SEを新卒で目指すなら!志望動機の書き方のコツと例文10選を解説

SEを新卒で目指すなら!志望動機の書き方のコツと例文10選を解説
「新卒でSEになりたいけど、志望動機の書き方が分からない」という就活生に向けて、この記事では、志望動機でアピールすべき要素や書き方のコツなどをまとめました。文系出身者が注意したいポイントや、シチュエーション・志望する企業タイプ別の10の志望動機例文も具体的に解説しています。 新卒でSEを目指している人や、志望動機の書き方に悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。

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1.  SEの新卒採用において志望動機は特に重要な役割を持つ

SE(システムエンジニア)への採用を目指すにあたって、志望動機は特に重要な枠割を持っています。なぜなら、エンジニアという仕事の業務内容を理解した上で、SEを目指す理由を明確に伝えるだけでなく、SEとして適性があることを、ほかの職種と差別化して伝える必要があるからです。

SEを目指す就活生の中には、「憧れが先行していて具体的な志望動機が出てこない」「SE職の選考を受けているけど書類選考が通らない」などと悩んでいる人もいるでしょう。

SEに限った話ではありませんが、志望動機はほかの職種との差別化などを意識した上で、競合他社との違いにも触れる必要があります。

次の章以降では、SEを目指す志望動機のクオリティを上げるヒントを一つずつ解説するので、読み進めながら志望動機を具体的に考えていきましょう。

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2. 志望動機を作成する前に知りたいSEの仕事

説得力のある、クオリティの高い志望動機を作成するためにも、まずはエンジニアの仕事内容を理解する必要があります。

以下、具体的な仕事内容やほかの職種との違い、働き方の違いを解説します。

SEの仕事内容

SEは、システム開発における上流工程を担当する職種です。

具体的には、「要件定義」「システム設計」「テスト」「各種マネジメント業務」の工程を担当します。要するに、クライアントが希望するシステムや機能についてヒアリングし、聞き出した内容をまとめた上で設計書を作成することが主な業務内容です。

ほかにも、プログラマーが完成させたシステムが設計書通りに機能するか確認する作業も行います。加えて、システム完成後の保守や運用もSEが担当する仕事の一部です。

このように、SEはITに関わるシステム、インフラ、ネットワークなどの開発・運用・保守を専門に行うことが主な仕事内容であるといえます。

以下、各工程の業務内容を詳細にまとめました。

要件定義

システム開発のファーストステップとして、要件定義をおこないます。要件定義の前提として、クライアントからのヒアリングをもとに、必要な機能の洗い出しも必要です。

クライアントとコミュニケーションを重ねてシステムに求める要件を確認し、明らかになった要件をもとにシステムの概要を定義します。クライアントの要望を適切に引き出し、システムの要件として言語化するスキルが求められ、要件定義の内容次第で、開発されるシステムの方向性が決まります。

当然、開発期間や費用を踏まえた要件の取捨選択も必要で、SEとして活躍するには、さまざまなシステムの開発経験に基づく知見が欠かせません。

システム設計

要件定義でシステムの全体像が決まると、具体的なシステムの設計段階に入ります。システム設計は、「基本設計」と「詳細設計」の大きく2つに分けられます。

基本設計ではシステムにどのような機能を盛り込むかや、どのような操作方法・画面表示・画面遷移にするのかといった、基本的な仕様を決定するものです。詳細設計では、基本設計で決めた仕様をもとに、具体的な設計に落とし込みます。

詳細設計まで作成した上で、プログラミングするために必要な機能要件などをまとめて、プログラマーに引き継ぐ流れです。

テスト

プログラマーによる機能の実装によってシステムが形になった段階で、設計どおりに動くかテストします。
 

  • ・システムにバグが発生していないか

    ・クライアントに提示した仕様書を満たしているか

    ・設計書通りの機能が盛り込まれているか

    ・セキュリティに問題はないか


上記を中心にさまざまなパターンでテストして挙動を確認し、問題なければシステムは完成です。納期までにテストを終えて、顧客に納品して案件はひと段落するといえます。

各種マネジメント業務

上記がシステム開発における主要業務の流れですが、システム運用後の障害対応や保守・メンテナンスもSEの仕事です。

ほかにも、開発における人員や予算、進捗の管理などのマネジメント業務も、SEならではの仕事といえるでしょう。

プログラマーとの違いはプログラミングを行うかどうか

「エンジニア」と聞いたときに、SEとプログラマーを混同している人もなかにはいるのではないでしょうか。

プログラマーとSEの違いは、「プログラミングを行うか」という点です。プログラマーは、SEが設計した仕様書に基づき、プログラミングによって機能を実装することが業務の根幹をなします。

