新卒採用でUIデザイナーに就職!未経験で採用されるためにやるべきことを紹介

新卒採用でUIデザイナーに就職!未経験で採用されるためにやるべきことを紹介
UIデザイナーとは、ユーザーがサービスを使うときに使いやすいようにデザインする仕事のことを指します。UIデザイナーは経験が求められるため、従来は中途採用の求人が多かったですが、近年は新卒採用の枠も増えています。 この記事ではUIデザイナーの仕事内容や働き方、UIデザイナーに向いている人、さらには新卒採用でUIデザイナーに就職するためのポイントなどを解説しています。ぜひ最後まで御覧ください。

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1.UIデザイナーとは

UIデザイナーとは、パソコン・スマートフォンなどのハードウェアと、Webサイト・アプリケーションなどのソフトウェアのUIをデザインする職種です。

そもそも「UI」とは、「ユーザーインターフェース(User Interface)」の略称で、日本語に直訳すると「サービス利用者との接点」という意味になります。
Webサイトであればそのレイアウトや文字のフォント・サイズ・配色、ボタン・テキストボックスの配置などのことを指します。ユーザー目線でサービスをより使いやすくするためのデザインを考える人、というイメージがわかりやすいでしょう。

UIデザインは商品・サービスにおいてユーザーが直接閲覧・操作する部分のため、売上やブランティングにも直結しやすい要素です。近年、WebサイトやWebアプリケーションの数が増えているなかで、ユーザーにとって使いやすいかどうかはダウンロード数やリピーターの数を増やすための重要な指標の一つです。そのため、さまざまな企業で求められるようになってきている職種だと言えるでしょう。

UIデザイナーとUXデザイナーの違い

UIデザイナーに似た職業として、UXデザイナーがあります。しかし、両者の業務内容は異なります。

UIデザイナーの業務は、ユーザーが探している情報に素早く辿り着けるように見やすく、かつ使いやすいUIを構築すること。つまり、ユーザーにとって使い勝手の良いサイトを目指すことがUIデザイナーの役割です。

一方、UXデザイナーの業務は、ユーザーが製品やサービスを使った際に得られる体験をデザインすることです。製品やサービスを企画する際には複数人で企画することが多く、チームで1つの製品やサービスをデザインします。UXデザイナーはUIも含めた経験、体験をデザインするのも特徴です。

このように正しくはUIデザイナーとUXデザイナーの業務は異なりますが、企業によっては1人でUI/UXデザイナーを兼任することも多いようです。

UIデザイナーとWebデザイナーの違い

WebデザイナーもUIデザイナーと似た職業の一つです。UIデザイナーとWebデザイナーは、デザインする際にどの目線で作るかという点に違いがあります。

Webデザイナーの業務は、Webサイト全体をデザインすることです。クライアントの要望を踏まえながら、Webサイト自体が見やすいデザインになるよう構築します。

UIデザイナーはユーザーにとって使いやすいデザインをユーザー目線で構築する一方で、Webデザイナーはクライアントの要望に沿ったデザインをクライアント目線で構築するという点で、両者の業務内容には違いがあるといえるでしょう。

関連記事:Webデザイナーへの就職は厳しい?仕事内容や7つの必要なスキルを解説

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2.UIデザイナーの仕事内容

ここまでのUIデザイナーの仕事内容を見ると、基本的には商品やサービスの「UIデザイン設計」がメインだと思う方も多いと思います。しかし、実際にはそれに付随する様々な仕事を担当しています。ここでは、UIデザイナーの仕事内容について、仕事を請け負ってから完成するまでの流れに沿ってご紹介します。

ヒアリング

UIデザインの依頼を受けたあと、まずはじめに顧客にヒアリングを行います。製品やサービスの強み、ターゲット層、現時点での課題や、競合他社との関係性、差別化ポイントなど、対象について細かく聞き出していきます。

ヒアリングした内容をもとにUI設計を行っていくため、顧客が抱えている課題や理想像をしっかりと聞き出すような丁寧なヒアリングが重要です。この段階で誤った課題設定をしてしまうと、プロジェクトの方向性やデザインの策定にも大きく影響するため、ヒアリングスキルもUIデザイナーにとって必要な能力のひとつと言えるでしょう。

UI設計

ヒアリングを終えたら、ヒアリングの内容をもとにUIの設計に入ります。WebサービスのUI設計の場合、サイトタイトルの位置・大きさ・色やメニューの位置、テキストの色など、ユーザーが目にしたり操作する箇所をデザインしていきます。

スマホサイトやアプリなどの場合、テキストの位置やサイズ、色などにはある程度の慣習的なルールが存在するため、基本的にはそれを踏まえつつ、いかにユーザビリティを高められるかを意識して設計を進めます。

ユーザビリティテスト

簡易なモックアップ(色やレイアウトなどのビジュアルデザインを表現したサンプル)を作成し、実際にサイトがユーザーにとって使いやすいかをテストする「ユーザビリティテスト」を行います。

