プログラミングの勉強法とは?学習時間の目安やおすすめのサイトを紹介

プログラミングの勉強法とは?学習時間の目安やおすすめのサイトを紹介
プログラミングを勉強したいけど、何から始めれば良いか分からない。そんなプログラミング初心者に向けて、勉強法やおすすめの学習サイトを紹介します。 一般的に、プログラミングを習得するには200時間以上が必要です。就職のためにスキルを身につけたい方は、なるべく早く勉強を開始しましょう。この記事では、初心者が学びやすいプログラミング言語の種類や効率的な勉強の進め方もまとめたので、ぜひ参考にしてください。

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 1. プログラミングを勉強する前に知っておくべきこと

プログラミングを勉強する前に、プログラミングの概要や習得にかかる時間、独学で勉強できるのかといった点を確認していきましょう。

プログラミングとは

プログラミングとは、コンピュータに対して実行して欲しいプログラムを順番に記述することです。
コンピュータは人間の言語を理解できないため、コンピュータを動かすには「プログラミング言語」と呼ばれる専用の言語を用いて指示を出さなければなりません。プログラミング言語には多くの種類があり、世の中のシステムやWebサービスはいずれかのプログラミング言語によってつくられています。

プログラミング習得までの勉強時間

個人差や言語による差もありますが、プログラミングの基礎を習得するには200~250時間の勉強が必要といわれています。そのため、プログラミングスクールのカリキュラムも大体200時間で設定されている場合が多いです。
1日3時間をプログラミングの勉強に充てることができれば、約3ヶ月で習得できる計算になります。

関連記事:プログラミングの勉強にかかる時間は?初心者・新卒向けに解説

プログラミングは独学で習得できる?

プログラミングは初心者が独学で勉強することも可能です。ただ、独学にはモチベーションを保ちづらい、疑問点が出たときに解決するのが難しいといった問題があります。独学で勉強を進めるには、目標やスケジュールを立てたうえで学ぶ、分からない点はQ&Aサイトを利用して解決するといった工夫が必要です。

関連記事:学生のうちにプログラミングを独学で習得すると就職に有利?おすすめ言語や勉強方法を解説

プログラミングを勉強しても意味がない?

一部には、「プログラミングを勉強しても意味がない」という声がありますが、それには次のような背景があるようです。

・途中で挫折して勉強をやめてしまった
・就職のために勉強したが入社後に研修があった
・入社した企業との相性が悪かった

プログラミングの勉強に意味がないと感じる人は、過去に何らかの失敗をしてネガティブな気持ちを抱くようになった可能性があります。ただ、上記のような理由からプログラミングの勉強が無駄であるとはいえません。

なぜなら、途中で挫折せずに勉強を続けていれば、スキルが身につき仕事に役立った可能性があるからです。また、すべての企業でプロラミングの研修があるとは限らず、研修があった場合も基礎的な知識があるとさらに理解が深まる利点があります。

プログラミングスキルを活かして入社した企業との相性が悪かった場合も、失敗の原因は企業の選び方にあり、勉強自体に意味がないわけではないでしょう。

プログラミングを勉強するメリット

プログラミングを勉強すると、スキルが身につき職業の選択肢が広がるという利点があります。また、物事を順序立てて考える論理的な思考が磨かれるのもプログラミングを学ぶメリット。論理的な思考はプログラマーといったIT系の職種に関わらず、あらゆる仕事で役立ちます。

関連記事:新卒向け|プログラミングを学習するメリットとは?

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 2. プログラミングの勉強は何からどんな順番でする?

