文系でシステムエンジニアになりたい方向け!志望動機の書き方

文系でシステムエンジニアになりたい方向け!志望動機の書き方
文系出身からIT業界のシステムエンジニアを目指す場合、情報系出身の学生と比べて、より一層志望動機の重要性が高まります。ただ、文系でシステムエンジニアを目指す場合は書く内容をイメージしづらく、理系との違いやIT未経験の不安から、志望動機の書き方に悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、文系ならではの強みを活かしながら、企業に刺さるSE志望動機を作成するためのポイントと具体例を紹介します。「なぜ文系からIT業界を目指すのか」「文系ならではの活かせる強みは何か」を明確にした上で志望動機を作成することが、企業からの評価を高めるためには欠かせません。 

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1.文系からシステムエンジニアになるのが難しい理由

近年、文系出身でもシステムエンジニア(SE)を目指す人が増えています。しかしながら、就職活動や実務の現場では、文系ならではの難しさに直面することも多いのが現実です。ここでは、文系からSEになるうえで特にハードルになりやすい3つの理由について解説します。

IT・プログラミングの基礎知識が不足しがち

SEは、プログラミングやシステム構築の基礎的な知識が前提となる職種です。理系出身者の場合、大学の授業などで自然とアルゴリズムやネットワーク、データベースなどの基礎を学ぶ機会がありますが、文系ではそうした機会が少なく、知識の差が生まれやすい傾向にあります。

特に就活では、資格の有無やアプリ開発経験の有無が評価されることが多く、スキル・知識面の準備不足はそのまま選考時の不利につながることもあります。そのため、文系出身者は理系以上に意識的にITスキルを学び、学習実績を積むことが重要です。

論理的思考力や設計力のアピールが難しい

SEの仕事では、要件定義からシステム設計、開発、テストに至るまで、すべての工程で論理的な思考や構造的な整理力が求められます。しかし、文系の学生はそうした力を見える形で示しにくいのが難点です。

たとえば、数学や論理演習の成績、プログラミングコンテスト、設計課題などの具体的な成果がないと、企業側もポテンシャルの判断が難しくなります。

そのため文系出身者はゼミやインターン、学内プロジェクトなどを通じて、論理的に物事を組み立てた経験を丁寧に整理し、説得力のあるエピソードとして伝える工夫が求められます。

技術への興味や適性の高さが求められる

SEとして活躍するには、日々変化する技術への関心や自ら学び続ける姿勢が欠かせません。文系出身者に対して企業が懸念するのは、本当に技術に興味があるのか、学び続けられるのかといった技術への興味や適性の部分です。

履歴書や面接で興味がありますと述べるだけでは説得力に欠けるため、実際に行動に移していることが重要です。たとえば「プログラミングスクールでポートフォリオを作った」「独学で〇〇の言語を習得中」といった実績を示すことで、技術職としての本気度と適性の高さをアピールすることができます。

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2.文系でシステムエンジニアを志望する動機の書き方のポイント

文系でSE職の志望動機を書く際には、「なぜ文系からSEを目指すのか」「どのように適性を示すか」といった観点を盛り込んでおくことが大切です。ここでは、文系学生がSE志望動機を書く際に押さえておきたいポイントを紹介します。

技術職に必要な素養をどう補うか

文系出身者にとって、プログラミングやIT知識といった技術関連の知識をどう補っているかは、志望動機で重要なアピールポイントになります。

独学で学んでいる場合がほとんどかと思いますので、具体的に使っている教材や通っているスクールなどについて触れながら、継続的に学習している旨を記載するようにしましょう。具体的な勉強方法とセットで述べることで、学びへの主体性をより具体的に企業にアピールすることができます。

また、情報系の授業を履修している場合や、ゼミ・課外活動でシステムやデジタルに関わった経験があればそれも積極的に記載しましょう。重要なのは、現時点のスキルの高さよりも、足りない部分をどう補ってきたかという姿勢・行動です。

技術への興味関心の高さと行動実績で熱意を証明する

文系出身者がSEを目指す際、企業側が特に重視するのはなぜこの職種を選んだのかという熱意と、技術への興味・適性です。志望動機では単にITに興味がありますと述べるのではなく、技術・テクノロジーに興味を持った背景や具体的にとった行動を具体的に伝えましょう。

