質を理解していることを示し、「幅広い案件に挑戦」「自己成長」と、成長意欲や学習意欲をアピールしています。
「論理的思考・分析力」を明示することで職務適性を伝えやすいでしょう。
クリエイティブ職向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『アイデアや表現力を活かして、人々の心を動かす仕事に携わること』です。大学でデザイン制作を行った際、作品を通じて周囲に影響を与えられることに大きな喜びを感じました。クリエイティブ職として、自由な発想で新しい価値観や文化を発信し、多くの人々に感動や気づきを届けたいと考えています。」
「アイデアや表現力」「人の心を動かす」と、クリエイティブ職に必要な創造性・表現力 を強調することで「作品が世に出る達成感」で 結果志向・責任感を示すことができます。
「自由な発想」「新しい価値観を発信」で革新性・チャレンジ精神を表現できます。
専門職向け「就活の軸」例文
「私の就活の軸は『専門知識を活かして、人々の生活や健康に貢献すること』です。大学での専門分野の研究を通して、科学的根拠に基づいた問題解決の重要性を学びました。専門職として、高い専門性を磨きながら、一人ひとりに深く関わり信頼関係を築き、社会に価値を提供できる仕事に携わりたいと考えています。」
「専門知識を活かして貢献」と、専門職の職務理解と使命感を示し、「高い専門性を磨き続ける」では長期的キャリア志向・成長意欲をアピールできます。
「一人ひとりに深く関わる」「信頼関係を築く」で倫理観・対人力をも伝えることができます。
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7. ESに書く「就活の軸」を今から決めるコツ
ESで「就活の軸」を質問されたが、何も思い浮かばない方やはっきり決められずにいる方も多いでしょう。就活の軸の重要性はここまでご紹介してきた通りで、就活を始めるならまず明確に定めておくべきとも言えます。
そこで次からは、「就活の軸」を今から決めるコツについて解説していきます。
自己分析・他己分析を参考にする
「就活の軸」を決めるのに最も有効なのが、自己分析です。自分が社会に出て働く時に何を重視したいのか、これまでの経験や強み・長所などをもとに考えることが、腑に落ちる就活の軸を探す手掛かりとなります。
たとえば、人に言われるまでもなく自発的に行動した物事や、強く記憶に残っている出来事などを分析して、どのような行動原理が共通しているのかを分析してみるのです。
もし自分だけではうまく就活の軸を決められない場合には、他己分析を参考にするのも手です。他己分析は、友人や家族などの第三者に「私の強みはどこだと思いますか?」と質問して意見をもらうことを言います。あなた自身の長所や短所は、自分よりも周りの親しい人のほうが正確に理解していることが多いです。
周囲の人の意見を参考に、あなた自身の際立った特徴や価値観について分析してみてください。
インターンに参加する
企業が開催するインターンに参加することで、実際に会社で働いている社員の方の話を聞き、職場の雰囲気を肌で感じ取ることができます。その経験をもとに「就活の軸」を考えることにより、机に座って考え続けるよりも具体的なイメージを膨らませながらESを書き始めることができます。
「就活の軸」が定まらないうちは、応募するインターンの業界や職種は限定する必要はなく、さまざまな企業のインターンを体験してみると良いでしょう。企業説明会も含め、さまざまな企業の働き方を目にすることにより、就活の軸を考えるヒントが見つかるでしょう。
関連記事:インターンシップに参加するメリットは?就活で有利にするための方法まで解説
OB・OG訪問で理想の先輩を探す
年齢が近く就活の悩みを共有しやすいOB・OG訪問を行うことで、「就活の軸」を定めるのも効果的です。
OB・OG訪問のなかで、「この人のように働きたい」と思えるような理想の先輩が見つかれば、その方の話を聞くことで就活の軸を定めやすくなるでしょう。憧れの先輩が、どのような就活の軸を持って企業選びしていたのか、その結果、入社後にギャップやミスマッチを感じなかったのかを詳しく質問することにより、自分なりの就活の軸が見えてくることも多いです。
また、「なぜこの先輩の働き方がしたいと思ったのか?」という理由について深掘りしてみることにより、自分が大切にしている価値観が見えてくることもあります。就活の軸は、具体的な体験談やエピソードとともにアピールすることがESの評価を高めるポイントとなるため、なぜその先輩の働き方を魅力的だと感じたのか、過去の体験や出来事とともに分析してみましょう。
関連記事:OB・OG訪問とは?行う時期とやり方・質問内容・メールの送り方を解説
ESの「就活の軸」は本音の軸と建前の軸で考える
以下は就活の軸の本音と建前の言い換え表現の例です。
-
・「給料が高い ⇔ 成果が評価される環境」
-
・「安定した会社⇔ 長期的にキャリアを築ける環境」
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・「残業が少ない ⇔ 限られた時間内で高いパフォーマンスを発揮したい」