実際のところ、企業やプロジェクトによってSEとプログラマーの業務範囲は異なるため、SEが全くプログラミングをしないわけではありません。逆に、プログラマーが仕様の設計に携わることもあります。

明確な線引きは難しいものの、メイン業務としてプログラミングを扱うかどうかという点で、SEとプログラマーは異なると覚えておきましょう。

PM(プロジェクトマネージャー)との違いは責任と業務の範囲

SEと似た言葉にPMがありますが、両者の違いは責任と業務の範囲に表れます。

PMはプロジェクトマネージャーの略称通り、あるプロジェクトの責任者のことです。SEはシステムの開発工程を管理するポジションであるため、SEのほうが責任の範囲は限定的です。

一方、PMはシステムの開発工程だけでなく、システム開発の全てに対して責任を負うため、責任の範囲が広いだけでなく、統括・管理する業務の範囲も広がります。

SEの上位ポジションに該当するのがPMであると覚えておきましょう。

SEには大きく3つの働き方がある

SEの働き方は、企業によって「自社開発」「受託開発」「客先常駐」の大きく3つに分けられます。

新卒でSEに就職する際、3つのうちいずれの働き方になるかは企業の事業内容次第です。SEを目指す新卒は、SEの仕事内容だけでなく、自分に合った働き方も考えておくとよいでしょう。

自社開発

自社開発は、自社の製品やサービスを自社内で開発・販売することをいいます。そのため、働く場所は自分が所属する企業です。

自社開発では、サービスを1から開発するのが最大の特徴です。自社開発企業のタイプは、「社内で利用するシステムを開発する場合」「企業外のユーザーが利用するシステムを開発する場合」の大きく2つに分けられます。

自社開発では社内で事業部が分けられ、工程ごとに各部署が連携しながらシステムを開発する流れです。

受託開発

受託開発は、クライアントから依頼されたシステムを自社内で開発することをいいます。この場合も、働く場所は自分が所属する企業です。

発注者である企業から依頼を受け、アプリケーションや社内システムなどの作成を請け負い、期限までに納品します。

自社開発と異なり、受託開発は発注者の依頼をもとに働くという点が最大の特徴です。クライアントからヒアリングし、要件定義などをして提案する一方で、最終的な決定はクライアントが下すことになります。

客先常駐

客先常駐は、自分が所属する企業からクライアントの企業に派遣され、SEとして技術を提供する働き方です。そのため、働く場所はクライアントの企業になります。

客先常駐はさまざまな案件に参加できる働き方で、依頼を受けた企業または受託開発を行う企業などへ出向し、開発の一部を担当したり、サポートしたりするポジションで仕事をします。

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3. 新卒でSEを目指す就活生に求められる5つの要素

新卒でSEを目指す場合、自身にSEとして適性があるかあらかじめ判断しておきたい人もいるでしょう。ここでは、SEを目指す就活生に求められる要素を5つ解説します。

知的好奇心が旺盛

知的好奇心の旺盛さは、SEに求められる要素の一つです。

IT技術は次から次へと新しいものが登場し、IT業界を取り巻く環境は日々変化しています。そのため、SEは一度身につけた技術だけで働き続けられるわけではなく、常に最新の情報・技術を学ばなければ長期的に活躍できません。

このような背景から、知らないことを学ぶのが好きな知的好奇心が旺盛な人は、SEに向いているでしょう。

人とのコミュニケーションが得意

SEにはコミュニケーション能力の高さも求められます。

SEの仕事は、顧客からシステムに求める機能や現状の不満などを引き出すヒアリングや、チームメンバーの統率など、コミュニケーションをとる機会が頻繁にあります。一人でパソコンと向き合って黙々と行う業務だけではないことは押さえておきましょう。

SEに限らず、プログラマーもチームで開発を進めるためコミュニケーション能力が欠かせません。エンジニア全体に共通することとして、人とのコミュニケーションが得意であることは重視されるのです。

論理的な思考力

SEとして活躍するためには、論理的な思考力も欠かせません。

システム開発によってクライアントの課題を解決するためには、物事を順序立てて考え、問題を正しく捉える力が必要です。

また、企業やプロジェクトによっては、SEがプログラミングを行う場合もあります。その際、コンピュータは指示した通りにしか動作しないため、曖昧な表現や辻褄が合わないコードではエラーが表示され思うように動きません。