ユーザビリティテストを行うのは、別部門の社員の場合もあれば、実際にそのサービスを使うユーザーを呼んで行うこともあります。

コーディング

ユーザビリティテストで問題がなければ、作成したデザインがサイト内で実際に動くようコーディングを行います。コーディングまでUIデザイナーが行うこともあれば、「コーダー」と呼ばれる職種のメンバーが行うこともあります。

テスト

コーディングしたWebサイトが要件通りの動きになっているか、テストをして確認します。このとき、実際にユーザーが使うと想定されるさまざまなブラウザやスマホで検証し、バグの修正を行います。

テストのときにはユーザーが取りうるあらゆる操作パターンを洗い出し、すべてのケースでおかしな挙動がないかを確認する必要があります。

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3.UIデザイナーの働き方

UIデザイナーの働き方としては、自社でサービスを開発・提供している企業に就職するインハウスデザイナーか、または広告会社・制作会社の大きく2種類があります。ここでは、それぞれの働き方をご紹介します。

インハウスデザイナーとして働く

自社でサービスやプロダクトを提供している事業会社のなかには、社内にWeb制作の部署を持っている会社があります。このような事業会社に所属し、その会社のWebサイトの制作やサービスのデザインなどを行うデザイナーのことを「インハウスデザイナー」と呼びます。インハウスデザイナーは、UIデザインから運用まで携わり、プロジェクトに長期的に関わることが多いのが特徴です。

実際にWebサイトやサービスを利用したユーザーからフィードバックを受けることができるため、今後のユーザビリティ向上に役立てられるでしょう。

広告会社・制作会社で働く

広告会社や制作会社に就職した場合、基本的には顧客から依頼された仕事を請け負うクライアントワークを担当します。プロジェクトによっては、すべての工程に携わるわけではなく、発注元の会社や他の制作会社と共同でプロジェクトを進めたり、プロジェクトの一部の工程のみを担当したりするケースもあります。
経験を積み、会社からスキルを認められれば、プロジェクト全体のマネジメントを任されることもあるでしょう。

UIデザイナーは経験が必要なため、まずは未経験で広告会社・制作会社に就職して数年間しっかりと経験を積んでから、インハウスデザイナーに転職するというキャリアが多く見られます。広告会社の場合は様々な業界のデザインに挑戦する機会があるため、知識や経験の幅も広がりやすく、自身の今後のキャリアを考える際にも良い材料となるでしょう。

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4.UIデザイナーに向いている人

UIデザイナーは専門性が高い職種のため、向き不向きがあるともいえます。UIデザイナーに向いているのはどんな人なのでしょうか?

以下のような要素に当てはまる方は、UIデザイナーの適性がある傾向にあります。

コミュニケーション能力が高い

商品・サービスを開発する際、1人のUIデザイナーがすべての作業を担当することは基本的にありません。他のエンジニアやマネージャーと役割分担をしながらプロジェクトを進めます。

したがって、円滑に業務を遂行するためには、メンバーとしっかりコミュニケーションを取ることが大切です。コミュニケーションに苦手意識がない人は、UIデザイナーに向いているでしょう。

流行に敏感

UIデザインの流行り廃りのサイクルは速い傾向にあります。流行遅れのデザインを使っている商品・サービスは、ユーザーから「古い」と思われ、売上が落ちてしまう恐れも。したがって、UIデザイナーは常に最新情報をキャッチし、流行に敏感でなければなりません。

柔軟性がある

UIデザイナーの仕事は、あくまでもクライアントが望むもの、もしくはその時代のユーザーに人気のあるデザインをすることです。自身が作りたいものを制作するアーティストとは異なります。したがって、UIデザイナーにはクライアントや時代に合わせてデザインを変える柔軟性が求められます。

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5.UIデザイナーの年収とキャリアパス

新卒でUIデザイナーを目指すのであれば、やはり年収は気になるところですよね。その後のキャリアパスも含めてご紹介します。

UIデザイナーの年収

レバテックキャリアの求人を確認すると、UI・UXデザイナーの年収は約300万円~1000万円と幅があることが分かります(2024年10月時点)。経験やスキルによって変動しますが、一般的にはインハウスデザイナーの方が年収は高い傾向にあるようです。

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると日本全体の平均年収は458万円であるため、勤務先や働き方によってはUIデザイナーの年収は比較的高水準になるでしょう。

UIデザイナーのキャリアパス

UIデザイナーのキャリアパスとして、UI・UXデザイナーとしての専門性を磨いていくか、別職種への転向、キャリアアップの大きく二つに分かれます。別職種への転向ルートとしては、WebディレクターやプロジェクトマネージャーといったWebサービスの開発全般に関わる職種があります。それぞれの業務内容とキャリアパスについて見ていきましょう。

Webディレクター

Webディレクターは、Webサイトを総合的に管理および運営していく仕事です。Webサイトの制作を円滑に進めるためにエンジニアに指示を出したり、クライアントの要望に沿ったデザインに近づけたりと、幅広い対応が求められます。

業務領域が広いことから、Webディレクターの仕事内容は企業により異なる場合が多いです。企業によっては、Webディレクターになると、実際にUIをデザインする機会は減り、実作業はデザイナーに任せることが多くなります。

