競技プログラマーとは?就活で有利になる理由・メリットとおすすめ言語を紹介

競技プログラマーとは?就活で有利になる理由・メリットとおすすめ言語を紹介
競技プログラマーとは、与えられた課題をプログラミングを通じて解くスピードや性能を競う「競技プログラミング」に参加するプログラマーのことを指します。競技プログラマーは、就活で求められるプログラミングスキルを効率的に習得できるメリットがあり、プログラミングに興味がある方が就活対策も兼ねてチャレンジすることも珍しくありません。 また、競技プログラマーとして大会やコンテストに参加することで、プログラマーとしての横のつながりが生まれたり、有名企業からのオファー・スカウトが届いたりすることもあるのが魅力です。 本記事では、競技プログラマーが注目されている背景や、会社員プログラマーとの違い、就活を見据えて競技プログラマーになるメリットなどをご紹介します。
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1.競技プログラマー(競技プログラミング)とは?


競技プログラマーは、プログラミングスキルや思考力・数学力などが問われる「競技プログラミング」に取り組むプログラマーのことを指します。企業に直接利益をもたらす仕事ではないため、「競技プログラマー」という職種名で求人が募集されていることはほとんどありません。

しかし競技プログラマーとしての経験を高く評価するIT企業は多く、競技プログラミングに参加した経験や競技プログラマーとしての知見を持った学生は、新卒採用でも即戦力人材として迎えられることが多いです。競技プログラミングと実務で使うプログラミングとでは、必要とされる考え方やスキルは大きく異なる点に注意が必要ですが、近年では就活対策の一環として競技プログラマーを目指す方も増えています。

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競技プログラマーが注目される背景


近年になって競技プログラマー・競技プログラミングが注目されるようになった背景として、IT業界における慢性的な人手不足が挙げられます。システムエンジニアやプログラマー、インフラエンジニアといったIT業界の代表的な職種の人材はもちろん、AI開発やデータサイエンスなど、先端分野における人手不足も顕著となっています。

こうした状況の中で、小中学校向けには政府主導でプログラミング教育がスタートし、プログラミングに興味を持つ若い世代を対象とした敷居の低い競技プログラミング大会も増加しています。従来では就活に向けてプログラミングスキルを学ぶなら、独学かプログラミングスクールに通うか、主に2つの選択肢しかありませんでした。

しかし競技プログラミングの普及により、競技プログラマーとして楽しくスキルを磨き、社会に出てからも即戦力として活躍できるプログラマーを目指す方が増えているのです。

競技プログラマーと会社員プログラマーの違い


競技プログラマーと企業で働くプログラマーを比較すると、プログラミングへの取り組み方や考え方は異なります。

競技プログラマーは、スポーツや趣味の延長線上にある存在と言えます。一方で企業で働くプログラマーは、自社から給料を受け取る対価として、プログラミングスキルをはじめとする人的資本を提供しています。競技プログラマーにも大会賞金を受け取れる場面はありますが、原則として競技プログラミングを通じて報酬が発生することはありません。

また、競技プログラマーとして豊富な経験があったとしても、必ずプログラマーとして就職しなければならないわけでもありません。中には競技プログラマーとして活躍しつつも、社会では一般的な営業職や事務職として働く社会人の方もいます。

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2.競技プログラマーが就活で有利になる理由・メリット


続いて、競技プログラマーを経験しておくことが就活で有利になる理由・メリットについてご紹介しましょう。
 

  • ・プログラミングを楽しく・効率的に学べる

    ・プログラマーとしての横のつながりが増える

    ・就活で評価される実績の一つになる

    ・ポテンシャル採用ではなく即戦力採用を狙える

    ・大企業からのスカウト・オファーが届くことも


就活対策の一環として競技プログラマーを目指してみようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

プログラミングを楽しく・効率的に学べる


競技プログラマーとして大会などに参加することは、プログラミングを楽しく・効率的に学べるメリットにつながります。プログラミング初心者向けの書籍やプログラミングスクールなどを通じて勉強する場合と比べて、競技プログラマーはゲーム感覚でプログラミングの知識を吸収することができます。

競技プログラマー仲間と一緒に勉強会に参加したり、問題を考えて出題し合ったりすることもできるので、就活対策のために一人で黙々とプログラミングを学ぶよりも、楽しくスキルを身につけられると感じる方が多いのです。これまで独学でプログラミング学習に取り組むことに挫折してしまった経験がある方も、競技プログラマーとしてであれば楽しく学習を続けられるかもしれません。