正しく機能するプログラムを記述するには論理的な思考力が欠かせず、エンジニアを志望する人は、物事を順序立てて考える力を鍛えましょう。

ITに関する興味関心

SEとして働く以上、ITに関する興味関心を持てる人材が重宝されます。

技術の移り変わりが激しいのは紹介した通りですが、技術やトレンドをキャッチアップし続けるには、そもそもITに関して興味関心がないとモチベーションを保てないでしょう。

とても基本的な資質ではあるものの、IT業界で活躍し続けるには、ITに関する興味関心は欠かせないのです。

なお、ITへの興味関心や知的好奇心をアピールする際は、ITに関連する資格取得をおすすめします。新卒がSEを目指すのに必須の資格はありませんが、「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」のような資格があると、志望動機や自己PRでアピールできるでしょう。

マネジメント能力の高さ

SEとしてチームを統率する以上、マネジメント能力の高さも見られています。

SEはシステムの開発工程を管理するポジションとして、開発の進捗やメンバーの負担状況、予算の管理など、広い視野をもってプロジェクトを管理しなければなりません。

大学生のサークルやゼミ、アルバイトなど、複数人を統率した経験がある人は、マネジメント能力の高さにつながるエピソードとして積極的にアピールしましょう。

関連記事:SEとはどんな職業なのか?新卒学生がしておくべき準備とは

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4. 新卒未経験からSEになるための志望動機のポイント5選

SEを目指すにあたって、志望動機を考える際のポイントを5つまとめました。それぞれの内容を踏まえて、新卒未経験からSEへの就職に近づきましょう。

IT業界とSE職に対する興味・関心・意欲をアピールする

最も重視したいポイントが、IT業界やSEに対する興味関心、意欲をアピールすることです。
 

  • ・なぜIT業界のエンジニアになりたいのか

    ・その会社のどのような仕事やサービスに携わりたいのか


SEの志望動機を考えるにあたって、まずは上記の2つを明確にしましょう。

具体的には、志望動機の中でIT業界の将来性を実感したエピソードを述べたり、その企業の商品やサービスのどこに魅力を感じているのか説明したりするのが重要です。

また、未経験で新卒の場合、ITやプログラミングに関して勉強したことを説明すると、IT業界への関心や意欲をアピールできます。プログラミングの学習経験やインターンシップの参加経験がある人は、積極的に志望動機に盛り込みましょう。

志望動機は具体的なエピソードを付け加えられるほど、説得力を持たせられます。まずはSEに対する興味関心や意欲をアピールできるエピソードを洗い出してみてください。

過去に結果を出した経験についてアピールする

エピソードで説得力を出すためには、「結果を出した」経験であるほど効果的です。

IT業界は実力主義の企業が多く、スキルや結果が重視される傾向にあります。そのため、志望動機では過去にどのような方法で困難を乗り越え、結果を残したのか説明しましょう。
 

  • ・部活動で参加した大会の結果

    ・作品の受賞歴

    ・アルバイト先の経験(例:リーダーとして働いている期間に過去最高の売上を記録)


上記のようなエピソードを中心に、数字で説明できる結果がおすすめです。なお、新卒は実務経験がないため、エピソードとして伝える題材は学業やスポーツ、アルバイトなどから探して問題ありません。

このとき、ITに関する興味関心やSEに求められる要素につながるエピソードを伝えられると、志望動機のクオリティはさらに高まるはずです。

情報は詰め込みすぎない

志望動機にはあれこれ伝えず、情報は詰め込みすぎないのも意識しましょう。

クオリティの高い志望動機をつくる上で重視すべきは、採用担当者にとって分かりやすい内容にまとめることです。志望動機に盛り込める実績が複数あるとしても、すべてを羅列せず、応募企業の仕事に活かせる実績を取捨選択しましょう。

資格について伝える場合は、具体的な資格名を記載することで自分の能力を客観的に示せます。企業が求める人材を踏まえて、自己PRするのに最もふさわしく、明確に伝わるシンプルな内容を心がけましょう。

なぜ応募先を選んだのか伝える

SEの志望動機を書く際は、その企業を選んだ理由は必ず盛り込んでください。

志望動機でやってしまいがちなことの一つが、「競合他社との差別化ができていない」曖昧な内容にまとめてしまうことです。そもそも志望企業にはSEを目指す理由だけではなく、必ず「なぜその企業を選んだのか」という理由の説明が欠かせません。