いざプログラミングを勉強しようと思っても、「何から始めたら良いか分からない」という人も多いでしょう。ここでは、初心者がプログラミングを勉強するうえで準備したいことをお伝えします。

初心者はパソコンやコンピュータに関する前提知識を勉強する

プログラミングの勉強を始める前に、まずはコンピュータに関する前提知識を身につけることが必要です。コンピュータの周辺知識があるとないとでは、エラーやトラブルが起きたときの対処スピードが変わります。

たとえば、普段利用しているWebサイトが画面に表示されるまでに何が起こっているのか、PCやアプリの起動時に何が起こっているのかといった事柄について学びましょう。
IT関連の知識を勉強する方法としては、IT分野の総合的な知識を問う初心者向けの資格であるITパスポートの取得を目指す方法があります。

プログラミングを勉強する目的を明確にする

プログラミングの習得には、多くの時間が必要です。挫折しないで勉強のモチベーションを維持するためには、プログラミングを勉強する目的を明確にすることが大切です。「IT企業に就職したい」「自分でアプリが作れるようになりたい」など、自身の目的を明確にし、そのためにはどのような勉強が必要なのかを調べて効率的に勉強を進めましょう。

「プログラミングを勉強しても意味がない」と思う人は、目的意識が曖昧なことが多いです。達成したい目的があると勉強のやる気につながるので、何のために勉強するのかを常に意識しておきましょう。

プログラミングの勉強に必要な開発環境を準備する

開発環境とは、コーディングやプログラムの実行を行うのに必要となるソフトウェアの組み合わせのこと。コードを書くのに使うエディタや、記述したプログラムをコンピュータが実行できる形式に変換するコンパイラなどが含まれます。
これからプログラミングを勉強する人には、必要なソフトウェアがまとまったIDE(総合開発環境)がおすすめ。IDEを使えば、ソフトウェアを別々に用意する手間を省けます。

関連記事:統合開発環境(IDE)とは?アプリ開発に使えるおすすめを紹介

プログラミングを練習する

目的が明確になったら、実際にプログラミングを行ってみます。本格的な勉強に入る前にプログラミングに慣れることを意識しましょう。はじめは、簡単なゲームやアプリ作りなどに挑戦して、プログラミングを楽しみながら基礎知識を身につけるのがおすすめです。

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3. プログラミングの効率的な勉強法

ここでは、プログラミングを効率よく勉強するポイントを解説します。

4つのステップに分けて勉強する

勉強を効率的に進めるために、以下の4つのステップに分けてプログラミングを学んでいきましょう。

1.作りたいものを考える

まずはプログラミングを勉強する目的を決めましょう。Webサイトを作りたいのか、スマートフォンアプリケーションを作りたいのか、プログラミングで何をしたいのかを考えてください。目的を明らかにすることで、勉強するべき言語や学習方法が明確になります。

2.作りたいものに適している言語を調べる

作りたいものが決まったら、適している言語を調べましょう。たとえば、スマートフォンアプリを作りたい時は、「スマホアプリ 開発 言語」と調べてみると、スマートフォンアプリ開発に適している言語が分かります。

3.開発ツールの使い方を勉強する

勉強するべき言語が決まったら、早速プログラミングの勉強を始めたいところですが、まずはIDEなどの開発ツールの使い方から勉強しましょう。

4.プログラミング言語を勉強する

開発ツールの使い方を学んだら、いよいよプログラミング言語の勉強です。勉強方法はこの後詳しく紹介しますが、初心者は無料で気軽に利用できる学習サイトを活用するのがおすすめです。

暗記をしない

プログラミングの勉強に暗記は必要ありません。分からないことがあれば、その都度サイトや書籍で調べられるからです。暗記するよりもプログラムを考える思考を鍛えることが、プログラミング学習の重要なポイントです。

トライアンドエラーを繰り返す

プログラミングの思考を鍛えるには、エラーに出会っては対処法を調べて解決する「トライアンドエラー」を繰り返すことが必要です。
時には同じエラーに数日間悩まされることもありますが、そのエラーを解決するために試行錯誤した努力がスキルの向上につながっていきます。

関連記事:新卒からエンジニアを目指すための、プログラミング勉強法を解説

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4. 初心者が勉強するのにおすすめのプログラミング言語

プログラミング言語は文法が似ていることが多いので、基本的に1つの言語を覚えるとほかの言語を勉強するときもスムーズに理解できます。初心者の方は、挫折しないためにも習得しやすい言語から勉強しましょう。