就職活動において「就活の軸」を明確にすることは非常に重要です。しかし、すべてを正直に伝えるのではなく、「本音」と「建前」を適切に使い分けることがポイントとなります。
本音の軸とは、自分が本当に大切にしたい価値観や働く上での理想です。一方で、建前の軸とは、企業に伝える際に説得力を持たせるための表現に置き換えたものです。
企業は応募者の価値観や考え方が自社の理念にどれだけマッチしているかを確認するために就活の軸について聞くことがあります。
そのため、本音を伝えることは悪いことではありませんが、ある程度の建前を意識することで企業側にとって納得感があり、自分にとっても無理のない就職活動ができます。
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8. ESで「就活の軸」を答える時ポイント
ESでアピールできる「就活の軸」が定まったら、文章に落とし込んで魅力的なES作りに取り組みましょう。ESで「就活の軸」をアピールする時には、以下の3つのポイントを踏まえて書くのがコツです。
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・結論から入りエピソードを交える
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・抽象的すぎる回答は避ける
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・志望動機や自己PRとの一貫性を持たせる
一つずつ順番にご紹介します。
結論から入りエピソードを交える
「就活の軸」に限らずESを書く時には、結論から入って根拠・エピソードを伝える結論ファーストの書き方を実践しましょう。
ESのようなビジネス文書では、書いた文章を全部読んでもらおうとするのではなく、自分が伝えたいことを端的に書くスキルが求められます。就活の軸について尋ねられたのであれば、「私が定めた就活の軸は●●です。」と、質問の直接的な答えを結論として最初に書くことが重要です。
結論ファーストの書き方を守らずに書いてしまうと、就活の軸についての質問に対し、「私は幼少期から●●を大事にしてきた人間でした」など、時系列順の書き方になることが多いです。時系列順の書き方は、最後まで読み進めないと要点がわからないため、ビジネス文書では好まれない傾向があります。
ESで就活の軸について書く時にも、最初に結論を書いてその後に根拠やエピソードを伝えられているかをしっかり見直すようにしてください。
抽象的すぎる回答は避ける
「就活の軸」がはっきりと定まらないままESを書こうとしてしまうと、「成長できる職場で働きたいです」「自分の強みを活かせる職場を希望します」など、抽象的な表現にとどまってしまうことがあります。どんな企業にも共通して言えるような内容は、簡単に文字数を稼げるのでESを書く手間が省けるかもしれませんが、採用担当者の目には何も印象に残らないESとなってしまいます。
自分の価値観を自分の言葉で表現し、オリジナリティのある就活の軸を書くことができれば、選考でも有利に働きます。例文や他人のESの受け売りではなく、自分の頭でしっかりと考えた就活の軸であることが企業にも伝わるので、ライバルと大きく差をつけることできるでしょう。
志望動機や自己PRとの一貫性を持たせる
ESで「就活の軸」を書く時には、志望動機や自己PRなど、ESの他の項目との一貫性を重視しましょう。志望動機では社会貢献したいという理由で応募したことを伝えているにも関わらず、就活の軸では個人としてのスキルアップを重視することを書いた場合、どちらが本心なのか伝わりにくいESとなってしまいます。
また、互いの項目で矛盾した書き方をしてしまうと、志望度の低い学生、または自己分析がしっかりとできていない学生のように映る可能性もあります。
そのためESを書き終えたタイミングでもう一度全体を見直し、就活の軸や志望動機、自己PRなどで内容が矛盾していないかをチェックしてみましょう。
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9. まとめ
ESの頻出の「就活の軸」についての問いは、企業が入社後のミスマッチを減らし、応募者の志望度を調べるための質問です。就活の軸をはっきりと定めておくことにより、ESが評価されやすくなることに加え、自分の理想的な働き方に合った企業を探しやすくなるメリットもあります。そのためES対策や面接対策を始める前に、就活の軸についてじっくり考える時間を取ることが重要です。
もし就活の軸が思い浮かばないのであれば、自己分析・他己分析を参考にしたり、インターンに参加したりすることでヒントを得るのがおすすめです。具体的な根拠やエピソードとともに就活の軸をアピールできると、説得力のあるESを作ることができるので、ぜひ本記事の例文や書き方のコツを参考にしてみてください。
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