プログラマーとしての横のつながりが増える


競技プログラマーとして活動することにより、世代を超えてプログラマーの横のつながりが増えることも魅力です。競技プログラミングに参加するのは学生だけではなく社会人も含まれますので、すでに現役プログラマーとして活躍している人と関わる機会も出てきます。プログラムとしての横のつながりを得ることにより、就職先や案件を紹介してもらえたり、プログラマーとして情報交換できたりするメリットもあります。

こうした横のつながりは、プログラマーとして働き始めると意外と見つけにくいものです。競技プログラマー同士の勉強会やコミュニティなどを活用して人脈を広げておくと、就活や将来のキャリアアップにも役立つかもしれません。

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就活で評価される実績の一つになる


競技プログラマーとして活動してきた実績は、就活で高く評価される実績の一つです。IT業界では保有する資格やスキルよりも、これまでの開発経験や実績が重視される傾向にあります。競技プログラマーとして高い成績を収めた実績は、企業にとっては即戦力のプログラマーを採用する指針となるのです。

同じようにプログラマーとしての就職を目指すライバルが、独学やスクールでプログラミングスキルを学んでいる一方で、競技プログラマーとして実践的なプログラミングスキルを習得してきたことをアピールできると、大きな差別化を図ることができるでしょう。

ポテンシャル採用ではなく即戦力採用を狙える


新卒採用で未経験からプログラマーを目指す場合、基本的にポテンシャル採用で評価が行われます。スキル・技術面ではなく、人柄・人物面で選考が行われるのが一般的です。そのため未経験プログラマーの面接では、コミュニケーションスキルやリーダーシップなどが評価されることが多いですが、競技プログラマーとしての実績を持つ場合、ポテンシャル採用ではなく即戦力採用の枠を狙えるメリットがあります。

即戦力採用は、経験者プログラマーの中途採用と同様に、入社後すぐにプログラマーとして活躍できる人材を対象とした採用です。スキル・技術面や過去の実績が何よりも重視され、収入・待遇などもプログラマー経験者と同等になります。プログラマー志望の多くのライバルとは異なる採用枠で戦えるほか、入社1年目から高収入・好待遇を狙うことができるので、就活対策として競技プログラマーを目指す上での最大のメリットと言えるでしょう。

大企業からのスカウト・オファーが届くことも


競技プログラマーとして企業主催の大会で好成績を収めることができると、運営元の企業からのスカウト・オファーが届くことがあります。一般的な競技プログラミング大会で高い成績を収めた場合にも、プログラマーの実績としてSNSなどで発信することにより、個別に採用の声がかかる可能性があります。

本来であれば卓越したプログラミングスキルと豊富な経験を持つ方でなければ入社できないような、一流企業に入社できるチャンスも得られるため、理想のキャリアパスを実現しやすくなるでしょう。

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3.競技プログラマーを始めるならおすすめの言語5選


次に、競技プログラマーで用いられることの多い言語を中心に、今から学び始めるのに適したおすすめ言語を5つご紹介します。
 

  • ・C++

    ・Java

    ・Python

    ・C#

    ・JavaScript


それぞれのプログラミング言語としての特徴とともに解説しましょう。

C++


競技プログラマーが主に使用することになるのが、C++です。現在の競技プログラミングの主流の言語であり、課題の解説においてもC++が用いられているほどです。動作が速く記述しやすい性質を持つことから、プログラミングのスピード・性能が求められる競技プログラミングにおいては最適な言語となっています。

しかし習得難易度はプログラミング言語の中ではトップクラスに高いことに注意が必要で、有名な「C言語」の上位互換に位置付けられます。まずC言語を習得してからC++を学ぶことが推奨されますが、C言語も同様に難しい言語なので、腰を据えて学び始める必要があります。

関連記事:C++とは?学生にとって気になるC++エンジニアの将来性についても解説

Java


Javaは汎用性に優れた言語で、Web開発やアプリ開発、組み込みシステム開発など幅広い分野で用いられる言語です。競技プログラミングにおいても、C++に次ぐ実行速度を発揮できるため、根強く支持されています。オブジェクト指向と呼ばれる、プログラムの機能ごとにコードを記述できるため、後から変更・修正しやすく、バグ・エラーを起こしにくい性質を持ちます。

就活を見据えて競技プログラマーを目指す場合、競技プログラミングでも人気が高く、実務でも豊富な実績を誇るJavaは、最もバランスの取れた言語と言えるでしょう。

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関連記事:学生向けjava入門|特徴や学習方法などを徹底解説

 