Python

PythonはAI開発によく用いられ、近年高い人気を誇っているプログラミング言語です。文法が非常にシンプルで可読性が高いため、初心者でも勉強しやすいでしょう。

PHP

PHPはWebサービスにおけるサーバーサイドの開発に採用されるプログラミング言語です。コードの文法がわかりやすくシンプルなため、初心者向けの言語として人気があります。また、求人数や案件が非常に豊富なことも魅力です。

Java

求人数の多さが特徴のJavaは、業務系システム開発やWebアプリケーション、Androidアプリの開発まで行える高い汎用性を持つプログラミング言語です。
難易度は高めといわれていますが、開発の場で採用されることが多く需要のある言語なので、習得しておくと仕事の幅が一気に広がるでしょう。

Swift

Swiftは、Apple製品のアプリを開発したいと考えている人なら習得必須のプログラム言語です。主にiPhoneやApple Watch、Apple TVなどのアプリ開発に使用されています。

関連記事:学生におすすめのプログラミング言語と選び方について解説

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5. 初心者におすすめのプログラミング勉強法

勉強するプログラミング言語が決まったら、具体的な勉強方法を確認していきましょう。

本やオンライン学習サイトを利用する

プログラミングを勉強する人がまず活用したいのが、プログラミングに関する本やプログラミング学習サイトです。
特に学習サイトは、プログラミングのイメージをつかんだり、初歩的な基礎知識を身につけたりするのに役立ちます。おすすめの学習サイトを以下でご紹介します。

アプリで楽しく学ぶ「Progate」

Progateはイラストをメインとして直感的にプログラミングのイメージをつかめる学習サイトです。スライドに沿って実際に手を動かしながら学習を進めていくため、実用的なプログラミング力が身につくのが魅力です。

動画で学ぶ「ドットインストール」

ドットインストールでは、いくつものレッスン動画が1つのセクションに集約され、各動画が3分以内にまとめられています。
スマートフォンでの視聴も可能なため、通学時間などのスキマ時間を利用して勉強したい方におすすめの学習サイトです。

リアルタイムの講義で学ぶ「Schoo」

生放送のリアルタイム参加型授業で学ぶことができるSchoo。動画で学ぶ点はドットインストールと共通していますが、生放送である点が異なります。学習を進めていくうちに不明点が出てくれば、その場で講師に質問ができるのがメリットです。

実践的なスキルが身に付く「Udemy」

動画で学びながら実務レベルの高いスキルが身につくUdemy。学習コースの数が圧倒的に多く、自分のレベルに合わせたコースを受講可能です。動画を見るだけでなく、不明点があれば講師へ質問ができるため独学でも安心です。

Q&Aサイトとして使える「Stack Overflow」

Stack Overflowはプログラミングに関する英語のQ&Aサイト。英語版の方がユーザー数が多く質問・回答量が多いですが、英語が苦手な人は日本語版を使っても良いでしょう。

プログラミングの知識を共有できる「Qiita」

Qiitaは、プログラマーがお互いに知っている情報を公開して共有するためのサービス。ユーザーやタグをフォローしたり、興味のある記事を「ストック」して後で読んだりできるのが特徴です。

勉強会やスクールに参加する

学習サイトを利用してみて、独学では厳しいと感じた場合、少しでも不安が残る場合は勉強会やプログラミングスクールを活用すると良いでしょう。

connpassを利用して勉強会に参加する

connpassはエンジニア向けの勉強会を探せるサービスで、自分が学習したい内容やレベルに合わせて、カテゴリを選択できます。
Twitterを連携していれば自分と同じ勉強会に参加した人を自動的にフォローする機能があり、プログラミングを学ぶ人との繋がりができることも魅力です。

プログラミングスクールに通う

独学での習得が厳しいと感じた場合は、プログラミングスクールの利用をおすすめします。プログラミングの勉強だけでなく、進路相談や就職支援などさまざまなサポートを行っているスクールもあるので、自分に合ったところを選びましょう。