競合他社と差別化した内容にするには、企業の事業内容や理念、社風などを調べ、自分がどの部分に惹かれたのか明らかにしましょう。志望動機のクオリティを高めるには、業界内の競合他社を含めた企業研究が重要です。

自己分析を通じてSEを目指す理由を言語化するだけでなく、企業研究を通じて競合各社の違いも言語化しましょう。

入社後にやりたいことを伝える

志望動機の締めくくりには、入社後にやりたいことを盛り込むのがポイントです。SEとして新卒未経験者を採用する際は、学生のスキルよりも本人の意欲や入社後の成長性・ポテンシャルを重視しています。

そのため、志望動機では入社後の抱負を通して企業に熱意を伝えましょう。
 

  • ・〜〜のサービス開発に関わりたい

    ・〜〜という経験を活かして働きたい


上記のように、入社後の活躍を期待させる内容を盛り込み、企業があなたを採用するメリットを伝えるようにしてください。

志望動機をまとめる順番は型がある

志望動機や自己PRなど、書類や面接で伝える際は型に当てはめて伝えるのがおすすめです。

論理的に伝える手法に「PREP法」があり、プレゼンや営業における提案などの場面などで幅広く使用されています。
 

  • ・Point:結論を最初に伝える(私は〜〜と思い、御社を志望しました)

    ・Reason:結論に対する理由を説明(なぜなら〜〜)

    ・Example:結論や理由を補足するエピソードを伝え、説得力を出す

    ・Point:再度結論を伝えて、印象に残りやすくする(入社後の抱負を伝える)


上記の頭文字をとってPREP法と呼ばれており、志望動機もこの流れで組み立てると、比較的簡単に志望動機が完成するはずです。

志望動機に限らず、就活で聞かれるさまざまな質問に対してPREP法を意識すると、簡潔な回答ができるでしょう。

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5. 文系出身者でもSEは目指せる

SEに興味がある人のなかには文系出身者の人もいるのではないでしょうか。「SEは理系出身者がなるもの」というイメージの人もいるかもしれませんが、文系出身者でもSEは目指せます。

IT人材白書2020」によると、AI・人工知能やデータサイエンス、IoTなどに携わる先端IT従事者のうち、30.2%がIT・情報系以外の文系出身者でした。

要するに、先端ITに携わるビジネスパーソンのうち10人に3人は文系出身者です。なお、IT・情報系の理系出身者の割合が36.0%で最も多く、その次に文系出身者が30.2%、IT・情報系以外の理系出身者の割合は26.4%でした。

このように、文系出身者もIT業界で活躍しており、SEの場合も同様の割合と考えて差し支えありません。SEは理系出身者がなるものではなく、学歴関係なく活躍できる可能性は十分にあることを覚えておきましょう。

関連記事:文系出身でもエンジニアになれる5つの理由とは?向き不向きの特徴も解説

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6. SEを目指す文系の新卒が特に意識したい志望動機のポイント

ここでは、SEを目指す文系の新卒が志望動機を作成する際に意識したいポイントを解説します。もちろん理系の人でも参考になる部分があるため、ぜひ参考にしてください。

文系なのになぜIT業界を選んだのかを伝える

文系からIT業界を志望した理由は明確にしましょう。

先端IT従事者の3割は文系出身者でしたが、言い換えると、全体の7割は理系出身者です。そのため、文系の新卒学生はIT業界を選んだ理由を具体的に詳しく伝えて、志望動機に説得力を持たせましょう。

IT業界は技術変化が早く、常に情報をキャッチアップする姿勢が求められるため、業界への関心の高さを積極的に示してアピールすることが大切です。

文系はこれから学ぶ意欲をアピールする

理系出身者に比べてITに関する知識が少ない傾向にある文系の新卒者は、志望動機を通してこれから必要な知識を学ぶ意欲を示しましょう。

ただし、「研修制度を通して学びたい」という受け身の姿勢は、マイナスな印象につながる可能性が高いため注意が必要です。「仕事を通して独学では身につかない実践的なスキルを磨きたい」といった、熱意が伝わる表現に置き換えましょう。

もちろん、プログラミングを学んでいる、ITに関する資格を取得するなど、現在取り組んでいる事柄があれば志望動機に取り入れてください。主体的に学ぶ姿勢が高評価につながるはずです。