Python


Pythonは実行速度がやや遅いというデメリットがあるものの、AI開発やブロックチェーン開発、Web開発など幅広い分野で用いられる汎用性を備えた言語です。シンプルな構文で記述するコードの量を抑えられることから、プログラミング作業の負担を減らせるメリットがあります。

そして何より、競技プログラミングで用いられる言語の中で、Pythonは習得難易度が低めでプログラミング未経験からでも学習しやすいことが魅力です。競技プログラマーを目指すにあたって、初めてプログラミング言語を学ぼうとする際には、まずPythonの学習からスタートしてみるのがおすすめです。

関連記事:Pythonは就職で有利?未経験からの学習方法やおすすめ資格を解説

C#


C#に関してもC言語から派生した言語ですが、オブジェクト指向を採用しているためJavaに書き方が類似しており、習得のハードルはそれほど高くないのが特徴です。Microsoft社が開発した言語として有名で、Windows向けのアプリ・ゲーム開発で使われることが多い言語です。

競技プログラミングにおいては主流の言語ではない点、C言語やC++とは大きく異なる言語である点を踏まえた上で、学習するかどうかを検討しましょう。

関連記事:C#とは?C言語との違いやメリット、将来性について学生向けに解説!

JavaScript


JavaScriptは、主にWeb開発で用いられる言語であり、Web開発の現場では非常に高い人気を誇ります。JavaScriptを扱えるプログラマーの数も多く、Web業界を目指すなら最初に習得しておきたい言語です。競技プログラミングには不向きと言われることもありますが、習得難易度の低さから人気の高い言語となっています。近年ではNode.jsと呼ばれるフレームワークを活用することで、さらにプログラミングスキルを活かせる場面が広がり、需要が急上昇しています。

なお、プログラミング言語Javaと名称が似ていますが、活用する場面や開発できるシステムがまったく異なる言語であることに注意しましょう。

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関連記事:JavaScriptとは?できることや将来性・勉強方法を解説

 

4.競技プログラマー向けの代表的な大会・サイト


最後に、競技プログラマーを目指す方向けに、代表的な大会・コンテストのサイトについてご紹介します。
 

  • ・AtCoder

    ・AtCoder Career Design

    ・TopCoder

    ・Google Code Jam


それぞれ順番に解説しますので、ぜひブックマークに追加しておきましょう。

AtCoder


AtCoderは、国内では競技プログラミング大会・コンテストを開催する最大手のサイトです。定期的に開催されるコンテストに加えて、初心者向けの「AtCoder Beginner Contest」など、難易度ごとの競技プログラミング大会を実施しているのが特徴です。国内では最も知名度が高い競技プログラミングサイトなので、上位にランクされると大きな注目を集めることになるでしょう。

AtCoderにおける評価をもとに、企業の求人へ応募できる「AtCoderJobs」という仕組みも整っており、競技プログラマーとしての就職支援が受けられるのも特徴です。

AtCoder Career Design


前述のAtCoderが展開する「AtCoder Career Design」は、競技プログラマーの就活支援を専門としているサービスです。競技プログラマーとしての経験を活かして就職した先輩プログラマーの体験談が掲載されており、競技プログラマーとして活躍した後の働くイメージを掴むのに最適です。

競技プログラマーとしての経験を就活にも活かしたいと考えている方は、一度目を通しておくことをおすすめします。

TopCoder


TopCoderとは、アメリカで開催される世界最大クラスの競技プログラミングコンテストです。課題のプログラムを提出するまでの時間を競うコンテストや、数週間の間に答えのない問題への解答を求めるコンテストが存在します。申し込みやコンテストの内容はすべて英語なので、競技プログラマーとしてのスキルに加えて、英語力が必要となることに注意しましょう。

Google Code Jam


Google Code Jamは、競技プログラミングが注目される一因にもなったプログラミングコンテストです。Google社によって年1回開催されており、上位の成績を収めることで有名企業からのオファーを獲得できるチャンスがあります。なお、こちらも英語で試験を受ける必要があるため、日本語の競技プログラミングに参加したい場合にはご注意ください。

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5.まとめ


競技プログラマーとは、競技プログラミングに参加するプログラマーを指す言葉であり、近年では就活対策の一環として取り組む方が増えています。競技プログラマーは、プログラミングスキルを楽しく・効率的に学べるほか、横のつながりを作ることにも役立つので、就活対策として大きなメリットが得られるのです。

また、競技プログラマーとしての豊富な実績をアピールすることで、ポテンシャル採用ではなく経験者採用の枠で選考を受けられるのも魅力です。企業主催のプログラミングコンテストであれば、運営企業からのスカウト・オファーを受けられることもあるので、プログラミングスキルを身につける一つの方法として実践してみてください。

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