Webエンジニアが増えすぎて需要低下?将来性・今から目指して良いかを解説

Webエンジニアが増えすぎて需要低下?将来性・今から目指して良いかを解説
Webエンジニアは未経験・新卒からでも目指しやすいエンジニア系職種で、WebサイトやWebサービスの見た目を構築する華やかさを持つことから、業界でも特に人気の職種の一つです。Webエンジニアを志望する人の数が増え、プログラミングスクールでWeb開発のスキルを身につけられる場が増えたことや、未経験のWebエンジニアを採用する企業が増加していることなどを背景に、「Webエンジニアは増えすぎ」と言われることも多くなっています。 そうした状況の中で、今からWebエンジニアを目指しても良いのかどうか、今後の将来性はあるのかどうかが気になっている方も多いでしょう。AIに一部の業務が代替されつつある中で、Webエンジニアの将来性に不安を抱える方は少なくありません。 そこで本記事では、Webエンジニアが増えすぎていると言われる理由や、Webエンジニアの将来性、今から目指しても良いのかという疑問について解説します。Webエンジニアが増えすぎたとしても市場価値を高め、業界で活躍し続けるための方法についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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1.Webエンジニアが増えすぎていると言われる理由

近年になってWebエンジニアが増えすぎていると言われることが多くなった理由には、以下の3つの背景が考えられます。
 

  • ・Webエンジニアになるためのハードルが下がっているから

    ・未経験のWebエンジニアを募集する企業が増えているから

    ・IT系の中でもWebエンジニアの人気が高いから


まずはこれらの理由について、それぞれ詳しく解説していきましょう。

Webエンジニアになるためのハードルが下がっているから

Webエンジニアが増えすぎと言われ始めた理由として、Webエンジニアになるまでのハードルが下がっていることが挙げられます。プログラミングスクールや書籍・動画サイトなどを通じて、エンジニア初心者の方でも簡単にプログラミングについてのスキルを習得しやすい環境が整いつつあります。

そうした背景からWebエンジニアの供給が増え、需要に対してWebエンジニア人材が増えすぎているのではないかと考えられているのです。IT業界は慢性的な人手不足で高収入が期待できるというイメージを持っている方は多いですが、Webエンジニアが増えすぎてしまえば、人手不足が解消されて収入が下がってしまうのではないかと不安に考える方も少なくありません。

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未経験のWebエンジニアを募集する企業が増えているから

Webエンジニアが増えすぎと思われている企業側の理由として、未経験のWebエンジニアを採用する事例が増えていることも挙げられます。Webエンジニアの中でもフロントエンドに携わるエンジニアは、未経験やIT初心者の方でも始めやすく、企業側も未経験の若手人材を採用して長期的なスパンで育成しようと考えるところが増えてきています。

その結果、Webエンジニアの専門性が失われて、誰でも気軽に目指せる職種というイメージにもつながっているのです。実際には、専門性が高く市場価値の高いWebエンジニアはまだまだ存在しているのですが、未経験歓迎の求人が増えていることから、Webエンジニアは増えすぎという印象を持つ方が多いのです。

関連記事:新卒エンジニアに未経験でなるには?エンジニア就職に向いている人はこんな人

IT系の中でもWebエンジニアの人気が高いから

IT系エンジニアの職種の中でも、Webエンジニアは仕事の成果がわかりやすく、入社のハードルも低いことから、他職種と比べて人気が集中しているという事情があります。インフラエンジニアや組み込みエンジニアなどに比べて、Webエンジニアを目指すエンジニア志望の方が多く、増えすぎていると思われる一因となっているのです。

Webエンジニアの中でも特にフロントエンド開発に携わるエンジニアは、使用する言語の難易度が低く、個人でも簡単にWebページを構築できる楽しさがあるため、独学で開発実績を作る方も珍しくありません。人気が高い職業=年収水準が低下するというイメージから、Webエンジニアが増えすぎて将来性がなくなってきたと考える方も多いようです。

関連記事:Webエンジニアとはどんな仕事?新卒の年収や必要スキル、向いている人を解説

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2.Webエンジニアの将来性

ここまで「Webエンジニアは増えすぎ」と言われる理由についてご紹介してきましたが、実際にはWebエンジニアが増えすぎて将来性が低下しているということはなく、むしろ将来性が明るくニーズも拡大している職種なのが現実です。ここからはWebエンジニアの将来性や需要についてご紹介していきます。

Webエンジニアはまだまだ人手不足

増えすぎというイメージがあるWebエンジニアですが、実際にはまだまだ人手不足な状況が続いており、需要が減っているわけではありません。Web開発市場を含めたIT業界の市場規模は年々拡大傾向にあり、多くの企業では受注するWeb開発の案件数に対し、案件を捌ける人材が不足している実情があります。

IT企業が未経験のWebエンジニアを募集しているのもこうした状況の表れで、今後もWeb開発の需要は高まり続けると判断しているからこそ、即戦力人材ではなく、ポテンシャル採用で若手を採用して長期的に人材育成しようとする姿勢があるのです。もしWebエンジニアの人手が足りているのであれば、企業側はより優秀な人材を求めて即戦力採用の求人ばかりを掲載するはずだからです。