プログラミングを学ぶとほかの学生と差がつく

本気でSEを目指したい場合は、プログラミングを学びましょう。

入社時点でプログラミングスキルがなくても問題ないとする企業があるものの、習得しているとほかの就活生と差別化できます。

プログラミングは学習サイトや書籍を使って独学で学んでもよいですが、まったくの未経験者が一人で勉強すると挫折してしまう可能性があります。一人での学習に自信がない、取り組んだもののうまくいかないという方は、プログラミングスクールで講師の指導を受けるのがおすすめです。新卒を対象とするプログラミングスクールのレバテックカレッジでは、プログラミング未経験の方が学べるカリキュラムを提供しています。

SEを目指すにあたってプログラミングは勉強しておいて損はない上、スクールを通して自己投資する価値も十分あるでしょう。

SEの採用で役立つおすすめの資格

プログラミングを学ぶ以外にも、ITに関する資格取得を目指すのもおすすめです。

エンジニアとして活躍する上で、ITにまつわる基本的な知識や理解は欠かせません。もちろん、就職してから学べますが、学生のうちに資格取得を通して自ら学習することで、入社意欲の高さのアピールにもつながります。
 


これら2つは、ITに関する知識を網羅的に身につけるにはピッタリです。学習意欲や知的好奇心の高さをアピールしたい方は、これらの資格取得を目指してもよいでしょう。

関連記事:プログラミング資格を大学生が取得するメリットは?おすすめ5選を紹介

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7. SEを目指す新卒が押さえたい企業別の志望動機のポイント

志望動機を作成するにあたって、企業の規模や形態によって意識するべきポイントは異なります。ここでは、3つのタイプ別で、志望動機を作成する際に押さえておきたいポイントを解説します。

自社サービスを提供する企業

自社開発企業に応募する場合、そのサービスやシステムへの関心の高さを示しましょう。加えて、自分がサービスのどのような点に共感しているのかを示すことも重要です。

自社開発企業の場合、その企業が提供するサービスと自分がやりたいことの共通点をアピールすると、競合他社との違いを示しやすくなります。

自社サービスを提供する企業の場合は、サービスへの関心の高さや共感した点を盛り込むことで、志望動機に説得力を持たせることが重要です。

未経験者や文系を歓迎している企業

未経験者や文系を歓迎している企業の志望動機では、入社後に学ぶ意欲を強調しましょう。

ただし、先ほども解説したように、「教えてもらう」という受け身な姿勢が見えると主体性がないと評価されるため注意してください。

また、自分が身につけたいスキルを説明するだけではなく、そのスキルを使って企業やクライアントに貢献していく姿勢を示すことが大切です。

未経験者や文系を歓迎している企業は、就活生の伸び代を見込んだポテンシャル採用をしている傾向にあります。そのため、主体的に学ぶ意欲が強いことを志望動機に盛り込みましょう。

設立から日が浅い企業

設立から日が浅い企業の志望動機を作成する際は、企業と一緒に成長していきたいという意欲の高さを示すことが重要です。

特に、規模の小さなベンチャー企業では、新卒者に対しても高いスキルを備えた人材を求めている場合があります。そのような企業に応募する際は、企業が求める人物像や募集の背景を踏まえ、入社後に活かせる具体的な技術やこれまでの実績を示すことが必要です。

社員数が少ない企業の場合、新卒から即戦力として起用されるケースが増えます。もちろん、相応の開発経験が必要になる上、成長意欲や向上心の高さを示せるほど、採用担当へのアピールにつながるでしょう。

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8. 新卒が未経験からSEになるための志望動機の例文10選

ここでは、新卒未経験からSEになるための志望動機の例文を10パターン紹介します。
 

  • ・働き方の別で3パターン

    ・就活生に求められる要素別で5パターン

    ・文系理系の別で2パターン


該当するパターンがある際はあくまで参考程度にしつつ、志望動機を考えてみてください。

自社開発企業のSEを目指す場合の志望動機

私は御社のeラーニングシステムの開発に携わりたいと思い、志望しました。

新型コロナウイルスの影響を受け、日本の教育は変革を求められていると中学生の弟の様子を見て痛感したことがきっかけで、IT技術と教育の分野に興味を持つようになりました。また、オンライン学習サイトProgateを使ってRubyとJavaScriptを学習しましたが、非常に楽しく勉強ができたため、自分にはプログラミングが向いていると感じています。

私はバスケットボールチームの高校ではキャプテン、大学では副キャプテンとしてチームをまとめる役割をしておりました。当時鍛えたコミュニケーション能力や統率力を活かして、御社でSEとして活躍したいと思っています。