たとえば、「大学の授業で初めてコードに触れ、動いたときの感動が忘れられなかった」「趣味でWebアプリを作ってみた」などの経験があれば、その背景と感情を添えて語ることが大切です。興味を行動に移している点を示すことで、本気度と将来性を評価してもらいやすくなります。

文系ならではの強みをどう活かすか

SEの仕事は、技術力だけでなく顧客との対話力やチームでの連携、要件を整理する力も求められます。ここで活きるのが、文系ならではの言語化力や情報整理力、企画・提案力といったスキルです。

たとえば、マーケティングや経営学、社会学などで学んだ知識をもとに、ユーザー視点で物事を考えたり、複雑な内容をわかりやすく説明したりできる力は大きな武器になります。志望動機では、文系としての学びや経験をSEの業務にどう結びつけられるかを具体的に示すと、説得力が増します。

キャリアビジョンを具体的に記載して長期的な成長をアピールする

文系出身者にとって、入社後どう成長していきたいかというキャリアビジョンを明確に語ることも非常に重要です。

たとえば「まずは技術スキルの習得に注力し、将来的には顧客との要件定義やプロジェクトマネジメントにも関わりたい」といったキャリアの展望を盛り込むことで、企業側に長期的な成長意欲を伝えることができます。文系出身だからこそ、今後のキャリアビジョンや期待性を企業にアピールすることで幅広い領域に挑戦したいという意欲を表現すると、文系ならではの価値が際立ちます。

とはいえ、一人で志望動機を作成していると「本当にこれで大丈夫か不安」「ポイントを意識して書いたつもりだけど、ESで落ちてしまう」など悩むこともあるでしょう。そのような時は、就活エージェントに相談してみるのもおすすめです。

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3.文系でシステムエンジニアの志望動機を書く際の効果的な書き方

続いて、文系の方がシステムエンジニアを志望する際の志望動機の書き方を解説します。ここで紹介する観点を意識して、企業に伝わる志望動機を書くことができます。

独学・資格・インターン経験の効果的な伝え方

文系出身でSEを目指す場合、技術に対する関心と行動力を伝えることが重要です。

独学や資格学習に取り組んだ姿勢を伝えられると、知識の壁を自ら越えようとする意欲としてアピールすることができます。
例えば、資格取得やプログラミングの独学経験などを具体的な成果とともに語ることで、説得力の増す志望動機を書くことができます。また、インターンの経験について書くことも効果的です。

これら独学で学んだ経験を通じて、どういった点でプログラミングやSEの役割を良いと感じたのかを書くようにしましょう。単なる経験紹介ではなく、何を感じ、どう成長し、それを今後にどう活かすかを伝える構成が効果的です。

理系と差別化を図るための書き方例

文系の方が志望動機を書く際は、理系出身者と同じ土俵で勝負するのではなく、文系ならではの視点や強みを活かして差別化を図るのがポイントです。
たとえば
 

  • ・経済学で学んだ論理的分析力を要件定義に活かしたい

  • ・文章表現力を活かして顧客との橋渡し役になりたい


といった内容は、理系にない価値を示す有力な武器です。また、課題発見や企画・提案といったビジネス思考も文系ならではのスキルです。技術力に加えて、ユーザー視点で考えられるSEを目指すという姿勢を示すことで、独自の存在価値を印象づけることができます。

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4.理系システムエンジニアとの志望動機の違い

続いて、理系出身の方がシステムエンジニアの志望動機を書く際と、文系の方が志望動機を書く際の違いについて解説していきます。

理系の志望動機に多いアプローチ

理系出身者の志望動機では、大学で学んだプログラミング経験や研究で扱ったアルゴリズム・データ解析など、技術力や専門性を中心に据える書き方が一般的です。

設計や開発の中で工夫した点、チーム開発で学んだことなど、システムエンジニア職の実務でも活かせそうな技術力の高さや応用力をアピールできるのが強みです。

企業側も理系学生には技術的な土台があると想定しており、より即戦力寄りの期待を抱くことが多いです。

文系が同じ書き方をしてはいけない理由

文系出身者が理系のように専門知識や研究での技術活用だけを中心に志望動機を書いてしまうと、どうしても経験や学びの量では理系と比べて不利になりがちです。

そのため、文系ならではの行動で示した学習意欲や論理的思考・企画力・対人調整力などをアピール軸にすることが重要です。IT未経験であることを不安材料として隠すのではなく、未経験だからこそ積極的に学んだという姿勢を示し、強みに変換することが差別化と説得力の鍵となります。