そのためWebエンジニアの将来性は、依然として明るいと判断できます。

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IT業界全体の市場規模は拡大傾向

IDC Japan 株式会社が2024年4月に発表したデータによれば、2023年年の国内ITサービス市場は前年比で6.0%の増加を記録し、2010年以降の伸び率を達成したことが報告されています。同社では2023年~2028年までに4.8%の成長率で市場規模が拡大し続けるとの予測を立てており、2023年の6兆4,608億円規模から、2028年には8兆1,495億円規模の市場へと成長する見込みとしています。

参照:国内ITサービス市場予測を発表 ~2023年は前年比6.0%増と2010年以降初の5%超え成長に~
「出典: IDC」

こうしたIT業界全体の成長とともに、Webエンジニアの需要も高まり続けることが予想されます。もちろんWebエンジニア以外のインフラエンジニアやアプリケーションエンジニアなどの需要も上昇し続けると考えられ、IT系エンジニア全般で高い将来性が見込まれているのです。

Webエンジニアは将来のキャリアパスも豊富

WebエンジニアはIT系エンジニアの中でも、豊富なキャリアパスを選択できる職種です。フロントエンドエンジニアからバックエンドエンジニア、その後はフルスタックエンジニアを目指したり、プロジェクトマネージャーを目指したりと、理想のキャリアビジョンに応じてキャリアを選択することが可能です。ITコンサルタントとして、より企業経営に近い領域を目指すこともできるポテンシャルがあります。

そのためWebエンジニアが定年退職するまでWebエンジニアとしての仕事を続けているケースは少なく、上位職種へステップアップしたり、ジョブチェンジを果たしたりする方が多数派です。つまりWebエンジニアは入れ替わりが激しい職種とも言えるので、Webエンジニア人材が飽和することは考えにくく、今後も将来性が低下することはないと判断できます。

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3.今から未経験・新卒でWebエンジニアを目指しても良いのか?

上記で解説してきた「Webエンジニアは増えすぎ」という意見と、Webエンジニアの将来性を踏まえ、今から未経験・新卒でWebエンジニアを目指しても良いのかどうか、注意点を踏まえてご紹介します。

今からでもWebエンジニアとして活躍は可能

結論として、今からWebエンジニアを目指すのも十分有効です。Webエンジニアの将来性はまだまだ明るく、未経験からでもポテンシャル採用で若手人材を採用しようとする企業が多い中で、今からWebエンジニアとしてのキャリアを歩み始めるのは最適なタイミングと言えるでしょう。

万が一、今後Webエンジニアの人手不足が解消されていった場合には、大手企業が未経験のWebエンジニアを募集することも減少していくと考えられます。そうなる前に、早めにWebエンジニアとしてのキャリアを踏み出すことをおすすめします。

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企業からは即戦力人材が求められる傾向に

ただし、Webエンジニアの将来性が高く多くのライバルが応募しているのは事実なので、即戦力として活躍できることをアピールするために、なるべくプログラミングスキルやIT知識を身につけた上で就活に臨むことをおすすめします。現役で活躍するエンジニアほどのスキルは求められませんが、HTML/CSSを扱うスキルや実績、サーバーサイドの知識などを身につけておくと、企業からの評価が高まります。

また、就活に臨む前にプログラミングスキルやIT知識を学んでおくと、それだけ志望意欲が高く、Webエンジニアとしての資質がある学生とみなされるチャンスにもなります。Webエンジニアで必要とされるスキルやIT知識は比較的難易度が低く、初心者からでも学習しやすいので、ぜひ習得に向けてチャレンジしてみましょう。

プログラミングスクール出身のライバルが増えることに注意

Webエンジニアの内定を目指して就活に取り組む時には、すでにプログラミングスクールに通って高いスキルを身につけたライバルが存在することにも注意しましょう。Webエンジニアを目指そうと考えた時期が遅く、プログラミングスクールなどに今から通う時間がない場合には、スキル・技術力とは別の強みをアピールする作戦を立てなければなりません。

たとえば、Webエンジニアとして働くためには専門的なスキル・技術力だけではなく、チームと連携して円滑に開発を進めるためのコミュニケーション力や、プロジェクトをスムーズに進めるためのマネジメント力が必要になります。こうした「コミュニケーションスキル」は、Webエンジニアを目指す上での大きなアピールポイントになるため、エントリーシートや面接でもコミュニケーションスキルの高さをアピールするのがおすすめです。

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4.Webエンジニアが増えすぎたとしても市場価値を高める方法