プロジェクトマネージャー

マネジメントに興味がある場合には、プロジェクトマネージャーを目指すのも良いでしょう。プロジェクトマネージャーの業務内容は、プロジェクトの企画から進捗管理、プロジェクト完了後のレビューまで、プロジェクト全体を管理することです。

関連記事:プロジェクトマネジメントとは?IT職種における必要性を解説

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6.UIデザイナーの新卒採用でよくある募集要件・必要なスキル

近年増えてきたUIデザイナーの新卒採用枠。企業は学生にどんな募集要件やスキルを求めているのでしょうか。

よく新卒採用の募集要件で見かけるのは以下のような要件です。
 

  • ・美術系大学、専門学校を卒業予定である

    ・ポートフォリオが提出できる

    ・HTMLやCSSを使ったコーディングの基礎知識がある

    ・Adobe Photoshop、Adobe Illustratorの基本操作ができる

    ・デザインやサービス設計に興味がある


学歴や具体的なツールの使用経験などを要件として明示している企業もあれば、新卒採用の他の職種と同じ要件で募集を行っている企業もあります。新卒採用なので経験というよりも、学生自身の興味関心や成長ポテンシャルをみて採用を決めるところも多いようです。

そのため、必ずしもツールの利用経験が必須というわけではないですが、デザイナーとして採用してもらうためには、自身のデザインに関する興味や関心、なぜデザイナーに応募するのかのエピソードは用意しておくようにしましょう。

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7.新卒採用でUIデザイナーとして就職するためにやるべきこと

ここでは、新卒採用でUIデザイナーとして就職するために、今からやっておくとよいことを3つご紹介します。

UIデザインについて学習する(スクール、オンライン学習サイト、書籍)

UIデザイナーになるためにはまず、UIデザインの学習を通してユーザーが快適に商品・サービスを使うための設計方法を学ぶ必要があります。書籍やオンライン学習サイトを活用して独学もできますが、1人で勉強することに不安がある人はスクールに通うのがおすすめ。挫折しにくい環境で、一定期間内に実践的なスキルを確実に入手できるのがメリットです。

デザインソフトの使い方を学習する

UIデザイナーは業務で、デザインソフトと呼ばれるツールを用います。これらのツールを使いこなすスキルは、UIデザイナーにとって必須です。代表的なデザインソフトは、SketchやAdobe XD、Illustrator、Photoshopなど。学習方法はUIデザイン同様、独学・スクールに通うなどから選択可能です。

ポートフォリオの作成

UIデザインやデザインソフトについて学習を進めた後は、実際にその知識を活かして作品を制作し、ポートフォリオにまとめます。ポートフォリオとは、エンジニアやデザイナーが自身の制作物をまとめた作品集です。企業の選考に応募する際にポートフォリオも合わせて提出することで、スキルや経験値を証明できます。

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8.就活時に取得しておくと有利になる資格

UIデザイナーとして新卒入社したい場合、資格を取得しておくことで知識のアピールになる可能性があります。たとえば、以下のような資格です。
 

  • ・Illustrator®クリエイター能力認定試験

    ・Photoshop®クリエイター能力試験

    ・ウェブデザイン技能検定

    ・ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格


それぞれの試験概要と取得方法をご紹介します。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

Illustrator®クリエイター能力認定試験は、世界基準のグラフィックツール「Illustrator®」の活用能力を示す資格です。試験は知識、実技、実践の3種類があり、問題を通して操作スキルと問題解決力を審査します。
試験はサーティファイが認定している試験会場で受験できるほか、在宅でのWeb試験も可能です。

Photoshop®クリエイター能力試験

Photoshop®クリエイター能力認定試験は、「Photoshop®」の活用能力を示す資格。級種は「エキスパート」と「スタンダード」の2種類があり、前者の試験内容は知識・実技・実践、後者の試験内容は実技・実践です。
試験はサーティファイが認定している試験会場で受験できるほか、在宅で受験することもできます。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、関連国際標準規格に基づいたウェブデザインのスキルを示す資格です。1級、2級、3級の3種類。1級は最低でも2年以上の実務経験がなければ受験できないため、新卒では取得できません。まずは、2級または3級の資格取得を目指しましょう。

試験は年に4回実施されています。インターネットまたは郵送にて受験申請の上、指定の試験会場で受験して取得します。

ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格

ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格は実利用者研究機構の認定資格で、幅広いユニバーサルデザインのスキルを示す資格です。1級、準1級、2級、準2級、3級の級種があり、1級と準1級は有資格者しか受験できません。

受験の申し込みは電話・メール・公式サイトから可能で、会場またはオンラインでの受験を選択できます。

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9.まとめ

UIデザイナーとは、機械、ソフトウェア、WebサイトなどのWebサービスのUI(ユーザーインターフェース)をデザインする職種です。新卒でUIデザイナーを目指す場合は、UIデザインの知識やデザインツールの使い方を習得するとともに、自分のポートフォリオを作成することをおすすめします。

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