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5.文系がシステムエンジニアの新卒内定を取る志望動機の例文

ここからは文系からシステムエンジニアの求人に応募する際の志望動機について、具体的な例文をご紹介します。PREP法を用いた具体例を掲載しているので、志望動機の基本構成や流れの参考として活用してみてください。

コミュニケーション能力を伝える志望動機例文

私は接客業のアルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かして、貴社のシステムエンジニアとして活躍したいと考えています。

高校生の頃のプログラミング授業でシステム開発に興味を持ち、業界研究を通じて自分の強みを活かせるシステムエンジニアという仕事を見つけたことが、応募のきっかけになりました。

大学2年生の時のパソコンメーカーのコールセンターでのアルバイトでは、問い合わせたお客様の立場になって画面や機器を操作しながらトラブル解決に導いたことがありました。当時の対応は社員の方からも高く評価され、コミュニケーション能力を活かした仕事に自信を持つようになりました。

貴社に入社した際にも、主な取引先である金融機関のクライアント企業の立場になって、専門用語や業界知識を身につけながらシステムエンジニアとして活躍したいと思っています。

IT業界への興味・関心を伝える志望動機例文

私はIT業界のシステムエンジニアの働き方に興味があり、教育機関向けのシステム開発を手掛ける貴社で活躍したいと考えて応募しました。

というのも、中学2年生の弟がタブレット学習に取り組む様子を見て、より使いやすく学習効率が上がるアプリが求められているのではないかと考えたからです。弟自身も勉強方法に困っている姿を目にしていたため、自分が大学の授業で使っている学習アプリを紹介したところ、理解が進みやすく勉強の楽しさを実感していました。

こうした経験から、ICT教育が進む中で教育機関向けのシステム開発は高い需要があると考え、貴社のシステムエンジニアとして働きたいと考えています。

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将来のキャリアビジョンを伝える志望動機例文

私は将来AI開発に長けたエンジニアになりたいと考え、貴社のシステムエンジニアの求人に応募しました。

これまで大学の授業や課題で生成AIを活用してきた経験から、この先の社会ではAIが一つのインフラになると考え、そんなインフラを支える仕事で活躍したいと考えたからです。学生時代のインターンではAI開発に携わるIT企業で実務を経験し、データサイエンスについての実践的なスキルを身につけてきました。

もし内定をいただけた際には、これまでの経験を活かして貴社の売上アップに貢献しながら、自分の理想のキャリアパスの実現に向けてスキルアップに取り組みたいと思っています。

独学でプログラミングを学んだ場合の例文

私がSEを志望するようになったきっかけは、大学1年生の頃に趣味で始めたプログラミングです。最初は自分でアプリを作れたら楽しそうという軽い興味からでしたが、オンライン教材や書籍を活用して独学を進めるうちに、プログラムが正しく動作したときの達成感に魅了されました。

学業と並行して学習を続け、現在はPythonやHTML/CSSを用いたWebアプリの作成や、簡単なデータ分析もできるようになりました。特に、タスク管理アプリを自作した際には、試行錯誤を重ねて実用的な機能を実装できたことで、自分の成長を実感しました。

このように、自ら課題を設定し粘り強く学び続けて実際の開発に繋げていく姿勢を活かして、貴社のシステム開発に貢献したいと考えています。未経験の領域にも積極的に挑戦し、早期に戦力となれるよう努力を重ねてまいります。

インターン経験をアピールする例文

私がシステムエンジニアを志望するのは、IT業界のインターンを通じて、技術の力で業務改善や課題解決ができることに魅力を感じたからです。大学3年生の夏に、物流系企業の社内SE部門で3週間のインターンに参加したことがきっかけでした。