志望動機のワンポイント解説

自身の家族の様子をきっかけにSEを目指した志望動機です。実際にプログラミングを学習していることをアピールしつつ、高校・大学の経験でコミュニケーション能力の高さもアピールした志望動機の例でした。

受託開発企業のSEを目指す場合の志望動機

私はさまざまな業界のシステム開発に携わりたいと思い、御社を志望しました。

私は大学1年生から独学でプログラミングを学び、友人3人とオリジナルのアプリ開発をして機能の自慢などをし合っていました。そのうち1人のアルバイト先から、店舗紹介とオンライン通販をするためのECサイト開発の依頼を受けました。その時に初めて3人チームでECサイトを開発し、アルバイト先の売上は前年比1.5倍に上がったという成果が出て大きな達成感を味わいました。

これを機に、複数人でさまざまなクライアントに貢献できるSEになりたいと思うようになり、複数の業界をクライアントに抱える御社でSEとして活躍したいと思い志望しました。チームで開発した経験を踏まえ、1日でも早く御社の売上に貢献できるSEとして活躍したいです。

志望動機のワンポイント解説

プログラミングの経験がある場合は、積極的にアピールしましょう。特に、チームでの開発経験がある場合は実務に直結するため、採用担当の目にもとまりやすいはずです。

客先常駐のSEを目指す場合の志望動機

私は、システムで物事を便利にするというエンジニアリングに魅力を感じ、SESの職種に興味をもちました。

客先常駐の場合、案件ごとに携われる業務領域も異なるため、システム開発の一連の工程を担当できるという点が魅力的に感じています。私は、大学生時代の居酒屋のアルバイト経験で、チームで迅速に業務を遂行することの大切さや積極的にコミュニケーションをとる大切さを学び、SESの業務に活かせるスキルを身につけられたと思っています。

入社後は、SEとしてクライアントが抱える問題を解決するために、自身の発想力を活かし、最適なシステムの提案に尽力いたします。

志望動機のワンポイント解説

客先常駐の業務特性を踏まえ、自身のアルバイト経験をもとに自己PRした志望動機のパターンです。客先常駐の魅力を踏まえ、情報を盛り込みすぎずシンプルにまとめることが重要です。

知的好奇心が旺盛なことをアピールする場合の志望動機

私がSEを志望するのは、担当するシステムの安定した運用体制・基盤作りに貢献したいと思ったからです。

私は高校生の頃からPCゲームにはまっており、自作でPCを作るほどのめりこんでいます。そのため、ハードウェアに興味がある一方で、ゲーム中に発生する接続の不具合や不安定さが連続したことがきっかけで、サーバーやネットワークに関して興味を抱くようになりました。ハードウェアやソフトウェアに関してはゲームが好きだったこともあり、かなり専門的な領域まで知識を深め、ITパスポートや基本情報技術者試験を受験して合格することもできました。

知的好奇心が旺盛で、システムの裏側・根底を支える技術領域には強みがあるため、これらのスキルを活かして御社のSEとして、1日でも早く戦力になれるよう努力してまいります。

志望動機のワンポイント解説

PCゲームという趣味をきっかけに、SEを目指した理由を展開するパターンです。何かに没頭した経験は誰しもがあるはずなので、その経験を知的好奇心の旺盛さに活かす展開は参考になるはずです。

コミュニケーション能力をアピールする場合の志望動機

私がSEを志望した理由は、仕組み化で物事は改善できるという経験から、より多くの仕組み化に携わりたいと思ったからです。

私は、世の中の問題のほとんどは仕組みで解決できると考えています。当時、私が所属していたゼミで開かれていた朝会に、必ず誰かが遅刻していました。もちろん、「遅刻をしないように」「気をつけよう」などの声掛けでは遅刻がなくならず、教授も頭を抱えていました。そこでゼミ長であった私は、「遅刻せずに時間通り間に合えば雑務をしなくてよい」という制度を設けました。その結果、朝会で遅刻するゼミ生はいなくなり、問題を解決できました。

些細な経験ではあったものの、システムエラーの改善効果の大きさを実感し、SEへの興味を抱くようになりました。私自身、ゼミ長として普段から後輩と積極的なコミュニケーションをとるようにしており、クライアントとのヒアリング能力は今すぐにでも行える自信があります。