レバテックでは、エンジニアを目指す大学生や大学院生向けに、月額29,800円でプログラミングを学べるレバテックカレッジを運営しています。現場で活躍するエンジニアが考案した「確実に成長できる」オリジナルカリキュラムでは、初心者でも3ヶ月でWebサービスの開発に必要なスキルを身につけることが可能です。
また、教室には成長するベンチャー企業のエンジニア内定者を中心としたメンターが常駐しており、わからないことをいつでも相談できます。リーズナブルな価格で、就活に役立つスキルを身につけたい人におすすめのプログラミングスクールです。

6. プログラミングを勉強すると選べる職業

プログラミングを勉強してスキルを身につけると、次のような職種を目指す際に有利になります。

Web系プログラマー

Web系プログラマーはWebサイトの制作に関わるプログラマーです。
最近のWebサイトには、メールフォームや商品を検索できる検索欄などさまざまな機能があり、Web系プログラマーはサイトの裏側にあるシステムを開発しています。
Web系プログラマーを目指すなら、PHPやJavaScriptといったプログラミング言語を勉強するのがおすすめです。

アプリケーションプログラマー

アプリケーションプログラマーはパソコンやスマートフォンで動作するアプリケーションのプログラミングを行う職種です。
アプリには、Webブラウザ上で使用できるWebアプリケーションや、デバイスにインストールして利用するネイティブアプリケーションなどの種類があり、アプリケーションプログラマーはアプリの目的に合ったプログラム言語を使って開発を行います。
一例として、WebアプリケーションをつくりたいときはPythonやJava、PHPなどを勉強すると良いでしょう。

ゲームプログラマー

ゲーム系プログラマーはゲーム開発のプログラミング部分を担当する職種で、設計書に従ってキャラクターの動きや効果音が意図通りになるようにプログラミングを行います。ゲームの企画段階から参画し、提案された内容が実現できるかを判断することもあるでしょう。
ゲームプログラマーを目指す方は、C++やC言語を勉強するのがおすすめです。

オープン系プログラマー

オープン系プログラマーはオープン系システムの開発を行うプログラマーです。
オープン系システムとは、技術的な仕様が公開されているソフトウエアを使って開発されるシステムのことで、主に業務系のシステム(受発注管理システム、給与管理システムなど)を指しています。
オープン系プログラマーが扱う言語は開発するシステムによってJavaやJavaScript、PHP、Ruby、Pythonなどと幅広いのが特徴。自分が勉強しやすいものから取り組んでみると良いでしょう。

組み込み系プログラマー

組み込み系プログラマーは、家電や電子機器、自動車などを制御する組み込みシステムの開発を行う職種です。近年はIoTを取り入れた家電製品や機器が増えており、組み込み系プログラマーの需要が高まっています。
組み込みシステムでは、C言語やC++、Javaといったプログラミング言語を用いることが多いです。

関連記事:IT業界志望の学生必見!プログラマーの種類と仕事内容について

システムエンジニア

プログラマーとして経験を積んだ後は、システムエンジニアを目指せます。システムエンジニアはクライアントへのヒアリングや要件定義、詳細設計といったシステム開発の上流工程を担う職種。クライアントが欲しいシステムを把握し、プログラマーに的確に指示を出す役割を担っています。

関連記事:新卒がSEを目指す上で知っておくべきことは?

ITコンサルタント

プログラマーやシステムエンジニアとして経験を積んだら、ITコンサルタントになる道もあるでしょう。ITコンサルタントは、企業が抱える課題をITを駆使して解決する職種です。課題に対してどのようなシステムを導入すべきか提案するとともに、システム導入後の運用や改善までを任される場合もあります。

関連記事:新卒でITコンサルタントになるために知っておくべきこと5選

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7. まとめ

IT業界への就職を希望する方は、プログラミングの勉強をすると選べる職種の幅が広がります。勉強を始めるにあたっては、ITに関する基礎知識を身につけるとともに、プログラミングを習得する目的を明確にすることが大切です。
プログラミングを通して何をつくりたいのかが決まったら、学習サイトやプログラミングスクールを利用して勉強を進めていきましょう。

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