インターンでは、在庫管理システムの仕様書作成やテスト業務に携わり、実務の流れや顧客目線の大切さを学びました。初めて触れる業務も多くありましたが、質問や調査を繰り返しながら、最後にはチームの一員として役割を果たして一つの機能をリリースできたことが大きな自信につながりました。

この経験を通して、技術力だけでなく、現場理解や丁寧なコミュニケーションの大切さを学ぶことができました。貴社に入社後も、こうした姿勢を大切にしながら、顧客に信頼されるSEを目指してまいります。

文系の論理力・企画力を活かす例文

私がシステムエンジニアを志望するのは、文系で培った論理的思考や企画力が、ITの現場でも活かせると感じたからです。ゼミでは地域活性化をテーマにしたマーケティング施策の提案活動を行い、仮説検証やデータに基づいた提案を重視して取り組んできました。

特に、ターゲット層ごとのニーズを分類してそれぞれに応じた訴求手法を検討する際には、課題の構造を整理し論理的に考える力が求められました。この経験を通して、現象の背後にある要因を分析し、具体的な改善策に落とし込むスキルが身についたと感じています。

システム開発も、技術だけでなくユーザー視点の論理設計が求められる仕事だと理解しています。文系ならではの分析力や提案力を活かし、貴社のSEとして顧客課題の本質に向き合う開発を実現していきたいと考えています。

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6.文系がシステムエンジニアの志望動機を作るための事前準備

続いて、文系出身の方がシステムエンジニアの志望動機を書くために、事前に準備しておきたいポイントを5つご紹介します。
 

  • ・業界研究・企業研究に取り組む

  • ・IT業界・システムエンジニアを志望する理由を明確にする

  • ・応募企業の「求める人物像」を押さえておく

  • ・システムエンジニアの仕事に関連するエピソードを洗い出す

  • ・入社後のキャリアビジョンを描いておく


これらの事前準備に取り組むことで、応募企業に合わせた志望動機を作成しやすくなるので、ぜひ実践してみてください。

おすすめ記事:新卒からSEの志望動機を考えるときのポイント|NG例文も紹介

業界研究・企業研究に取り組む

文系からシステムエンジニアに就職するために、徹底した業界研究・企業研究に取り組むことが効果的な志望動機作成の土台となります。IT業界の種類や事業内容、応募企業の理念や風土を入念にリサーチすることで、自分の強みや価値観と結びつけた志望動機を書きやすくなるからです。

たとえばAI開発の分野で活躍するシステムエンジニアを目指したい場合には、AI業界やAI開発企業について研究しておけば、競合他社との違いや自分のキャリアパスとの相性を根拠にした、説得力ある志望動機を作成できるでしょう。入念な業界研究・企業研究は、入社後に「思っていたのと違った」とミスマッチを起こして後悔しにくくなるメリットもあるので、志望動機を書き始める前に取り組んでおきましょう。

IT業界・システムエンジニアを志望する理由を明確にする

業界研究・企業研究を踏まえて、なぜ文系からIT業界・システムエンジニアを志望するのかという理由を明確にしておくことも大切です。なぜ大学の専攻とは異なる分野に就職したいのかという点は、企業が最も気になる部分であり、選考の評価に大きく影響するポイントになります。IT業界の将来性や年収といった外部要因だけではなく、自分の価値観や理想のキャリアと結びついた内的要因をアピールするのが望ましいです。

そのためにも、なぜIT業界なのか、なぜシステムエンジニアを選ぶのかをしっかりと言語化しておきましょう。うまく理由がまとまらない場合には、他業界との違い、他職種と比べたメリット・デメリットなどを改めて研究してみるのがおすすめです。

応募企業の「求める人物像」を押さえておく

文系からシステムエンジニアを目指す際に、志望動機の大きなヒントとなるのが、応募企業の「求める人物像」です。就活サイトや企業の採用ホームページなどで記載されている求める人物像は、企業側にとっては合否の判断基準であり、自社との相性が良い社員の特徴を集めたものでもあります。求める人物像の項目とマッチする方ほど、内定獲得のチャンスが得られるのです。

そのため第一志望の企業の採用情報は必ずチェックしておき、求める人物像を把握した上で志望動機を書き始めることをおすすめします。ただし、自分を曲げてまで企業の理想像に合わせる必要はないので、あくまでも自分の強みと結びつけながら志望動機としてまとめると良いでしょう。