志望動機のワンポイント解説

「仕組み化」というキーワードを軸に、ゼミのエピソードを絡めてまとめた志望動機のパターンです。SEにはヒアリング力が欠かせず、コミュニケーション能力の高さも求められます。コミュニケーション能力は比較的アピールしやすいスキルであるため、説得力のあるエピソードを盛り込んで伝えましょう。

論理的な思考力をアピールする場合の志望動機

私は物事の仕組み・成り立ちを学ぶのが好きで、論理的に物事を考えるSEの業務に興味を抱き、御社を志望しました。

私は大学時代には物理学を専攻し、論文を3本執筆しました。それぞれの論文で実験を行い、条件づけをして結論に至る思考力がかなり身についたと自負しています。SEにおける、クライアントからヒアリングして要件定義をしたりシステム設計したりする業務は、大学で染みついた論理的思考に共通するものがあると感じています。

現在は独学でプログラミングを勉強しており、今後もITに関する成り立ちを学び続けたいと思っています。SEとして活躍し続けられるよう、毎日の学びを止めず精進していきます。

志望動機のワンポイント解説

大学で専攻した学問・領域や、論文執筆を通して培った論理的思考力をSEに活かす志望動機のパターンです。こちらも学習意欲や知的好奇心の高さにつなげ、IT人材として活躍し続けられるアピールをしている点が参考になるでしょう。

ITに関する興味関心をアピールする場合の志望動機

私は普段からSNSで情報収集するのが好きで、専門性を磨いてSEとして一般消費者が日常的に使用するシステム開発に携わりたいと考え、御社を志望しました。

御社はスキルや意欲次第で年齢や経歴に関係なく評価する社風で、ゲームアプリの開発に力を入れている点も魅力に感じています。私自身、SEとは関係ない学部に所属しているため、知識だけでも可能な限り身につけたいと思い、ITパスポートと基本情報技術者試験を学び、資格を取得しました。また、毎日ITに関連するニュースを見るようにしており、日々のトレンドをチェックする癖をつけています。

御社に入社してからも、より実践的なスキルや知識を身につけ、1日でも早くSEとして活躍できるよう努力し続けます。

志望動機のワンポイント解説

ITに関する興味関心のアピールには資格取得が最適です。資格を取得すれば高評価につながるわけではありませんが、客観的にアピールするには資格取得を目指して損することはないでしょう。

マネジメント能力の高さをアピールする場合の志望動機

私は学生時代の部活動で経験した会計システム導入による生産性向上に感銘を受け、金融業界をメインに扱うSE職に興味を持ち、御社を志望させていただきました。

大学ではサッカー部の副部長として、部長の補佐はもちろん、チーム全体のモチベーション維持や総務・会計なども担当していました。当時、会計に関しては手計算による簡易的な帳簿付けがなされており、部費の消化状況が不明瞭と言わざるを得ず、適切な予算執行ができているとは言えない状況でした。そのため、私が副部長を任されてからは、有料の会計ソフト導入を提案し、幹部が共同で帳簿を管理できる体制に変更しました。その結果、お金の流れが分かりやすくなり、管理そのものも簡素化できました。銀行口座との紐付けもできるため、予算の消化状況も簡単にわかり、徴収しすぎていた部費を抑えることもできました。

部員が活動を続けやすくなっただけでなく、副部長としてチーム全体を統率する立場として、会計ソフトの導入による効果の大きさがとても印象に残っています。大学で培ったマネジメント能力を活かし、SEとしてさまざまな進捗の管理やクライアントとの円滑なコミュニケーションに努めてまいりたいと思います。

志望動機のワンポイント解説

学生時代に部長・副部長などのメンバーを管理するポジションを経験したことがある人は、マネジメント能力の高さを志望動機に盛り込みましょう。エピソードに会計システム導入を盛り込んでいますが、その企業に興味を持ったきっかけと関連がある場合は取り入れてもよいでしょう。

理系からSEを目指す場合の志望動機

私は、大学で専攻した統計学を活かして、世の中に欠かせないツール開発に携わりたいと考えるようになり、SEを目指しました。

近年では、ビッグデータの活用に注目が集まり、情報の価値が高まっていると感じています。その一方で、適切に情報を収集・管理・活用できず、経営が困難な中小企業や老舗の小売店などが多く存在しているのも事実です。そこで、自身が学んだ統計学とITを駆使し、経営が傾きかけている企業に向けた業務改善や販売促進などに関連するツールの開発をしたいと考えました。

御社は、AIやビッグデータに関して力を入れており、インターンシップに参加した際も、社員の方々が活き活きと働かれている姿に魅了され、技術力の高さにも刺激を受けました。私も御社の一員として、世の中に欠かせないツール開発に携わり、会社の売上に貢献したいです。