続いて、Webエンジニアが将来的に増えすぎたとしても、市場価値の高い人材として高評価を得るためのポイントについて、次の5つの観点からご紹介します。
 

  • ・案件数が多いプログラミング言語を習得する

    ・コミュニケーションスキルを磨き続ける

    ・業界の最新トレンドにアンテナを張っておく

    ・上流工程・バックエンドの経験を積める企業を目指す

    ・AIに代替されるのではなくAIを活用する側に回る


一つひとつ順番に解説するので、将来のキャリアビジョンを考える参考にしてみてください。

案件数が多いプログラミング言語を習得する

Webエンジニアとして今後も長く活躍し続けるためには、案件数が多く需要の高いプログラミング言語を習得しておくのがおすすめです。Web開発領域においては、基礎的なHTML/CSSを除けば、次のような言語が近年人気を集めています。
 


これらの言語を扱えるWebエンジニアは、どの企業からも評価されやすく、将来の転職活動でも有利に働きます。どの言語から学ぶか迷ってしまう場合には、第一志望の企業で働くWebエンジニアが使用している言語を優先的に選ぶと良いでしょう。最初からすべての言語をマスターする必要はありませんので、入社後の業務で必ず使用する言語から学習し始めましょう。

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コミュニケーションスキルを磨き続ける

Webエンジニアとして業界で生き残るためには、プログラミングスキルなどの技術力だけではなく、コミュニケーションスキルを磨き続けることも重要です。Webエンジニアに必要とされるコミュニケーションスキルは、ただおしゃべりが上手なだけではなく、クライアント企業が求めるニーズを汲み取って言語化したり、開発チームのメンバーと連携してプロジェクトを進めたりすることが求められます。

また、部下・後輩を育成・指導するメンターとしてのスキルや、開発チームの先頭に立って立ち回るリーダーシップ、チーム全体を管理するマネジメントスキルなども、Webエンジニアに必要とされるコミュニケーションスキルに含まれます。これらのスキルは一朝一夕に身につくものではないため、常に磨き続けることを意識しながらWebエンジニアとして働くことが大切です。

業界の最新トレンドにアンテナを張っておく

市場価値の高いWebエンジニアとなるために、業界の最新トレンドには常にアンテナを張っておきましょう。Webエンジニアとしての業務に役立つ技術や言語が新たに登場した際には、いち早くその情報をキャッチして業務にも活かしてみるなど、最新のトレンドにキャッチアップする姿勢はWebエンジニアとしてのキャリアに直結します。

IT業界のトレンドに興味がない方よりも、好奇心を持って毎日ITニュースをチェックできる方のほうが、Webエンジニアとして活躍できるチャンスは広がるでしょう。時にはプライベートの時間を使い、IT業界の最新トレンドを追いかけることを意識することをおすすめします。

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上流工程・バックエンドの経験を積める企業を目指す

Webエンジニアが増えすぎたとしても活躍できる人材となるために、上流工程・バックエンドの経験を積める企業に就職することも効果的です。Webエンジニアの中でも、WebサイトやWebページの見た目をデザインするフロントエンドエンジニアは未経験から始めるハードルが低く、若い人材に代替されやすい職種と言えます。一方でWebサイトやWebページの土台・裏側を構築するバックエンドエンジニアは、より専門性の高いスキルを必要とするため、将来性や収入水準が高い傾向にあります。

そのためWebエンジニアとして長く活躍するためには、なるべく早めにフロントエンドからバックエンドへとジョブチェンジして、専門性の高いキャリアを積める企業を選ぶのが大切です。同様に、Web開発の上流工程に携われる元請け企業や、自社開発企業に入社することもWebエンジニアのキャリアにプラスに働きます。

AIに代替されるのではなくAIを活用する側に回る

Webエンジニアの一部の業務は、すでにAIに代替され始めており、プログラミング・コーディングなしでWebサイトを構築できる技術も確立しつつあります。しかし、今後はWebエンジニアのすべての業務がAIに代替されることは考えにくく、むしろAIを活用して業務を効率化しつつ、より専門性の高い領域でパフォーマンスを発揮できるWebエンジニアが高い評価を得るようになると考えられます。

そのためWebエンジニアとして働く際には、ChatGPTをはじめとするAIの力を積極的に活用し、コーディングの一部はAIに任せつつ、自分自身は上流工程の業務に多くの時間を割くなど、AIを活用しながらより高いパフォーマンスを発揮する人材を目指すと良いでしょう。AIに代替されるのではなくAIを活用する側に回ることで、今後どれだけ高性能なAIが普及したとしても市場価値の高いWebエンジニアになることが可能です。

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5.まとめ

「Webエンジニアは増えすぎている」と言われる背景として、プログラミングスクールなどの教材の普及によってWebエンジニアになるまでのハードルが下がっていることや、未経験のWebエンジニアを採用する企業が増えていること、IT系エンジニアの中でも華やかなイメージのあるWebエンジニアの人気が高いことなどが挙げられます。

しかし、実際にはWebエンジニアが増えすぎて需要が低下しているわけではなく、まだまだ人手不足が続いている上、国内ITサービス市場は拡大の一途を続けているため、今後も将来性が明るい職種です。今から未経験・新卒でWebエンジニアを目指すのも非常におすすめなので、本記事で解説してきたWebエンジニアとしての市場価値を高める方法も実践しながら、今後も長く生き残れるWebエンジニアを目指してみましょう。

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