システムエンジニアの仕事に関連するエピソードを洗い出す

文系からシステムエンジニアに応募するための志望動機では、入社後の仕事内容に関連した過去のエピソードがあると有利です。たとえば、部長として部活動のチームをまとめた経験や、サークルの代表として大学の窓口と交渉した経験など、システムエンジニアの仕事に近い体験談があると、面接官に好印象を与えることができます。

こうした過去のエピソードを見つけるためには、システムエンジニアの仕事内容について深く理解しておく必要があるので、職種研究・職業研究にも直結するメリットもあります。オリジナルのエピソードを盛り込んだ独自性ある志望動機は、ライバルとの差別化にもつながるので、ぜひ実践してみてください。

入社後のキャリアビジョンを描いておく

システムエンジニアの志望動機を書くために、入社後のキャリアビジョンを描いておくのもおすすめです。システムエンジニアとして入社後、どのようなキャリアを歩みながら理想の働き方を実現するのか、どのように企業へ貢献できるのかを言語化しておくことにより、長期的な展望を持った人物であると面接官に印象付けることができるからです。

将来の理想の働き方を明確にしておくことは、自分自身にとってもキャリア形成にプラスに働きます。就活で第一志望の企業に入ることはゴールではなく、理想のキャリアを歩むための第一歩ですので、長期的な視点を持って就活に臨みましょう。

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7.文系がシステムエンジニアの志望動機で避けたいNG表現

最後に、文系からシステムエンジニアを目指す場合に、志望動機で注意したいNG表現についてもご紹介します。具体例とともに解説しますので、自分の志望動機にNG表現が含まれていないかチェックしてから選考に臨んでみてください。
 

  • ・待遇・条件面ばかりを重視する表現

  • ・受け身の姿勢で育ててもらおうとする表現


上記2つのポイントを詳しくご紹介します。

待遇・条件面ばかりを重視する表現

「初任給が高いから」「残業が少ないから」など、待遇・条件面ばかりを重視する表現を志望動機に入れてしまうと、意欲の低い人物という印象を与えてしまうため注意が必要です。企業側も自社を選んでもらうために初任給を高く設定したり、残業が少ないことを強調したりと、福利厚生が充実していることを発信することは多いです。

そうした待遇・条件面をそのまま志望動機にも書いてしまうと、待遇が良い会社ならどこでも良いのではないかという不安につながってしまうのです。たとえ待遇・条件面に魅力を感じていたとしても、企業理念や事業内容への共感、自分自身の価値観との相性などを積極的にアピールすると良いでしょう。

受け身の姿勢で育ててもらおうとする表現

「研修制度が整っているから」「教育体制が充実していると聞いたから」など、企業の教育・研修制度について志望動機に盛り込むのも注意が必要です。文系出身でIT業界やシステムエンジニアの仕事が未経験だからといって、受け身の姿勢で企業に育ててもらおうとする意識が伝わってしまう志望動機は、面接官からの悪印象につながることがあります。

新卒でシステムエンジニアの求人に応募する場合、求人を出している企業の多くは未経験からの採用を想定しているため、充実した研修制度を用意していることが多いのは事実です。しかし独学でプログラミング学習や資格対策に取り組むなど、自主的にスキルアップに取り組もうとする姿勢をアピールする方が好印象につながりやすいです。

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8.まとめ

システムエンジニアは、システム開発プロジェクトにおける上流工程を担当し、要件定義やシステム設計などを手掛ける職種です。新卒入社を目指す志望動機では、徹底した業界研究・企業研究に取り組むことや、応募企業の「求める人物像」を確認しておくことが有効です。システムエンジニアの仕事内容に関連する過去のエピソードを盛り込むことで、独自性があり説得力ある志望動機を作ることもできます。

また、システムエンジニアになるための志望動機は、「PREP法」を使った構成で書くのがおすすめです。ビジネスシーンでは欠かせない結論ファーストの書き方を実践することにより、面接官にとっても読みやすい応募書類を作成できるでしょう。本記事で解説してきた例文やNG表現も参考にしながら、文系からシステムエンジニアの内定を取る志望動機を作成してみてください。

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