志望動機のワンポイント解説

専攻した分野をSEに関連づけるパターンは、比較的考えやすいでしょう。ゼミの経験を補足したり、上記のようにインターンシップの感想を盛り込んだりして、独自性のある志望動機にまとめるのがポイントです。

文系からSEを目指す場合の志望動機

私は大学で行動経済学を専攻し、人の行動心理に基づく企業のマーケティング戦略をゼミで学びました。また、大学1年生から現在に至るまで、アパレルで洋服の販売・接客のアルバイトをしています。大学2年生の冬のことですが、御社が開発するファッション通販アプリの最新版が導入され、導入して3ヶ月後の単月売上がセールス時期の売上を上回り、過去最高を更新しました。通販アプリは消費者サイドでしか使用したことがなかったため、店舗側のメリットを目の当たりにして、アプリ開発に興味を抱きました。

このような経験から、私は御社のSEとして、一般消費者の生活にとけ込み、生活がより便利になるアプリを開発したいと考えました。今でもアパレルで接客を行っており、お客様との会話を通して、お客様が本当に望んでいるのはどのような洋服か提案するスキルが身についています。

SE職はクライアントへのヒアリングや提案するスキルが欠かせないことから、自身のコミュニケーション能力と大学で学んだ行動経済学を活かして、御社のSEとして1日でも早く貢献できるよう努力いたします。

志望動機のワンポイント解説

文系からSEを目指すのは比較的珍しい傾向にあるため、印象的な出来事がきっかけでSEを目指したと伝えるのがおすすめです。大学の専攻が必ずしもSEに活かせるとは限らないため、盛り込める場合のみ、補足程度で追加しましょう。

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9. SEの志望動機におけるNG例文

最後に、SEにおける志望動機のNGパターンを2つ解説します。

志望動機が自己中心的でエピソードが抽象的

私は高校生の頃からプログラミングを独学し、今でもオリジナルアプリを開発しています。好きなことを仕事にしたいと思い、御社のSEに応募しました。御社が開発する家計簿アプリは私も普段から利用しております。せっかく働くなら普段から利用しているアプリに携わり、丁度よく働きたいと思っています。継続力と集中力には自信があるので、御社のSEとして活躍できると考えています。

志望動機の改善ポイント

自身のスキルを活かしてSEになるのは素晴らしいことですが、「普段から利用しているから」だけではエピソードとして抽象的と言わざるを得ません。加えて、「丁度よく働きたい」という伝え方は、自己中心的な印象が否めないため、言い回しを変更すべきでしょう。

自己分析は入念に行った上で、入社への熱意や企業でどのように貢献したいのかを言語化して志望動機に盛り込むことが重要です。

その企業を志望した理由が不明瞭

私は自他共に認めるパソコン機器オタクで、自作でPCをセッティングするだけではなく、IT周りの基本的な知識を身につけたいと思い、書籍で学習したり資格を取得したりしています。大学では情報システム工学を専攻し、さらなる専門的な知識も習得できました。ITパスポートはもちろん、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験も取得できたので、これらの資格や知識を活かし、御社の社内SEとして活躍したいと考えています。

具体的には、社内システムの運用保守はもちろん、社内全体のネットワーク構築やセキュリティの改善などにも取り組みたいです。また、社内の各部署からヒアリングし、業務改善につながるシステムの開発にも挑戦したいと考えています。

志望動機の改善ポイント

ITに関する興味関心の高さは伺えるものの、なぜ、その企業の社内SEを目指したかが不明確です。競合他社との差別化ができていないと、企業の採用担当者の目にとまらないため、この場合も自己分析を入念に行い、「その企業でしかできないこと」に着目し、志望動機を具体化させましょう。

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10. まとめ

SEを目指す新卒の志望動機には、IT業界や応募企業を選んだ理由、入社後の抱負を盛り込むことで熱意を伝えられます。

IT業界や応募企業に関する情報をくまなく収集したうえで、競合他社ではなく、その企業を選んだ理由を明確にしましょう。特に、文系の新卒はIT業界に関心を持った理由や、これから自主的に学んでいく意欲を伝えることが大切です。

志望動機をまとめるときは、PREP法を用いて結論を述べた後に詳細を説明していく流れが基本です。パターン別の例文を参考に志望動機を作成し、第三者からアドバイスをもらうと、さらにクオリティを高められるでしょう。

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